5 / 25
序章
市民革命
しおりを挟む
パキン、と音が響いた。
核が砕ける音だ。シルヴァは構わず咀嚼し続ける。
そして、シルヴァの口の中にある物を全て咀嚼し終え、飲み込んだ時に、体が、燃えた。
「……っあ」
火が出ているわけではない。体の内面から焼き尽くされるような痛みが、シルヴァを襲ったのだ。
「くっ……そ……」
シルヴァが倒れる。手を伸ばし、何かに縋るようだったが、遂にはその手すら地面に伏した。
それは、自分の体が、何か別の物に作り替えられているようだった。
「お前に……俺はやらねぇ……俺の体は……俺の物だ」
その言葉を最後に、シルヴァは動かなくなった。
◆◇◆
「………………」
ぴちゃり、と雫が垂れる。
意識が覚醒する。だが、ここはもう先程の場所ではなかった。
せせらぎに似た音が響く洞窟の一角で、シルヴァは頭を揺らした。
「あぁ……ここはどこだ。……全く、ちょくちょく変なところに飛ばされるものだな……」
シルヴァは、軽く手を握る。そして、近くにあった青々しい葉を掴んだ。
その瞬間、葉が灰のようになり、霧散していった。シルヴァはこの光景には、さすがに度肝を抜かれたようだ。
「はっはは……アイツの言う通りになったか……自分の体ながら気持ち悪いな……」
何かを惜しむような、哀愁に塗れた顔を上げ、シルヴァは天を仰いだ。
「あぁ……分かってる。おまえの意思は俺が受け継ぐから……ゆっくり、眠れ」
シルヴァが立ち上がる。片手に叡黎書を取り出し、次に収集する装備を選定する。そのまま闇に向かって歩きだし、二度と振り返ることはなかった……。
◆◇◆
「今こそ! 人民が立ち上がる時だ!」
シルヴァが生まれ育ったファルテ王国では、他国の援助を受けた市民の革命が始まった。
貴族による課税や、初夜権の乱行による退廃した政治への不満が今、爆発したのだ。
後の市民革命と呼ばれるこの革命は、市民絶対主義の元、貴族の完全処刑、市民による新たな共和制を築くことが理念であった。
すなわち、シルヴァ一家も、殺処分の対象であった。
王は、他国からの支援を見抜くことが出来ずに、また簡単に鎮圧できるだろうと軽視してしまった。また、当時の頼みの綱であった魔法機関が、市民側へと寝返ったのだ。
これにより、王都でのクーデターは成功を収める。勢いに乗った市民側は、すぐさま各地を支配している貴族の粛清へと進んだ。
王という絶対的存在を失った貴族は、市民達の敵ではなかった。自ら王の後を追う為に自殺した者達を除き、殺し方は残酷なものであった。
数々に渡る拷問を受けた後、広場で市民の前で一人ずつ首を落とされた。その首は三日間広場に放置され、たくさんの市民に石や砂、唾をかけられた。
シルヴァが別大陸にあるアイテムを収集するため、丁度地上に出たのが、まさに最後の貴族の子供が処刑された日のことであった。
「何だ……? この狂乱は」
怪訝な表情を浮かべるシルヴァは、初めて酒場に入った。この日は、めでたい日という事で、発泡酒が一杯無料だった。
「いらっしゃい」
「あ……発泡酒一つ」
「はいよ」
カウンター席に座ったシルヴァは、至る所で乾杯をする人達のあまりにも幸せそうな表情に顔をほころばせ、店主に訪ねた。
「なぁ、みんなかなりいい顔してるな。何があったんだ?」
すると店主は、一旦目を丸くして、その後言葉を続けた。
「なんでぇ。お前さんどっか別の国から来たんか?」
「あ……まぁ」
「今日はな、革命が終わった日なんだ。明日からは、あのクソ貴族達に代わって俺たち市民がこの国を動かすんだ」
清々しい顔で告げる店主に、シルヴァは特に表情の変化も見せず、「そうか。それはいい事だな」とだけ言った。
「ご馳走様」
「おう。今度はちゃんと酒を注文してくれよな」
結局、無料の発泡酒一杯しか呑まなかったシルヴァに、店主は苦笑いした。その店主に背を向け、シルヴァは店を後にした。
「革命ねぇ……。まぁいいんじゃないか?俺もあのクソ親父に政治が務まるとは思えないし……。そうだ。久しぶりに母上に挨拶に行くか。元気でいるかな?」
シルヴァ一家は、シルヴァだけ母が違った。所謂、側室というやつだ。シルヴァの父は、第一婦人が女二人産んだ時点で側室を迎えた。そして生まれた、子爵家の希望の跡取りがシルヴァだった。
だが、飽きることを知らない彼の好奇心は、政治などの勉強よりも探求ばっかりしていた。英才教育を施したかった父にとって、これほど厄介なことは無かった。
結局、その二年後に父は別の男児を養子に迎える。その男児は優秀……というより休憩の上手い人物だった。父の目の前では勤勉で人当たりのいい好青年を演じ、そのストレスを夜な夜なシルヴァで発散していた。
彼の母親はその虐めに気付き、シルヴァを連れて実家に戻った。母方の実家は没落寸前の男爵家だったが、それでも母は必死にシルヴァを育てた。
シルヴァも何か恩に報いたいと思い、最年少で学費免除を勝ち取り、魔法学園に入学した。その知らせに、一番喜んでくれたのは母だった。
長い間姿をくらまして心配させただろう。謝り文句を考えながらシルヴァは、母方の男爵家へと赴いた。
「は……なんだよ……これ」
実家は焼けていた。その焼け跡に、石を投げ込んでいるみすぼらしい服を着た少年に、シルヴァは声をかけた。
「ねぇ……ここに住んでいた人は?」
「はぁ? にぃちゃんそんなこともしらねぇのか?」
「え、そんなことってどういう……」
「貴族は全員処刑されたよ。この腐った世の中を正すには、貴族は全員要らない。これからは市民の時代さ!」
「……は?」
シルヴァは、硬直した。母が死んだ?あの優しい母が?
動揺で震えていると、背後から不意に声が掛かった。
「あんた、シルヴァかい?」
「え?……パン屋さんのおばさん?」
「あんた、よくお使い来ていたマリアんとこのシルヴァだよね?」
「え、はい。そうですが……」
「ほら、何やってんだい憲兵さん! 貴族の生き残りがいるじゃないか!」
「……え?」
「確保! 確保急げ!」
シルヴァは憲兵に拘束された。事態が飲み込めないシルヴァは、遠くで「ほら! 通報してやったんだから金をよこしな!」と息巻いているパン屋の老婦人の声が響く中、憲兵に言われるがままに監獄へと送られた。
◆◇◆
「新しい時代が来る。そこにお前ら貴族は邪魔なんだよ。分かったか」
監獄へ連行されている途中で、シルヴァは憲兵に脅し文句をかけられた。何も反応しないシルヴァに苛立った憲兵は、シルヴァの首を強引に動かして、あるものを見させた。
「ほら、殺された貴族はみんなあそこに首を晒されるのさ。お前も明日にはそこに並べられているだろうよ」
シルヴァは見てしまった。
悲愴な顔をした首を晒され、その首に石を投げつけられている母の光景を。
その時、シルヴァの中で何かが弾けた。
「……れるな」
「ん? 何だ? こいつ」
「母上に触れるなぁっ!」
シルヴァの大声が、広場に響き渡った。
核が砕ける音だ。シルヴァは構わず咀嚼し続ける。
そして、シルヴァの口の中にある物を全て咀嚼し終え、飲み込んだ時に、体が、燃えた。
「……っあ」
火が出ているわけではない。体の内面から焼き尽くされるような痛みが、シルヴァを襲ったのだ。
「くっ……そ……」
シルヴァが倒れる。手を伸ばし、何かに縋るようだったが、遂にはその手すら地面に伏した。
それは、自分の体が、何か別の物に作り替えられているようだった。
「お前に……俺はやらねぇ……俺の体は……俺の物だ」
その言葉を最後に、シルヴァは動かなくなった。
◆◇◆
「………………」
ぴちゃり、と雫が垂れる。
意識が覚醒する。だが、ここはもう先程の場所ではなかった。
せせらぎに似た音が響く洞窟の一角で、シルヴァは頭を揺らした。
「あぁ……ここはどこだ。……全く、ちょくちょく変なところに飛ばされるものだな……」
シルヴァは、軽く手を握る。そして、近くにあった青々しい葉を掴んだ。
その瞬間、葉が灰のようになり、霧散していった。シルヴァはこの光景には、さすがに度肝を抜かれたようだ。
「はっはは……アイツの言う通りになったか……自分の体ながら気持ち悪いな……」
何かを惜しむような、哀愁に塗れた顔を上げ、シルヴァは天を仰いだ。
「あぁ……分かってる。おまえの意思は俺が受け継ぐから……ゆっくり、眠れ」
シルヴァが立ち上がる。片手に叡黎書を取り出し、次に収集する装備を選定する。そのまま闇に向かって歩きだし、二度と振り返ることはなかった……。
◆◇◆
「今こそ! 人民が立ち上がる時だ!」
シルヴァが生まれ育ったファルテ王国では、他国の援助を受けた市民の革命が始まった。
貴族による課税や、初夜権の乱行による退廃した政治への不満が今、爆発したのだ。
後の市民革命と呼ばれるこの革命は、市民絶対主義の元、貴族の完全処刑、市民による新たな共和制を築くことが理念であった。
すなわち、シルヴァ一家も、殺処分の対象であった。
王は、他国からの支援を見抜くことが出来ずに、また簡単に鎮圧できるだろうと軽視してしまった。また、当時の頼みの綱であった魔法機関が、市民側へと寝返ったのだ。
これにより、王都でのクーデターは成功を収める。勢いに乗った市民側は、すぐさま各地を支配している貴族の粛清へと進んだ。
王という絶対的存在を失った貴族は、市民達の敵ではなかった。自ら王の後を追う為に自殺した者達を除き、殺し方は残酷なものであった。
数々に渡る拷問を受けた後、広場で市民の前で一人ずつ首を落とされた。その首は三日間広場に放置され、たくさんの市民に石や砂、唾をかけられた。
シルヴァが別大陸にあるアイテムを収集するため、丁度地上に出たのが、まさに最後の貴族の子供が処刑された日のことであった。
「何だ……? この狂乱は」
怪訝な表情を浮かべるシルヴァは、初めて酒場に入った。この日は、めでたい日という事で、発泡酒が一杯無料だった。
「いらっしゃい」
「あ……発泡酒一つ」
「はいよ」
カウンター席に座ったシルヴァは、至る所で乾杯をする人達のあまりにも幸せそうな表情に顔をほころばせ、店主に訪ねた。
「なぁ、みんなかなりいい顔してるな。何があったんだ?」
すると店主は、一旦目を丸くして、その後言葉を続けた。
「なんでぇ。お前さんどっか別の国から来たんか?」
「あ……まぁ」
「今日はな、革命が終わった日なんだ。明日からは、あのクソ貴族達に代わって俺たち市民がこの国を動かすんだ」
清々しい顔で告げる店主に、シルヴァは特に表情の変化も見せず、「そうか。それはいい事だな」とだけ言った。
「ご馳走様」
「おう。今度はちゃんと酒を注文してくれよな」
結局、無料の発泡酒一杯しか呑まなかったシルヴァに、店主は苦笑いした。その店主に背を向け、シルヴァは店を後にした。
「革命ねぇ……。まぁいいんじゃないか?俺もあのクソ親父に政治が務まるとは思えないし……。そうだ。久しぶりに母上に挨拶に行くか。元気でいるかな?」
シルヴァ一家は、シルヴァだけ母が違った。所謂、側室というやつだ。シルヴァの父は、第一婦人が女二人産んだ時点で側室を迎えた。そして生まれた、子爵家の希望の跡取りがシルヴァだった。
だが、飽きることを知らない彼の好奇心は、政治などの勉強よりも探求ばっかりしていた。英才教育を施したかった父にとって、これほど厄介なことは無かった。
結局、その二年後に父は別の男児を養子に迎える。その男児は優秀……というより休憩の上手い人物だった。父の目の前では勤勉で人当たりのいい好青年を演じ、そのストレスを夜な夜なシルヴァで発散していた。
彼の母親はその虐めに気付き、シルヴァを連れて実家に戻った。母方の実家は没落寸前の男爵家だったが、それでも母は必死にシルヴァを育てた。
シルヴァも何か恩に報いたいと思い、最年少で学費免除を勝ち取り、魔法学園に入学した。その知らせに、一番喜んでくれたのは母だった。
長い間姿をくらまして心配させただろう。謝り文句を考えながらシルヴァは、母方の男爵家へと赴いた。
「は……なんだよ……これ」
実家は焼けていた。その焼け跡に、石を投げ込んでいるみすぼらしい服を着た少年に、シルヴァは声をかけた。
「ねぇ……ここに住んでいた人は?」
「はぁ? にぃちゃんそんなこともしらねぇのか?」
「え、そんなことってどういう……」
「貴族は全員処刑されたよ。この腐った世の中を正すには、貴族は全員要らない。これからは市民の時代さ!」
「……は?」
シルヴァは、硬直した。母が死んだ?あの優しい母が?
動揺で震えていると、背後から不意に声が掛かった。
「あんた、シルヴァかい?」
「え?……パン屋さんのおばさん?」
「あんた、よくお使い来ていたマリアんとこのシルヴァだよね?」
「え、はい。そうですが……」
「ほら、何やってんだい憲兵さん! 貴族の生き残りがいるじゃないか!」
「……え?」
「確保! 確保急げ!」
シルヴァは憲兵に拘束された。事態が飲み込めないシルヴァは、遠くで「ほら! 通報してやったんだから金をよこしな!」と息巻いているパン屋の老婦人の声が響く中、憲兵に言われるがままに監獄へと送られた。
◆◇◆
「新しい時代が来る。そこにお前ら貴族は邪魔なんだよ。分かったか」
監獄へ連行されている途中で、シルヴァは憲兵に脅し文句をかけられた。何も反応しないシルヴァに苛立った憲兵は、シルヴァの首を強引に動かして、あるものを見させた。
「ほら、殺された貴族はみんなあそこに首を晒されるのさ。お前も明日にはそこに並べられているだろうよ」
シルヴァは見てしまった。
悲愴な顔をした首を晒され、その首に石を投げつけられている母の光景を。
その時、シルヴァの中で何かが弾けた。
「……れるな」
「ん? 何だ? こいつ」
「母上に触れるなぁっ!」
シルヴァの大声が、広場に響き渡った。
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる