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5-2. 桃色狼とほろ酔い兎*
ブラ、しちょらんかったっ!
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「それじゃあ上、脱がすね」
(いよいよ……なんよな?)
なんてことを思うと、実篤は手が震えるくらいドキドキしてしまう。
もちろん実篤だって女性の裸を見たことがないわけじゃない。
だけどくるみみたいに自分から物凄く好きになって付き合った女の子を脱がせるのは初めてだったから。
(今までは俺、どっちかっちゅーと相手に流されまくっちょったけぇなぁ)
数少ない歴代の年上彼女たちは、向こうから実篤を好きになってくれて……こう言う行為も基本女性主導だった。
(マジでどうしようっ! くるみちゃんのおっぱいが見られる思うたら滅茶苦茶緊張してきたんじゃけどっ!)
実は実篤、女性の身体のパーツでは一も二もなく胸が好き!ないわゆる胸フェチだ。
確かに男とは明らかにラインの違うお尻や腰回りの華奢な感じ、デコルテあたりの触ったら折れそうな雰囲気や、むっちりとした太ももなんかも女性らしくていいと思う。
思うけれど、「やっぱ一番は胸じゃろ!」と確信している。
(ま。言うたら引かれるけん、男友達にしか話さんけどね)
そんなアレコレを心の奥底にひた隠しにして、表面的にはいたってシリアスにくるみにそう宣言した実篤は、逸る気持ちを抑えながら彼女の服の裾に手をかけた。
「はい、ばんざーい」
実篤がほんの少しくるみの身体をベッドから抱き上げるようにしてダメ元でそう声をかけたら、酔っ払ったくるみは「ばんじゃーい」と諸手を挙げて素直に従ってくれて。
(酒の力、すごいな)
などと感心してしまった実篤だ。
幸い首回りもゆとりがあったので、頭も難なく抜けて。
「――っ!」
スポッと服を脱がした途端現れた、くるみのあられもない姿に実篤は思わずフリーズしてしまう。
彼シャツ状態のくるみは、上を剥ぎ取ってみたら、レースのショーツ一枚を身に付けただけの、何とも無防備な格好になっていたから。
(ブラ、しちょらんかったっ!)
服の上から触れた感じでそんな気はしていたけれど、実際こうして目のあたりにすると、やけに照れてしまうのは何故だろう。
(ヤバッ。めちゃ綺麗なんじゃけどっ!)
服の上からでもフワフワな膨らみの存在は感じていたけれど、こうして布地を取り払って直にくるみの胸をしげしげと眺めると、色白できめ細かい双丘がたまらなく扇状的で。
色素の薄い色付きも、それ自体小さめでとっても上品だ。
さっき触れたからだろうか。それとも急に服を脱がされて寒かったから?
まだそんなに刺激したわけでもないのに、乳首がツンと勃ち上がっているのもすごくいやらしく見えた。
「実篤しゃ、寒い……っ」
ベッドに寝そべって、胸を隠そうともせずこちらを見上げていたくるみがキュッと身体を縮こまらせて、そんなことを言って。
(可愛すぎるじゃろ!)
実篤はその警戒心のないくるみの態度にキュンキュンさせられまくりだ。
(こんな何も分かってなさそうな子に俺、手ぇ出しても大丈夫じゃろーか)
なんてちょっぴり罪悪感まで芽生えてしまったりして。
ここはくるみにもしっかり気持ちよくなってもらって、大いにエッチな気分になってもらうしかないだろう。
そう心に決めた実篤は、ゴクリと生唾を飲み込むと、一旦自分の気持ちを落ち着けるみたいに着ていたスウェットを脱ぎ落とした。
「ひゃっ。しゃ、ねあちゅしゃっ……!」
途端組み敷かれたままのくるみが真っ赤になって両手で顔を覆って。
自分の胸には頓着しなかったくせに、実篤の半裸を見た途端、この反応。
(いよいよ……なんよな?)
なんてことを思うと、実篤は手が震えるくらいドキドキしてしまう。
もちろん実篤だって女性の裸を見たことがないわけじゃない。
だけどくるみみたいに自分から物凄く好きになって付き合った女の子を脱がせるのは初めてだったから。
(今までは俺、どっちかっちゅーと相手に流されまくっちょったけぇなぁ)
数少ない歴代の年上彼女たちは、向こうから実篤を好きになってくれて……こう言う行為も基本女性主導だった。
(マジでどうしようっ! くるみちゃんのおっぱいが見られる思うたら滅茶苦茶緊張してきたんじゃけどっ!)
実は実篤、女性の身体のパーツでは一も二もなく胸が好き!ないわゆる胸フェチだ。
確かに男とは明らかにラインの違うお尻や腰回りの華奢な感じ、デコルテあたりの触ったら折れそうな雰囲気や、むっちりとした太ももなんかも女性らしくていいと思う。
思うけれど、「やっぱ一番は胸じゃろ!」と確信している。
(ま。言うたら引かれるけん、男友達にしか話さんけどね)
そんなアレコレを心の奥底にひた隠しにして、表面的にはいたってシリアスにくるみにそう宣言した実篤は、逸る気持ちを抑えながら彼女の服の裾に手をかけた。
「はい、ばんざーい」
実篤がほんの少しくるみの身体をベッドから抱き上げるようにしてダメ元でそう声をかけたら、酔っ払ったくるみは「ばんじゃーい」と諸手を挙げて素直に従ってくれて。
(酒の力、すごいな)
などと感心してしまった実篤だ。
幸い首回りもゆとりがあったので、頭も難なく抜けて。
「――っ!」
スポッと服を脱がした途端現れた、くるみのあられもない姿に実篤は思わずフリーズしてしまう。
彼シャツ状態のくるみは、上を剥ぎ取ってみたら、レースのショーツ一枚を身に付けただけの、何とも無防備な格好になっていたから。
(ブラ、しちょらんかったっ!)
服の上から触れた感じでそんな気はしていたけれど、実際こうして目のあたりにすると、やけに照れてしまうのは何故だろう。
(ヤバッ。めちゃ綺麗なんじゃけどっ!)
服の上からでもフワフワな膨らみの存在は感じていたけれど、こうして布地を取り払って直にくるみの胸をしげしげと眺めると、色白できめ細かい双丘がたまらなく扇状的で。
色素の薄い色付きも、それ自体小さめでとっても上品だ。
さっき触れたからだろうか。それとも急に服を脱がされて寒かったから?
まだそんなに刺激したわけでもないのに、乳首がツンと勃ち上がっているのもすごくいやらしく見えた。
「実篤しゃ、寒い……っ」
ベッドに寝そべって、胸を隠そうともせずこちらを見上げていたくるみがキュッと身体を縮こまらせて、そんなことを言って。
(可愛すぎるじゃろ!)
実篤はその警戒心のないくるみの態度にキュンキュンさせられまくりだ。
(こんな何も分かってなさそうな子に俺、手ぇ出しても大丈夫じゃろーか)
なんてちょっぴり罪悪感まで芽生えてしまったりして。
ここはくるみにもしっかり気持ちよくなってもらって、大いにエッチな気分になってもらうしかないだろう。
そう心に決めた実篤は、ゴクリと生唾を飲み込むと、一旦自分の気持ちを落ち着けるみたいに着ていたスウェットを脱ぎ落とした。
「ひゃっ。しゃ、ねあちゅしゃっ……!」
途端組み敷かれたままのくるみが真っ赤になって両手で顔を覆って。
自分の胸には頓着しなかったくせに、実篤の半裸を見た途端、この反応。
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