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第一章 春は出逢いの季節
誘い
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確かに星川美麗は僕から見ても美人だと思う。肌は健康的な淡い褐色肌でセミロングの艶やかな髪、身長は女子にしては少し高いくらいか、中学の最初の方は僕より高かったが、気付けば星川美麗の身長を抜かしていた。スタイルも良く、何度か私服姿を見たことがあるが、デニムを履いてる時なんかは不安になるほど脚が細く見える。その上であの顔だ。顔を二つに割ってしまいそうなほどくっきりした鼻筋や、小ぶりな唇なんかを筆頭に、男心をくすぐる顔をしていることは僕でも分かる。
そして星川美麗は自分の容姿が優れていることを最大限に利用している。男と話す時の絶妙な上目遣いも、細い首筋をわざと見せるためのセミロングの髪も、その全てがきっと彼女の計算のうちだ。
そして、それを快く思わない人間による噂話もたまに耳に入ってくる。そういう噂を聞く度に僕は胸が痛む。おそらくそれは星川美麗の元にも届いているだろうが、当の本人は気にする様子もなく、むしろどんどんその“悪癖”は加速している。
最初は中学二年になりたての春だった。隣のクラスで一番のイケメンが星川美麗に告白して成功したっていう噂を聞いた。僕は一年生の冬くらいから星川美麗とまあまあ仲が良かったため、そのイケメンからは邪険に扱われた。しかし一ヶ月くらいでそのイケメンとは別れたと星川美麗本人の口から聞いた。
それを聞いた時僕はどう返したっけ、何かを言った後の星川美麗のやけに不貞腐れた顔だけが記憶に残っている。
それから星川美麗は、取っ替え引っ替え、という言葉がそのまま当てはまるくらいには誰かと付き合ってはすぐに別れてを繰り返した。
星川美麗がそんなことをしているうちに、僕も数人の女子から告白された。だが、残念ながら僕は好きじゃない相手とは付き合わないと決めていたので全て丁重に断った。
人とコミュニケーションを取るのが面倒臭い。なんとなく一人でいた方が楽だと思っていた時、田中に声をかけられた。正直最初はこいつも今まで告白してきた女子と同じで、僕の見た目が好みで声をかけてきたんだろうと思っていた。
でも違った。田中には同じクラスの船井っていう彼氏がいて、普通に僕と友達になりたかったらしい。今思うと、いつも一人で居た僕を気にかけてくれたのかもしれない。
それから僕は田中や船井とつるみだした。田中は優しいやつだし、船井は少し抜けてるけどよく周りに気がつくやつだった。聞けば二人とも小学校の学区が違うだけで僕と家は近いらしく、自然と一緒に登下校するようになった。
話す機会が減っても星川美麗の噂は嫌というほど耳に入ってくる。今度は教師と
付き合ったらしい、次は六つ歳上の社会人らしい・・・・・・中学生といえば他人の色恋に敏感で、特にそういったアブノーマルな恋愛事情の噂はすぐに広まる。
そんな星川美麗が女子のグループからハブられるようになるのに時間はかからなかった。別にイジメがあるわけでも、真っ正面から敵対していたわけでもない。ただ、気付いた時には彼女の周りから、かつて彼女と友達関係を作っていたであろう人間たちはいなくなっていた。
しかしその状況も、星川美麗の妖艶さを引き立たせる要因にしかならなかった。美少女が、どういうわけかハブられて一人でいる。その必要かどうかも分からない心の支えになりたい男達がかつての友達の代わりに群がっていた。
そしてその男達を一人残らずしっかりと相手する星川美麗は、少し恐ろしささえも感じた。
笑顔の鉄仮面。
誰に対しても表情を崩さない彼女を僕は心の中でそう呼んだ。それでも一人になった時、ごくたまに一瞬だけ見せる寂しげな顔が、やけに僕の脳内に住み着いている。
その顔を見る度に、僕の心は鎖で縛りつけられたようにギチギチと不快な音を立てた。でも僕にはそんな状態の星川美麗に声をかける資格なんてない。僕はなるべく星川美麗を意識しないように努めた。
窓の外の景色を見る時、視界に入っていても窓の枠や桟が意識の内に入ってこないように、教室の中で星川美麗を景色の一部として認識するようにした。
そんな星川美麗を見かねてか、女子で唯一声をかけたおせっかいなやつがいた。
◇◇
星川美麗が今度は一年生と付き合い始めたという噂を聞いた。その噂は本当らしく、数週間の間、一緒に帰りのバスを待っていた場所に彼女の姿は見えない。
バスに乗り込み、右手でつり革を掴み、ため息をついた。結局星川美麗はまだ誘えずにいる。誘えないまま、明日から夏休みに入る。
彼氏がいるんならそっちと遊ぶだろうし、僕が誘ったところであいつが承諾する未来は見えない。だけど船井との約束だし、一応声だけはかけてみるか。
左手で携帯を持ち出し、LINEを開いた。
自分>夏休みさ、船井や田中と映画行ったり花火したりする予定なんだけど時間が合えば美麗も来る?
星川美麗が断りやすいように時間が合えば、と保険をかけた。というか断られたい僕がいる。どうか承諾されませんように。
星川>行く
返信がきたと共に僕の思いは儚く散った。いや、まあ、来るなら来るで楽しめるとは思うけどさ・・・・・・。なんだかんだ言って、友達だし・・・・・・。
星川>日にちは?
自分>まだ詳しくは決まってないよ
星川>決まったら教えて、空けとくから
自分>了解
・・・・・・まあいい、星川美麗が来るとなれば田中も喜ぶだろう。とりあえずは船井に報告だ。船井は最後列の席に座っているが、下校中の高校生でごった返した車内で人混みをかき分ける気力もなく、ちょうどLINEを開いていたこともあってトーク履歴にある船井の文字をタップした。
自分>美麗来るって
チラッと船井を見ると携帯を確認したのが分かった。この至近距離でLINEというのもおかしな話だ、船井の口角が少し上がった。
船井>お! 流石浅尾!
自分>なんだよそれ
自分>日程が決まったら教えてほしいって言ってたよ
船井>そっか、じゃあ今決める?
自分>え、でも田中の予定とか聞かないとだろ?
船井>あいつは夏休み暇だって言ってたし、俺と浅尾のオープンキャンパスの日さえ避ければ問題ないって
自分>確かに
船井>そういえば星川の進路希望って知らない?
船井>星川も進学希望ならオープンキャンパスくらい行くよな?
行くよな? って聞かれても星川美麗とそんなに重要なところまで話すわけでもないし、僕に問われても困る。
自分>知らないなー
船井>悪いけど聞いといてもらえる?
自分>僕が?
船井>誘ったついでにさ、ダメ?
自分>ダメじゃないけど
船井>じゃあよろしく!
面倒なことばっかり増えていくような気がする。これも楽しい時間の前の雌伏の時、というやつだろうか。どうもそうは思えない。
仕方なしにもう一度星川美麗のトーク履歴をタップする。それにしても、こいつのアイコンは中学の時から変わらないな。携帯で撮った粗い夜空の写真。殆ど星も写ってないに等しいのに、頑なにこれにこだわっている。
自信を持っているであろう自分の容姿でもアイコンにすればもっと彼女らしいと思うのだが。
自分>何回もごめん
自分>美麗の進路希望ってどうなってるの?
星川>なに? 気になるの?
面倒くさ。女子ってこういうところあるよな。気にならないから普通に答えてくれ。
自分>別に
自分>進学だったらオープンキャンパスとか行くだろ? 船井と話してて、当然そういう日は避けようってなったからさ
自分>美麗がもしオープンキャンパス行くんならその日にちだけでも教えてくれない?
星川>あー、そういうことね
星川>まだ進路決めてないんだよね、だから日取りとか勝手に決めてていいよ
自分>了解
マジか、二年の夏にまだ進路決めてないって結構ヤバいんじゃないか。よっぽど星川美麗が楽観的なのか、はたまた僕が悲観的なのか。
もう一度船井のトーク画面を開いた。
そして星川美麗は自分の容姿が優れていることを最大限に利用している。男と話す時の絶妙な上目遣いも、細い首筋をわざと見せるためのセミロングの髪も、その全てがきっと彼女の計算のうちだ。
そして、それを快く思わない人間による噂話もたまに耳に入ってくる。そういう噂を聞く度に僕は胸が痛む。おそらくそれは星川美麗の元にも届いているだろうが、当の本人は気にする様子もなく、むしろどんどんその“悪癖”は加速している。
最初は中学二年になりたての春だった。隣のクラスで一番のイケメンが星川美麗に告白して成功したっていう噂を聞いた。僕は一年生の冬くらいから星川美麗とまあまあ仲が良かったため、そのイケメンからは邪険に扱われた。しかし一ヶ月くらいでそのイケメンとは別れたと星川美麗本人の口から聞いた。
それを聞いた時僕はどう返したっけ、何かを言った後の星川美麗のやけに不貞腐れた顔だけが記憶に残っている。
それから星川美麗は、取っ替え引っ替え、という言葉がそのまま当てはまるくらいには誰かと付き合ってはすぐに別れてを繰り返した。
星川美麗がそんなことをしているうちに、僕も数人の女子から告白された。だが、残念ながら僕は好きじゃない相手とは付き合わないと決めていたので全て丁重に断った。
人とコミュニケーションを取るのが面倒臭い。なんとなく一人でいた方が楽だと思っていた時、田中に声をかけられた。正直最初はこいつも今まで告白してきた女子と同じで、僕の見た目が好みで声をかけてきたんだろうと思っていた。
でも違った。田中には同じクラスの船井っていう彼氏がいて、普通に僕と友達になりたかったらしい。今思うと、いつも一人で居た僕を気にかけてくれたのかもしれない。
それから僕は田中や船井とつるみだした。田中は優しいやつだし、船井は少し抜けてるけどよく周りに気がつくやつだった。聞けば二人とも小学校の学区が違うだけで僕と家は近いらしく、自然と一緒に登下校するようになった。
話す機会が減っても星川美麗の噂は嫌というほど耳に入ってくる。今度は教師と
付き合ったらしい、次は六つ歳上の社会人らしい・・・・・・中学生といえば他人の色恋に敏感で、特にそういったアブノーマルな恋愛事情の噂はすぐに広まる。
そんな星川美麗が女子のグループからハブられるようになるのに時間はかからなかった。別にイジメがあるわけでも、真っ正面から敵対していたわけでもない。ただ、気付いた時には彼女の周りから、かつて彼女と友達関係を作っていたであろう人間たちはいなくなっていた。
しかしその状況も、星川美麗の妖艶さを引き立たせる要因にしかならなかった。美少女が、どういうわけかハブられて一人でいる。その必要かどうかも分からない心の支えになりたい男達がかつての友達の代わりに群がっていた。
そしてその男達を一人残らずしっかりと相手する星川美麗は、少し恐ろしささえも感じた。
笑顔の鉄仮面。
誰に対しても表情を崩さない彼女を僕は心の中でそう呼んだ。それでも一人になった時、ごくたまに一瞬だけ見せる寂しげな顔が、やけに僕の脳内に住み着いている。
その顔を見る度に、僕の心は鎖で縛りつけられたようにギチギチと不快な音を立てた。でも僕にはそんな状態の星川美麗に声をかける資格なんてない。僕はなるべく星川美麗を意識しないように努めた。
窓の外の景色を見る時、視界に入っていても窓の枠や桟が意識の内に入ってこないように、教室の中で星川美麗を景色の一部として認識するようにした。
そんな星川美麗を見かねてか、女子で唯一声をかけたおせっかいなやつがいた。
◇◇
星川美麗が今度は一年生と付き合い始めたという噂を聞いた。その噂は本当らしく、数週間の間、一緒に帰りのバスを待っていた場所に彼女の姿は見えない。
バスに乗り込み、右手でつり革を掴み、ため息をついた。結局星川美麗はまだ誘えずにいる。誘えないまま、明日から夏休みに入る。
彼氏がいるんならそっちと遊ぶだろうし、僕が誘ったところであいつが承諾する未来は見えない。だけど船井との約束だし、一応声だけはかけてみるか。
左手で携帯を持ち出し、LINEを開いた。
自分>夏休みさ、船井や田中と映画行ったり花火したりする予定なんだけど時間が合えば美麗も来る?
星川美麗が断りやすいように時間が合えば、と保険をかけた。というか断られたい僕がいる。どうか承諾されませんように。
星川>行く
返信がきたと共に僕の思いは儚く散った。いや、まあ、来るなら来るで楽しめるとは思うけどさ・・・・・・。なんだかんだ言って、友達だし・・・・・・。
星川>日にちは?
自分>まだ詳しくは決まってないよ
星川>決まったら教えて、空けとくから
自分>了解
・・・・・・まあいい、星川美麗が来るとなれば田中も喜ぶだろう。とりあえずは船井に報告だ。船井は最後列の席に座っているが、下校中の高校生でごった返した車内で人混みをかき分ける気力もなく、ちょうどLINEを開いていたこともあってトーク履歴にある船井の文字をタップした。
自分>美麗来るって
チラッと船井を見ると携帯を確認したのが分かった。この至近距離でLINEというのもおかしな話だ、船井の口角が少し上がった。
船井>お! 流石浅尾!
自分>なんだよそれ
自分>日程が決まったら教えてほしいって言ってたよ
船井>そっか、じゃあ今決める?
自分>え、でも田中の予定とか聞かないとだろ?
船井>あいつは夏休み暇だって言ってたし、俺と浅尾のオープンキャンパスの日さえ避ければ問題ないって
自分>確かに
船井>そういえば星川の進路希望って知らない?
船井>星川も進学希望ならオープンキャンパスくらい行くよな?
行くよな? って聞かれても星川美麗とそんなに重要なところまで話すわけでもないし、僕に問われても困る。
自分>知らないなー
船井>悪いけど聞いといてもらえる?
自分>僕が?
船井>誘ったついでにさ、ダメ?
自分>ダメじゃないけど
船井>じゃあよろしく!
面倒なことばっかり増えていくような気がする。これも楽しい時間の前の雌伏の時、というやつだろうか。どうもそうは思えない。
仕方なしにもう一度星川美麗のトーク履歴をタップする。それにしても、こいつのアイコンは中学の時から変わらないな。携帯で撮った粗い夜空の写真。殆ど星も写ってないに等しいのに、頑なにこれにこだわっている。
自信を持っているであろう自分の容姿でもアイコンにすればもっと彼女らしいと思うのだが。
自分>何回もごめん
自分>美麗の進路希望ってどうなってるの?
星川>なに? 気になるの?
面倒くさ。女子ってこういうところあるよな。気にならないから普通に答えてくれ。
自分>別に
自分>進学だったらオープンキャンパスとか行くだろ? 船井と話してて、当然そういう日は避けようってなったからさ
自分>美麗がもしオープンキャンパス行くんならその日にちだけでも教えてくれない?
星川>あー、そういうことね
星川>まだ進路決めてないんだよね、だから日取りとか勝手に決めてていいよ
自分>了解
マジか、二年の夏にまだ進路決めてないって結構ヤバいんじゃないか。よっぽど星川美麗が楽観的なのか、はたまた僕が悲観的なのか。
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