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2部
第二十二話 手のひらサイズの暴君と三方一両得な解決策
しおりを挟む竜族の村に、ラーメンという名の文化破壊(イノベーション)を巻き起こしてから、季節は灼熱の初夏から、うだるような湿気を含んだ盛夏へと移り変わっていた。
太陽は、もはや慈悲のかけらもなく、その全力をもって大地を焼き付けている。木々の緑はその色をさらに深くし、生命を高らかに謳歌しているかのようだ。道端で鳴り響く蝉の声は、まるで世界のBGMのように、一日中途切れることがない。風は熱気を運び、少し歩くだけで、じっとりと汗が滲み出てくる。
そんな、全ての生物が日陰を求めて活動を鈍らせる季節にあって、ユウキ一行の騒がしさは、衰えるどころか、ますますその勢いを増していた。
「この暑さ! まさに心身を鍛えるための天からの試練! この試練を乗り越えてこそ、真の強さを得ることができるのだ!」
汗だくになりながらも、一人だけ燃えているのは、もちろんガンツだ。彼のポジティブシンキングは、もはや一種の才能と言えた。
「ガンツ殿の言う通りですな! この高温多湿な環境は、特定の粘菌の繁殖に最適! 新種のサンプルが採取できるやもしれませぬ!」
リリアは、暑さでぐったりするどころか、未知の微生物への期待に目を輝かせている。
「ガハハハ! 暑い日に飲む、キンキンに冷えたエールは格別よなぁ! どっかに川でもねえか! 飛び込みてえぜ!」
ボルガは、額の汗を豪快に腕で拭いながら、酒のことばかり考えている。
「……汗で装束が肌に張り付くのが不快ですわ。あなた方、もう少し静かになさい。体感温度が上がります」
シルフィは、美しい眉をひそめ、木陰を選んで優雅に歩いている。
「むぅ……この国の『カレー』なるものも美味だったが、やはり故郷の溶岩焼きに勝るものはないな……。しかし、あの『ラーメン』の衝撃も忘れがたい……」
新入りのイグニスは、故郷の味と未知の味との間で、真剣な顔で一人、食の哲学的思索にふけっていた。
そして、そんな濃すぎる仲間たちの中心で、ユウキは、もはや干物になりかけていた。
(……暑い。動きたくない。喋りたくない。いっそ、このまま道端の石になりたい……)
仲間が六人に増え、彼の精神的カロリー消費量は、レッドゾーンを振り切って、計測不能の領域に達していた。スローライフどころか、ただ平穏に呼吸をすることさえ、困難な状況だった。
そんな、もはや一刻も早く木陰で昼寝をしたい一行が、とある森の茶屋で耳にしたのは、いかにも面倒くさそうな噂だった。
「この先の霧深い湖、『妖精の聖域』が、どうもヤバいらしい」
なんでも、霧が晴れることのない神秘の湖の中心には、妖精たちの住まう聖なる島があるのだが、その湖の水が、このところ急速に濁り始め、聖域の力が失われかけているというのだ。
「妖精ですって!? 古代文献にしか登場しない、純粋な自然エネルギーの集合体! なんという……なんという素晴らしい研究対象ですの!」
リリアが、興奮のあまり、持っていたスプーンをぐにゃりと曲げた。
「か弱き妖精たちが、危機に瀕していると! 我々が行かずして、誰が行くというのだ!」
ガンツの正義のエンジンが、フルスロットルで稼働を始める。
「妖精の作る酒は、絶品だと聞くぜ! こりゃあ、助けに行かねえわけにはいかねえなぁ!」
ボルガの動機は、相変わらず不純だった。
ユウキは、無言で立ち上がると、騒ぎ出す仲間たちに背を向け、茶屋の裏手にある木陰に向かって、ゆっくりと歩き出した。
「……俺は、ここで昼寝してる。終わったら、声かけてくれ」
「「「待て(なさい)!」」」
五人の声が、完璧なハーモニーでユウキの背中に突き刺さる。
もう、この流れにも飽きてきた。ユウキは、諦観の境地で振り返ると、死んだ魚の目で言った。
「……はいはい。行けばいいんでしょ、行けば」
***
霧の湖への道は、これまでのどの道とも、その趣を異にしていた。
一歩、森に足を踏み入れた途端、空気がひんやりと、そして、じっとりと湿ったものに変わる。太陽の光は、鬱蒼と茂る木々の葉に遮られ、地面には届かない。代わりに、乳白色の濃い霧が、まるで生き物のように、木々の間をゆっくりと漂っていた。
苔むした倒木、シダ類の生い茂る地面、そして、どこからか聞こえる、ぽちゃん、ぽちゃんと水滴が落ちる音。それは、幻想的であると同時に、どこか不健康で、息が詰まるような雰囲気だった。
湖に近づくにつれて、その不健康さは、明確な「異常」へと変わっていった。
空気が、淀んでいる。土の匂いに、鉄が錆びたような、ツンとした異臭が混じり始めた。
やがて、一行の目の前に、霧深い湖が広がった。
しかし、その水は、神秘的とは程遠い、どんよりとした鉛色に濁っていた。水面には、油のようなものが浮き、生命の気配が全く感じられない。まるで、死んだ巨人の目のようだった。
「……ひどい。これでは、生物が住めるはずがない」
ガンツが、痛ましげに顔を歪める。
「この異臭……。鉱物系の、それもかなり毒性の強い物質が溶け込んでいるようですわ。自然に発生するとは考えにくい。明らかに、人為的な汚染です」
リリアが、水筒に湖の水を採取しながら、険しい顔で分析した。
湖の中心に、霧の中にぼんやりと浮かぶ、小さな島。あれが「妖精の聖域」らしい。
一行は、岸辺にあった古い小舟に乗り込み、その島へと向かった。
島に上陸すると、そこは、かつての美しさの見る影もなかった。
色とりどりの花が咲き乱れていたであろう花壇は、全て黒く枯れ果てている。キラキラと輝いていたはずの泉は、ヘドロで埋まり、島全体が、力を失って、ただ静かに死を待っているかのようだった。
その、島の中心。枯れた巨木の下で、一行は、それを見つけた。
体長は、十五センチほど。透き通るような、蝶の羽。キラキラと輝く、金の髪。その姿は、おとぎ話に出てくる、可憐な妖精そのものだった。
しかし。
「――おう、テメェら。何の用だ、コラ」
その可憐な見た目から発せられたのは、どう聞いても、長年スナックを経営してきた、人生に疲れ切ったママのような、ドスの効いたダミ声だった。
一行は、一瞬、フリーズした。
目の前の、あまりのギャップに、脳の処理が追いつかない。
妖精――ピクシーは、小さな腰に手を当て、仁王立ちになると、一行を、下から上まで、じろり、と睨みつけた。
「人間の臭いがプンプンするじゃねえか。何のようだ、あぁん? ひやかしなら、その羽、むしり取って、フライにして食っちまうぞ」
「か、可憐だ……!」
ガンツが、なぜか感動の声を漏らす。彼のフィルターを通すと、このチンピラのような言動も、可憐に見えるらしい。
「いや、どう見てもチンピラだろ……」
ユウキの冷静なツッコミが、虚しく霧の中に消えた。
ピクシーは、ぷかり、と口から煙草の煙のようなものを吐き出すと(よく見ると、それはただの光る胞子だった)、苛立ったように言った。
「見ての通り、このザマよ。聖域は、もうおしまいだ。上流のクソ人間どもが、毒を流しやがったせいでな。ああ、腹が立つ! 思い出しただけで、ハラワタが煮えくり返らぁ!」
彼女は、小さな拳をぷるぷると震わせると、一行に向かって、とんでもないことを要求してきた。
「おい、テメェら! どうせヒマなんだろ!? だったら、ちょっと行って、上流にいる人間どもを、一人残らず、皆殺しにしてきやがれ!」
あまりにも物騒で、短絡的な要求。
しかし、その瞳の奥には、故郷を壊され、仲間を失った、深い悲しみと怒りが渦巻いていた。
ガンツやボルガが、その過激な物言いに何か言い返そうとするのを、ユウキは手で制した。
そして、彼は、腕を組んで、面倒くさそうに、しかし、きっぱりとピクシーに言った。
「――いや、それは無理だ」
「あぁん? やんのか、テメェ!」
「そうじゃない。皆殺しにしたって、意味がないんだよ。あんたの気は晴れるかもしれんが、問題は何も解決しない」
ユウキは、淀んだ湖を指さした。
「元を断たなきゃ、意味がないだろ。毒を流している『何か』を止めなきゃ、いくら人を殺したって、この湖は綺麗にならない。違うか?」
その、あまりにも正論で、感情論を一切挟まない言葉に、ピクシーはぐっと言葉を詰まらせた。
ユウキは、リリアに向き直る。
「で、犯人の目星はついてるのか?」
「ええ。この汚染物質の種類からして、上流にある『ダストニア鉱山』で間違いありませんわ。おそらく、採掘の過程で出た廃水を、そのまま垂れ流しているのでしょう」
「よし、決まりだ」
ユウキは、くるりと踵を返した。
「その鉱山とやらに、直接、文句を言いに行くぞ」
***
一行が向かったダストニア鉱山は、この世の地獄を具現化したような場所だった。
山肌は無残に削り取られ、黒い粉塵が絶えず舞っている。労働者たちは、ボロをまとい、その顔は、粉塵と疲労で土気色だった。誰もが、虚な目で、ただ黙々と、つるはしを振るっている。咳き込む者、足を引きずる者。まるで、巨大な機械の、壊れかけの歯車のように見えた。
ユウキは、その光景を見て、こめかみが、ピキリ、と音を立てるのを感じた。
(……この構図、反吐が出るほど、知ってるぜ……)
使い捨てにされる労働者。安全を無視した劣悪な労働環境。そして、その犠牲の上に成り立つ、一部の者の富。
前世で、彼が骨を埋めた、あのブラック企業と、全く同じ構造だった。
「ひどい……。彼らもまた、苦しんでいるというのか……」
ガンツが、唇を噛みしめる。
一行は、鉱山を支配する、領主の館へと向かった。
館は、鉱山の荒涼とした風景とは対照的に、悪趣味なほどに豪華絢爛だった。金の装飾、けばけばしい絨毯、そして、テーブルの上には、労働者たちが一生かかっても口にできないであろう、贅沢な料理が並んでいる。
「ようこそ、旅の方々。この私こそが、ダストニア鉱山を治める、領主のバロッサ様だ。して、何の用かな?」
現れた領主は、腹の出た、いかにも強欲そうな、豚のような男だった。
ガンツが、湖の汚染と、労働者たちの惨状を訴える。
しかし、バロッサは、鼻で笑って、こう言い放った。
「湖の妖精なぞ、知ったことか。労働者どもは、金を与えているのだから、文句を言う筋合いはあるまい。奴らは、私のために働く、ただの道具だ。嫌なら、いつでも辞めてよいのだぞ? もっとも、この土地以外に、行き場などないだろうがな! ワハハハ!」
その、あまりにも醜悪な物言いと、下品な笑い声を聞いて。
ユウキの中で、何かが、プツン、と切れた。
次の瞬間、ユウキは、音もなく、バロッサの目の前に移動していた。
そして、無言のまま、その突き出た腹に、指先を、コツン、と当てた。
デコピン。
その、あまりにも軽い一撃で、体重百キロはあろうかというバロッサの巨体が、まるで紙くずのように、くの字に折れ曲がり、部屋の端の壁まで、一直線に吹っ飛んだ。
ゴシャッ、という、嫌な音と共に、壁に叩きつけられ、気を失う領主。
静まり返る、館。
呆然とする、仲間たちと、領主の部下たち。
ユウキは、指先をぷらぷらと振りながら、冷え切った声で、呟いた。
「……交渉、決裂。プランBに移行する」
彼は、気を失った領主の胸ぐらを掴んで引きずり起こすと、その耳元で、静かに、しかし、有無を言わさぬ迫力で、囁いた。
「おい、デブ。今から、お前に、とっておきの話をしてやる。お前の懐も潤って、そこの労働者たちも健康になって、下流の妖精もハッピーになる、夢のような話だ。……聞くよな?」
***
ユウキが提示したのは、まさに「三方一両得」の解決策だった。
まず、彼は、自らの謎エネルギーを使い、鉱山の岩盤を、豆腐のように柔らかくした。これにより、つるはしを振るう必要はなくなり、労働者たちは、危険な粉塵を吸うことなく、安全に、そして、これまでの数十倍の効率で、鉱石を採掘できるようになった。
次に、彼は、廃水を垂れ流している水路に、これまた謎エネルギーで、超高性能な浄化システムを、その場に作り上げた。廃水は、システムを通ることで、毒素を完全に分解され、ただの真水となって、湖へと流れていく。
そして、最後に、こう言った。
「採掘効率は、数十倍になった。労働者の数は、今の十分の一で足りる。余った連中には、別の仕事を与えてやれ。給料も、今の倍は払えるはずだ。浄化システムは、半永久的に使える。メンテナンスも不要だ。どうだ、これで、win-win……いや、win-win-winだろ?」
バロッサは、目の前で起きた、もはや魔法や奇跡という言葉では説明できない現象と、ユウキの有無を言わさぬ提案に、ただ、ガクガクと震えながら、何度も頷くことしかできなかった。
一行が、聖域の島に戻ると、湖は、まるで奇跡のように、その輝きを取り戻していた。
鉛色だった水は、空の青を映す、澄み切ったものへと変わり、太陽の光を受けて、きらきらと輝いている。
そして、聖域の島は、七色の光に包まれていた。
枯れていた花々は、一斉に咲き誇り、泉からは、清らかな水が湧き出している。島全体が、生命力に満ちあふれ、幻想的な美しさに包まれていた。
「……すげぇ……」
ボルガが、感嘆の声を漏らす。
その光景に、仲間たちも、ただ、言葉もなく見入っていた。
その時、一行の頭上で、あのダミ声が響いた。
「……テメェ、なかなか、やるじゃねえか」
見上げると、ピクシーが、腕を組んで、感心したように、ユウキを見下ろしていた。
彼女は、ふわりと、ユウキの肩に着地すると、懐から、小さな、しかし、見事な細工の施された徳利を取り出した。
「お祝いだ。一杯、やらんのか?」
「……酒、飲めるのか? あんた」
「当たりめえよ! ワシを誰だと思ってやがる! この聖域の、ヌシだぞ!」
ピクシーは、ぐびり、と徳利をあおると、ぷはーっ、と満足げな息を吐いた。その仕草は、完全に、仕事終わりのオヤジだった。
可憐な見た目と、その言動の、あまりのギャップ。
それを見て、仲間たちは、たまらず、一斉に吹き出した。
ピクシーは、そんな仲間たちを、ちらりと見ると、ニヤリと笑った。
「おう、決めたぜ。テメェら、面白い。特に、そこの気の抜けた面の若いの。気に入った。ワシも、お前らの旅に、ついてってやるよ」
こうして、酒好きで、毒舌で、しかし、誰よりも聖域を愛する妖精ピクシーが、七人目の仲間として、一方的にパーティに加わった。
ユウキのスローライフへの道は、もはや、完全に、跡形もなく消え去った。
夏の終わりの夕暮れ。七色に輝く湖を背景に、肩の上で徳利を傾ける小さな妖精を見ながら、ユウキは、ただ、ただ、果てしなく、遠い目をするしかなかった。
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