初めて愛した君は泡となり、僕はその泡に溺れる

 それはある雨の日のこと、『おにいさん』と声をかけて来た見知らぬ青年。
 一晩限りの関係を持ち、忘れかけた頃に青年と再会する。水族館の水槽を優雅に泳ぐその姿に心を奪われ、明るく世間に囚われない彼に、次第に身体の関係以上の感情を持つようになった。
 しかし、想いを伝え合い、幸せの絶頂と思われた時に青年は突然姿を消してしまった。
 何故居なくなったのか、何処に行ってしまったのか、青年に翻弄されて悩む毎日。
 そんな時に、傍で支えてくれた会社の後輩とも距離が近くなっていく。
 青年を追い続けるか、後輩との幸せを選ぶか、二人の男との出会いによって人生は大きく揺れる。

※性描写、暴力表現が含まれる箇所があります
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