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第5話:聖女リリアの登場と王太子の暴力
その日の午後、私は王宮の庭園で行われていた茶会に強制連行されていた。
主催は王太子アレクサンダー殿下。 主賓は私。 招かれたのは、有力貴族のご令嬢たち。
名目は「婚約者との仲直り記念」だそうだが、実態は「俺の愛するヴィオレッタを崇め奉る会」だった。
「さあ、ヴィオレッタ。この最高級の茶葉を使った紅茶だ。僕が淹れよう」 「……恐れ入ります」 「このスコーンも君のために焼かせた。君の好きなイチゴジャムをたっぷりと……ああっ、君の指にジャムがついてしまった! 待っていてくれ、僕が舐めて取ってやるから!」 「結構です!!」
私はハンカチで乱暴に指を拭った。 周囲の令嬢たちが、扇子の陰でひそひそと囁き合う。 「殿下、あそこまでヴィオレッタ様に夢中だなんて……」 「以前はあんなに冷淡でしたのに」 「やはり、男心をつかむ魔性の女ですわね」
違う。 これは愛ではない。執着と、罪悪感の裏返しだ。 私の意思など介在しない、独りよがりな劇場だ。
胃が痛い。 昨夜のシルヴィオ公爵との静かな時間が、まるで遠い夢のように思える。 あの冷たい空気。墓地の静寂。 今すぐにでもあそこへ逃げ帰りたい。
その時だった。
「アレクサンダー殿下ぁ~!」
甘ったるい、砂糖菓子を煮詰めたような声が響いた。 庭園の入り口から、ふわふわとしたピンク色の髪を揺らして駆け寄ってくる少女がいた。
男爵令嬢、リリア。 この国で「聖女」と認定された、治癒の魔力を持つ少女。 そして――私を冤罪に陥れ、処刑台へと追いやった張本人。
私の背筋が凍った。 恐怖で指先が震える。 あの子だ。あの子が泣き真似をして、「ヴィオレッタ様にいじめられました」と嘘をついたせいで。 私は全てを奪われた。
(……殺される)
条件反射で体が竦む。 殿下が私を捨てて、あの子の元へ走る光景が脳裏をよぎる。 また、断罪が始まるのか。
リリアは無邪気な笑顔で、私たちのテーブルへ突進してきた。
「殿下、探しましたよぉ! 今日は私との約束があったはず……」
彼女が殿下の腕に絡みつこうと手を伸ばした、その瞬間。
ドガッ!!
鈍い音が響いた。
「きゃあッ!?」
リリアの体が宙を舞った。 そのまま、彼女は手入れされた芝生の上に無様に転がり落ちた。
何が起きたのか、一瞬理解できなかった。 周囲の令嬢たちも息を飲み、静まり返る。
リリアを突き飛ばしたのは――アレクサンダー殿下だった。
彼は先ほどまでの甘い笑顔を消し去り、見たこともないような形相でリリアを見下ろしていた。 その青い瞳には、憎悪と嫌悪が渦巻いている。
「気安く触れるな、汚らわしい!」
殿下の怒号が庭園に轟いた。 リリアは涙目で呆然としている。
「で、殿下……? 何を……?」
「そのふざけた口を閉じろ! 貴様の声を聞くだけで反吐が出る!」
殿下はテーブルの上のティーポットを掴むと、中身が入ったまま、リリアの足元に叩きつけた。
ガシャァン!!
磁器が砕け散り、熱い紅茶がリリアのドレスを汚す。 悲鳴を上げるリリア。 恐怖で震え上がる令嬢たち。
狂気だ。 誰もがそう思ったはずだ。 高貴な王族が、か弱い聖女に対して振るう暴力。 しかし、殿下は止まらない。
「よくも俺の前に顔を出せたな、この毒婦め! 貴様の嘘のせいで、俺は大切なヴィオレッタを失うところだったんだぞ!」
(……失うところだった、じゃないわ。殺したのよ、貴方が)
私は冷めた頭の片隅で突っ込みを入れたが、体は恐怖で動かなかった。
リリアには、殿下の言っている意味がわからないはずだ。 彼女にはループ前の記憶がない。 今の彼女にとって、自分はただ殿下に気に入られている(と思っていた)聖女であり、まだ何も悪事は働いていないのだから。
「殿下、ひどいですぅ……私、何もしてないのに……」
「黙れ! 貴様がこれから何をするつもりだったか、俺は全部知っているんだ!」
殿下はリリアに歩み寄り、その胸ぐらを掴み上げた。 聖女の足が地面から浮く。
「二度とヴィオレッタに近づくな。その薄汚い視界に入れるな。今度彼女の半径百メートル以内に近づいたら、その首をへし折って豚の餌にしてやる!」
彼はリリアをゴミのように放り投げた。 リリアは恐怖のあまり失禁し、泣き叫びながら這うようにして逃げ出した。 護衛の騎士たちすら、殿下のあまりの剣幕に動けずにいた。
庭園に、重苦しい沈黙が落ちる。 誰一人として言葉を発せない。
殿下は荒い息を吐きながら肩を揺らし、やがてゆっくりと私の方へ振り返った。
その瞬間、彼の顔から鬼の形相が消えた。 代わりに浮かんだのは、太陽のような、屈託のない満面の笑みだった。
「大丈夫かい、ヴィオレッタ?」
彼は血走った目で、優しく微笑んだ。
「怖かっただろう? でも、もう安心していいよ。害虫は僕が追い払ったからね」
彼は手を広げ、私の肩を抱こうとした。 その手は、先ほどリリアを突き飛ばし、胸ぐらを掴んだその手だ。
「……ひっ」
私は反射的に身をすくめた。 ガタガタと歯が鳴る。 怖い。 聖女リリアよりも、断頭台よりも、今目の前にいるこの男が、何より恐ろしい。
「どうしたんだい? ああ、感動して震えているのか。そうだよね、ずっとあの女にいじめられて辛かったんだよね。僕が仇を討ってあげたよ」
殿下は私の恐怖を、またしても「感動」と解釈した。 彼は私の震える肩を抱き寄せ、耳元で囁く。
「君の敵は、僕の敵だ。君を傷つける奴は、誰であろうと僕が排除する。たとえそれが聖女でも、神でもだ。僕はこの手で、君のためならどんな残酷なことだってできるんだよ」
彼はそれを「究極の愛の言葉」として告げているつもりなのだろう。 けれど、私には「死刑宣告」にしか聞こえなかった。
この人は、何も変わっていない。 対象が変わっただけだ。
かつては、リリアを愛し、私を「悪」と断じて切り捨てた。 今は、私を愛し、リリアを「悪」と断じて暴力で排除した。
彼の世界には、「愛する対象」と「ゴミ」の二種類しか存在しないのだ。 そしてその分類は、彼の気まぐれ一つで簡単に入れ替わる。
もし、私が彼の機嫌を損ねたら? もし、私が彼の理想通りの「愛される婚約者」を演じきれなくなったら?
次は私が、あのように突き飛ばされ、罵倒され、ゴミのように捨てられる番だ。
(……この人は、猛獣だわ)
首輪のついていない、言葉の通じない猛獣。 「愛」という名の牙で、私を噛み砕こうとしている。
私は胃の中のものがせり上がってくるのを必死で耐えた。 ここで吐けば、彼は「具合が悪いのか!医者を呼べ!」と騒ぎ立て、さらに私を拘束するだろう。
「……ありがとう、ございます。殿下」
私は蚊の鳴くような声で、やっとのことで言った。 言わなければ、何をされるかわからないから。
「いいんだよ、ヴィオレッタ。君の笑顔のためなら、僕は悪魔にだってなってみせるさ」
殿下は満足げに私の髪に口づけを落とした。 その唇の熱さが、焼き鏝のように感じられた。
茶会は、異様な雰囲気のまま解散となった。 令嬢たちは皆、青ざめた顔で逃げるように帰っていった。 明日には、「王太子殿下のご乱心」という噂が社交界を駆け巡るだろう。
私は自室に戻るなり、トイレに駆け込み、胃液が出るまで嘔吐した。
「……無理。もう、無理」
涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして、私は冷たいタイルの床に蹲った。
暴力。暴言。独善的な正義。 あれが、この国の未来の王の姿だ。 あんな男の隣で、一生を過ごす? 毎日、愛していると囁かれながら、いつ「ゴミ」に転落するか怯えながら?
そんなの、処刑されるより残酷な拷問だ。
「……シルヴィオ様」
無意識のうちに、その名前を呼んでいた。
昨夜の、墓地での静寂が恋しい。 彼の、氷のような冷たさが恋しい。 彼は何も言わなかった。何も押し付けなかった。 ただ静かに、私の隣にいてくれた。
王太子が「太陽」なら、あの方は「静寂の闇」。 今の私に必要なのは、焼き尽くすような光ではなく、傷を隠してくれる闇なのだ。
私は這うようにしてベッドに行き、引き出しの奥から、小さな紙切れを取り出した。 昨夜、別れ際に彼が手渡してくれたものだ。
『何かあれば、いつでも来るといい。死者は拒まない』
美しい筆跡で書かれた、短いメッセージ。 それは、ただの社交辞令だったかもしれない。 でも、私には蜘蛛の糸のように見えた。
私はその紙切れを胸に抱きしめ、子供のように丸まった。
逃げたい。 王太子の愛から。 この息苦しい生の世界から。 あの静かな、死の香りのする場所へ。
窓の外では、王太子の送った真っ赤な薔薇が、夕日を浴びて血のようにどす黒く輝いていた。
主催は王太子アレクサンダー殿下。 主賓は私。 招かれたのは、有力貴族のご令嬢たち。
名目は「婚約者との仲直り記念」だそうだが、実態は「俺の愛するヴィオレッタを崇め奉る会」だった。
「さあ、ヴィオレッタ。この最高級の茶葉を使った紅茶だ。僕が淹れよう」 「……恐れ入ります」 「このスコーンも君のために焼かせた。君の好きなイチゴジャムをたっぷりと……ああっ、君の指にジャムがついてしまった! 待っていてくれ、僕が舐めて取ってやるから!」 「結構です!!」
私はハンカチで乱暴に指を拭った。 周囲の令嬢たちが、扇子の陰でひそひそと囁き合う。 「殿下、あそこまでヴィオレッタ様に夢中だなんて……」 「以前はあんなに冷淡でしたのに」 「やはり、男心をつかむ魔性の女ですわね」
違う。 これは愛ではない。執着と、罪悪感の裏返しだ。 私の意思など介在しない、独りよがりな劇場だ。
胃が痛い。 昨夜のシルヴィオ公爵との静かな時間が、まるで遠い夢のように思える。 あの冷たい空気。墓地の静寂。 今すぐにでもあそこへ逃げ帰りたい。
その時だった。
「アレクサンダー殿下ぁ~!」
甘ったるい、砂糖菓子を煮詰めたような声が響いた。 庭園の入り口から、ふわふわとしたピンク色の髪を揺らして駆け寄ってくる少女がいた。
男爵令嬢、リリア。 この国で「聖女」と認定された、治癒の魔力を持つ少女。 そして――私を冤罪に陥れ、処刑台へと追いやった張本人。
私の背筋が凍った。 恐怖で指先が震える。 あの子だ。あの子が泣き真似をして、「ヴィオレッタ様にいじめられました」と嘘をついたせいで。 私は全てを奪われた。
(……殺される)
条件反射で体が竦む。 殿下が私を捨てて、あの子の元へ走る光景が脳裏をよぎる。 また、断罪が始まるのか。
リリアは無邪気な笑顔で、私たちのテーブルへ突進してきた。
「殿下、探しましたよぉ! 今日は私との約束があったはず……」
彼女が殿下の腕に絡みつこうと手を伸ばした、その瞬間。
ドガッ!!
鈍い音が響いた。
「きゃあッ!?」
リリアの体が宙を舞った。 そのまま、彼女は手入れされた芝生の上に無様に転がり落ちた。
何が起きたのか、一瞬理解できなかった。 周囲の令嬢たちも息を飲み、静まり返る。
リリアを突き飛ばしたのは――アレクサンダー殿下だった。
彼は先ほどまでの甘い笑顔を消し去り、見たこともないような形相でリリアを見下ろしていた。 その青い瞳には、憎悪と嫌悪が渦巻いている。
「気安く触れるな、汚らわしい!」
殿下の怒号が庭園に轟いた。 リリアは涙目で呆然としている。
「で、殿下……? 何を……?」
「そのふざけた口を閉じろ! 貴様の声を聞くだけで反吐が出る!」
殿下はテーブルの上のティーポットを掴むと、中身が入ったまま、リリアの足元に叩きつけた。
ガシャァン!!
磁器が砕け散り、熱い紅茶がリリアのドレスを汚す。 悲鳴を上げるリリア。 恐怖で震え上がる令嬢たち。
狂気だ。 誰もがそう思ったはずだ。 高貴な王族が、か弱い聖女に対して振るう暴力。 しかし、殿下は止まらない。
「よくも俺の前に顔を出せたな、この毒婦め! 貴様の嘘のせいで、俺は大切なヴィオレッタを失うところだったんだぞ!」
(……失うところだった、じゃないわ。殺したのよ、貴方が)
私は冷めた頭の片隅で突っ込みを入れたが、体は恐怖で動かなかった。
リリアには、殿下の言っている意味がわからないはずだ。 彼女にはループ前の記憶がない。 今の彼女にとって、自分はただ殿下に気に入られている(と思っていた)聖女であり、まだ何も悪事は働いていないのだから。
「殿下、ひどいですぅ……私、何もしてないのに……」
「黙れ! 貴様がこれから何をするつもりだったか、俺は全部知っているんだ!」
殿下はリリアに歩み寄り、その胸ぐらを掴み上げた。 聖女の足が地面から浮く。
「二度とヴィオレッタに近づくな。その薄汚い視界に入れるな。今度彼女の半径百メートル以内に近づいたら、その首をへし折って豚の餌にしてやる!」
彼はリリアをゴミのように放り投げた。 リリアは恐怖のあまり失禁し、泣き叫びながら這うようにして逃げ出した。 護衛の騎士たちすら、殿下のあまりの剣幕に動けずにいた。
庭園に、重苦しい沈黙が落ちる。 誰一人として言葉を発せない。
殿下は荒い息を吐きながら肩を揺らし、やがてゆっくりと私の方へ振り返った。
その瞬間、彼の顔から鬼の形相が消えた。 代わりに浮かんだのは、太陽のような、屈託のない満面の笑みだった。
「大丈夫かい、ヴィオレッタ?」
彼は血走った目で、優しく微笑んだ。
「怖かっただろう? でも、もう安心していいよ。害虫は僕が追い払ったからね」
彼は手を広げ、私の肩を抱こうとした。 その手は、先ほどリリアを突き飛ばし、胸ぐらを掴んだその手だ。
「……ひっ」
私は反射的に身をすくめた。 ガタガタと歯が鳴る。 怖い。 聖女リリアよりも、断頭台よりも、今目の前にいるこの男が、何より恐ろしい。
「どうしたんだい? ああ、感動して震えているのか。そうだよね、ずっとあの女にいじめられて辛かったんだよね。僕が仇を討ってあげたよ」
殿下は私の恐怖を、またしても「感動」と解釈した。 彼は私の震える肩を抱き寄せ、耳元で囁く。
「君の敵は、僕の敵だ。君を傷つける奴は、誰であろうと僕が排除する。たとえそれが聖女でも、神でもだ。僕はこの手で、君のためならどんな残酷なことだってできるんだよ」
彼はそれを「究極の愛の言葉」として告げているつもりなのだろう。 けれど、私には「死刑宣告」にしか聞こえなかった。
この人は、何も変わっていない。 対象が変わっただけだ。
かつては、リリアを愛し、私を「悪」と断じて切り捨てた。 今は、私を愛し、リリアを「悪」と断じて暴力で排除した。
彼の世界には、「愛する対象」と「ゴミ」の二種類しか存在しないのだ。 そしてその分類は、彼の気まぐれ一つで簡単に入れ替わる。
もし、私が彼の機嫌を損ねたら? もし、私が彼の理想通りの「愛される婚約者」を演じきれなくなったら?
次は私が、あのように突き飛ばされ、罵倒され、ゴミのように捨てられる番だ。
(……この人は、猛獣だわ)
首輪のついていない、言葉の通じない猛獣。 「愛」という名の牙で、私を噛み砕こうとしている。
私は胃の中のものがせり上がってくるのを必死で耐えた。 ここで吐けば、彼は「具合が悪いのか!医者を呼べ!」と騒ぎ立て、さらに私を拘束するだろう。
「……ありがとう、ございます。殿下」
私は蚊の鳴くような声で、やっとのことで言った。 言わなければ、何をされるかわからないから。
「いいんだよ、ヴィオレッタ。君の笑顔のためなら、僕は悪魔にだってなってみせるさ」
殿下は満足げに私の髪に口づけを落とした。 その唇の熱さが、焼き鏝のように感じられた。
茶会は、異様な雰囲気のまま解散となった。 令嬢たちは皆、青ざめた顔で逃げるように帰っていった。 明日には、「王太子殿下のご乱心」という噂が社交界を駆け巡るだろう。
私は自室に戻るなり、トイレに駆け込み、胃液が出るまで嘔吐した。
「……無理。もう、無理」
涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして、私は冷たいタイルの床に蹲った。
暴力。暴言。独善的な正義。 あれが、この国の未来の王の姿だ。 あんな男の隣で、一生を過ごす? 毎日、愛していると囁かれながら、いつ「ゴミ」に転落するか怯えながら?
そんなの、処刑されるより残酷な拷問だ。
「……シルヴィオ様」
無意識のうちに、その名前を呼んでいた。
昨夜の、墓地での静寂が恋しい。 彼の、氷のような冷たさが恋しい。 彼は何も言わなかった。何も押し付けなかった。 ただ静かに、私の隣にいてくれた。
王太子が「太陽」なら、あの方は「静寂の闇」。 今の私に必要なのは、焼き尽くすような光ではなく、傷を隠してくれる闇なのだ。
私は這うようにしてベッドに行き、引き出しの奥から、小さな紙切れを取り出した。 昨夜、別れ際に彼が手渡してくれたものだ。
『何かあれば、いつでも来るといい。死者は拒まない』
美しい筆跡で書かれた、短いメッセージ。 それは、ただの社交辞令だったかもしれない。 でも、私には蜘蛛の糸のように見えた。
私はその紙切れを胸に抱きしめ、子供のように丸まった。
逃げたい。 王太子の愛から。 この息苦しい生の世界から。 あの静かな、死の香りのする場所へ。
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※小説家になろう様にも投稿しています※