『お零れ話』

影狼

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番外編

さてさて参りましょうかー『嘘』と『影』ー

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皆様方、ご来場頂きありがとう存じます。
このお話の【案内人】を務めさせていただきます、『かの劇場のモノ』ですがこの案内人はあまり皆様を【愉しませるものに】向いてはございません。

そこの所をご了承くださると【案内人】が喜ぶかと……。

ほら、口上を述べなさい。

はい、只今ご紹介に与りました『かの劇場のモノ』と共に皆様方を愉しませる、【もう一人の案内人】であり、『かの劇場のモノ』と申します。

ご紹介の通りで、私は【皆様方を愉しませる】ことが不慣れなのですが『かの劇場のモノ』のご指導の下で、皆様方を【愉しませること】を学ばせていただきますので皆様方よろしくお願い申し上げます。

「よろしくな~、『かの劇場のモノ』。」

「ええ、よろしく。」

「不慣れな男の子イイ!【愉しませる】というワードも興奮する!
仮面を被った人と、この子のショタボイス……ハァハァ……。
はっ!鼻血が!?
だがそれもイイ!ハァハァハア……。妄想が捗るわぁ……!」

「よろしくお願いしますわ、『かの劇場のモノ』さん?……あと貴女はその下賎な顔をお止めなさい……『かの劇場のモノ』さんが困ってらっしゃるじゃないの……。」

「はっ!……申し訳ないです……でもBL萌えるのですよ~?!
ハァハァ……お持ち帰りしたいほど、可愛らしい声……ハア……ハア……ハアハア……ハァハァ……ハアハア……ハァハァハア……」

「はあ、駄目ですわね……。
ごめんなさいね、この腐女子が。」

いえ、お気になさらず。
「……貴方は、【何方ですか】?」

ええ、それもお気になさらず。
私はただの【ここにおり、演じるモノ】ですので、……さて。
……それよりも『かの劇場のモノ』のご紹介は終わりにさせて頂きまして、皆様方今回のお話は気になりますか?


「ああ。」

「ええ、とても。」

「BL要素があるなら……ハァハァ……。」

「……はい。」

それでは、皆様方同劇場にお越し頂き誠にありがとう存じます。

皆様方、椅子にお座りくださいませ。

お座り頂いて恐縮ですが、早速演劇のお話の概要に参りましょうか。

代わる代わる、【案内人】もとい『かの劇場のモノ』が変わるかと思いますがそこの所をご了承くださいませ。

さて、今回の演劇は、とある世界の狂った鬼神を救った五人のうち、一人と鬼神のお話でございます。

演目名を申し上げます。

『さてさて参りましょうかー『嘘』と『影』ー』になります。

「演目名がこの劇場と釣り合っていないわね……。
どうしたものかしら、うちの【舞台の監督】さんは。」

はは、そんなことをおっしゃらないでくださいませ。
私のような下賎な賊を雇ってくださったのもあの方なのです。

「……『かの劇場のモノ』は『元賊』でしたの?」
ええ、そうですよ。

ですが『情報』を提供するのは頂けませんね……。

いえ、情報を先に開示したのは私の方でしたね……。

僅かな情報をも掴ませないというのも私たちには難しいようです。

申し訳ありませんでした……。

そう言いながら申し訳なさそうに腰を90度に曲げて敬礼した『かの劇場のモノ』は綺麗な姿勢だった。

「おいおい、そこまでにしとけよ。
『かの劇場のモノ』がそれ以上、責任を感じることは無いんだ。
ほら。もう一人の『かの劇場のモノ』も頭を下げないでくれ。」

「元賊……ハァハァ……首筋にナイフを突き立てて、そのまま舌で首筋をなぞって嬲るんですね……ドSの極み!!」

わかりました、許していただきありがとう存じます。

本当にありがとうございます。

さて、ご注意点を申し上げます。

・この小説は全て、二次創作の対象になります。

・オリジナルキャラが、出演する可能性がございます。
・キャラ崩壊の恐れがありますので、ご了承くださいませ。

・暴力シーンがあります故、お嫌いな方はこの劇場からご退場していただきますようお願い申し上げます。

・その際には全額返却致します。

ご注意点を申し上げさせて頂きました。

「ああ、勿論出ていかないことにするよ。」

「承知。」

「暴力シーン……ハァハァ……キャラ崩壊が、……ハア……尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊いハァハァ……ハァハァ……尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊いハァハァ……ハァハァハア……尊い……尊い尊い尊い尊い…………ハァハァ……ハァハアハア……ハァハァハァハァハァハアハァ………んふっ………。」

「ええ、分かりましたわ。」

「それにしても尊いというのが何なのか分かりませんが言いすぎて、息が切れてるじゃありませんの……。
そしてそこの、笑うんじゃありません。
お黙りなさいな。」

おやおや、先にこちらのキャラが崩壊してしまいましたか……。

ははっ……とても元気がいいお嬢さんで、私達もやる気が出ますね。
ありがとう存じます、お嬢さん。
そう『かの劇場のモノ』は笑って、お客様の頬に少し触れましたね。
ハァ……、これは後でお仕置きが必要そうですね。

(しまったー!そうだった……『かの劇場のモノ』様は、お客様への距離感に厳しいんだった!)

申し訳ありません!『かの劇場のモノ』!

そうですか……ですが、次はないですよ?

は、はいぃ……。本当に申し訳ありません…………。

(うっわ……しょんぼりしてるような声音も尊い……尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い……

尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い……尊い尊い尊い尊い尊い尊い……

仮面を被った方の、低い声も尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い、尊い尊い尊い……尊い尊い尊い尊い尊い…………尊いハァハァ……尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い……尊い…………尊い、ハァハァハァハァハァハアハァ……尊すぎるっ……尊い……ハァハァ……。)

(全く、この腐女子のお方は……。収拾つかないではありませんの。)

さて、演じ(始め)させていただきます。




                      ー演目開始ー











「さて、闘ろうか……『留此善巫能神命』様。」

「ああ、『罪裁鎖芳牙狗剣業焔今昔能神命』様。
あの時は本気じゃなくてお遊び程度だったが……今回もお遊び程度、と行こうか。」

「ああ、そうしよう。
少し遊ばなきゃ、準備運動にもならんしな。」
「「まずは小手調べだ。」」

お二人の声が重なりますね。

拳を打ち合う音が絶え間なく響きます。

恐らく三万から四万発は放っていますね、御二方。
拳を打ち合う音に紛れて金属音が響きますね。

ギィン、ギィンギィンギャギャギャギャ、カァァァン……キィンギィキィンギィキィンギィン、キィンギィキィンキィンギャリィィィィ………フォンッ………キィンギィン……。

刀と刀が擦れ合う音や鍔迫り合いは勿論弾く音、外して風が起こる音も所々ありましたね。

「これは、多すぎて分かりませんが相当なのではないですかね?」

そうですね、百九十万~二百万とそんなところです。

もっと正確に言うのならば、二百九万四千五百九十六撃は御二方の定石でございましょう。

「え?!ということはこれだけでは終わらないことを意味しているんですか!?」

ええ、そうです。
貴方も正確に見極めなさい、そのものの真髄を……。

それに『かの鬼神』と『かの世界の神』その御二方の、戯れの中のお話が始まるようですし。

                         ー案内開始ー

「いい拳だな、『留此善巫能神命』様。』

「ああ、『罪裁鎖芳牙狗剣業焔今昔能神命』様もな。
それにしても、『あいつら』を使ってお前の伴侶様がやってくるとはな、俺の姉である神でもあるが。
ところで俺の姉は元気にやってるか?
世界が滅んだのは『あれ』のせいでもあるが、消滅はしてはいないからまだ取り返しはつくだろう。
さて、本題はここからだ。
『お前達』は一体何をしようとしている?
まさか、禁忌に触れることをするわけではあるまいな?
制約違反にもなるわけだが、……まさか俺らの世界の。」

「それはどーも、ああ。
お前の姉で、俺の伴侶である神が言ったんだ。
大事にしているよ。
ああ、鬼龍神の世界でな。
『あれ』が俺らの二重スパイであることは、『あれら』も想定していないことだろうよ。
ああ、取り返しはつくさ。
……もう分かっているのだろう?
くくっ。
さあ?
『俺ら』は何も聞いてはいないさ、く。」

「相変わらず、伴侶を溺愛している神だな……。
甘々でこちらが、頭痛くなるほどだよ。
『想定していないことだろう』さ。
だってお前たち全然、全くと言っていい程『本気』を出してはいないものな。
それが危険なものでは無いことを祈るがな、どうだか。
……それについては何も言わない。
はぐらかすのは、上手いな……『お前たち』。
それはよく、観察していなければ叶わないことだ。
意地の悪い神様だな……本当に。」

「くくっ……お褒めの言葉光栄だ。」

「よく言うよ。
『かの世界の神』様。」
呆れたように俺は言う。

「で、水神の世界におわす『かの裏切り者で心が壊れたもの』はどうすんだ?
殺すのか?それともまた別の処遇を検討しているのか?」
「ああ、『殺すさ』。
ただし『精神的に殺るが』。」

「人格破壊でもするのか?または『廃人』にでも?」

「そこのところはお愉しみにしておいてくれないとな?
『かの鬼神』よ。」

ーーー閑話休題、拳のぶつけ合いから刀の鍔迫り合いと、闘舞に変わります。ーーー

「ハイハイ、わーったよ。
それにしても、『かの悪魔の神の兄』の捜索はどうした?

それに『かの人形を創るモノ』の捜索も怠っているのではないか?

それと『かの花神の母』の偽りの記憶も、能力も気になっているのだが……。

あー……『かの鬼龍神の母神である半妖』の動向も気になるところだ、『あれ』は誰の命令で動いているんだろうな。

あと気になることは『願いの本』の捜索と『かの悪魔』の関連性だな。」

「『悪魔の神のかの兄』は今はどこにいるか分からない。

『かの人形を創るモノ』の捜索はもう既に終えているよ、『かの水神の』世界にいるようだ。
『かの花神の母』は偽りの記憶と、偽りの能力をそれぞれ『かの世界の偽りの創造神もどき』に、与えられているみたいだな。
半妖……『あれ』が半妖に見えているのならおめでてぇ頭だな、お前の頭は。
二重スパイをやって貰っているものは今のところ二百名程度か。
『表』のボスは『あいつ』で『裏』は俺ら。
『願いの本』の捜索はまだ会議もしていない、あと少し待ってくれ。

『かの悪魔』なぁ……『かの悪魔の神』ならまだ信用できるのだが、転生もしていない『ただのかの悪魔の』見せ掛けだとするならば……『潰すか』。
あー、それと『かの人間』達の動向が最近おかしいんだよな……。
『かの忌々しき人間共』、まだ生きていたのか。
遠い遠い昔に俺の人形を攫った後、何種類かの神の血を飲ませそのまま浄化もせずこの世では無い他の世界に放った。
それに便乗してキメラにしやがった挙句に散々暴れさせ成ったモノの、苦しみも判らぬまま生き延びてる『糞が』未だのさばってんだもんなァ。」

「『かの悪魔の神のかの兄』はどこにいるか分からない、と。
『かの水神の』世界にか。

『かの花神の母』は『かの世界の偽りの創造神もどき』にそれぞれ能力も記憶も与えられている……それはなかなか厄介だな。
は?『かのあれ』が半妖に擬態してたってのか!?
ああ、二百名程度だな。
『表』のボスは『かのあいつ』ってか、なかなか洒落た糞じゃねぇか。
真の表のボスは『かのお方』しか適わない。
ああ、待ってるさ。
転生もしていない『かの悪魔の』ただの見せ掛けだとするならば、『俺達も』手伝うとするが?
『かの人間共』か、本当に『かの忌々しき人間共』だな。
俺の友人もやられたよ、何種類かの妖怪の血を飲まされてな。
お前の言う『かのキメラ』とやらは『かの妖怪』と同等のものか?
浄化もされていないのは俺の友人も同じだ。
『かの糞』は今頃『かの神』として崇められているのだろうよ。

俺は純粋な神の『混血でもあるから』信仰は、もうとっくの昔に増えてほかの世界で好き勝手できるほどに『存在できる』んだ。
つまり、『信仰』はないようであるんだ。
ああ、それと『願え』。
それが『願いの本』の捜索の鍵だろう。
『彼女』はまだ眠っているぞ。
目覚めはまだ早いが『彼女』の『呪い』を解くには『願いの本』、『かの悪魔の神の協力』の協力も必要になるな。
『かの鬼龍神の妹』と『お前』、『かの薬神』、『かの水神』や『かの鬼龍神』、『かの花神の母』、『かの世界の漫画家さん』、『かの漫画家さんのアシスタント』も勿論、『かの俺らに協力してくれてる人形』と『かの赤禍と化した魔術師』と『かのシスターさん』の協力を仰ぐとしよう。
『かの吸血鬼憑き』の協力が必要不可欠だ。
『かの彼女もどき』の『かの名のなき人形』に、地獄を見せられるのは『かの彼女』しか叶わないことで、『かの彼女』しか居ないんだ。」

「『願う』、か。
『かの彼女』もどきの『名もなき人形』基、『糞』に復讐をしてやれるのならばその者達の協力を仰ぎ、『かの彼女』の『呪い』を解こうぞ。
そして、『彼女』に『人形』とやらの地獄を見せてやれるように進言しよう。」

「ふふ、それでこそ『かの彼女に付き従い、護るモノ』よ。
真の目的を、思い出したな。」

さあ、我らの『彼女の服従者と嘘つき達の劇場』の物語はまだまだ続くだろうさ。

刀の鍔迫り合いと闘舞の披露はこれで終わりに致します。
                           ー案内終了ー




皆様方、闘舞と拳の語り合いはどうでしたか?

まさに『嘘』と『影』が、混ざった『物語』でしたでしょう?

「え?まさか、貴方はそれを見せられてでも尚違うと仰いますか?」
喜んでいただけたのなら、『私達も』嬉しいのですが……。
やる気が出ますね、『かの劇場のモノ』。

ええ、私も『あのお方の為に生み出された』存在なものですから。

「それは『彼女』の、ためですか?」

ええ。
『彼女』の望んでいた『劇場』の【案内人】として、あの方々と拝謁していたものですから。

「ハァハァ……。いい剣技だったわ……。」

「すげーな……、開いた口が塞がらないぞ。」

「ええ、とても興奮しましたよ。
同じ剣を、というより闘舞してみたいものです。」

                       ー侵攻開始ー
ふふ、それはよかったです。
『かの劇場のモノ』、その白い面は取らないのですか?

ええ、取らないでおきます。

何故ですか?取った方が『皆様方』の顔が見えますよ?

「『貴方』は『かの劇場のモノ』をどうしたのですか?
まさか奥に閉じ込めただとか、気絶させたとかでは無いのですか?」

「答えてください、『不躾な輩如きが』『かの劇場のモノ』の口調で物事を語るんじゃありません。」

「ふふ、ハハハハハハハハ……貴女の『頑張りに免じて』解放してあげましょう。
『かの名もなき神様』、おいでませ。」

「はーい、『かの統治者さん』。」

「【案内人】、俺はここにいますよ。
どうぞご安心を、そして『さようなら』。」
…………ッ………………。

まさかここまでとは思いませんでしたね……。
百正撃も食らうとは思いもしませんでしたから…………。

(『お面』は……壊れてませんね。
流石、『かの彼女』です。
さて、お客様の安全の安否を確認しなければ……。
ふむ……護ってはいてくれたようですね。)

助かります、『かの水神の父』君。

「ふぅー……大変なことになりましたね。
……『かの元賊』が貴方に牙をむくことになろうとは誰も思いもしませんでしたでしょう。
……『かの統治者さん』は『人形』が招き入れたのですね。」

「……………………ふふっ………………。
貴方方の絶望の感情に免じてここは退きましょうか、『かの名もなき神様』。

特別です、元に戻しましょう。

ですが次はありませんよ、『かの名もなき神様』。
次に……『貴方の思考』も私のモノにさせてもらいます。
覚えていてくださいね、『かの劇場のモノ』たち。
『デラ・アラヌフィレザンヴァ』。」

(『絶望のものよ、希望にすり替えよ。
そして忘れた頃に、這い出よ。
絶望は希望の隣にいて、希望も絶望の隣にいるのだから。
祈りよ、我らの希望となりて彼らにとっての絶望にすり変わることを望まん』……ですか。
…………………………『かの統治者さん』と、【案内人】は言っていましたね……?
『かの妙兵でかの星の統治者の生まれ変わり』様とは別の存在で最もおぞましきモノですね、あれは。)

(対策も存分に練らねば我らの計画が危ぶまれるが……『かの統治者』の器の匙量によるな、これは。)

                         ー侵攻終了ー

さて、皆様方。
お愉しみ頂けたようで何よりです、見ての通り私たちは全快しておりますのでご安心くださいませ。

先程の侵攻は『かの統治者』様と『かの名もなき神様』のタッグでございました。

それでなのですが、『かの水神の父』君はもう去ってしまわれましたよ?

「どうやら『他にもやることがあるから、あとは君達に任せる。』とのことでした。」
それでは皆様方、お愉しみ頂けたようで何よりです。

またのご来場を私たちはお待ちしております。
(【案内人】と【もう一人の案内人】である『名もなき神様』は直角45度に腰を曲げてお辞儀を致します。)
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