7 / 25
第一章
どうやらダンジョンに入退場すると金が必要らしい
しおりを挟む
シルヴァが、久しぶりにダンジョンを後にした。このダンジョンは、本流と支流という二つに分けられる。本流と呼ばれるダンジョンは、大陸を幾つも跨ぎ、支流同士を結び付ける。支流は、大陸によりその色を変え、冒険者達に立ち塞がる。
シルヴァが本流へ入ったのがおよそ1000年前。そこから、幾つもの支流を隈無く移動、探索を繰り返していた。
久しぶりに浴びる日光。太陽の焼けるような日差しに目を顰め、シルヴァは深呼吸をした。
「あぁ~。陽の光を浴びるのは久しぶりだな。やっぱり良いものだな」
大きく背伸びをする。だが、ここ1000年でシルヴァが見た景色はかなり変わっていた。
「まじか……俺が入った時は辺境の辺境だった入り口が……こんなに発展したんだな」
そう。1000年前は、入り口は山の中であった。本流と支流という表現も、シルヴァが付けたものだ。それほど、世間認知度が低く、隠れダンジョンであったはずだった。
だが今はどうだ。ダンジョンを中心とし、大きな街が栄えているではないか。また、ダンジョンに来る冒険者が一番の稼ぎ頭なのだろう。旅館、銭湯、武器防具屋が至る所にある。
だが、シルヴァにはある懸念があった。
「うわ……慣れるのに時間かかりそう……」
そう、シルヴァは何百年もの間、ぼっちだったのだ。
シルヴァは、決してコミュニケーション障害がある訳では無い。面倒なだけで、コミュニケーションを取る気なら難なく取れたはずだ。
だが、久しく人と顔を合わせていないシルヴァは、どう話しかければいいのかを記憶の奥へしまったのだ。
必死で記憶を弄るシルヴァ。だんだんと周りの熱気に慣れていくにつれ、シルヴァも思い出してきたようだ。
(あーもー、なんか話しかけづらいオーラ漂ってないか? まぁいいか。だが……)
シルヴァの目線が動く。整備された街道、木と石造りの建物。シルヴァが見たことがあるような服を着る人々。
(なんで……文明が発達していない?)
そう。1000年もあれば、文明は必ず発展する筈だ。更に言ってしまえば、シルヴァが1000年前に本流へ入る際には、竜など飛行生物を従えることなく空を飛べる“車”なるものがかなり普及していた。
更に、建造物は木と石造りではなく、ファルという鉱石と、シーテヴァスという液体鉱物の混合物が広く利用されていた。軽く、耐久性に優れ、また劣化し辛いので、かなり需要があった。
その他にも、人間が自らの手で作り出した“農園”と呼ばれるモノが存在していたらしい。需要の高い素材をドロップする魔物を人間の手で管理、出荷していたという。これにより、半数近くの冒険者が廃業に追いやられていたはずだ。
だが、今のこれは何なのか。文明の後退はほぼありえない。シルヴァが迷宮に潜っていた1000年の間に、地上に一体何があったのだろうか。
「あの、すみません。少しお時間よろしいでしょうか?」
ダンジョン入り口付近でシルヴァがぼーっと立っていると、突然声をかけられた。
「あ、俺ですか?」
「はい、あなたです」
シルヴァが戸惑って自分を指さすと、その声の主……ポニーテールの少女は、満面の笑みを浮かべた。
「あの、あなたはフリーの冒険者ですか?」
この問に、シルヴァは困惑した。だが、ここではフリーなのとフリーじゃない冒険者がいるらしい。
「え……っと? フリー? なのかな?」
「あの、どこかクランに所属されていませんよね?」
「え? クラン? 何それ」
「あなたはクランに属されていないということでよろしいですか?」
「あ、はい。まぁ。そうなんですかね」
すると、少女は満面の笑みを崩さずに、手を出した。
「退場料をお支払い下さい」
シルヴァは困惑した。
「え、何? お金取られるの?」
「ええ、クランに属しておられるのであれば月末にクランで一括払いされますが……フリーの方は入場料と退場料を即時お支払いして頂く必要があります」
「え……ダンジョンから出るのに金取るの?」
「はい」
(この文明はダンジョンの入退場すら金がかかるのか……タダで入っていた頃が懐かしいな)
「あの、お幾ら?」
「一律1マーズでございます」
「……まーず?」
「ええ、1マーズです」
(お金の単位も違うんかーい。まぁ当たり前か)
「んー、今は金はないけどダンジョンで収集したものを換金すればその1まーず? ってやつになるんじゃないか?」
「では1マーズ相当の鉱石またはアイテムの提出をお願いします」
「んん1マーズ相当ねぇ」
(1マーズ相当ってどれくらいだよ全く。でも冒険者が入退場で支払えることが出来る金額ってことは、それほど高い訳ではなさそうだな)
叡黎書を開く。すると、その少女が疑問を浮かべた顔で聞いてきた。
「あの、アイテムポーチはお持ちではないのですか?」
「ん~?知らないな」
「え、冒険者でアイテムポーチをお持ちではない……?もしかして紛失被害とかは」
「ないない。んで、こんなもんでいいか?」
シルヴァが叡黎書から取り出したのは、親指の爪ほどの大きさのシルリアの原石だった。
「はい、ありがとうございます。……ん?ちょっとお待ちください」
「なにか不備でも?それとも足りない?」
「いえ……少し失礼します」
少女が首から下げていたネックレスを持つ。そのネックレスには、鑑定アイテムと思われる小さい円形の硝子が備え付けられていた。
「こ……これは……シルリア? ナージャではなく、シルリア?」
(お……やっぱり物質名に変わりはない……やっぱり叡黎書は何か影響でもあるのか……)
そして、一通り鑑定を終えた少女がシルヴァの前に立った。
「この大きさのシルリアの原石となると、単価は軽く10マーズを超えます。代替品と交換できませんか?……本部にお釣りを取りに行くの面倒なので」
この少女、意外と面倒臭がり屋だ。
「分かったよ。それじゃ……こんなのでどう?」
次いでシルヴァが取り出したのは、小指ほどの白雲母だった。
「ありがとうございます。これは……雲母ですか」
「あの、何か?」
「あ……いえ、1マーズ相当の白雲母です。ありがとうございました」
「そうか。なら良かった。これで失礼させて貰うよ」
「あの、ちょっといいですか?」
「ん?なんですか?」
「いえ……アイテムポーチをお持ちでないのでしたら、私行きつけの雑貨屋をご紹介致しますが……」
「あー、そのアイテムポーチってやつ、なんか袋みたいなものでしょ?」
少女が、少しキレた。しかも、突然に。
「母さんの作るアイテムポーチは、布なんかじゃありません!ほら、これを見てください!」
そう言って、自分のであろうアイテムポーチをシルヴァにこれでもかという程見せる。
「およそ10センチ四方のこの無駄のないシンプルなデザイン!肩掛けも付いていて無くすことはありません!さらに、見た目に反してこの大きさで収容量はオドロキの箪笥一つ分!」
(センチ……?量の単位は同じか。てか箪笥なんていっぱいあるだろーよ。どの箪笥かによって容量結構違う気がするんだが……)
「そしてなんと材質は鰐皮!」
シルヴァは吹いた。なんで鰐皮がシンプルなデザインになるのか、全く分からなかったからだ。更に、熱心に説明している少女の必死さと、鰐皮というまるでギャグみたいな単語のミスマッチが、彼のツボに入ったのだ。
「な、なんで笑うんですか!」
「あぁ……いや、はは、久しぶりに笑った。すまないがそのアイテムポーチとやらを買うことはできない。なぜなら……」
シルヴァは、広げた掌の上に叡黎書を呼び出す。びっくりして腰が抜けた少女に、シルヴァは言った。
「俺には、この相棒がいるんでね」
シーンと静まり返った空間。少し羞恥心が出てきたシルヴァは、まだ腰を抜かしたままの少女に、手を差し伸べた。
「ほら、いつまでも間抜け面していないで。立てるか?」
差し出された手を、少女が掴む。そのまま、シルヴァはその少女を起こした。
「まぁ……なんだ。その、今度何か必要になったら覗いてみるよ」
シルヴァが頬を掻きながら言う。少女は、少し涙に腫れた目を拭い、シルヴァに一枚の紙を差し出した。
「これ、ウチの場所です。よかったら、いらしてください」
「ああ。じゃあな」
シルヴァは身を翻し、颯爽と歩く。その様子を、少女はずっと見ていた。
「大丈夫かな……。今いろんなクランが新規団員募集してるし……。そう言えば、シャルちゃんは元気かなぁ」
少女を呼ぶ他の管理官見習い生が聞こえる。少女は、軽く返事をして、同僚の元へと走っていった。
シルヴァが本流へ入ったのがおよそ1000年前。そこから、幾つもの支流を隈無く移動、探索を繰り返していた。
久しぶりに浴びる日光。太陽の焼けるような日差しに目を顰め、シルヴァは深呼吸をした。
「あぁ~。陽の光を浴びるのは久しぶりだな。やっぱり良いものだな」
大きく背伸びをする。だが、ここ1000年でシルヴァが見た景色はかなり変わっていた。
「まじか……俺が入った時は辺境の辺境だった入り口が……こんなに発展したんだな」
そう。1000年前は、入り口は山の中であった。本流と支流という表現も、シルヴァが付けたものだ。それほど、世間認知度が低く、隠れダンジョンであったはずだった。
だが今はどうだ。ダンジョンを中心とし、大きな街が栄えているではないか。また、ダンジョンに来る冒険者が一番の稼ぎ頭なのだろう。旅館、銭湯、武器防具屋が至る所にある。
だが、シルヴァにはある懸念があった。
「うわ……慣れるのに時間かかりそう……」
そう、シルヴァは何百年もの間、ぼっちだったのだ。
シルヴァは、決してコミュニケーション障害がある訳では無い。面倒なだけで、コミュニケーションを取る気なら難なく取れたはずだ。
だが、久しく人と顔を合わせていないシルヴァは、どう話しかければいいのかを記憶の奥へしまったのだ。
必死で記憶を弄るシルヴァ。だんだんと周りの熱気に慣れていくにつれ、シルヴァも思い出してきたようだ。
(あーもー、なんか話しかけづらいオーラ漂ってないか? まぁいいか。だが……)
シルヴァの目線が動く。整備された街道、木と石造りの建物。シルヴァが見たことがあるような服を着る人々。
(なんで……文明が発達していない?)
そう。1000年もあれば、文明は必ず発展する筈だ。更に言ってしまえば、シルヴァが1000年前に本流へ入る際には、竜など飛行生物を従えることなく空を飛べる“車”なるものがかなり普及していた。
更に、建造物は木と石造りではなく、ファルという鉱石と、シーテヴァスという液体鉱物の混合物が広く利用されていた。軽く、耐久性に優れ、また劣化し辛いので、かなり需要があった。
その他にも、人間が自らの手で作り出した“農園”と呼ばれるモノが存在していたらしい。需要の高い素材をドロップする魔物を人間の手で管理、出荷していたという。これにより、半数近くの冒険者が廃業に追いやられていたはずだ。
だが、今のこれは何なのか。文明の後退はほぼありえない。シルヴァが迷宮に潜っていた1000年の間に、地上に一体何があったのだろうか。
「あの、すみません。少しお時間よろしいでしょうか?」
ダンジョン入り口付近でシルヴァがぼーっと立っていると、突然声をかけられた。
「あ、俺ですか?」
「はい、あなたです」
シルヴァが戸惑って自分を指さすと、その声の主……ポニーテールの少女は、満面の笑みを浮かべた。
「あの、あなたはフリーの冒険者ですか?」
この問に、シルヴァは困惑した。だが、ここではフリーなのとフリーじゃない冒険者がいるらしい。
「え……っと? フリー? なのかな?」
「あの、どこかクランに所属されていませんよね?」
「え? クラン? 何それ」
「あなたはクランに属されていないということでよろしいですか?」
「あ、はい。まぁ。そうなんですかね」
すると、少女は満面の笑みを崩さずに、手を出した。
「退場料をお支払い下さい」
シルヴァは困惑した。
「え、何? お金取られるの?」
「ええ、クランに属しておられるのであれば月末にクランで一括払いされますが……フリーの方は入場料と退場料を即時お支払いして頂く必要があります」
「え……ダンジョンから出るのに金取るの?」
「はい」
(この文明はダンジョンの入退場すら金がかかるのか……タダで入っていた頃が懐かしいな)
「あの、お幾ら?」
「一律1マーズでございます」
「……まーず?」
「ええ、1マーズです」
(お金の単位も違うんかーい。まぁ当たり前か)
「んー、今は金はないけどダンジョンで収集したものを換金すればその1まーず? ってやつになるんじゃないか?」
「では1マーズ相当の鉱石またはアイテムの提出をお願いします」
「んん1マーズ相当ねぇ」
(1マーズ相当ってどれくらいだよ全く。でも冒険者が入退場で支払えることが出来る金額ってことは、それほど高い訳ではなさそうだな)
叡黎書を開く。すると、その少女が疑問を浮かべた顔で聞いてきた。
「あの、アイテムポーチはお持ちではないのですか?」
「ん~?知らないな」
「え、冒険者でアイテムポーチをお持ちではない……?もしかして紛失被害とかは」
「ないない。んで、こんなもんでいいか?」
シルヴァが叡黎書から取り出したのは、親指の爪ほどの大きさのシルリアの原石だった。
「はい、ありがとうございます。……ん?ちょっとお待ちください」
「なにか不備でも?それとも足りない?」
「いえ……少し失礼します」
少女が首から下げていたネックレスを持つ。そのネックレスには、鑑定アイテムと思われる小さい円形の硝子が備え付けられていた。
「こ……これは……シルリア? ナージャではなく、シルリア?」
(お……やっぱり物質名に変わりはない……やっぱり叡黎書は何か影響でもあるのか……)
そして、一通り鑑定を終えた少女がシルヴァの前に立った。
「この大きさのシルリアの原石となると、単価は軽く10マーズを超えます。代替品と交換できませんか?……本部にお釣りを取りに行くの面倒なので」
この少女、意外と面倒臭がり屋だ。
「分かったよ。それじゃ……こんなのでどう?」
次いでシルヴァが取り出したのは、小指ほどの白雲母だった。
「ありがとうございます。これは……雲母ですか」
「あの、何か?」
「あ……いえ、1マーズ相当の白雲母です。ありがとうございました」
「そうか。なら良かった。これで失礼させて貰うよ」
「あの、ちょっといいですか?」
「ん?なんですか?」
「いえ……アイテムポーチをお持ちでないのでしたら、私行きつけの雑貨屋をご紹介致しますが……」
「あー、そのアイテムポーチってやつ、なんか袋みたいなものでしょ?」
少女が、少しキレた。しかも、突然に。
「母さんの作るアイテムポーチは、布なんかじゃありません!ほら、これを見てください!」
そう言って、自分のであろうアイテムポーチをシルヴァにこれでもかという程見せる。
「およそ10センチ四方のこの無駄のないシンプルなデザイン!肩掛けも付いていて無くすことはありません!さらに、見た目に反してこの大きさで収容量はオドロキの箪笥一つ分!」
(センチ……?量の単位は同じか。てか箪笥なんていっぱいあるだろーよ。どの箪笥かによって容量結構違う気がするんだが……)
「そしてなんと材質は鰐皮!」
シルヴァは吹いた。なんで鰐皮がシンプルなデザインになるのか、全く分からなかったからだ。更に、熱心に説明している少女の必死さと、鰐皮というまるでギャグみたいな単語のミスマッチが、彼のツボに入ったのだ。
「な、なんで笑うんですか!」
「あぁ……いや、はは、久しぶりに笑った。すまないがそのアイテムポーチとやらを買うことはできない。なぜなら……」
シルヴァは、広げた掌の上に叡黎書を呼び出す。びっくりして腰が抜けた少女に、シルヴァは言った。
「俺には、この相棒がいるんでね」
シーンと静まり返った空間。少し羞恥心が出てきたシルヴァは、まだ腰を抜かしたままの少女に、手を差し伸べた。
「ほら、いつまでも間抜け面していないで。立てるか?」
差し出された手を、少女が掴む。そのまま、シルヴァはその少女を起こした。
「まぁ……なんだ。その、今度何か必要になったら覗いてみるよ」
シルヴァが頬を掻きながら言う。少女は、少し涙に腫れた目を拭い、シルヴァに一枚の紙を差し出した。
「これ、ウチの場所です。よかったら、いらしてください」
「ああ。じゃあな」
シルヴァは身を翻し、颯爽と歩く。その様子を、少女はずっと見ていた。
「大丈夫かな……。今いろんなクランが新規団員募集してるし……。そう言えば、シャルちゃんは元気かなぁ」
少女を呼ぶ他の管理官見習い生が聞こえる。少女は、軽く返事をして、同僚の元へと走っていった。
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる