67 / 324
■僕惚れ②『温泉へ行こう!』
*湯けむりのなか6
しおりを挟む
身体から引き抜かれる彼の指を感じながら、ぼんやりとそんな言い訳めいたことを思う。
と、次の瞬間、彼の指なんて比べ物にならないくらい固く熱を帯びたものが、今理人の指を吐き出したばかりの穴にあてがわれた。
「ごめん、葵、咲っ。……僕、もう手加減してやれそうにない……っ」
「え……?」
理人の切なげな声に、何?と思ったのと、それが私の身体を引き裂くように猛々しく貫いてきたのとがほぼ同時で。
「あぁっ、……んっ!」
油断していたとはいえ、いつもの理人からは考えられないくらい荒々しい突き上げ方に、私は一瞬呼吸を忘れてしまっていた。
浴槽の縁に下げていた頭を思わず持ち上げると、喉を仰け反らせて弓なりになる。同時に、身体がビクリと痙攣するように跳ねた。
そんな私を、逃がさないと言わんばかりの力で、理人がウエストを抱きかかえて腰を打ちつけてくる。
「――んっ、あっ、やぁっ、理人、激し……っ」
彼に翻弄されながら抗議の声を上げる私に、せめてもの優しさのつもりだろうか。
「葵咲っ」
私の名前を熱に浮かされたように呼びながら、理人の右手が私の頭を包みこむ。まるで、彼に貫かれて前後に身体を揺らす私が、目の前の窓ガラスで頭を打たないようにするみたいに――。
頭にあった理人の手がゆっくり首筋に下りてきて、緩く束ねた髪を避けるように撫でさすって、私のうなじを晒す。
お湯に濡れて張り付いた後れ毛を丁寧に指でのけられた後、彼の吐息が耳元を掠めた。
と同時に、首筋に噛み付くようなキスを落とされて、口付けられたところを起点に、ねっとりと熱い舌の感触が鎖骨に向けて這い降りてくる。
理人の舌が蠢くたびに身体全体にゾクリと快感が走った。余りの刺激に、理人を咥えたままのそこに、ギュッと力が入ってしまう。
「――んっ、葵、咲っ! お願い……。あんまり締め付けない、で……っ」
途端、理人が私を抱きしめるようにして耳元で切なげにそう言ったけれど、火がついてしまった私の身体は、彼のその声にすら呼応して更に強く彼を締め付けた。
「ん、あっ……」
理人が、堪えきれず漏らした喘ぎ声が耳朶をくすぐって、膣の奥がキュン……と切なく疼く。
「……り、ひとっ……」
浴槽の縁に付いていた手が、いつの間にか宙を掻くように泳いで、それに気付いた理人が、すぐに後ろから手を絡めてくれる。
と、次の瞬間、彼の指なんて比べ物にならないくらい固く熱を帯びたものが、今理人の指を吐き出したばかりの穴にあてがわれた。
「ごめん、葵、咲っ。……僕、もう手加減してやれそうにない……っ」
「え……?」
理人の切なげな声に、何?と思ったのと、それが私の身体を引き裂くように猛々しく貫いてきたのとがほぼ同時で。
「あぁっ、……んっ!」
油断していたとはいえ、いつもの理人からは考えられないくらい荒々しい突き上げ方に、私は一瞬呼吸を忘れてしまっていた。
浴槽の縁に下げていた頭を思わず持ち上げると、喉を仰け反らせて弓なりになる。同時に、身体がビクリと痙攣するように跳ねた。
そんな私を、逃がさないと言わんばかりの力で、理人がウエストを抱きかかえて腰を打ちつけてくる。
「――んっ、あっ、やぁっ、理人、激し……っ」
彼に翻弄されながら抗議の声を上げる私に、せめてもの優しさのつもりだろうか。
「葵咲っ」
私の名前を熱に浮かされたように呼びながら、理人の右手が私の頭を包みこむ。まるで、彼に貫かれて前後に身体を揺らす私が、目の前の窓ガラスで頭を打たないようにするみたいに――。
頭にあった理人の手がゆっくり首筋に下りてきて、緩く束ねた髪を避けるように撫でさすって、私のうなじを晒す。
お湯に濡れて張り付いた後れ毛を丁寧に指でのけられた後、彼の吐息が耳元を掠めた。
と同時に、首筋に噛み付くようなキスを落とされて、口付けられたところを起点に、ねっとりと熱い舌の感触が鎖骨に向けて這い降りてくる。
理人の舌が蠢くたびに身体全体にゾクリと快感が走った。余りの刺激に、理人を咥えたままのそこに、ギュッと力が入ってしまう。
「――んっ、葵、咲っ! お願い……。あんまり締め付けない、で……っ」
途端、理人が私を抱きしめるようにして耳元で切なげにそう言ったけれど、火がついてしまった私の身体は、彼のその声にすら呼応して更に強く彼を締め付けた。
「ん、あっ……」
理人が、堪えきれず漏らした喘ぎ声が耳朶をくすぐって、膣の奥がキュン……と切なく疼く。
「……り、ひとっ……」
浴槽の縁に付いていた手が、いつの間にか宙を掻くように泳いで、それに気付いた理人が、すぐに後ろから手を絡めてくれる。
0
あなたにおすすめの小説
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
オオカミ課長は、部下のウサギちゃんを溺愛したくてたまらない
若松だんご
恋愛
――俺には、将来を誓った相手がいるんです。
お昼休み。通りがかった一階ロビーで繰り広げられてた修羅場。あ~課長だあ~、大変だな~、女性の方、とっても美人だな~、ぐらいで通り過ぎようと思ってたのに。
――この人です! この人と結婚を前提につき合ってるんです。
ほげええっ!?
ちょっ、ちょっと待ってください、課長!
あたしと課長って、ただの上司と部下ですよねっ!? いつから本人の了承もなく、そういう関係になったんですかっ!? あたし、おっそろしいオオカミ課長とそんな未来は予定しておりませんがっ!?
課長が、専務の令嬢とのおつき合いを断るネタにされてしまったあたし。それだけでも大変なのに、あたしの住むアパートの部屋が、上の住人の失態で水浸しになって引っ越しを余儀なくされて。
――俺のところに来い。
オオカミ課長に、強引に同居させられた。
――この方が、恋人らしいだろ。
うん。そうなんだけど。そうなんですけど。
気分は、オオカミの巣穴に連れ込まれたウサギ。
イケメンだけどおっかないオオカミ課長と、どんくさくって天然の部下ウサギ。
(仮)の恋人なのに、どうやらオオカミ課長は、ウサギをかまいたくてしかたないようで――???
すれ違いと勘違いと溺愛がすぎる二人の物語。
若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~
雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」
夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。
そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。
全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる