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第16話:死者たちの審判
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国王陛下の一喝により、戦場と化した広間に静寂が戻った。 破壊された玄関から吹き込む夜風が、硝煙と土埃を舞い上げている。
王太子アレクサンダー殿下は、床にへたり込んだまま、呆然と父王を見上げていた。 その顔には、まだ状況が飲み込めていないような、子供のような混乱が浮かんでいた。
「ち、父上……なぜ、怒鳴るのですか?」
殿下は震える声で尋ねた。
「僕は、正しいことをしました。ヴィオレッタが悪の魔法使いに洗脳され、連れ去られたから……助けに来たのです。これは正義の執行です。褒められることこそあれ、叱責されるいわれはありません!」
「まだ言うか!」
国王陛下は、こめかみに青筋を立てて怒鳴った。
「その『悪の魔法使い』とやらが、誰だか分かっているのか! 我が国の建国以来、王家の影となり、死後の安寧を守り続けてきたベルンシュタイン公爵だぞ! 余の祖父も、曽祖父も、彼の一族の手によって葬られ、眠りについたのだ。その神聖な領域を土足で踏み荒らし、あまつさえ砲撃を加えるなど……正気の沙汰ではない!」
「だ、だって! 彼はヴィオレッタを……!」
「黙れ。公爵令嬢は、自らの意思でここにいると証言した。それが全てだ」
国王陛下は冷ややかに言い放った。 その視線は、もはや息子を見る目ではなく、始末に負えない汚物を見る目だった。
殿下は唇をわななかせた。 彼のプライドが、現実を受け入れることを拒否している。 自分が間違っているはずがない。 自分が悪者になるはずがない。 だって、自分は「時間を超えて愛する人を救った英雄」なのだから。
彼はすがるような目で、周囲を見回した。 そして、空中に浮かぶ青白い光の群れ――シルヴィオ公爵が召喚した、歴代の王たちの霊魂に目を留めた。
「あ、ああ! 見てください父上! ご先祖様たちも来てくれた! 彼らは僕を応援してくれているんだ!」
殿下は狂ったように笑い、霊魂たちに向かって手を振った。
「お祖父様! 曽祖父様! 僕です、アレクサンダーです! 見ていてくださいましたか? 僕の愛の戦いを!」
その場にいた全員が、痛ましいものを見る目で彼を見た。 霊魂たちは、誰一人として笑ってはいなかった。 彼らは腕を組み、あるいは首を振り、深い悲しみと怒りを湛えた瞳で、愚かな子孫を見下ろしていた。
その中の一体、威厳ある髭を蓄えた老王の霊が、ゆっくりと殿下の前に降りてきた。 殿下の祖父にあたる、先代国王だ。
「お祖父様……?」
殿下が期待に満ちた顔をする。 しかし、霊魂が口を開くことはなかった。 代わりに、霊魂は透き通った手で、殿下の頬をパシンと叩く動作をした。
物理的な衝撃はない。 けれど、殿下の首がガクンと揺れた。 魂に直接響く、強烈な拒絶の平手打ち。
「……ッ!?」
殿下は目を見開き、頬を押さえた。 霊魂は悲しげに首を振り、そのまま霧のように消えていった。 他の霊魂たちも、次々と背を向け、闇の中へと帰っていく。 「お前など知らぬ」と言わんばかりに。
「な……なぜ……?」
殿下は絶望に震えた。
「なぜだ! 僕は、やり直したのに! 一度失敗したから、神に祈って、時間を戻して……今度こそ完璧なハッピーエンドを作るはずだったのに!」
彼は床を叩いて泣き叫んだ。 その言葉に、国王陛下が眉をひそめた。
「時間を戻した? ……アレクサンダー、お前は何を言っているのだ?」
「本当なんだ! 信じてくれ父上! 僕は一度、ヴィオレッタを処刑したんだ! でもそれが冤罪だと分かって、後悔して、目が覚めたら一年前に戻っていたんだ!」
殿下は必死にまくし立てた。 しかし、その告白は逆効果だった。 事情を知らない者たちからすれば、それは完全に狂人の妄言にしか聞こえない。
「処刑だと……? ヴィオレッタ嬢は生きてそこにいるではないか」
「だから、それは二度目の人生だからだ! 僕が救ったんだ! 僕のおかげで彼女は生きているんだぞ! なのに、なんで誰も感謝してくれないんだ!」
殿下は泡を飛ばして絶叫した。 国王陛下は深いため息をつき、隣に控える近衛隊長に目配せをした。
「……錯乱している。連れて行け」
「はっ!」
兵士たちが殿下を取り押さえようと近づく。
「触るな! 僕は正気だ! 嘘じゃない、嘘じゃないんだ!」
殿下は暴れ、兵士の手を振り払った。 そして、血走った目で私を指差した。
「ヴィオレッタなら知っている! そうだろ!? 君も記憶を持っているはずだ! 断頭台の痛みを、あの時の絶望を! 僕たちは二人で一つの秘密を共有する運命共同体なんだ!」
全員の視線が、私に集まる。 階段の上に立つ、泥だらけの私に。
国王陛下が、探るような目で私を見た。 私の父も、心配そうに見つめている。 シルヴィオ様だけが、無表情のまま、私の腰に手を添えて支えてくれていた。
私は、ゆっくりと息を吸い込んだ。
ここで「知りません」と言えば、殿下は完全に精神異常者として処理されるだろう。 けれど、それでは私の気は晴れない。 彼が犯した罪の本質を、彼自身に理解させなければならない。
「……ええ。覚えていますわ」
私が静かに答えると、殿下の顔がパッと輝いた。
「ほら見ろ! 本当だろう!? ヴィオレッタ、言ってやってくれ! 僕がどれほど君を愛し、君を救うために必死だったかを!」
殿下は救世主を見るような目で私に手を伸ばした。 私はその手を見下ろし、冷酷に告げた。
「貴方は、私を救ったのではありません」
「え?」
「貴方は、私の『安らかな眠り』を奪ったのです」
広間が、しんと静まり返った。
私は一歩、前に進み出た。 自分の首に手を当てる。そこには傷はないけれど、私の魂には深々と刻まれた切断痕がある。
「あの日、断頭台の刃が落ちた時……私は、ようやく終わるのだと安堵しました。苦しみも、悲しみも、全てから解放されるのだと」
私は淡々と語った。 感情を込めず、事実だけを述べるように。
「それなのに。貴方は自分の罪悪感を消したいがために、勝手に時間を巻き戻し、私を地獄の釜の底から引きずり戻した。……死ぬことすら許さず、また一から貴方の機嫌を取り、怯えながら生きる日々を強要した」
殿下の笑顔が凍りつき、徐々に引きつっていく。
「それは『救済』ではありません、殿下。それは『冒涜』です。死者への、そして生者への、最も残酷な拷問です」
「ち、違う……僕は、君と幸せに……」
「幸せ?」
私は鼻で笑った。
「私を殺した男と? 私の首を切り落としたその手で抱きしめられて、私が幸せを感じると本気で思っていたのですか?」
言葉の刃が、殿下の心臓を的確に突き刺していく。
「殿下。貴方が時間を戻したせいで、私は二度殺されました。一度目はギロチンで。二度目は、貴方の独りよがりな愛によって」
私は、隣に立つシルヴィオ様を見上げた。 彼は静かに頷き、私の肩を抱き寄せた。
「私はもう、貴方の玩具ではありません。私は、私の死に場所を自分で選びました。……それが、この方のお隣です」
シルヴィオ様が、王太子に向かって冷然と言い放つ。
「聞いたか、アレクサンダー殿下。これが、貴女が救ったと主張する女性の、本当の声だ」
シルヴィオ様は杖を床に突いた。
「貴方は彼女を生かしたのではない。ゾンビのように無理やり動かしていただけだ。……さあ、審判の時は来た。退場願おうか」
殿下は、口をパクパクと開閉させていた。 何かを言おうとしているが、声が出ない。 自分の信じていた世界が、正義が、愛が、全て足元から崩れ去っていく。 その事実に耐えきれず、彼の精神が砕ける音が聞こえた気がした。
「う……うあ……」
殿下は白目を剥き、よろよろと後ずさりした。
「嘘だ……嘘だ、嘘だ、嘘だぁぁぁッ!!」
彼は頭を抱えて絶叫した。 もはや言葉になっていない、獣の咆哮のような叫び。
国王陛下が、苦渋の表情で手を振った。
「捕らえろ。……離宮へ幽閉せよ」
今度こそ、兵士たちが一斉に殿下に飛びかかった。 殿下は暴れたが、多勢に無勢。 すぐに地面にねじ伏せられ、後ろ手に拘束された。
「ヴィオレッタ! ヴィオレッタァァァ! なんでだ! 愛しているのに! こんなに愛しているのにィィィ!」
床に顔を押し付けられながらも、彼は私に向かって叫び続けた。 その姿は、あまりにも哀れで、そして醜悪だった。
私はもう、彼を見なかった。 泥だらけの喪服の背を向け、シルヴィオ様の胸に顔を埋めた。
「……終わりました」
私が呟くと、シルヴィオ様は優しく私の髪を撫でてくれた。
「ああ。お疲れ様、ヴィオレッタ。……長い悪夢だったな」
殿下の絶叫が遠ざかっていく。 広間に残されたのは、重苦しい沈黙と、夜明け前の冷たい空気だけ。
こうして、王太子の暴走劇は幕を閉じた。 しかし、彼が犯した「時間を弄んだ罪」の代償は、これから一生をかけて支払われることになる。
王太子アレクサンダー殿下は、床にへたり込んだまま、呆然と父王を見上げていた。 その顔には、まだ状況が飲み込めていないような、子供のような混乱が浮かんでいた。
「ち、父上……なぜ、怒鳴るのですか?」
殿下は震える声で尋ねた。
「僕は、正しいことをしました。ヴィオレッタが悪の魔法使いに洗脳され、連れ去られたから……助けに来たのです。これは正義の執行です。褒められることこそあれ、叱責されるいわれはありません!」
「まだ言うか!」
国王陛下は、こめかみに青筋を立てて怒鳴った。
「その『悪の魔法使い』とやらが、誰だか分かっているのか! 我が国の建国以来、王家の影となり、死後の安寧を守り続けてきたベルンシュタイン公爵だぞ! 余の祖父も、曽祖父も、彼の一族の手によって葬られ、眠りについたのだ。その神聖な領域を土足で踏み荒らし、あまつさえ砲撃を加えるなど……正気の沙汰ではない!」
「だ、だって! 彼はヴィオレッタを……!」
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国王陛下は冷ややかに言い放った。 その視線は、もはや息子を見る目ではなく、始末に負えない汚物を見る目だった。
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「あ、ああ! 見てください父上! ご先祖様たちも来てくれた! 彼らは僕を応援してくれているんだ!」
殿下は狂ったように笑い、霊魂たちに向かって手を振った。
「お祖父様! 曽祖父様! 僕です、アレクサンダーです! 見ていてくださいましたか? 僕の愛の戦いを!」
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その中の一体、威厳ある髭を蓄えた老王の霊が、ゆっくりと殿下の前に降りてきた。 殿下の祖父にあたる、先代国王だ。
「お祖父様……?」
殿下が期待に満ちた顔をする。 しかし、霊魂が口を開くことはなかった。 代わりに、霊魂は透き通った手で、殿下の頬をパシンと叩く動作をした。
物理的な衝撃はない。 けれど、殿下の首がガクンと揺れた。 魂に直接響く、強烈な拒絶の平手打ち。
「……ッ!?」
殿下は目を見開き、頬を押さえた。 霊魂は悲しげに首を振り、そのまま霧のように消えていった。 他の霊魂たちも、次々と背を向け、闇の中へと帰っていく。 「お前など知らぬ」と言わんばかりに。
「な……なぜ……?」
殿下は絶望に震えた。
「なぜだ! 僕は、やり直したのに! 一度失敗したから、神に祈って、時間を戻して……今度こそ完璧なハッピーエンドを作るはずだったのに!」
彼は床を叩いて泣き叫んだ。 その言葉に、国王陛下が眉をひそめた。
「時間を戻した? ……アレクサンダー、お前は何を言っているのだ?」
「本当なんだ! 信じてくれ父上! 僕は一度、ヴィオレッタを処刑したんだ! でもそれが冤罪だと分かって、後悔して、目が覚めたら一年前に戻っていたんだ!」
殿下は必死にまくし立てた。 しかし、その告白は逆効果だった。 事情を知らない者たちからすれば、それは完全に狂人の妄言にしか聞こえない。
「処刑だと……? ヴィオレッタ嬢は生きてそこにいるではないか」
「だから、それは二度目の人生だからだ! 僕が救ったんだ! 僕のおかげで彼女は生きているんだぞ! なのに、なんで誰も感謝してくれないんだ!」
殿下は泡を飛ばして絶叫した。 国王陛下は深いため息をつき、隣に控える近衛隊長に目配せをした。
「……錯乱している。連れて行け」
「はっ!」
兵士たちが殿下を取り押さえようと近づく。
「触るな! 僕は正気だ! 嘘じゃない、嘘じゃないんだ!」
殿下は暴れ、兵士の手を振り払った。 そして、血走った目で私を指差した。
「ヴィオレッタなら知っている! そうだろ!? 君も記憶を持っているはずだ! 断頭台の痛みを、あの時の絶望を! 僕たちは二人で一つの秘密を共有する運命共同体なんだ!」
全員の視線が、私に集まる。 階段の上に立つ、泥だらけの私に。
国王陛下が、探るような目で私を見た。 私の父も、心配そうに見つめている。 シルヴィオ様だけが、無表情のまま、私の腰に手を添えて支えてくれていた。
私は、ゆっくりと息を吸い込んだ。
ここで「知りません」と言えば、殿下は完全に精神異常者として処理されるだろう。 けれど、それでは私の気は晴れない。 彼が犯した罪の本質を、彼自身に理解させなければならない。
「……ええ。覚えていますわ」
私が静かに答えると、殿下の顔がパッと輝いた。
「ほら見ろ! 本当だろう!? ヴィオレッタ、言ってやってくれ! 僕がどれほど君を愛し、君を救うために必死だったかを!」
殿下は救世主を見るような目で私に手を伸ばした。 私はその手を見下ろし、冷酷に告げた。
「貴方は、私を救ったのではありません」
「え?」
「貴方は、私の『安らかな眠り』を奪ったのです」
広間が、しんと静まり返った。
私は一歩、前に進み出た。 自分の首に手を当てる。そこには傷はないけれど、私の魂には深々と刻まれた切断痕がある。
「あの日、断頭台の刃が落ちた時……私は、ようやく終わるのだと安堵しました。苦しみも、悲しみも、全てから解放されるのだと」
私は淡々と語った。 感情を込めず、事実だけを述べるように。
「それなのに。貴方は自分の罪悪感を消したいがために、勝手に時間を巻き戻し、私を地獄の釜の底から引きずり戻した。……死ぬことすら許さず、また一から貴方の機嫌を取り、怯えながら生きる日々を強要した」
殿下の笑顔が凍りつき、徐々に引きつっていく。
「それは『救済』ではありません、殿下。それは『冒涜』です。死者への、そして生者への、最も残酷な拷問です」
「ち、違う……僕は、君と幸せに……」
「幸せ?」
私は鼻で笑った。
「私を殺した男と? 私の首を切り落としたその手で抱きしめられて、私が幸せを感じると本気で思っていたのですか?」
言葉の刃が、殿下の心臓を的確に突き刺していく。
「殿下。貴方が時間を戻したせいで、私は二度殺されました。一度目はギロチンで。二度目は、貴方の独りよがりな愛によって」
私は、隣に立つシルヴィオ様を見上げた。 彼は静かに頷き、私の肩を抱き寄せた。
「私はもう、貴方の玩具ではありません。私は、私の死に場所を自分で選びました。……それが、この方のお隣です」
シルヴィオ様が、王太子に向かって冷然と言い放つ。
「聞いたか、アレクサンダー殿下。これが、貴女が救ったと主張する女性の、本当の声だ」
シルヴィオ様は杖を床に突いた。
「貴方は彼女を生かしたのではない。ゾンビのように無理やり動かしていただけだ。……さあ、審判の時は来た。退場願おうか」
殿下は、口をパクパクと開閉させていた。 何かを言おうとしているが、声が出ない。 自分の信じていた世界が、正義が、愛が、全て足元から崩れ去っていく。 その事実に耐えきれず、彼の精神が砕ける音が聞こえた気がした。
「う……うあ……」
殿下は白目を剥き、よろよろと後ずさりした。
「嘘だ……嘘だ、嘘だ、嘘だぁぁぁッ!!」
彼は頭を抱えて絶叫した。 もはや言葉になっていない、獣の咆哮のような叫び。
国王陛下が、苦渋の表情で手を振った。
「捕らえろ。……離宮へ幽閉せよ」
今度こそ、兵士たちが一斉に殿下に飛びかかった。 殿下は暴れたが、多勢に無勢。 すぐに地面にねじ伏せられ、後ろ手に拘束された。
「ヴィオレッタ! ヴィオレッタァァァ! なんでだ! 愛しているのに! こんなに愛しているのにィィィ!」
床に顔を押し付けられながらも、彼は私に向かって叫び続けた。 その姿は、あまりにも哀れで、そして醜悪だった。
私はもう、彼を見なかった。 泥だらけの喪服の背を向け、シルヴィオ様の胸に顔を埋めた。
「……終わりました」
私が呟くと、シルヴィオ様は優しく私の髪を撫でてくれた。
「ああ。お疲れ様、ヴィオレッタ。……長い悪夢だったな」
殿下の絶叫が遠ざかっていく。 広間に残されたのは、重苦しい沈黙と、夜明け前の冷たい空気だけ。
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