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100 『日頃の感謝』『幸せにするヤツ』
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「準備はいいかね?」
桜ちゃんの言葉に、
「材料OK、器材OK、レシピOK、髪も纏めたしエプロンしたし、ちゃんと手も洗った」
私はそう言い、
「あと、ラッピングの用意もちゃんとしてあるしな」
マリアちゃんが付け加えてくれた。
これから、バレンタインのお菓子を作る。
今年のバレンタイン当日、つまり14日は平日で、学校ではチョコ系お菓子で溢れかえるだろう。
今日は、その週の、日曜日。時刻は10時。私の家ならマシュマロのドッグランなどで誰も居ないということで、3人で、私の家に集まったのだ。
「では、ブラウニーとクッキーを、作るぞ!」
桜ちゃんの号令で、作業開始。
ブラウニーとクッキーを選んだのは、14日まで保つかどうかという基準。
ネットでレシピを検索して、簡単だけど評価が高いものを選んだ。ちなみにクッキーは、絞り出しのホワイトチョコクッキーだ。
まず作るのは、絞り出しクッキー。
3人で材料を測り、レシピ通りの手順で作っていき、オーブンを予熱しながら、区画分けしたクッキングシートの上に、3人で、クッキーを絞り出していく。3つ目くらいからコツが掴めて、綺麗な形のクッキーを量産していくことに成功。
それを、予熱が終わったオーブンへ。
一旦、キッチンを綺麗にして、
「じゃあ、ブラウニー、作っていこう」
作っている途中でクッキーが焼け、天板を網へ。
ブラウニー作りを再開して、出来上がった生地を型に流し、粗く砕いたナッツやドライフルーツを乗せ、予熱が終わったオーブンへ。
「やー、みんなで作るの楽しいねぇ」
「まあ、そうだな」
「ありがとうね、私の相談から、ここまで」
キッチンを綺麗にしながら、そんな話をする。
「クッキー、いっこ、味見しない?」
桜ちゃんの一言で、それぞれ、クッキーを一つ取り、ぱくり。
「おお、美味しいね」
「うん、美味しい」
「まあ、うん、美味しい」
粗熱が取れたクッキーをお皿に移し、完全に冷ます。
あとは、焼き上がったブラウニーを網に乗せて、粗熱が取れたら切り分けて、完全に冷ましてから、アイシングの予定。
焼けたブラウニーを網に乗せ、簡単に作ったお昼を3人で食べながら。
「私は、涼と家族にあげるけど。二人はどうするの?」
「私は、自分用と叔母さんへのお土産かな」
「……私も、そんな感じだ。アレッシオには渡さないが。姉さんが無駄に嫉妬する」
お昼を食べ終わり、片付けて。
ブラウニーを切り分けてから、クッキーのラッピングへ。私は涼の分以外はそのまま渡すから、ラッピングは一つ分。
桜ちゃんは、ラッピングの袋を2つ用意して、均等に分けていた。
マリアちゃんは、4つ。自分用とご両親用とベッティーナさんの4つかな。
切り分けたブラウニーも冷めていたから、アイシングで模様を描く。と言っても、格子だったり、ギザギザだったり、もともとナッツやドライフルーツが乗ってるから、シンプル目に。
アイシングもすぐ固まり、一つ味見して、その美味しさを確かめてから、ラッピングへ。
出来た2種類のお菓子をキレイめな手提げ紙袋に入れ、準備完了。
「二人とも、ありがとうね」
「いいのさいいのさ。友達とお菓子作りは楽しいのさ」
「それに、昼は光海が作ってくれたしな」
良い友達だぁ……。
片付けも完全に終えて、玄関で二人を見送って。
さて、バイトに行きますか。
◇
ウェルナーは、困惑していた。色々と。
マリアに、
『急ですみませんが、今から夜までのどこかで、空いている時間はありますか?』
そんなメッセージを貰い。
丁度、その今が空いていたから、そう伝えた。
『なら、△△駅まで、来ていただくことは、可能ですか?』
行けるし、今から向かえばいいのかと、送信したら。
『はい。お願いします。食物アレルギーとか、持ってましたか?』
準備をしながら、何も持ってないと伝えて。
『なら、良かったです』
そのメッセージを見て、今から何が始まるんだと思いながら、駅に向かった。
そして、今。
マリアと合流したウェルナーは、
「急に呼び出してすみません。良かったら、これを」
マリアに、ペールピンクの手提げの紙袋を差し出されて、
「あ、ありがとう……? えっと、マリア、これは……?」
受け取りつつ、聞いてしまう。
「早いですが、日頃の感謝の、バレンタインのお菓子です。ブラウニーとクッキーです」
「……え?」
そして、困惑へと、繋がる。
「ドイツには、こういうやり方はあまり無いとは、一応知ってますが、ここは日本ですし」
「そ、お、俺、お返しとか、何も持ってきてないけど……?」
「そこは気にしてません。私が勝手にしたことですので。あと、市販品ではないので、そういうのが苦手でしたら、そのまま捨てるとかして下さい」
「し、しないしない! え? ……手作り?」
「そうです」
頷くマリアを、呆然を見つめて。
「……俺なんかが、受け取って良いの……?」
それに、マリアは少し、顔を歪めて、
「ご迷惑でしたら、すみません」
「いや! 全然! 嬉しい!」
ウェルナーは慌ててそう言って、
「てか、嬉しく思っていいの?! こ、これ、どういう……あ、いや、えと、悪い。日頃の感謝、だよな。ごめん、少し、混乱した。ありがとう、マリア」
少しだけ冷静さを取り戻し、苦笑しながら、感謝を述べる。
「……いえ、こちらこそ。急に呼び出して、すみません。私の用はこれだけですが、ウェルナーさんは何か、ありますか?」
ありますかと、聞かれても。
これだけということは、このあとはフリーな時間だということか? なら、マリアと一緒に過ごせるのでは?
一瞬で、そこまで考えを巡らせたところで、いや、冷静になれ、と、ウェルナーは姿勢を正した。
「用事は、ないよ。……えっと、マリアは、これから、どう……?」
「夜からは、仕事があります。……ウェルナーさんにも用事がないということでしたら、どこか、喫茶店にでも入りますか?」
一度、思考が停止したウェルナーは、
「…………え? 喫茶店? マリアと? 俺? ……いいの?」
「ウェルナーさんが良ければ」
断る理由など、何も無い。
ウェルナーは困惑したまま、今、自分は夢でも見ているのかと思いながら、それを、了承する。
そして、夢のようなひと時のあと、帰ってからまた、動揺した。
『Frohen Valentinstag Ich hoffe du magst es.』
そんな文言が書かれたメッセージカードが、ブラウニーとクッキーと一緒に、紙袋の中に入っていたから。
◇
「……おはようございます、涼」
朝の登校のために、出迎えてくれた涼へ、その、やっぱり不安があって、目を逸らしてしまう。
「おはよう。で、朝っぱらから可愛いけど、どした?」
「そのぅ、ですね……今日……14日ですよね……」
「……もしかしてさ、その、後ろに隠してるっぽい何か、俺を幸せにするヤツ?」
完全に、バレている。後ろ手に持った紙袋のことが、完全にバレている。
「──なんとか頑張りましたどうぞ受け取って下さい!」
もう勢いで行け! と、紙袋を前に回し、涼の胸元へ差し出す。
「……あー、可愛い。ありがとう、光海」
涼は、紙袋を受け取ってくれて、
「今ここでアレかもだけどさ、抱きしめていいか?」
「ど、どうぞ……」
言えば、ぎゅって、少し強く抱きしめられて。
「俺、今日一日ずっと幸せじゃん」
離れて、とても嬉しそうな顔をして、そう言ってくれた。
桜ちゃんの言葉に、
「材料OK、器材OK、レシピOK、髪も纏めたしエプロンしたし、ちゃんと手も洗った」
私はそう言い、
「あと、ラッピングの用意もちゃんとしてあるしな」
マリアちゃんが付け加えてくれた。
これから、バレンタインのお菓子を作る。
今年のバレンタイン当日、つまり14日は平日で、学校ではチョコ系お菓子で溢れかえるだろう。
今日は、その週の、日曜日。時刻は10時。私の家ならマシュマロのドッグランなどで誰も居ないということで、3人で、私の家に集まったのだ。
「では、ブラウニーとクッキーを、作るぞ!」
桜ちゃんの号令で、作業開始。
ブラウニーとクッキーを選んだのは、14日まで保つかどうかという基準。
ネットでレシピを検索して、簡単だけど評価が高いものを選んだ。ちなみにクッキーは、絞り出しのホワイトチョコクッキーだ。
まず作るのは、絞り出しクッキー。
3人で材料を測り、レシピ通りの手順で作っていき、オーブンを予熱しながら、区画分けしたクッキングシートの上に、3人で、クッキーを絞り出していく。3つ目くらいからコツが掴めて、綺麗な形のクッキーを量産していくことに成功。
それを、予熱が終わったオーブンへ。
一旦、キッチンを綺麗にして、
「じゃあ、ブラウニー、作っていこう」
作っている途中でクッキーが焼け、天板を網へ。
ブラウニー作りを再開して、出来上がった生地を型に流し、粗く砕いたナッツやドライフルーツを乗せ、予熱が終わったオーブンへ。
「やー、みんなで作るの楽しいねぇ」
「まあ、そうだな」
「ありがとうね、私の相談から、ここまで」
キッチンを綺麗にしながら、そんな話をする。
「クッキー、いっこ、味見しない?」
桜ちゃんの一言で、それぞれ、クッキーを一つ取り、ぱくり。
「おお、美味しいね」
「うん、美味しい」
「まあ、うん、美味しい」
粗熱が取れたクッキーをお皿に移し、完全に冷ます。
あとは、焼き上がったブラウニーを網に乗せて、粗熱が取れたら切り分けて、完全に冷ましてから、アイシングの予定。
焼けたブラウニーを網に乗せ、簡単に作ったお昼を3人で食べながら。
「私は、涼と家族にあげるけど。二人はどうするの?」
「私は、自分用と叔母さんへのお土産かな」
「……私も、そんな感じだ。アレッシオには渡さないが。姉さんが無駄に嫉妬する」
お昼を食べ終わり、片付けて。
ブラウニーを切り分けてから、クッキーのラッピングへ。私は涼の分以外はそのまま渡すから、ラッピングは一つ分。
桜ちゃんは、ラッピングの袋を2つ用意して、均等に分けていた。
マリアちゃんは、4つ。自分用とご両親用とベッティーナさんの4つかな。
切り分けたブラウニーも冷めていたから、アイシングで模様を描く。と言っても、格子だったり、ギザギザだったり、もともとナッツやドライフルーツが乗ってるから、シンプル目に。
アイシングもすぐ固まり、一つ味見して、その美味しさを確かめてから、ラッピングへ。
出来た2種類のお菓子をキレイめな手提げ紙袋に入れ、準備完了。
「二人とも、ありがとうね」
「いいのさいいのさ。友達とお菓子作りは楽しいのさ」
「それに、昼は光海が作ってくれたしな」
良い友達だぁ……。
片付けも完全に終えて、玄関で二人を見送って。
さて、バイトに行きますか。
◇
ウェルナーは、困惑していた。色々と。
マリアに、
『急ですみませんが、今から夜までのどこかで、空いている時間はありますか?』
そんなメッセージを貰い。
丁度、その今が空いていたから、そう伝えた。
『なら、△△駅まで、来ていただくことは、可能ですか?』
行けるし、今から向かえばいいのかと、送信したら。
『はい。お願いします。食物アレルギーとか、持ってましたか?』
準備をしながら、何も持ってないと伝えて。
『なら、良かったです』
そのメッセージを見て、今から何が始まるんだと思いながら、駅に向かった。
そして、今。
マリアと合流したウェルナーは、
「急に呼び出してすみません。良かったら、これを」
マリアに、ペールピンクの手提げの紙袋を差し出されて、
「あ、ありがとう……? えっと、マリア、これは……?」
受け取りつつ、聞いてしまう。
「早いですが、日頃の感謝の、バレンタインのお菓子です。ブラウニーとクッキーです」
「……え?」
そして、困惑へと、繋がる。
「ドイツには、こういうやり方はあまり無いとは、一応知ってますが、ここは日本ですし」
「そ、お、俺、お返しとか、何も持ってきてないけど……?」
「そこは気にしてません。私が勝手にしたことですので。あと、市販品ではないので、そういうのが苦手でしたら、そのまま捨てるとかして下さい」
「し、しないしない! え? ……手作り?」
「そうです」
頷くマリアを、呆然を見つめて。
「……俺なんかが、受け取って良いの……?」
それに、マリアは少し、顔を歪めて、
「ご迷惑でしたら、すみません」
「いや! 全然! 嬉しい!」
ウェルナーは慌ててそう言って、
「てか、嬉しく思っていいの?! こ、これ、どういう……あ、いや、えと、悪い。日頃の感謝、だよな。ごめん、少し、混乱した。ありがとう、マリア」
少しだけ冷静さを取り戻し、苦笑しながら、感謝を述べる。
「……いえ、こちらこそ。急に呼び出して、すみません。私の用はこれだけですが、ウェルナーさんは何か、ありますか?」
ありますかと、聞かれても。
これだけということは、このあとはフリーな時間だということか? なら、マリアと一緒に過ごせるのでは?
一瞬で、そこまで考えを巡らせたところで、いや、冷静になれ、と、ウェルナーは姿勢を正した。
「用事は、ないよ。……えっと、マリアは、これから、どう……?」
「夜からは、仕事があります。……ウェルナーさんにも用事がないということでしたら、どこか、喫茶店にでも入りますか?」
一度、思考が停止したウェルナーは、
「…………え? 喫茶店? マリアと? 俺? ……いいの?」
「ウェルナーさんが良ければ」
断る理由など、何も無い。
ウェルナーは困惑したまま、今、自分は夢でも見ているのかと思いながら、それを、了承する。
そして、夢のようなひと時のあと、帰ってからまた、動揺した。
『Frohen Valentinstag Ich hoffe du magst es.』
そんな文言が書かれたメッセージカードが、ブラウニーとクッキーと一緒に、紙袋の中に入っていたから。
◇
「……おはようございます、涼」
朝の登校のために、出迎えてくれた涼へ、その、やっぱり不安があって、目を逸らしてしまう。
「おはよう。で、朝っぱらから可愛いけど、どした?」
「そのぅ、ですね……今日……14日ですよね……」
「……もしかしてさ、その、後ろに隠してるっぽい何か、俺を幸せにするヤツ?」
完全に、バレている。後ろ手に持った紙袋のことが、完全にバレている。
「──なんとか頑張りましたどうぞ受け取って下さい!」
もう勢いで行け! と、紙袋を前に回し、涼の胸元へ差し出す。
「……あー、可愛い。ありがとう、光海」
涼は、紙袋を受け取ってくれて、
「今ここでアレかもだけどさ、抱きしめていいか?」
「ど、どうぞ……」
言えば、ぎゅって、少し強く抱きしめられて。
「俺、今日一日ずっと幸せじゃん」
離れて、とても嬉しそうな顔をして、そう言ってくれた。
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