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第7章 新国テンプルム
第324話 また1人増えた
全て上手くまとまったと思った矢先、ゾディーさんから不満の声が上がった。
ボンビクスワームの繭のことは理解してくれたし、本物の『蒼魂鋼の剣』も渡した。
とりあえず、一部の繭糸を持って帰れば、それなりの資金もできるはず。
あと何が足りないんだ?
「坊や……アンタに惚れたよ。アタシの男になりな!」
んがあああああああぁっ!? ま、またそんなことに……?
ヨシュアさんにもネネにも注意されてたのに、どうしてこうなっちゃうんだ……!
そしてネネの殺気がめっちゃ上がった。ヤバい、大変な事になる!
「おいデカ乳女! ナメたこと言うと本気で殺すぞ」
と、強い言葉で脅してるネネだけど、お前も似たようなこと言ってたぞ。
おかげであのとき、メジェールたちやアニスさんたちと大バトル寸前になったんだからな。
まったく、自分のことは棚に上げて、調子のいいヤツ……。
「ガキンチョは口出すんじゃないよ。文句言うのはあと10年経ってからにしな! 坊やのような凄いヤツにはもう二度と出会えない。まさにこのアタシに相応しい男さ」
「お前みたいな男遊びの激しい女に、ダーリンが釣り合うわけないだろ!」
「男遊び……? アタシはそんなコトしたことないよ。男たちがただ勝手に付いてくるだけさね。それにアタシはまだ未経験だよ!」
み、未経験………………? って、えっ!? うそでしょ?
このとんでもなくエロい格好してるゾディーさんが!?
「ゾディー様、やはり処女だという噂は本当だったのですね!?」
「昔からゾディー様には一切男の影が無かったゆえ、もしや男性経験がないのではと、ファミリーの間で秘かに囁かれましたが……」
「まあね、アタシに見合う男がいなかったからね。自分を安売りするつもりなんてなかったさ。正真正銘、アタシは生まれたままの清い身体だよ!」
「ウソつけっ、お前のような処女がいるかっ!」
いきおいとはいえ、ネネも意外と酷いこと言うな……。
まあ気持ちは分かるけど。
でも、解析で見た限りでは、ゾディーさんはウソを言っていない。つまり、本当に……まあそういうことなんだろう。
それにしても、ネネといいベルニカ姉妹といい、女性冒険者ってみんな男性経験が無いの?
「くそっ、このネネとしたことが、危惧した通りの展開にしてしまうとは……このままでは眷女に合わす顔がない。ここでゾディーを始末するか……!」
おいおい、なんて物騒なことを言うんだ、この27歳の少女は……!
「あ~もう、こんなことなら、ダーリンにオナラとかさせまくれば良かった! どうにもダメな男と思わせておけば……!」
いやだよ、人前でオナラしまくるなんて。
ネネは僕のそんな姿を見て幻滅しないのか?
「ちなみに、ネネはダーリンがオナラしても全然平気だからな」
そんなこと言われても複雑な気持ちだけど、とりあえずありがとう。
「ゾディー様がこんな子供に心を奪われるとは……いま一度お考え直しを! 無礼を承知で言いますが、どう見ても普通の恋人関係とは思われませんぞ」
「そ、そうです、年齢的にこの少年とゾディー様では、まるで不釣り合いです!」
「下手をすると、変態と勘違いされ……」
「なっ……なんだとおぉっ! ぶ、ぶ、ぶっ殺されたいのかいいいっ!」
ああ~~~死を覚悟した捨て身の進言だったんだろうけど、案の定ゾディーさんにボッコボコにぶっ飛ばされる『剣妃親衛隊』の面々。
それはもう手に負えない暴れようで、こういうときは余計なことをすると火に油を注いじゃったりするから、僕は身を縮めて大人しくすることに。
女性に年齢はタブーですよ……僕も最近身に染みて分かったんだけどね。
「げふっ、がっ、お、落ち着いてくだっ、ぞでぃさおああっ」
「国のファミリーが、ゾディー様のお帰りをまって……」
「ああんっ? そんなこと知ったこっちゃないね! 『剣妃親衛隊』もファミリーも解散だよっ。アタシはこのテンプルムに残るから、アンタたちだけで帰りな!」
「ゾ……ゾディーさまあっ」
なんかもう可哀想になるくらい冷たい仕打ちを喰らう『剣妃親衛隊』の3人。
命知らずと名高い強者のはずなんだけど、今やその面影はすっかり無くなっていた。
ガックリと両手両膝をついてうなだれている姿は、哀愁を通り越して、もはや絶望で死んじゃいそうな感じだ。
女性は本当に怖い……魔王軍よりも怖いんだよおお……。
「は~……結局恐れた通りこうなってしまったか。まったくダーリンは女の子ホイホイだな。なんとかしないと、際限なく女が寄ってきてしまうぞ!」
うーん、我ながらそれは反省しなくちゃと思うんだけど、ただリノたちに言われるならともかく、ネネには言われたくない気が……。
その後、落ち着いたところで僕たちは帰ることに。
アダマンキャタピラーはそのままここに置いていくので、天敵シザーヘッドビートルからはこの楽園は守られると思う。
ただ、冒険者もまたこの近くに来るだろうから、いずれ見つかってしまうかもしれない。
一応アダマンキャタピラーには、誰か近付いたら追い返してもらうつもりだけど、人間を傷付けないように命令したので、勇気ある人ならその先のボンビクスワームに辿り着けるだろう。
そのときは発見者への御褒美に、持って帰れるだけの採取は許そうと思う。
もしも場所が知られて乱獲されそうになったら、キッチリと国で保護をしよう。
まあ、アダマンキャタピラーを突破できる人は、そうはいないと思うけどね。
見つけづらいように、不可視の結界も張っておくか。
全てを終えたあと、僕の『空間転移』でテンプルムへと帰還した。
***********************************
是非是非、書籍版『無限のスキルゲッター』もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
ボンビクスワームの繭のことは理解してくれたし、本物の『蒼魂鋼の剣』も渡した。
とりあえず、一部の繭糸を持って帰れば、それなりの資金もできるはず。
あと何が足りないんだ?
「坊や……アンタに惚れたよ。アタシの男になりな!」
んがあああああああぁっ!? ま、またそんなことに……?
ヨシュアさんにもネネにも注意されてたのに、どうしてこうなっちゃうんだ……!
そしてネネの殺気がめっちゃ上がった。ヤバい、大変な事になる!
「おいデカ乳女! ナメたこと言うと本気で殺すぞ」
と、強い言葉で脅してるネネだけど、お前も似たようなこと言ってたぞ。
おかげであのとき、メジェールたちやアニスさんたちと大バトル寸前になったんだからな。
まったく、自分のことは棚に上げて、調子のいいヤツ……。
「ガキンチョは口出すんじゃないよ。文句言うのはあと10年経ってからにしな! 坊やのような凄いヤツにはもう二度と出会えない。まさにこのアタシに相応しい男さ」
「お前みたいな男遊びの激しい女に、ダーリンが釣り合うわけないだろ!」
「男遊び……? アタシはそんなコトしたことないよ。男たちがただ勝手に付いてくるだけさね。それにアタシはまだ未経験だよ!」
み、未経験………………? って、えっ!? うそでしょ?
このとんでもなくエロい格好してるゾディーさんが!?
「ゾディー様、やはり処女だという噂は本当だったのですね!?」
「昔からゾディー様には一切男の影が無かったゆえ、もしや男性経験がないのではと、ファミリーの間で秘かに囁かれましたが……」
「まあね、アタシに見合う男がいなかったからね。自分を安売りするつもりなんてなかったさ。正真正銘、アタシは生まれたままの清い身体だよ!」
「ウソつけっ、お前のような処女がいるかっ!」
いきおいとはいえ、ネネも意外と酷いこと言うな……。
まあ気持ちは分かるけど。
でも、解析で見た限りでは、ゾディーさんはウソを言っていない。つまり、本当に……まあそういうことなんだろう。
それにしても、ネネといいベルニカ姉妹といい、女性冒険者ってみんな男性経験が無いの?
「くそっ、このネネとしたことが、危惧した通りの展開にしてしまうとは……このままでは眷女に合わす顔がない。ここでゾディーを始末するか……!」
おいおい、なんて物騒なことを言うんだ、この27歳の少女は……!
「あ~もう、こんなことなら、ダーリンにオナラとかさせまくれば良かった! どうにもダメな男と思わせておけば……!」
いやだよ、人前でオナラしまくるなんて。
ネネは僕のそんな姿を見て幻滅しないのか?
「ちなみに、ネネはダーリンがオナラしても全然平気だからな」
そんなこと言われても複雑な気持ちだけど、とりあえずありがとう。
「ゾディー様がこんな子供に心を奪われるとは……いま一度お考え直しを! 無礼を承知で言いますが、どう見ても普通の恋人関係とは思われませんぞ」
「そ、そうです、年齢的にこの少年とゾディー様では、まるで不釣り合いです!」
「下手をすると、変態と勘違いされ……」
「なっ……なんだとおぉっ! ぶ、ぶ、ぶっ殺されたいのかいいいっ!」
ああ~~~死を覚悟した捨て身の進言だったんだろうけど、案の定ゾディーさんにボッコボコにぶっ飛ばされる『剣妃親衛隊』の面々。
それはもう手に負えない暴れようで、こういうときは余計なことをすると火に油を注いじゃったりするから、僕は身を縮めて大人しくすることに。
女性に年齢はタブーですよ……僕も最近身に染みて分かったんだけどね。
「げふっ、がっ、お、落ち着いてくだっ、ぞでぃさおああっ」
「国のファミリーが、ゾディー様のお帰りをまって……」
「ああんっ? そんなこと知ったこっちゃないね! 『剣妃親衛隊』もファミリーも解散だよっ。アタシはこのテンプルムに残るから、アンタたちだけで帰りな!」
「ゾ……ゾディーさまあっ」
なんかもう可哀想になるくらい冷たい仕打ちを喰らう『剣妃親衛隊』の3人。
命知らずと名高い強者のはずなんだけど、今やその面影はすっかり無くなっていた。
ガックリと両手両膝をついてうなだれている姿は、哀愁を通り越して、もはや絶望で死んじゃいそうな感じだ。
女性は本当に怖い……魔王軍よりも怖いんだよおお……。
「は~……結局恐れた通りこうなってしまったか。まったくダーリンは女の子ホイホイだな。なんとかしないと、際限なく女が寄ってきてしまうぞ!」
うーん、我ながらそれは反省しなくちゃと思うんだけど、ただリノたちに言われるならともかく、ネネには言われたくない気が……。
その後、落ち着いたところで僕たちは帰ることに。
アダマンキャタピラーはそのままここに置いていくので、天敵シザーヘッドビートルからはこの楽園は守られると思う。
ただ、冒険者もまたこの近くに来るだろうから、いずれ見つかってしまうかもしれない。
一応アダマンキャタピラーには、誰か近付いたら追い返してもらうつもりだけど、人間を傷付けないように命令したので、勇気ある人ならその先のボンビクスワームに辿り着けるだろう。
そのときは発見者への御褒美に、持って帰れるだけの採取は許そうと思う。
もしも場所が知られて乱獲されそうになったら、キッチリと国で保護をしよう。
まあ、アダマンキャタピラーを突破できる人は、そうはいないと思うけどね。
見つけづらいように、不可視の結界も張っておくか。
全てを終えたあと、僕の『空間転移』でテンプルムへと帰還した。
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※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中