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始まりの日
11 生まれて千年、昨今は百年
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目の前にある戸口──裏庭と別邸内を出入りする時に使うドアが、勝手に開いていく。
別邸のドアはどこも自動で開閉しないし、そもそも、どうやって『解錠』したのか。
「見た目通りの状態だが。上がらせてもらうぞ」
「え、いやあの、──え??」
もう少し詳しい説明をお願いできますか。
言おうとした凪咲は、また困惑した。
景色が少し高くなったと思ったら、スムーズすぎる動きで家の中に入っていく。
まるで、空中を移動しているような……なんにしても、絶対歩いてない。
「あの、どうやって移動してます? 今」
「飛行の術で移動しているが?」
何を当たり前な、みたいに言わないでくれるかな。そしてやっぱり空中移動していた。
(そういや、このヒト、人じゃなかった)
不思議なこと、ファンタジーなことができて当たり前な側のヒトだった。
自分は何に混乱していたのかと、凪咲が自分へ呆れた時。
「こちらでの移動のほうが、揺れも少ないだろう。お前の負担も少しは軽くなるかと思ったが……違ったか? 足をつけて歩いたほうが良いのか?」
ごく当然のように「気にかけてくれる」彼が空中で止まり、心配そうに凪咲の顔を覗き込む。
(勘違いしてしまいますやめてくれ)
内心で悲鳴を上げ、凪咲は彼の胸に額を押し当て直した。
格好がつかなくてすみません。
「おい、大丈夫か」
「大丈夫……移動は、どっちでも、大丈夫です……」
呆れていそうな雰囲気の彼が、心配している声で、
「移動方法の話ではない。お前の状態を尋ねているんだ」
また心にぶっ刺さることを言いやがった。
「俺、自分は大丈夫なので……その辺に下ろしてもらえれば……あなたの回復とか、そっちを優先してください……食べ物は、キッチンとかに……冷蔵庫とか、棚とか、どれでもお好きなのをどうぞ……」
お風呂も、入れそうなら準備するので。
(もう、あの)
ここ最近色々あったからか、あなたの優しさがとんでもなく沁みてヤバいです。
早めに二手に別れたいです。
一人で落ち着く時間を、深呼吸する時間をください。
「阿呆が、お前も回復しろ。倒れそうなお前をその辺に転がしてなんになる。悪いが、このまま飛行で移動するぞ。そのほうが速い」
呆れながら心配され、「そのほうが速い」と言ったのに、さっきより速度を落として移動しているのが伝わってきた。
倒れそうだからこうなってる訳ではないです。マジで勘弁してください。
言うに言えない凪咲は、悪あがきのように彼の胸に額を押し付けるしかできない。
(もう、マジでホント)
今すぐ泣きそう。どうしよう。
「キッチン、炊事場は気配で見当がつく。着くまでお前は楽にしていろ」
こんなんで楽ができると思うか。
(いつもなら楽にできるんだろうけど、今の俺はいつもの俺じゃないんだよ)
お前の胸の中で泣いてやろうか。引くくらい大号泣してやろうか。
やけくそ気味に思っていたら、キッチンに到着したらしい。
この場所で合っているかと聞かれ、
「確認するんで降ります、立てるんで降ります。倒れないんで降ります」
顔を上げられずに伝えたら、だろうと思ったけど心配そうな彼をさらに心配させ、
「大丈夫に思えないんだが」
「大丈夫です。思えなくても大丈夫です」
「意味が分からないんだが」
「意味分かんなくて大丈夫です」
妙な押し問答の末に、しぶしぶ下ろしてもらった。
ちゃんとキッチンに到着していたことより、彼と距離を取れたことに凪咲は安心した。
(落ち着け俺、勘違いすんな俺。このヒトは助ける相手なだけ、このヒトは優しいヒトなだけ)
頭の中で念じて唱えて、履きっぱなしになっていたスニーカーを脱いで棚からビニール袋を取り出しつつ、彼に気づかれないように深呼吸する。
「昨今の人間の炊事場、キッチンはこのようになっているのか。どうも妙に思えるが、これが昨今の普通なのか?」
ぽつりとこぼした彼へ目を向けると、床から30cmほど上に浮かんで腕を組み、キッチンを物珍しそうに見回していた。
いつ草履を脱いだのか、足元は足袋だけになっている。草履もどこかへ仕舞ったらしく、持っていたり見える場所には無さそうだった。
「あなたの言う昨今がいつか、そこは分かりませんが、自分にとっては昨今の普通のキッチンです」
凪咲は言いながら、キッチンの隅にビニール袋を敷いてスニーカーを置く。コートとリュックも、上に重ねて置いた。
(コートもリュックも、デニムパンツも)
なんでか全然、土が付いてないように見えるな。
(でも)
付いてないように見えるだけだろうけど、コートを着てたから上は確実に無事だし。
彼に早く回復して欲しいから、着替えは後回しにして、と考えた凪咲はデニムパンツの裾を捲るだけにした。
(ぐしゃぐしゃにさせちゃった髪も、どうにかしたいけど)
自分がいつも使っている、百均の古いヘアブラシしか持っていない。絡んでしまった彼の髪を、逆に傷めてしまいそうだ。
(あんまり気にしてないみたいだし、髪も今は大目に見てもらおう)
リュックから取り出したスマホに通知などが来ていないか素早くチェックして、時間も確認する。
重要な通知や連絡は来ていない。時刻は10:22と表示されている。
(時間、思ったより経ってないな)
色々と必死になっていたからか、もっと長いこと彼とやり取りしていた気分になっていた。
凪咲はデニムのポケットへスマホを仕舞い、エアコンを作動させた。ついでに、システムの確認もする。
彼がファンタジーな力で『解錠』したドアや他の場所、全体のシステムにも異常は見られない。
(流石というか、文明の利器の敗北を感じるというか)
けれど、優しい彼がファンタジーな力を悪用するようには思えないので、凪咲はそれほど問題視しないことにした。
(まあ)
システムに異常が起こっていたとしても、なんの問題もないんだけどね。
凪咲は内心で苦笑する。
管理システムは別邸内で完結していて、外部と繋がっていない。
別邸に居る凪咲が伝えない限り、外部が異常を知ることはない。
何も知らない人、人間でないヒトが見ても「普通のキッチン」で「普通の家」に見えるようになっている。
(普通のキッチンに見えるっていうか)
キッチンやエアコンなどの基本的な設備や家電は、正規で売られている「商品」なので、正真正銘「普通の設備や家電」だ。
十年以上前にリフォームされた別邸に、後付けで管理システムを含め諸々が組み込まれていった、それだけの話。
「妙に見えるかも知れませんけど、ちゃんと食べ物ありますし、料理もできるので安心してください」
キッチンとして独立している部屋に、壁付けタイプのキッチンが取り付けられているだけ。
型も十年以上前の型だから、凪咲の感覚からすると古い型に思える。
エアコンも同時期に付けられたので古いし、リフォームされた別邸自体が「築年数が相当いってる古い建物」の部類。
新旧ごちゃまぜと言えなくもない。
(だから余計に)
人でないヒトである彼には、妙な見た目に見えるのかもしれない。
「感覚で使っている部分が大きいが、俺の言う昨今はここ百年程度のことを指している」
思ったより昨今の幅が広かった。
「いつ生まれなんですか?」
思わず尋ねてしまった凪咲へ、
「知らん。分からん。生まれてから千年は経っているが、逆にその程度しか分からん」
少しだけ不愉快そうに応えた彼は、不愉快そうなまま、物珍しそうにキッチンを見回し、眺めている。
(すんごい歳上だった)
少なくとも千年生きているらしい彼からすれば、ここ百年が昨今に思えるのも納得感がある。
内心で驚く凪咲は、
(彼に生まれの話を振るのはタブーっぽいな)
不愉快そうに教えてもらっちゃったしな。
けど、不愉快に思っても教えてくれたの、やっぱり優しいヒトってことだよな。
思うのと同時に。
(このヒト)
本当に、両親とはなんの関係も無さそうだ。
彼の様子からそれが察せられ、安心した。
別邸のドアはどこも自動で開閉しないし、そもそも、どうやって『解錠』したのか。
「見た目通りの状態だが。上がらせてもらうぞ」
「え、いやあの、──え??」
もう少し詳しい説明をお願いできますか。
言おうとした凪咲は、また困惑した。
景色が少し高くなったと思ったら、スムーズすぎる動きで家の中に入っていく。
まるで、空中を移動しているような……なんにしても、絶対歩いてない。
「あの、どうやって移動してます? 今」
「飛行の術で移動しているが?」
何を当たり前な、みたいに言わないでくれるかな。そしてやっぱり空中移動していた。
(そういや、このヒト、人じゃなかった)
不思議なこと、ファンタジーなことができて当たり前な側のヒトだった。
自分は何に混乱していたのかと、凪咲が自分へ呆れた時。
「こちらでの移動のほうが、揺れも少ないだろう。お前の負担も少しは軽くなるかと思ったが……違ったか? 足をつけて歩いたほうが良いのか?」
ごく当然のように「気にかけてくれる」彼が空中で止まり、心配そうに凪咲の顔を覗き込む。
(勘違いしてしまいますやめてくれ)
内心で悲鳴を上げ、凪咲は彼の胸に額を押し当て直した。
格好がつかなくてすみません。
「おい、大丈夫か」
「大丈夫……移動は、どっちでも、大丈夫です……」
呆れていそうな雰囲気の彼が、心配している声で、
「移動方法の話ではない。お前の状態を尋ねているんだ」
また心にぶっ刺さることを言いやがった。
「俺、自分は大丈夫なので……その辺に下ろしてもらえれば……あなたの回復とか、そっちを優先してください……食べ物は、キッチンとかに……冷蔵庫とか、棚とか、どれでもお好きなのをどうぞ……」
お風呂も、入れそうなら準備するので。
(もう、あの)
ここ最近色々あったからか、あなたの優しさがとんでもなく沁みてヤバいです。
早めに二手に別れたいです。
一人で落ち着く時間を、深呼吸する時間をください。
「阿呆が、お前も回復しろ。倒れそうなお前をその辺に転がしてなんになる。悪いが、このまま飛行で移動するぞ。そのほうが速い」
呆れながら心配され、「そのほうが速い」と言ったのに、さっきより速度を落として移動しているのが伝わってきた。
倒れそうだからこうなってる訳ではないです。マジで勘弁してください。
言うに言えない凪咲は、悪あがきのように彼の胸に額を押し付けるしかできない。
(もう、マジでホント)
今すぐ泣きそう。どうしよう。
「キッチン、炊事場は気配で見当がつく。着くまでお前は楽にしていろ」
こんなんで楽ができると思うか。
(いつもなら楽にできるんだろうけど、今の俺はいつもの俺じゃないんだよ)
お前の胸の中で泣いてやろうか。引くくらい大号泣してやろうか。
やけくそ気味に思っていたら、キッチンに到着したらしい。
この場所で合っているかと聞かれ、
「確認するんで降ります、立てるんで降ります。倒れないんで降ります」
顔を上げられずに伝えたら、だろうと思ったけど心配そうな彼をさらに心配させ、
「大丈夫に思えないんだが」
「大丈夫です。思えなくても大丈夫です」
「意味が分からないんだが」
「意味分かんなくて大丈夫です」
妙な押し問答の末に、しぶしぶ下ろしてもらった。
ちゃんとキッチンに到着していたことより、彼と距離を取れたことに凪咲は安心した。
(落ち着け俺、勘違いすんな俺。このヒトは助ける相手なだけ、このヒトは優しいヒトなだけ)
頭の中で念じて唱えて、履きっぱなしになっていたスニーカーを脱いで棚からビニール袋を取り出しつつ、彼に気づかれないように深呼吸する。
「昨今の人間の炊事場、キッチンはこのようになっているのか。どうも妙に思えるが、これが昨今の普通なのか?」
ぽつりとこぼした彼へ目を向けると、床から30cmほど上に浮かんで腕を組み、キッチンを物珍しそうに見回していた。
いつ草履を脱いだのか、足元は足袋だけになっている。草履もどこかへ仕舞ったらしく、持っていたり見える場所には無さそうだった。
「あなたの言う昨今がいつか、そこは分かりませんが、自分にとっては昨今の普通のキッチンです」
凪咲は言いながら、キッチンの隅にビニール袋を敷いてスニーカーを置く。コートとリュックも、上に重ねて置いた。
(コートもリュックも、デニムパンツも)
なんでか全然、土が付いてないように見えるな。
(でも)
付いてないように見えるだけだろうけど、コートを着てたから上は確実に無事だし。
彼に早く回復して欲しいから、着替えは後回しにして、と考えた凪咲はデニムパンツの裾を捲るだけにした。
(ぐしゃぐしゃにさせちゃった髪も、どうにかしたいけど)
自分がいつも使っている、百均の古いヘアブラシしか持っていない。絡んでしまった彼の髪を、逆に傷めてしまいそうだ。
(あんまり気にしてないみたいだし、髪も今は大目に見てもらおう)
リュックから取り出したスマホに通知などが来ていないか素早くチェックして、時間も確認する。
重要な通知や連絡は来ていない。時刻は10:22と表示されている。
(時間、思ったより経ってないな)
色々と必死になっていたからか、もっと長いこと彼とやり取りしていた気分になっていた。
凪咲はデニムのポケットへスマホを仕舞い、エアコンを作動させた。ついでに、システムの確認もする。
彼がファンタジーな力で『解錠』したドアや他の場所、全体のシステムにも異常は見られない。
(流石というか、文明の利器の敗北を感じるというか)
けれど、優しい彼がファンタジーな力を悪用するようには思えないので、凪咲はそれほど問題視しないことにした。
(まあ)
システムに異常が起こっていたとしても、なんの問題もないんだけどね。
凪咲は内心で苦笑する。
管理システムは別邸内で完結していて、外部と繋がっていない。
別邸に居る凪咲が伝えない限り、外部が異常を知ることはない。
何も知らない人、人間でないヒトが見ても「普通のキッチン」で「普通の家」に見えるようになっている。
(普通のキッチンに見えるっていうか)
キッチンやエアコンなどの基本的な設備や家電は、正規で売られている「商品」なので、正真正銘「普通の設備や家電」だ。
十年以上前にリフォームされた別邸に、後付けで管理システムを含め諸々が組み込まれていった、それだけの話。
「妙に見えるかも知れませんけど、ちゃんと食べ物ありますし、料理もできるので安心してください」
キッチンとして独立している部屋に、壁付けタイプのキッチンが取り付けられているだけ。
型も十年以上前の型だから、凪咲の感覚からすると古い型に思える。
エアコンも同時期に付けられたので古いし、リフォームされた別邸自体が「築年数が相当いってる古い建物」の部類。
新旧ごちゃまぜと言えなくもない。
(だから余計に)
人でないヒトである彼には、妙な見た目に見えるのかもしれない。
「感覚で使っている部分が大きいが、俺の言う昨今はここ百年程度のことを指している」
思ったより昨今の幅が広かった。
「いつ生まれなんですか?」
思わず尋ねてしまった凪咲へ、
「知らん。分からん。生まれてから千年は経っているが、逆にその程度しか分からん」
少しだけ不愉快そうに応えた彼は、不愉快そうなまま、物珍しそうにキッチンを見回し、眺めている。
(すんごい歳上だった)
少なくとも千年生きているらしい彼からすれば、ここ百年が昨今に思えるのも納得感がある。
内心で驚く凪咲は、
(彼に生まれの話を振るのはタブーっぽいな)
不愉快そうに教えてもらっちゃったしな。
けど、不愉快に思っても教えてくれたの、やっぱり優しいヒトってことだよな。
思うのと同時に。
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