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第84話 第三王子は涙目になる!
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レイニーのエリスとマリーに対するディスリからのリスペクト!? コイツの忠誠心とは何ぞや?と驚愕で言葉が出なくなった『シュウ』です。
マリー先生とエリス先生のサイン会を数時間掛けて終わり、新作の異常な好評ぶりに戸惑い帰宅することになった。
マリーは小説のこともあり、夏休みの終わりから自宅であるお屋敷を離れ、エリスと同じ寮生活をしている。その方がエリスとの共同執筆が進むと理由だ。BL小説の為に公爵家の権力をフルにお使いになる邪神マリー様の暴挙には、末恐ろしいものを感じる……
マリーとエリスのガチ勢ファンが帰宅する二人のあとをついて来る様子だったので僕たちは別々に帰宅した。
あとから二人に聞いた話だと、あまりにしつこくあとをついてくるので、ガチ勢ファンの死角に入ったところで瞬間移動を使って帰宅したとのことだった。あの温厚な清楚なエリスもブチギレて洗脳魔法(傀儡人形)を使おうとしたところを聖女オブ聖女のマリーが必死に止めたらしい…… ストーカーダメ、ゼッタイ!
――ガチ勢ファンもちょっと目を離した瞬間に二人が居なくなったことに驚いたことだろう。いい気味だ! そして、エリス。ガチ勢ファンでも、一応はファンなので洗脳魔法(傀儡人形)を使うのは僕も止めた方が良いと思う……
この二人の行動が後日、両先生が目の前から忽然と消えた!? 両先生はガチの異世界人じゃないかとファンの中で都市伝説になっているらしい……
僕は、とある疑問があり二人に質問をしてみた。
「なんで、トラマスクとオレンGウサギマスクだったの?」
「シュウ!?知らないのか? アルラサンド王国では、トラは正義と力、ウサギは平和の象徴になっているのよ。わかった?」
「なるほど! それで、トラとウサギだったのか!」
「そういうことよ」
――あのリアルトラマスクとリアルオレンGウサギマスクの意味が分かり、これで今夜はゆっくり眠れそうだ……
――数ヶ月後
マリー先生の新作は爆発的な大人気となり緩やかに部数を伸ばしているとのこと。ものすごい部数になるんじゃないのかと思うだろうが、あえて出版部数を抑えているのでプレミアがついているらしい。これも僕たちの計画に必要なことらしい。世間に出回らない新作にプレミアが付き、ガチ勢ファンどもの異世界人の噂。二人は何を考えているのやら……
ある日、マリーの要請で僕、エリス、バットの4人で集まった。
「時は来た、それだけだ。破壊なくして創造はなし、悪しき古きが滅せねば誕生もなし、時代を開く勇者たれ!」
突然、マリーが自信満々に破壊王レスラーの名言を言い切った!?
――邪神と破壊王には通ずるものがきっとあるのだろう…… エリスはマリーの隣で某プロレスラーのように『クスクス』と笑わないように…… マリーはちょっと恥ずかしかったのか後ろを向いて照れ隠しをしている……
エリスは半笑いになりながら僕に、
「本当に時は来たのよ」
――エリス。マリーに追撃をするのは止めて!
「「時は来た。ってどういうこと?」」
――僕とバットもマリーにトドメの追撃を加える。マリーは、ダブルの追撃に自分の発言に恥ずかしがっていた……
マリーが、
「新作に人気を考慮して、そろそろ二号生のみんなにも魔法のこと話しても良いと思うの」
エリスも
「そうね。私もこのタイミングで話すのに賛成だわ」
「ハァ? マリー、まだ早いンじゃないのか? なぜ、今なんだ?」
バットは不思議そうに質問をした。
「バット、すべての条件が揃った今しかないの。それがわからないようじゃ、あなたはポンコツ以下ね」
――僕もその条件とやらを教えてもらってないのですが、マリーの邪神トマトークミサイルがバットに被弾し、バットの心をえぐる。辺り一面はきっと火の海地獄だろう…… 御愁傷様です。
僕は、邪神トマトークミサイルに被弾しないよう慎重に慎重を重ね、恐る恐るマリーにたずねる。
「あの~、聖女オブ聖女のマリー様。その条件とは何の事でございますでしょうか? 何卒、哀れな下僕にお聞かせいただけないでしょうか?」
「シュウ。あなた、私をバカにしてるの? 〇すぞ!潰すぞ!」
マリーの早口での恫喝に僕も邪神トマトークミサイルもの餌食になってしまった!
「すみません!すみません! そのようなことはありましぇん!」
――恐怖のあまり舌を噛んでしまった。どうしよう…… 邪神改めて邪道神マリーにマジでツブされてしまう…… 聖女オブ聖女から邪道神マリーへの変身スイッチが全然わかりません……
「やはり、二号生筆頭の私をバカにしているようね。コネじゃなく、実力で筆頭を勝ち取った力をお見せしましょうか?」
――!? マジでヤバいです。邪道神マリー様お怒りをお鎮め下さい……
「マリー様。お怒りはごもっともですが、お相手がザコモブ第三王子のロッシュウ様です。わざわざマリーのお手を汚す必要は無いかと……」
いつの間にレイニーがエリスの後ろに立っていた。
「そうね。その通りだわ。私ったらつい熱くなってしまったわ」
――ザコモブ第三王子は否定はしないのですね…… モブ第三王子からザコモブ第三王子へ昇進したということですね。(涙目)
マリー先生とエリス先生のサイン会を数時間掛けて終わり、新作の異常な好評ぶりに戸惑い帰宅することになった。
マリーは小説のこともあり、夏休みの終わりから自宅であるお屋敷を離れ、エリスと同じ寮生活をしている。その方がエリスとの共同執筆が進むと理由だ。BL小説の為に公爵家の権力をフルにお使いになる邪神マリー様の暴挙には、末恐ろしいものを感じる……
マリーとエリスのガチ勢ファンが帰宅する二人のあとをついて来る様子だったので僕たちは別々に帰宅した。
あとから二人に聞いた話だと、あまりにしつこくあとをついてくるので、ガチ勢ファンの死角に入ったところで瞬間移動を使って帰宅したとのことだった。あの温厚な清楚なエリスもブチギレて洗脳魔法(傀儡人形)を使おうとしたところを聖女オブ聖女のマリーが必死に止めたらしい…… ストーカーダメ、ゼッタイ!
――ガチ勢ファンもちょっと目を離した瞬間に二人が居なくなったことに驚いたことだろう。いい気味だ! そして、エリス。ガチ勢ファンでも、一応はファンなので洗脳魔法(傀儡人形)を使うのは僕も止めた方が良いと思う……
この二人の行動が後日、両先生が目の前から忽然と消えた!? 両先生はガチの異世界人じゃないかとファンの中で都市伝説になっているらしい……
僕は、とある疑問があり二人に質問をしてみた。
「なんで、トラマスクとオレンGウサギマスクだったの?」
「シュウ!?知らないのか? アルラサンド王国では、トラは正義と力、ウサギは平和の象徴になっているのよ。わかった?」
「なるほど! それで、トラとウサギだったのか!」
「そういうことよ」
――あのリアルトラマスクとリアルオレンGウサギマスクの意味が分かり、これで今夜はゆっくり眠れそうだ……
――数ヶ月後
マリー先生の新作は爆発的な大人気となり緩やかに部数を伸ばしているとのこと。ものすごい部数になるんじゃないのかと思うだろうが、あえて出版部数を抑えているのでプレミアがついているらしい。これも僕たちの計画に必要なことらしい。世間に出回らない新作にプレミアが付き、ガチ勢ファンどもの異世界人の噂。二人は何を考えているのやら……
ある日、マリーの要請で僕、エリス、バットの4人で集まった。
「時は来た、それだけだ。破壊なくして創造はなし、悪しき古きが滅せねば誕生もなし、時代を開く勇者たれ!」
突然、マリーが自信満々に破壊王レスラーの名言を言い切った!?
――邪神と破壊王には通ずるものがきっとあるのだろう…… エリスはマリーの隣で某プロレスラーのように『クスクス』と笑わないように…… マリーはちょっと恥ずかしかったのか後ろを向いて照れ隠しをしている……
エリスは半笑いになりながら僕に、
「本当に時は来たのよ」
――エリス。マリーに追撃をするのは止めて!
「「時は来た。ってどういうこと?」」
――僕とバットもマリーにトドメの追撃を加える。マリーは、ダブルの追撃に自分の発言に恥ずかしがっていた……
マリーが、
「新作に人気を考慮して、そろそろ二号生のみんなにも魔法のこと話しても良いと思うの」
エリスも
「そうね。私もこのタイミングで話すのに賛成だわ」
「ハァ? マリー、まだ早いンじゃないのか? なぜ、今なんだ?」
バットは不思議そうに質問をした。
「バット、すべての条件が揃った今しかないの。それがわからないようじゃ、あなたはポンコツ以下ね」
――僕もその条件とやらを教えてもらってないのですが、マリーの邪神トマトークミサイルがバットに被弾し、バットの心をえぐる。辺り一面はきっと火の海地獄だろう…… 御愁傷様です。
僕は、邪神トマトークミサイルに被弾しないよう慎重に慎重を重ね、恐る恐るマリーにたずねる。
「あの~、聖女オブ聖女のマリー様。その条件とは何の事でございますでしょうか? 何卒、哀れな下僕にお聞かせいただけないでしょうか?」
「シュウ。あなた、私をバカにしてるの? 〇すぞ!潰すぞ!」
マリーの早口での恫喝に僕も邪神トマトークミサイルもの餌食になってしまった!
「すみません!すみません! そのようなことはありましぇん!」
――恐怖のあまり舌を噛んでしまった。どうしよう…… 邪神改めて邪道神マリーにマジでツブされてしまう…… 聖女オブ聖女から邪道神マリーへの変身スイッチが全然わかりません……
「やはり、二号生筆頭の私をバカにしているようね。コネじゃなく、実力で筆頭を勝ち取った力をお見せしましょうか?」
――!? マジでヤバいです。邪道神マリー様お怒りをお鎮め下さい……
「マリー様。お怒りはごもっともですが、お相手がザコモブ第三王子のロッシュウ様です。わざわざマリーのお手を汚す必要は無いかと……」
いつの間にレイニーがエリスの後ろに立っていた。
「そうね。その通りだわ。私ったらつい熱くなってしまったわ」
――ザコモブ第三王子は否定はしないのですね…… モブ第三王子からザコモブ第三王子へ昇進したということですね。(涙目)
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