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婚約者編
舞踏会2
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舞踏会場に入った時、不思議に惹かれる女がいた。
気にすまいとしても、自然に視線が吸い寄せられていく。
その女がくせのあるターンのステップを踏んだ時、我はそれがローリーの変化であることに気付いた。
我が連れてゆけぬと言ったから、別人に化けてやって来たというわけか。
しかし、それにしても、なんでまたあのような、わざわざ男の気を引くような姿で?!
舌舐めずりする雄の視線が集中しておるのが、ローリーにはわからぬのだろうか。
我は主賓であるゆえローリーのもとに駆けつけるわけにもいかず、常に視線の片隅に置きながらも、本来の目的である社交を果たす。
男がローリーの上にのしかかっているのを見た時には肝が冷えたが、なんとか無事に確保した。
警戒が足りぬと叱りつけたいところだったが、青ざめてしどろもどろになっているローリーを見たら、哀れになった。
それに、ローリーは舞踏会に最初から来たがっていたし、正式な婚約者なのだから、本来ならば同席し紹介される立場にある。
蔑ろにしたと言われても仕方がない仕打ちをしている自覚もある。
黙ってこっそりやって来たのに、我に知られたとなれば気まずかろうと思い、我は知らぬ振りをしてやることにした。
ホールに戻り、そう言えばローリーは我と踊りたがっていたなと思い出し、一曲どうかと申し込む。
ところが、しばらくして問題が発覚する。
「そなた、酔っておるのか」
楽しそうに踊るローリーのステップがふらついているのに気付いた。
「さぁ? そうね、酔っているわ。お酒になのか、あなたになのかは、わからないけど? うふっ」
・・・・・・
誰だこれは?
ローリーだと思ったが、我の勘違いだったか?
「でも、すごくいい気持ちよ? ふわふわ、くるくる、とっても幸せ! ふふふ、おもしろーい、ああ、でも少し目が回ってるかも」
ふらつくローリーだと思われる妖艶な美女をしっかり支えてやると、我に体を擦り寄せ、甘えるように詰り始める。
「でも、それはあなたがいけないのよ? 凛々しくて、カッコよすぎるんだもん。そんなのだめよ、みんなが好きになっちゃう。そんなの困る。困るのに、あなたはモテモテで、だからわたしはヤケ酒を飲んだのよ? ね? あなたのせいでしょう? だから、ちゃんと抱きしめてなぐさめて? あなたの腕の中は大好き。他の人と踊ってもちっとも楽しくなかった。あなたに触れられるのは、とても気持ちがいいの。だからもっといっぱい触れて欲しい」
「ローリー・・・」
我が思わず呟くと、それを聞いた美女は目を剥いて慄き、パニックに陥った。
「い、今、なんて言った?! わたし、なんて言った?! えっと、えっと、何?! なんで?!」
やはり、ローリーに間違いなかったようだ。
「ローリー、落ち着け」
「ああ、やっぱり!! どうして?! なんで?! なんで、バレたの? っていうか、いつから?! 嘘よ、嘘だと言って! いや~、恥ずかし過ぎる! 忘れて、アル、お願いだから!」
挙動不審になっているローリーを抱きしめて宥める。
ローリーは落ち着くと、観念して我に謝った。
「アル、黙って舞踏会に潜り込んだりして、ごめんなさい。わたし、どうしても、一度だけ、舞踏会に参加してみたかったの。だけど、もう、二度としないから。迷惑かけてごめんなさい」
「いや、よいのだ。同席させてやれなかったのは、我の都合だしな。それに、そなたがいると楽しいゆえ」
「でも、注目を集めてしまったわ」
「よいではないか。この妖艶な美女は明日の朝には消えるのだから。そうであろう?」
「アル!」
我は、ローリーを国からやって来た妻だと紹介し、その後はずっとローリーと踊って楽しんだ。
ローリーが眠そうにあくびをしたので、舞踏会はまだ続いていたけれど、帰ることにする。
この時間ならば帰っても、もう非礼にはなるまい。
役目は十分果たした。
「そろそろ帰るか」
「えー、もう少し、アルと一緒にこうしていたい。だって、わたし妻なんだもん」
我が妻だと紹介すると、ローリーは顔を輝かせて喜んだ。
今夜のローリーは、砂糖菓子のように甘く、ずっと我に寄り添って、体をすり寄せて甘えてくる。
ローリーは酔うと驚くほど甘えん坊になるのだな。我はこのローリーが大好きだ。
その甘えん坊のローリーが、離宮の自室へ送って行こうとすると、駄々をこね始める。
「このままアルの部屋に行きたい。今夜はアルと一緒に寝る」
「今夜は駄目だ。我も酒を飲んでおるし、そなたにそのように甘えられては、自制できぬ」
「自制しなくていいって言ったら? そしたら、一緒に寝てくれる?」
我はずるくて、普段のローリーでないのがわかっていながら、それにのった。
「ほんとうに、それでよいのか?」
「うん」
部屋まで待てず、離宮の廊下で口づけた。
抱き上げて、部屋のベッドへ転移する。
「この姿のままで?
「うん」
我に異存はなかった。
どのような姿をしていようと、我にとってはローリーに変わりない。
柔らかな体を抱いて、顎から首筋に舌を這わせ、ローリーの甘い匂いを胸一杯に吸い込んだ。
「ローリーは甘いな。どこもかしこも甘い」
己が施す愛撫に、甘い喘ぎを洩らすローリーは、殊更愛おしい。
「アルが好き、大好きよ。ああ、アル、もっと撫でて、いっぱい触れて。アルの手はすごく気持ちがいいの」
「そうか、ローリーは我が大好きだから、いっぱい触れて欲しいのだな。よしよし、いっぱい撫でて、可愛がってやるぞ」
「うん、アル、大好きよ、だから・・いっぱい・・・して」
「い、いっぱい?」
「うん、いっぱい・・・」
「ローリーっ、そんなかわゆいことを言ったら、我は! ああ、ローリー、そなたの望みならば、枯れるまでしてやるとも!」
撫でてと乞われて、ここか?ここがよいのか?とローリーの悦い場所を撫でてやっていたのだが。
「ローリー? ローリー?!」
さっきまで、イイ、気持ちイイと悦んでいたのに。
まさか、寝てる?!
スースー寝息を立てているローリーを呆然と眺めた。
ベッドインの最中に寝られるとは、アルベルト=シュヴァイツ、一生の不覚!
すると、みるみるうちにその姿が元のローリーへと戻っていく。
我を翻弄するだけ翻弄して寝てしまうとは、どうしてくれよう。
鼻をつまんでやると、眉を寄せて不機嫌な顔をするが、起きる気配はなかった。
ふむ。
翌朝、ローリーは真っ赤になりながら、我にしたのかしてないのかを尋ねた。
部屋に行きたいと言ったのは覚えてるけど、ベッドに入ってからの記憶がないと言う。
我がしてないと答えると、ローリーはすっかり安心した様子で、我に感謝の言葉を述べ、もうお酒は飲まないことにするわと笑った。
嘘はついておらん。
我が入れたのは、指と舌だけゆえ。
気にすまいとしても、自然に視線が吸い寄せられていく。
その女がくせのあるターンのステップを踏んだ時、我はそれがローリーの変化であることに気付いた。
我が連れてゆけぬと言ったから、別人に化けてやって来たというわけか。
しかし、それにしても、なんでまたあのような、わざわざ男の気を引くような姿で?!
舌舐めずりする雄の視線が集中しておるのが、ローリーにはわからぬのだろうか。
我は主賓であるゆえローリーのもとに駆けつけるわけにもいかず、常に視線の片隅に置きながらも、本来の目的である社交を果たす。
男がローリーの上にのしかかっているのを見た時には肝が冷えたが、なんとか無事に確保した。
警戒が足りぬと叱りつけたいところだったが、青ざめてしどろもどろになっているローリーを見たら、哀れになった。
それに、ローリーは舞踏会に最初から来たがっていたし、正式な婚約者なのだから、本来ならば同席し紹介される立場にある。
蔑ろにしたと言われても仕方がない仕打ちをしている自覚もある。
黙ってこっそりやって来たのに、我に知られたとなれば気まずかろうと思い、我は知らぬ振りをしてやることにした。
ホールに戻り、そう言えばローリーは我と踊りたがっていたなと思い出し、一曲どうかと申し込む。
ところが、しばらくして問題が発覚する。
「そなた、酔っておるのか」
楽しそうに踊るローリーのステップがふらついているのに気付いた。
「さぁ? そうね、酔っているわ。お酒になのか、あなたになのかは、わからないけど? うふっ」
・・・・・・
誰だこれは?
ローリーだと思ったが、我の勘違いだったか?
「でも、すごくいい気持ちよ? ふわふわ、くるくる、とっても幸せ! ふふふ、おもしろーい、ああ、でも少し目が回ってるかも」
ふらつくローリーだと思われる妖艶な美女をしっかり支えてやると、我に体を擦り寄せ、甘えるように詰り始める。
「でも、それはあなたがいけないのよ? 凛々しくて、カッコよすぎるんだもん。そんなのだめよ、みんなが好きになっちゃう。そんなの困る。困るのに、あなたはモテモテで、だからわたしはヤケ酒を飲んだのよ? ね? あなたのせいでしょう? だから、ちゃんと抱きしめてなぐさめて? あなたの腕の中は大好き。他の人と踊ってもちっとも楽しくなかった。あなたに触れられるのは、とても気持ちがいいの。だからもっといっぱい触れて欲しい」
「ローリー・・・」
我が思わず呟くと、それを聞いた美女は目を剥いて慄き、パニックに陥った。
「い、今、なんて言った?! わたし、なんて言った?! えっと、えっと、何?! なんで?!」
やはり、ローリーに間違いなかったようだ。
「ローリー、落ち着け」
「ああ、やっぱり!! どうして?! なんで?! なんで、バレたの? っていうか、いつから?! 嘘よ、嘘だと言って! いや~、恥ずかし過ぎる! 忘れて、アル、お願いだから!」
挙動不審になっているローリーを抱きしめて宥める。
ローリーは落ち着くと、観念して我に謝った。
「アル、黙って舞踏会に潜り込んだりして、ごめんなさい。わたし、どうしても、一度だけ、舞踏会に参加してみたかったの。だけど、もう、二度としないから。迷惑かけてごめんなさい」
「いや、よいのだ。同席させてやれなかったのは、我の都合だしな。それに、そなたがいると楽しいゆえ」
「でも、注目を集めてしまったわ」
「よいではないか。この妖艶な美女は明日の朝には消えるのだから。そうであろう?」
「アル!」
我は、ローリーを国からやって来た妻だと紹介し、その後はずっとローリーと踊って楽しんだ。
ローリーが眠そうにあくびをしたので、舞踏会はまだ続いていたけれど、帰ることにする。
この時間ならば帰っても、もう非礼にはなるまい。
役目は十分果たした。
「そろそろ帰るか」
「えー、もう少し、アルと一緒にこうしていたい。だって、わたし妻なんだもん」
我が妻だと紹介すると、ローリーは顔を輝かせて喜んだ。
今夜のローリーは、砂糖菓子のように甘く、ずっと我に寄り添って、体をすり寄せて甘えてくる。
ローリーは酔うと驚くほど甘えん坊になるのだな。我はこのローリーが大好きだ。
その甘えん坊のローリーが、離宮の自室へ送って行こうとすると、駄々をこね始める。
「このままアルの部屋に行きたい。今夜はアルと一緒に寝る」
「今夜は駄目だ。我も酒を飲んでおるし、そなたにそのように甘えられては、自制できぬ」
「自制しなくていいって言ったら? そしたら、一緒に寝てくれる?」
我はずるくて、普段のローリーでないのがわかっていながら、それにのった。
「ほんとうに、それでよいのか?」
「うん」
部屋まで待てず、離宮の廊下で口づけた。
抱き上げて、部屋のベッドへ転移する。
「この姿のままで?
「うん」
我に異存はなかった。
どのような姿をしていようと、我にとってはローリーに変わりない。
柔らかな体を抱いて、顎から首筋に舌を這わせ、ローリーの甘い匂いを胸一杯に吸い込んだ。
「ローリーは甘いな。どこもかしこも甘い」
己が施す愛撫に、甘い喘ぎを洩らすローリーは、殊更愛おしい。
「アルが好き、大好きよ。ああ、アル、もっと撫でて、いっぱい触れて。アルの手はすごく気持ちがいいの」
「そうか、ローリーは我が大好きだから、いっぱい触れて欲しいのだな。よしよし、いっぱい撫でて、可愛がってやるぞ」
「うん、アル、大好きよ、だから・・いっぱい・・・して」
「い、いっぱい?」
「うん、いっぱい・・・」
「ローリーっ、そんなかわゆいことを言ったら、我は! ああ、ローリー、そなたの望みならば、枯れるまでしてやるとも!」
撫でてと乞われて、ここか?ここがよいのか?とローリーの悦い場所を撫でてやっていたのだが。
「ローリー? ローリー?!」
さっきまで、イイ、気持ちイイと悦んでいたのに。
まさか、寝てる?!
スースー寝息を立てているローリーを呆然と眺めた。
ベッドインの最中に寝られるとは、アルベルト=シュヴァイツ、一生の不覚!
すると、みるみるうちにその姿が元のローリーへと戻っていく。
我を翻弄するだけ翻弄して寝てしまうとは、どうしてくれよう。
鼻をつまんでやると、眉を寄せて不機嫌な顔をするが、起きる気配はなかった。
ふむ。
翌朝、ローリーは真っ赤になりながら、我にしたのかしてないのかを尋ねた。
部屋に行きたいと言ったのは覚えてるけど、ベッドに入ってからの記憶がないと言う。
我がしてないと答えると、ローリーはすっかり安心した様子で、我に感謝の言葉を述べ、もうお酒は飲まないことにするわと笑った。
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