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第7章 新国テンプルム
第325話 一触即発危機一髪
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「なんと! 本当に『空間魔法』まで使えるのか……!」
「この人数をまとめて転移させることができるとは……伝説を超える能力じゃないか!」
「坊や、アンタは本当に凄いよ、いずれアタシのモノになると思うとゾクゾクしちまうねえ」
「ダーリンをお前になど絶対に渡さん! 諦めてとっとと国へ帰れ!」
もう僕の力を隠す必要もないだろうと思って、みんな一緒に『空間転移』で戻ってきた。
ゾディーさんの剣――『蒼魂鋼の剣』をすり替えたと思われるヘドロノスに、一刻も早く接触しないといけないからね。なので、のんびりと帰ってる時間はない。
まだこのテンプルムに滞在してくれてればいいんだけど……。
……と、一気に僕の仕事部屋まで飛んできたんだけど、何故か僕の椅子のクッション部分に、秘書であるネーナがほおずりしていた。
なんだろ? 不審な部分でも見つけて感触を確かめてるんだろうか?
「ユーリさまぁ……」
「はい。なんだいネーナちゃん?」
「え? …………………………なあああっ、み、皆さんいつの間に!?」
ネーナは椅子を調べるのに熱中していたようで、僕たちが居ることに気付いてなかったようだ。
『空間転移』でいきなり帰ってきちゃったからね。
驚かしちゃったようで申し訳ないけど、でも僕が居ないときは、基本的に仕事部屋には用はないはずなんだよね。
ネーナは何してたんだ?
「ユ、ユーリ国王様、申しわけございません、お留守に勝手に入室したうえ、こんなことまで……」
「こんなことってどんなこと?」
「ああああ、こ、こんな姿を見られては、わたしはもうお嫁にいけません。ユーリ国王様、どうかわたしをお側女の1人に加えてくださいましぃ……」
ネーナが両手で顔を覆って、しゃがみ込んじゃった。
お側女だって? なんで椅子を調べているところを見ただけで、そんなことになるんだ?
さっぱりわからない。
しかし、こんなに慌てるネーナは初めて見たかな。
「なんと、ネーナもその手のタイプだったとは……。ダーリンの周りには、何故か変な女ばかり集まるのう」
よく分からないけど、その中にはネネも入ってるぞ。
「ユーリ、帰ってきたのね! リノがあんたの匂いを感知し…………だ、誰なの、このおっぱいお化けは!?」
「どうしたのメジェー……なっ! なによこの化け物っ!?」
「なんですの、この頭のおかしい格好をした変態女は!?」
僕の帰還を感知して、メジェールやリノたちが僕の部屋に来たんだけど……ゾディーさんの大きな胸と凄い格好を見て驚いている。
というか、いくらなんでもさすがに失礼すぎるぞ。
「これはなんという露出狂……エルフ族を完全に逆撫でするデカ乳を、これでもかとハミ出させるなんて、ソロルさんよりも痴女デスね」
「オレがいつ痴女みたいなことをした! それにオレの格好はアマゾネス族の正装だ!」
露出趣味でいうなら、フラウも相当その気はあるだろ! 最初の頃、やたら半裸で迫ってきてたし。
ただフラウは、その……胸がとてもスリムだから、あんまり淫らな印象は受けないんだよね。
ソロルも健康的な感じなので、肌を多く晒してても嫌味はない。
ところがゾディーさんは……なんかもうフェロモンが凄い。
まさに女王蜂という感じで、男はみんな誘い寄せられてしまうような妖艶さだ。
これで未経験なんだから、末恐ろしい……。
「ヒロ様がお帰りになったと………………ヒロ様、ちょっとお話があります。今すぐ別室にいらしてください」
「ヒロ、帰ってきたそうだな…………どういうことだヒロ、またしても女を増やすとは……お前の根性たたき直してやる!」
アニスさんとディオーネさんまで……。
僕はただゾディーさんを連れてるだけなのに、なぜ変なことを疑われちゃうんだ!?
いや、実際惚れられちゃってるけどさ……でも説明も聞かずに怒られるなんて、とても理不尽だと思います。
「ダーリン、女の勘を舐めるなよ。ゾディーがダーリンに気があることなんて、あいつらには一目でバレてるからな」
「そ、そうなの!?」
「当たり前だ。それに、相当面倒な相手ということも直感で感じている。ネネは庇ってやれないから、言い訳せずに大人しく説教喰らったほうがいい」
なにソレ!?
……いや、僕がやはり迂闊だったのか。
みんなの気が済むまで、大人しくしよう。
「ユーリってば、珍しく何日も出掛けてるかと思えば、こんなエロい女と浮気してたのね! そんなに胸が大きいのが好きなの!?」
「なんだいアンタは?」
「アタシは勇者よ! あんたこそ何者なの!?」
「アンタが勇者だったのかい。小生意気な娘という噂だったけど、本当にその通りだねえ。アタシはゾディー、坊やの初めてをもらった女さ」
「ユ、ユーリ! ホントにやっちゃったの!?」
「ウソでしょユーリ!?」
「お帰りにならなかったのはそれが原因ですの!?」
「やややってない、ナニもしてないって!」
なんでそう下品なことを大声で言っちゃうの!
そもそもメジェールの『天眼』やフィーリアの『聖なる眼』で見れば、ゾディーさんがウソついてること分かるでしょ!
「あら、冗談で言っただけなのに慌てちゃって、可愛いお嬢ちゃんたちじゃないの。それに、その反応だと、坊やはまだ童貞のようだねえ。フフフ、奪い甲斐があるじゃないかい」
そういうゾディーさんだって経験無いクセに、どうしてそんなに自信たっぷりなんだ?
「しかしさすが坊や、その歳にしてこんなにたくさん女を侍らせているなんて、可愛い顔してなかなかやるもんだねえ。王様だし、男はそうでなくっちゃいけないね。ま、大した女はいないようだけどさ」
「この女……今までこれほど危険なヤツを見たことがない。将軍の権限にて、この女を粛清する」
「宰相として許可します。ディオーネ、斬り殺しなさい」
「どわわわ、ま、まって、アニスさんもディオーネさんも落ち着いて!」
「な、だからネネが最悪の女だと言っただろ」
ああもう、今すぐやらなくちゃいけないことがあるのにぃ~っ!
その後、なんとか事態を収めることができた。
余計なことで時間をロスしてしまった。ヘドロノスのことをすぐ調べないと!
「ユーリ、今回のことはもうしょうがないけど、今度こんなことがあったら、あんたの股間のそれ……斬り落とすわよ」
コレは無実だ、なにもしてない!
僕まだ童貞なのに……。
***********************************
是非是非、書籍版『無限のスキルゲッター』もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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もう僕の力を隠す必要もないだろうと思って、みんな一緒に『空間転移』で戻ってきた。
ゾディーさんの剣――『蒼魂鋼の剣』をすり替えたと思われるヘドロノスに、一刻も早く接触しないといけないからね。なので、のんびりと帰ってる時間はない。
まだこのテンプルムに滞在してくれてればいいんだけど……。
……と、一気に僕の仕事部屋まで飛んできたんだけど、何故か僕の椅子のクッション部分に、秘書であるネーナがほおずりしていた。
なんだろ? 不審な部分でも見つけて感触を確かめてるんだろうか?
「ユーリさまぁ……」
「はい。なんだいネーナちゃん?」
「え? …………………………なあああっ、み、皆さんいつの間に!?」
ネーナは椅子を調べるのに熱中していたようで、僕たちが居ることに気付いてなかったようだ。
『空間転移』でいきなり帰ってきちゃったからね。
驚かしちゃったようで申し訳ないけど、でも僕が居ないときは、基本的に仕事部屋には用はないはずなんだよね。
ネーナは何してたんだ?
「ユ、ユーリ国王様、申しわけございません、お留守に勝手に入室したうえ、こんなことまで……」
「こんなことってどんなこと?」
「ああああ、こ、こんな姿を見られては、わたしはもうお嫁にいけません。ユーリ国王様、どうかわたしをお側女の1人に加えてくださいましぃ……」
ネーナが両手で顔を覆って、しゃがみ込んじゃった。
お側女だって? なんで椅子を調べているところを見ただけで、そんなことになるんだ?
さっぱりわからない。
しかし、こんなに慌てるネーナは初めて見たかな。
「なんと、ネーナもその手のタイプだったとは……。ダーリンの周りには、何故か変な女ばかり集まるのう」
よく分からないけど、その中にはネネも入ってるぞ。
「ユーリ、帰ってきたのね! リノがあんたの匂いを感知し…………だ、誰なの、このおっぱいお化けは!?」
「どうしたのメジェー……なっ! なによこの化け物っ!?」
「なんですの、この頭のおかしい格好をした変態女は!?」
僕の帰還を感知して、メジェールやリノたちが僕の部屋に来たんだけど……ゾディーさんの大きな胸と凄い格好を見て驚いている。
というか、いくらなんでもさすがに失礼すぎるぞ。
「これはなんという露出狂……エルフ族を完全に逆撫でするデカ乳を、これでもかとハミ出させるなんて、ソロルさんよりも痴女デスね」
「オレがいつ痴女みたいなことをした! それにオレの格好はアマゾネス族の正装だ!」
露出趣味でいうなら、フラウも相当その気はあるだろ! 最初の頃、やたら半裸で迫ってきてたし。
ただフラウは、その……胸がとてもスリムだから、あんまり淫らな印象は受けないんだよね。
ソロルも健康的な感じなので、肌を多く晒してても嫌味はない。
ところがゾディーさんは……なんかもうフェロモンが凄い。
まさに女王蜂という感じで、男はみんな誘い寄せられてしまうような妖艶さだ。
これで未経験なんだから、末恐ろしい……。
「ヒロ様がお帰りになったと………………ヒロ様、ちょっとお話があります。今すぐ別室にいらしてください」
「ヒロ、帰ってきたそうだな…………どういうことだヒロ、またしても女を増やすとは……お前の根性たたき直してやる!」
アニスさんとディオーネさんまで……。
僕はただゾディーさんを連れてるだけなのに、なぜ変なことを疑われちゃうんだ!?
いや、実際惚れられちゃってるけどさ……でも説明も聞かずに怒られるなんて、とても理不尽だと思います。
「ダーリン、女の勘を舐めるなよ。ゾディーがダーリンに気があることなんて、あいつらには一目でバレてるからな」
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……いや、僕がやはり迂闊だったのか。
みんなの気が済むまで、大人しくしよう。
「ユーリってば、珍しく何日も出掛けてるかと思えば、こんなエロい女と浮気してたのね! そんなに胸が大きいのが好きなの!?」
「なんだいアンタは?」
「アタシは勇者よ! あんたこそ何者なの!?」
「アンタが勇者だったのかい。小生意気な娘という噂だったけど、本当にその通りだねえ。アタシはゾディー、坊やの初めてをもらった女さ」
「ユ、ユーリ! ホントにやっちゃったの!?」
「ウソでしょユーリ!?」
「お帰りにならなかったのはそれが原因ですの!?」
「やややってない、ナニもしてないって!」
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「あら、冗談で言っただけなのに慌てちゃって、可愛いお嬢ちゃんたちじゃないの。それに、その反応だと、坊やはまだ童貞のようだねえ。フフフ、奪い甲斐があるじゃないかい」
そういうゾディーさんだって経験無いクセに、どうしてそんなに自信たっぷりなんだ?
「しかしさすが坊や、その歳にしてこんなにたくさん女を侍らせているなんて、可愛い顔してなかなかやるもんだねえ。王様だし、男はそうでなくっちゃいけないね。ま、大した女はいないようだけどさ」
「この女……今までこれほど危険なヤツを見たことがない。将軍の権限にて、この女を粛清する」
「宰相として許可します。ディオーネ、斬り殺しなさい」
「どわわわ、ま、まって、アニスさんもディオーネさんも落ち着いて!」
「な、だからネネが最悪の女だと言っただろ」
ああもう、今すぐやらなくちゃいけないことがあるのにぃ~っ!
その後、なんとか事態を収めることができた。
余計なことで時間をロスしてしまった。ヘドロノスのことをすぐ調べないと!
「ユーリ、今回のことはもうしょうがないけど、今度こんなことがあったら、あんたの股間のそれ……斬り落とすわよ」
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