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5 おもしろそうだという理由で試験薬を飲んだ怪人がふたりになって気持ちいいことをしてきます
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――怪人組織クナブルム・フィニス。
それは『終わりの揺り籠』を自称する、異形の楽園。
人間社会の裏側で、密かに、静かに、確実に、終焉の種を蒔き続ける存在。
世界の秩序に毒を流しこむ彼らは、しばしば実験と称して『歪んだ奇跡』を生み落とす。
そして今日もまた、ひとつの実験が始まる――本来の予定とは、まったく違う形で。
無数の試験管と魔素タンクが立ち並ぶ中、椅子に腰かけていたノクスは、手元の小瓶をくるくると指先で回していた。
小瓶の中には薄紫色の液体が揺れている。
《実験薬 No.CF77 人格型双体分離剤》
――経口摂取した被験体は8時間のあいだ、精神を分けた二体に分離されます。
「……戦術補助薬。限定的分裂による同調戦闘支援」
ラベルに貼られた文字を読み上げながら、ノクスは仮面の下で小さく笑った。
「へえ、二人になる薬ってこと? おもしろそ」
研究主任がいないことを確認して、彼はくい、と小瓶を傾けた。
液体が喉を滑り落ちる。わずかに金属臭。舌に残る薬草のような苦み。
――数秒の静寂。
「……ん~?」
突然、内側から身体が引っ張られるような感覚が訪れた。
体温が一気に跳ね上がり、視界が歪む。
影がうねり、ノクスの足元からもう一人の『ノクス』が立ち上がるようにして現れた。
「へぇ……」
仮面。黒衣。碧い瞳。
――どこから見ても、もうひとりの自分だ。
「やあ……」
「ああ、うん。僕だね」
鏡合わせのように二人のノクスが向かい合い、にやりと笑う。
「この薬、8時間で効力が切れるって書いてあったよね?」
「うん。じゃあ、それまでは……自由に遊べる、ってことかな?」
ふたりのノクスは、仮面越しに視線を交わし合う。
「――せっかくだし、行こうか。ミルティに、会いに」
「賛成。僕たちが二人になったって知ったら喜ぶかな?」
にたりと笑って、黒衣の双影が、音もなく研究棟を後にした。
✢
夜の街は、どこかしんと静まり返っていた。
魔法少女ミルティ=クラウゼの住むマンション――7階の角部屋。
今日の任務を終え、変身も解いた彼女はようやくシャワーを浴びて、濡れた髪のままリビングのソファに身を沈めていた。
「髪、乾かさなきゃ……」
なんてぽつりと呟きつつも、一度座ってしまった身体はなかなか起き上がれなかった。
ガラス越しに見える夜景は、煌めきながらどこか遠い。
魔力の使いすぎで少しだけ火照った身体を冷ますように、手にしたミネラルウォーターを喉に流し込む。
(明日は……ようやく休み。ひとりの夜、久しぶりかも)
カーテンはまだ閉めていない。風通しのため、窓もほんの少し開けている。
――コン、コン
「……え?」
不自然な音が、耳を打った。
次の瞬間、開けかけのベランダ窓から、すっと影が滑り込んできた。
「やあ、こんばんは。会いたかったよ、ミルティ」
「――ノクスっ⁉」
ミルティは驚いて、室内に入ってきた長身の青年を見上げた。
風のように音もなく現れたその姿は、あまりにも自然で、まるでこの部屋が彼のものでもあるかのようだった。
「ちょっ……⁉ またいきなり……。来るときは事前に連絡をしてください! ――わたしにだって、いろいろと準備というものが……」
後半部分はごにょごにょと、言葉尻が溶けていく。
自分で言っていて、準備ってなんの準備だろう? と考えてしまったのだ。
下を向きかけたミルティはそこでぴたりと止まった。
風が揺れた。カーテンの向こう、開け放たれたベランダにもうひとつの影が見えたのだ。
「え……っ!?」
現れたのは――まったく同じ仮面。まったく同じ髪、まったく同じ背丈のノクスが、もうひとり。すっと足を踏み入れてきたのだ。
「えっ? え? ま、待って……なんで……⁉」
「ふたりとも、僕だよ」
先に現れたノクスが、愉快そうに肩をすくめる。
「研究棟で面白そうな試験薬を見つけて、飲んでみたらこうなった」
「試験薬……?」
「人格型双体分離剤だって。効果は8時間」
後から入ってきたもうひとりのノクスが、軽く手を上げて挨拶をする。
口調も仕草も同じ。
ふたりはほとんど同時に仮面を外し、近くのテーブルに置いた。
同じ碧い瞳が、なぞるようにミルティを見つめている。
「せっかくふたりになったからさ。今夜は――」
「君をふたりで楽しませてあげようかなって、思って」
「――っ! ……な、なにを言ってるんですか、あなたたち……!」
ミルティは真っ赤になって後ずさった。足がソファにぶつかってもつれる。
「危ないよ? ミルティ」
「大丈夫。痛いことはしないよ」
「そうそう。ただちょっと……深く繋がるだけ」
ふたりのノクスがそれぞれ片手を差し出し、ミルティの腕を優しく掴んだ。
「や……、ほんとに、なにを……する、気……? んんっ!」
抱き寄せられ、ひとりが左から唇を奪い、もうひとりが右から首筋に噛みついてきた。
(な、なんなの……これ……ふたりって……どういう状況……っ⁉)
「や、やだ……っ、まって。こんな……いっぺんにふたりなんて……むりです……っ」
「大丈夫。ミルティはただ気持ちよくなってればいいだけだから」
「そうそう。君の身体はひとつしかないけど、気持ちよさは増えるよ」
ふたりのノクスが口角を上げる。
「ね、僕にもちゅーして?」
「ん、え……っ」
首筋に舌を這わせていたノクスが顔を上げる。
「んぅ……っ♡ まっ……ぁ……♡」
片方が舌を吸い上げてキスを深め、もう片方が耳を舐め上げてくる。
「ん……っ♡ ぅあ……っ♡ やだぁっ……」
頭の芯が蕩けていく感覚に抗おうとするけれど――ふたりのノクスの動きは示し合わせているみたいに息がぴったり合っていた。
ミルティの背筋がびくりと震える。
(あ……あたまのなか……ぐちゃぐちゃになりそう……)
熱が肌を這い上がり、思考がゆっくりと溶けていく。
「髪濡れてる。お風呂入ったばっか?」
「……ミルティの肌ってほんとに綺麗だよね。もっと見たいな」
言いながら、ひとりがルームウェアの裾をそっと持ち上げる。
「やっ……、なにして……⁉」
脱がされそうになって、わずかな抵抗を見せるミルティだが、その声はすぐに消えてしまった。
「だーめ。暴れない暴れない」
「ほら……じっとして。キスするから」
ひとりが唇を塞ぎ、もうひとりが首筋から鎖骨を伝うように舌を這わせていく。
そうかと思えば、両側から同時に耳たぶを食まれ、熱い吐息が吹き込まれる。
「あ……っ♡ だめ……そんな……一緒に……されたら……っぁあ♡」
ふたりのノクスの愛撫は絶妙なバランスで重なり合い、ミルティの身体を徐々に熱く染め上げていく。
肌の上を撫でる手のひらは、どちらもよく知っている――はずなのに、交互に触れられるたびに、どちらがノクスなのか曖昧になる錯覚を起こす。
「ん……ふ、ぁ……♡ ちょ、まって……ちょっと……っ」
かすれた声で訴えても、キスで遮られ、快感で奪われる。
脱がされかけたルームウェアがずるりと肩から滑り落ち、冷えた空気が肌に触れるのと同時に――。
「ベッド、行こうか」
「うん。ゆっくりできるし」
ふたりのノクスに挟まれて、立っているのもやっとだったミルティの身体がひょいと抱き上げられた。
ひとりが膝の下を、もうひとりが背を支えて、ふたりで抱えるかたちに。
「きゃ……」
「ミルティ、すごく可愛い」
「見てるだけで理性が飛びそう」
寝室のドアが開けられ、ふんわりとした香りのするシーツの上に、ミルティはそっと降ろされた。
すぐに、左右から身体が包まれる。
「ミルティの好きなところ、全部ふたりで可愛がってあげる」
「ちゃんと覚えてるよ。君の気持ちいいとこ♡」
囁く声は同じ。
唇はそれぞれ別の場所を求める。
熱を孕んだ視線が、全身にまとわりつく。
「や……っ! だめっ……!」
ミルティの抵抗は小さかった。それでもルームウェアの裾を掴む手は必死で、ノクスたちの手を押し返そうとする。けれど、いつもひとり相手にだって敵わないのに、それがふたりになればなおさらだ。
ひとりが両手を押さえつけ、もうひとりが裾を持ち上げていく。
「ノクス、ほんとに、はずかしっ……」
羞恥で耳まで真っ赤に染まりながらも、抵抗の声は少しずつ震え始める。身体が勝手に反応していることを見透かされているような気がして、余計に居た堪れない。
「あ、そうだ、灯りつけて」
「うん。そうだね」
ふたりのノクスが示し合わせたように立ち上がり、寝室の天井灯を点ける。柔らかなオレンジ色の光が部屋中に広がり、ミルティの白い肌を際立たせた。
「ちょ、明るいの、やです! 消してください……っ」
「だーめ」
「僕たち、可愛い君の姿をちゃんと見たいから♡」
あっという間に着ていた服を剥ぎ取られ、ミルティはショーツだけの姿になった。薄布一枚越しに感じるシーツの感触がやけに鮮明に感じられて、身体が小さく震える。
「ミルティの顔、真っ赤。すごく可愛い♡」
「恥ずかしがってる顔、ほんと好き♡」
ふたりのノクスが交互に彼女の頬を撫でる。指先が耳朶をかすめるたび、ミルティは思わず肩をすくめた。その動きすら愛おしいと言うように、ふたりは微笑む。
「じゃあ、最後の一枚も――ね?」
「……っ!」
宣言とともに、するりと布が取り去られた。
隠すものがなくなり、ミルティは反射的に手を伸ばす。けれどそれよりも早く、ふたりのノクスがそれぞれ片手を掴んでベッドに縫いつけた。
「抵抗してるの、可愛いけど」
「でももう無駄だよ。君はもう逃げられない」
ふたりの碧眼が近づいてくる。同じ顔。同じ声。同じ仕草。
(あ……)
混乱する思考を置き去りにするように、ふたりのノクスの唇が同時に降りてくる。耳元で囁かれる声が脳内に響き渡る。
「ほら、諦めて。ミルティ」
「いっしょに気持ちよくなろ?」
ふたりのノクスが鏡合わせみたいな動きで胸元に顔を寄せた。そして、左右それぞれの乳首に舌を伸ばす。
「あ……」
恥ずかしいのに、目が逸らせない。
ミルティはほとんど無意識にこくりと喉を鳴らしていた。
ちろ……♡ れろぉ……♡ ぢゅぢゅっ♡
ちゅ……♡ ちゅぱ♡ ちゅく……♡
片方は優しく舐め上げられ、もう片方は唇でついばまれる。全く違う刺激が同時に与えられ、ミルティの背筋がぴんと伸びる。
「ひぁ……っ♡ や……ぁあ♡」
「気持ちよさそ♡ 可愛い♡」
「ん♡ すぐ硬くなるね♡」
指摘されて思わず顔を背ける。けれどすぐに片方のノクスが顎を掴んで前を向かせてきた。
「ダメだよ。ちゃんと見て。今どんなふうにされてるのか」
「んうぅ……♡」
ふたりのノクスの舌は休むことなくミルティの乳首を舐り続けている。舌先でくりくりと転がされ、歯で軽く甘噛みされると、背筋がぞくぞくしてたまらない。
「ミルティのおっぱい、可愛いね。もっとしてあげる」
「こっちもね♡」
左右で異なる責め方に翻弄されるうちに、下半身の奥がじんわりと熱を持ってくる。
「あ、はっ……はぁっ♡ んんっ♡」
呼吸が荒くなる。全身の毛穴が開いたように敏感になって、ふたりのノクスが触れるたびにびくびくと反応してしまう。
「ん♡ ふぁ……あっ♡ やだぁ……っ♡」
乳首が熱くてたまらない。
甘く痺れるような感覚が身体中に広がっていく。
ちゅっ♡ ちゅるっ♡ ちゅぱっ♡ ぢゅうぅぅっ♡
ふたりのノクスは交互にミルティの乳首を口に含み、時折強く吸い上げる。そのたびにびくんと身体が跳ねて、ミルティは無意識に太腿を擦り合わせた。
「んんっ♡ ふ……ぅあ……っ♡ あ、あっ♡」
「あれ? もうここも疼いてきちゃった?」
「やっぱりミルティはえっちだなあ♡」
ひとりがわざとらしくミルティの膝を開かせ、もうひとりがそこに顔を近づける。熱い息がかかって、ミルティはびくっと腰を引いた。
「や……っ!」
「ダーメ♡」
逃げる暇もなく脚を固定され、あっさりと割り開かれる。
「いやじゃないよね? ここ、すっごいことになってるよ?」
そう言いながらノクスが割れ目に指を這わせた。
「あ、ずる……。僕にも確認させて? ミルティのえっちなココ♡」
「あっ♡ あっ、あっ♡ やっ♡」
左右から同時に伸ばされた指先が秘裂に触れる。そこはすでにぬかるんでおり、蜜を溢れさせながら震えていた。
「わ♡ すごいね。こんなに濡らしちゃって」
「ほんと、とろとろ♡」
ノクスたちの声が愉しげに弾んでいる。それを聞いているだけでますます羞恥が込み上げてきて、ミルティは泣きそうになった。
「やぁ……っ♡」
いつの間にか拘束のとけた両手で顔を覆う。
しかし、そんな反応こそがふたりを興奮させるらしい。
「うるうるしちゃって、か~わい♡」
「じゃあもっと可愛がってあげなきゃね♡」
「どっちが先に舐める?」
「じゃんけんする?」
ふたりがそんなやりとりをしている間もミルティはふるふると震え続けていた。
こんな明るいところで、ふたりがかりで身体を弄られている。しかも自分だけが裸で、ノクスたちは着たままだなんて不公平すぎる。
「ミルティは僕と僕、どっちがいい?」
「先に舐めてほしいのはどっち?」
「や、そんなの……わかんな……っ」
「――じゃあ、仕方ないな。僕は先にミルティに舐めてもらおっかな」
「あ、いいの? そしたら僕は先にミルティの舐めさせてもらお♡」
「ん、えっ……あ……っ」
ノクスがそれぞれ身体の位置を移動させる。
ひとりは顔の方へ、もうひとりは、ミルティの脚の間に顔を埋める。
顔の方にきたノクスがズボンの前をくつろげる。
ぶるん、と飛び出したノクスのそれはすでに臨戦態勢とでもいうかのように、天に向かって反り勃っている。
「ね? 舐めてくれる? ミルティの好きにしていいよ♡」
「ぁ、う……♡」
むわり♡ とした雄の匂いが鼻腔をくすぐる。
(やだ……っ、これ、だめなやつ……♡)
ただでさえふたりからの愛撫で発情させられているのだ、いやがおうでも興奮してしまう。
ミルティはそろそろとノクスの陰茎に手を伸ばしていた。手のひらで包むように支え、唇を近づける。
舌の奥からじゅわりと唾液が溢れ出してきて、それを飲み込むために喉が上下する。
「えっろい目してる♡ たまんね……♡」
「……っ♡」
ふるりと震えると、目の前の肉棒へとおそるおそる舌を伸ばした。
「ん……ふぅ♡」
ちろ、と先端に舌先が触れる。
「――っ♡」
途端に腰の奥が甘く疼いた。先走りが滲む亀頭にちゅっとキスして、そのまま肉竿全体にべろりと舌を這わせる。
「は――っ♡」
ノクスが小さく息を詰める音が聞こえた。
「っ、いいよ……♡ えっちでかわい♡ すごくじょうず♡」
「あ、いいな~♡ あとで交代して?」
「んぅ……っ♡」
言われるままに大きく口を開いて熱い肉棒を迎え入れる。独特の匂いと味が口いっぱいに広がり、頭の芯が痺れていく。
じゅぽっ……♡ じゅぽっ……♡
「あ゛~♡ やば♡ ミルティのお口ん中、まじで好き♡」
「……っ♡」
ノクスの言葉に身体の奥がさらに熱くなる。ミルティは夢中で目の前のモノにしゃぶりついた。
と、脚の間に入ってきたノクスが秘所へと顔を近づける。
「ミルティのここ、めちゃくちゃ甘くていい匂いする♡」
「ん゛ん゛っ♡」
ちゅるり♡ とクリトリスが吸い上げられた。
ノクスの陰茎を喉奥に受け止めながら、ミルティはびくりと背中をしならせる。
その拍子に前歯がぐっと肉棒にあたり、ノクスが腰を震わせた。
「あ♡ それヤバい♡」
「ん゛ん゛っ♡ んぐ……っ♡」
「ミルティのおまんこ、おいし……ッ♡」
ちゅぷ♡ れろれろ♡ ぢゅるるる♡
ノクスの舌が容赦なくクリトリスを嬲ってくる。ミルティは必死にノクスの陰茎を吸い上げながらも脚の間から聞こえる淫らな水音に意識を奪われていった。
「っは♡ ミルティのお口に搾り取られそ♡」
じゅぽっ♡ じゅぽじゅぽじゅぽっ♡
「ん゛っ♡ ん゛ううっ♡」
「んっ♡ ちゅ♡ クリトリス、ガン勃ちしちゃってるよ♡ ほら、舐めてー♡ って言ってるみたい」
ぢゅるるるる♡ ちゅぷ♡ ちゅぽちゅぽ♡
ふたりのノクスが互いに競うように攻め立ててくる。ミルティはもう限界だった。
「ん゛ぅ゛……っ♡ んっ♡ んんっ♡」
口の中も秘所もノクスに支配されている。口を窄めて陰茎を吸い上げながらも、時折ノクスのものを噛みそうになるのをなんとか堪えていた。
「ん゛っ♡ んんっ♡ ん゛ん゛ぅ゛っ♡」
「あ、イキそ♡ いい? お口に出すよ?♡」
「んぐっ♡ ん゛っ、ん゛っ♡」
びゅるるっ♡
口内に大量の精液が注ぎ込まれる。
ほぼ同時にノクスの口がクリトリスをぢゅうぅぅ♡ と強く吸い上げた。
「~~~~っ♡♡♡」
「っ……ッ♡」
ミルティは喉奥に叩きつけられた精液をごくりと嚥下しながら、全身をびくびくと痙攣させ絶頂を迎えた。
「――……ミルティのイキ顔まじかわいい♡」
「じゃあ今度は交代ね」
「ひぁ……っ♡」
それからしばらく、ノクスたちは交代を繰り返しながらミルティの身体を貪った。
「ねえ、ミルティ?」
何度目かの交代で、片方のノクスが割れ目に指ではないものを押し付けてきた。
ぬちゅぬちゅ♡ と蜜をまとわせながら上下に擦りつけてくる。クリトリスにも押し当てられて、ミルティの腰がぴくりと揺れた。
「んぁ……っ♡」
「もうこっち挿れたいんだけど♡ いい?」
「あっ……♡」
ノクスの陰茎の先端が膣口にあてがわれた。期待にひくつくソコがちゅうちゅう♡ と亀頭にキスをする。
「んぅ♡ あ、あ……♡」
「はぁ……っ♡ ほんと、ミルティのおまんこは欲しがりさんだね♡」
「僕のもちゃんと後で挿れてあげるからね♡ ほら、今はお口で」
「んぅっ♡」
反対側からもうひとりのノクスが陰茎を差し出してくる。ぴたぴたと頬に当たるそれを、ミルティは迷うことなく咥え込んだ。
その間にも脚の間のノクスが腰を進めてくる。
ゆっくりとした侵入だが、すでにぐずぐずに蕩けた蜜壺はなんの抵抗もなく肉棒を飲み込んでいった。
じゅぷっ♡ じゅぷぷぷぷっ♡♡
「――ん゛ぅぅ……っ♡」
口いっぱいにノクスの陰茎を頬張ったまま、ミルティは身体を仰け反らせた。
ごちゅ……♡
ノクスの亀頭が子宮口に到達する。
「ほら♡ 奥まで届いた♡」
「んぐぅっ♡ ――っ♡♡♡」
ミルティの身体はもはやノクスの思うがままだった。少し動かれるだけで内壁がきゅうきゅう♡ と収縮し、子宮が疼いてたまらない。
「ん……っ♡ んぅっ♡」
「は、ぁ……♡ ミルティ♡ お口も気持ちいい♡」
「こっちもさいっこぉ……♡ やば♡ すぐ、イキそ」
ノクスたちが言葉を交わし合っている間もミルティの膣内は熱い剛直をきゅうきゅう♡ と締め付けていた。奥までいっぱいに満たされて苦しいはずなのに、どうしようもなく気持ちがいい。
「ミルティ♡ 可愛い♡ こっちのほうも忘れないでね♡」
「んぐっ♡」
「あ゛~♡ ミルティのおくち♡ すご♡」
口の中にあったノクスの陰茎が大きさを増す。そのタイミングで膣内のノクスがゆっくりと腰を引いた。
ずろろ……っ♡
「ん゛ぅぅ……っ♡」
雁首が襞を抉るように擦っていく。引き抜かれそうになるたびに膣壁が追いかけるように締め付けてしまう。
「はっ♡ ちんちん、やっば♡ ミルティのおまんこ気持ち良すぎる♡ めちゃくちゃ吸いついてきてる……♡」
「ん゛っ♡ んぅぅ……っ♡」
「ミルティ?♡ 僕のことも構ってよ♡」
「ん゛っ♡ ん゛っ♡ んんんぅ~~~♡♡」
じゅぷじゅぷと口の中の肉棒が前後する。喉奥を突かれるたびに頭の中が真っ白になるほど気持ちがいい。ミルティは夢中で目の前の肉棒をしゃぶっていた。
「っ♡ やば♡ 出ちゃう♡」
「ん゛……っ♡」
びゅるるっ♡
喉奥で熱い液体が放たれる。
「ん゛ん゛ん゛ぅ゛……っ♡」
びくびくと震える身体。秘所からはどぷりと愛液が溢れ出す。
「あ゛~♡ 締め付け、すご……♡ やばすぎ♡」
「僕も挿れたい♡ 早く代わってくれない?」
「ん゛ぅ……♡ はっ♡ あ゛っ、あ゛あ゛っ♡」
口からノクスの陰茎が引き抜かれる。ミルティはの口から濁った声がこぼれた。
「あは♡ お口の中、僕の精液でいっぱい♡」
「はぁ♡ ミルティのえっちな顔♡ 最高♡」
口の端から飲みきれなかった白濁液を垂らしながらはぁはぁと荒い呼吸を繰り返す。全身が火照っていて汗ばんでいた。
「こっち向いて?」
「ん゛っ♡」
繋がったまま身体を抱き起こされる。後ろからノクスに抱き締められ、正面からもうひとりのノクスが覆い被さってきた。
「ミルティの可愛い顔見てしたい♡」
「あ゛っ♡ あ゛あ゛……っ♡」
ずちゅっ♡ ずちゅずちゅ♡ ずちゅずちゅずちゅずちゅっ♡
「あーあ♡ 蕩けた顔しちゃって♡」
「顔えっちすぎ♡」
「あ゛っ♡ あ゛っ♡ や゛っ♡ ノク、スっ♡ おなか、おくっ♡ こわれちゃっ……うっ♡」
ばちゅっ♡ ばちゅんばちゅばちゅんばちゅんっ♡
激しい抽送に意識が飛びそうになる。
「ミルティ、おしり、かして?♡」
後ろのノクスが乳房を鷲掴みにし、硬くなった陰茎をおしりの谷間に擦り付けてきた。
「あ゛あ゛っ♡ イッちゃ、イッちゃう♡ も、いくっ♡ イクイクイクっ……ッ♡♡♡」
「ミルティ♡ ミルティ♡ 可愛い♡ いいよ? たくさん、イッて?」
「僕たちのでたくさんイッて?♡」
ごちゅごちゅごちゅっ♡ ごりゅっ♡
「ん゛あ゛あ゛あ゛っ♡ ~~~~ッ♡」
身体が大きく跳ね上がる。
絶頂を迎えた膣内がきゅうぅぅ♡ と収縮し、膣内の陰茎を締め付けた。
「っ♡ すご……っ♡ やばいって♡」
「あー♡ ミルティ♡ かわいい♡」
「ひ、あ゛あっ♡ あ、あ、あっ♡」
朦朧とする意識の中、快感の波が去らない。
「あ゛~♡ ミルティの中、気持ちいい♡」
「おっぱいも気持ちいいね♡」
後ろのノクスが乳房を揉みしだく。時折指先で乳首をつままれるたびにびくりと腰が揺れてしまう。
「あ゛♡ あ゛っ♡ あ゛~~~~っ♡」
「あは♡ またイッてる♡」
「ほんとミルティは可愛いね♡」
ずりゅっ♡ ずりゅずりゅずりゅっ♡
「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛~~~~~っ♡」
「こっちも♡ おしりの穴までひくひくさせてる♡」
「ひ……ぁっ♡ あ……ぁ…っ♡」
「えっちなおしりの穴だね♡ ここに挿入れるのは、また今度ね♡」
「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛あ゛あ゛……っ♡」
ずちゅっ♡ ずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅっ♡
「あ゛~♡ 出る♡ ミルティの中に出すね♡」
「ん゛ぅ♡ ん゛ん゛ぅぅっ♡」
びゅくっ♡
「ミルティ♡ 僕のも飲んでね♡」
「ん゛ぐぅ♡」
精液でいっぱいの口の中に硬い陰茎が押し込まれる。
「ん゛っ♡ ん゛っ♡ ん゛っ♡」
「はぁ♡ 気持ちいい♡ ミルティのお口まんこ♡」
「ん゛うぅぅっ♡」
口の中と胎内に熱い飛沫を感じる。頭が真っ白になってなにも考えられない。ただただ気持ちが良かった。
「ん゛お゛♡ お゛……っ♡ らめ、しょこっ♡ ひ、あ♡ あたっひゃ、いけないとこっ……ッ♡」
ぐちぐちと膣内でかき混ぜられるような動き。子宮の入口を捏ね回され、その度に目の前がチカチカするような刺激が走る。
「ん゛あ゛あ゛っ♡ あ゛♡ あ゛あ゛♡ あ゛……あ゛あ゛っ♡ またっ、いっちゃ♡ ん゛あ゛あ゛っ♡」
「ミルティ♡ かわい♡ 大好き♡ ちゅうしよ♡」
「んむぅっ♡」
口付けられ、舌を絡ませ合う。その間にも激しい抽送は続いていた。
「可愛い♡ 可愛い♡ 好きだよ♡」
「ん゛あ゛っ♡ お゛っ♡ お゛ん゛っ♡ ん゛ぅっ♡」
どちゅっ♡ どちゅっどちゅっどちゅっ♡
「あ゛~~~っ♡ ミルティの中♡ ぐねぐねしてきてる♡」
「もっろ、おくぅっ……♡ ほし……ぃ♡」
「はぁ♡ ほんとかわい♡ ミルティってばえっち♡ もっと奥に欲しいの?♡」
「あ゛あ゛あ゛っ♡」
ごちゅっ♡ ごちゅごちゅごちゅっ♡
「ん゛ん゛っ♡ ん゛っ♡ ん゛ぅぅっ♡」
「ここ? ここがいいんだよね?♡」
「しょこ、はっ……あてひゃ、らめな、とこぉ……ッ♡ ん゛あ゛あ゛っ♡」
✢
結局ふたりのノクスはその日は一晩中ミルティを離してくれず、夜が明ける頃になってやっと解放された。
ミルティの身体の隅々まで味わったノクスたちが元通り、ひとりに戻る頃にはミルティの意識はほとんどなくなっていた。
体力はギリギリで気力も使い果たし、ただノクスの腕に抱かれて浅い眠りの中をさまようばかり。
「ミルティ……?」
「ん……?」
「どっちの僕が気持ちよかった?」
まどろみの中、ノクスがそんなことを問いかけてくる。
ミルティの思考はどろどろに溶かされていて、ほとんど無意識に、けれど素直に「どっちも……」と答えた。
「じゃあ、どっちの僕が好きだった?」
「そ……んなの……どっちもノクスでしょう?」
「まあそうなんだけどね」
「だから……どっちって言われても困ります」
「そっか……。じゃあ、今度はミルティもふたりになってみる?」
「…………」
ノクスの提案にミルティは一瞬だけ考える素振りを見せ、けれどすぐに首を横に振った。
「――……もうひとりの自分だとしても、あなたがわたし以外に触れているのを見たくないので、やです」
「――っ! あ~、もう、ミルティはなんでそんな可愛いこと言うかな」
ノクスはそう言うとミルティの身体を引き寄せた。そして彼女の額にキスを落とす。
その優しい感触にミルティは再び意識が沈んでいくのを感じていた。
それは『終わりの揺り籠』を自称する、異形の楽園。
人間社会の裏側で、密かに、静かに、確実に、終焉の種を蒔き続ける存在。
世界の秩序に毒を流しこむ彼らは、しばしば実験と称して『歪んだ奇跡』を生み落とす。
そして今日もまた、ひとつの実験が始まる――本来の予定とは、まったく違う形で。
無数の試験管と魔素タンクが立ち並ぶ中、椅子に腰かけていたノクスは、手元の小瓶をくるくると指先で回していた。
小瓶の中には薄紫色の液体が揺れている。
《実験薬 No.CF77 人格型双体分離剤》
――経口摂取した被験体は8時間のあいだ、精神を分けた二体に分離されます。
「……戦術補助薬。限定的分裂による同調戦闘支援」
ラベルに貼られた文字を読み上げながら、ノクスは仮面の下で小さく笑った。
「へえ、二人になる薬ってこと? おもしろそ」
研究主任がいないことを確認して、彼はくい、と小瓶を傾けた。
液体が喉を滑り落ちる。わずかに金属臭。舌に残る薬草のような苦み。
――数秒の静寂。
「……ん~?」
突然、内側から身体が引っ張られるような感覚が訪れた。
体温が一気に跳ね上がり、視界が歪む。
影がうねり、ノクスの足元からもう一人の『ノクス』が立ち上がるようにして現れた。
「へぇ……」
仮面。黒衣。碧い瞳。
――どこから見ても、もうひとりの自分だ。
「やあ……」
「ああ、うん。僕だね」
鏡合わせのように二人のノクスが向かい合い、にやりと笑う。
「この薬、8時間で効力が切れるって書いてあったよね?」
「うん。じゃあ、それまでは……自由に遊べる、ってことかな?」
ふたりのノクスは、仮面越しに視線を交わし合う。
「――せっかくだし、行こうか。ミルティに、会いに」
「賛成。僕たちが二人になったって知ったら喜ぶかな?」
にたりと笑って、黒衣の双影が、音もなく研究棟を後にした。
✢
夜の街は、どこかしんと静まり返っていた。
魔法少女ミルティ=クラウゼの住むマンション――7階の角部屋。
今日の任務を終え、変身も解いた彼女はようやくシャワーを浴びて、濡れた髪のままリビングのソファに身を沈めていた。
「髪、乾かさなきゃ……」
なんてぽつりと呟きつつも、一度座ってしまった身体はなかなか起き上がれなかった。
ガラス越しに見える夜景は、煌めきながらどこか遠い。
魔力の使いすぎで少しだけ火照った身体を冷ますように、手にしたミネラルウォーターを喉に流し込む。
(明日は……ようやく休み。ひとりの夜、久しぶりかも)
カーテンはまだ閉めていない。風通しのため、窓もほんの少し開けている。
――コン、コン
「……え?」
不自然な音が、耳を打った。
次の瞬間、開けかけのベランダ窓から、すっと影が滑り込んできた。
「やあ、こんばんは。会いたかったよ、ミルティ」
「――ノクスっ⁉」
ミルティは驚いて、室内に入ってきた長身の青年を見上げた。
風のように音もなく現れたその姿は、あまりにも自然で、まるでこの部屋が彼のものでもあるかのようだった。
「ちょっ……⁉ またいきなり……。来るときは事前に連絡をしてください! ――わたしにだって、いろいろと準備というものが……」
後半部分はごにょごにょと、言葉尻が溶けていく。
自分で言っていて、準備ってなんの準備だろう? と考えてしまったのだ。
下を向きかけたミルティはそこでぴたりと止まった。
風が揺れた。カーテンの向こう、開け放たれたベランダにもうひとつの影が見えたのだ。
「え……っ!?」
現れたのは――まったく同じ仮面。まったく同じ髪、まったく同じ背丈のノクスが、もうひとり。すっと足を踏み入れてきたのだ。
「えっ? え? ま、待って……なんで……⁉」
「ふたりとも、僕だよ」
先に現れたノクスが、愉快そうに肩をすくめる。
「研究棟で面白そうな試験薬を見つけて、飲んでみたらこうなった」
「試験薬……?」
「人格型双体分離剤だって。効果は8時間」
後から入ってきたもうひとりのノクスが、軽く手を上げて挨拶をする。
口調も仕草も同じ。
ふたりはほとんど同時に仮面を外し、近くのテーブルに置いた。
同じ碧い瞳が、なぞるようにミルティを見つめている。
「せっかくふたりになったからさ。今夜は――」
「君をふたりで楽しませてあげようかなって、思って」
「――っ! ……な、なにを言ってるんですか、あなたたち……!」
ミルティは真っ赤になって後ずさった。足がソファにぶつかってもつれる。
「危ないよ? ミルティ」
「大丈夫。痛いことはしないよ」
「そうそう。ただちょっと……深く繋がるだけ」
ふたりのノクスがそれぞれ片手を差し出し、ミルティの腕を優しく掴んだ。
「や……、ほんとに、なにを……する、気……? んんっ!」
抱き寄せられ、ひとりが左から唇を奪い、もうひとりが右から首筋に噛みついてきた。
(な、なんなの……これ……ふたりって……どういう状況……っ⁉)
「や、やだ……っ、まって。こんな……いっぺんにふたりなんて……むりです……っ」
「大丈夫。ミルティはただ気持ちよくなってればいいだけだから」
「そうそう。君の身体はひとつしかないけど、気持ちよさは増えるよ」
ふたりのノクスが口角を上げる。
「ね、僕にもちゅーして?」
「ん、え……っ」
首筋に舌を這わせていたノクスが顔を上げる。
「んぅ……っ♡ まっ……ぁ……♡」
片方が舌を吸い上げてキスを深め、もう片方が耳を舐め上げてくる。
「ん……っ♡ ぅあ……っ♡ やだぁっ……」
頭の芯が蕩けていく感覚に抗おうとするけれど――ふたりのノクスの動きは示し合わせているみたいに息がぴったり合っていた。
ミルティの背筋がびくりと震える。
(あ……あたまのなか……ぐちゃぐちゃになりそう……)
熱が肌を這い上がり、思考がゆっくりと溶けていく。
「髪濡れてる。お風呂入ったばっか?」
「……ミルティの肌ってほんとに綺麗だよね。もっと見たいな」
言いながら、ひとりがルームウェアの裾をそっと持ち上げる。
「やっ……、なにして……⁉」
脱がされそうになって、わずかな抵抗を見せるミルティだが、その声はすぐに消えてしまった。
「だーめ。暴れない暴れない」
「ほら……じっとして。キスするから」
ひとりが唇を塞ぎ、もうひとりが首筋から鎖骨を伝うように舌を這わせていく。
そうかと思えば、両側から同時に耳たぶを食まれ、熱い吐息が吹き込まれる。
「あ……っ♡ だめ……そんな……一緒に……されたら……っぁあ♡」
ふたりのノクスの愛撫は絶妙なバランスで重なり合い、ミルティの身体を徐々に熱く染め上げていく。
肌の上を撫でる手のひらは、どちらもよく知っている――はずなのに、交互に触れられるたびに、どちらがノクスなのか曖昧になる錯覚を起こす。
「ん……ふ、ぁ……♡ ちょ、まって……ちょっと……っ」
かすれた声で訴えても、キスで遮られ、快感で奪われる。
脱がされかけたルームウェアがずるりと肩から滑り落ち、冷えた空気が肌に触れるのと同時に――。
「ベッド、行こうか」
「うん。ゆっくりできるし」
ふたりのノクスに挟まれて、立っているのもやっとだったミルティの身体がひょいと抱き上げられた。
ひとりが膝の下を、もうひとりが背を支えて、ふたりで抱えるかたちに。
「きゃ……」
「ミルティ、すごく可愛い」
「見てるだけで理性が飛びそう」
寝室のドアが開けられ、ふんわりとした香りのするシーツの上に、ミルティはそっと降ろされた。
すぐに、左右から身体が包まれる。
「ミルティの好きなところ、全部ふたりで可愛がってあげる」
「ちゃんと覚えてるよ。君の気持ちいいとこ♡」
囁く声は同じ。
唇はそれぞれ別の場所を求める。
熱を孕んだ視線が、全身にまとわりつく。
「や……っ! だめっ……!」
ミルティの抵抗は小さかった。それでもルームウェアの裾を掴む手は必死で、ノクスたちの手を押し返そうとする。けれど、いつもひとり相手にだって敵わないのに、それがふたりになればなおさらだ。
ひとりが両手を押さえつけ、もうひとりが裾を持ち上げていく。
「ノクス、ほんとに、はずかしっ……」
羞恥で耳まで真っ赤に染まりながらも、抵抗の声は少しずつ震え始める。身体が勝手に反応していることを見透かされているような気がして、余計に居た堪れない。
「あ、そうだ、灯りつけて」
「うん。そうだね」
ふたりのノクスが示し合わせたように立ち上がり、寝室の天井灯を点ける。柔らかなオレンジ色の光が部屋中に広がり、ミルティの白い肌を際立たせた。
「ちょ、明るいの、やです! 消してください……っ」
「だーめ」
「僕たち、可愛い君の姿をちゃんと見たいから♡」
あっという間に着ていた服を剥ぎ取られ、ミルティはショーツだけの姿になった。薄布一枚越しに感じるシーツの感触がやけに鮮明に感じられて、身体が小さく震える。
「ミルティの顔、真っ赤。すごく可愛い♡」
「恥ずかしがってる顔、ほんと好き♡」
ふたりのノクスが交互に彼女の頬を撫でる。指先が耳朶をかすめるたび、ミルティは思わず肩をすくめた。その動きすら愛おしいと言うように、ふたりは微笑む。
「じゃあ、最後の一枚も――ね?」
「……っ!」
宣言とともに、するりと布が取り去られた。
隠すものがなくなり、ミルティは反射的に手を伸ばす。けれどそれよりも早く、ふたりのノクスがそれぞれ片手を掴んでベッドに縫いつけた。
「抵抗してるの、可愛いけど」
「でももう無駄だよ。君はもう逃げられない」
ふたりの碧眼が近づいてくる。同じ顔。同じ声。同じ仕草。
(あ……)
混乱する思考を置き去りにするように、ふたりのノクスの唇が同時に降りてくる。耳元で囁かれる声が脳内に響き渡る。
「ほら、諦めて。ミルティ」
「いっしょに気持ちよくなろ?」
ふたりのノクスが鏡合わせみたいな動きで胸元に顔を寄せた。そして、左右それぞれの乳首に舌を伸ばす。
「あ……」
恥ずかしいのに、目が逸らせない。
ミルティはほとんど無意識にこくりと喉を鳴らしていた。
ちろ……♡ れろぉ……♡ ぢゅぢゅっ♡
ちゅ……♡ ちゅぱ♡ ちゅく……♡
片方は優しく舐め上げられ、もう片方は唇でついばまれる。全く違う刺激が同時に与えられ、ミルティの背筋がぴんと伸びる。
「ひぁ……っ♡ や……ぁあ♡」
「気持ちよさそ♡ 可愛い♡」
「ん♡ すぐ硬くなるね♡」
指摘されて思わず顔を背ける。けれどすぐに片方のノクスが顎を掴んで前を向かせてきた。
「ダメだよ。ちゃんと見て。今どんなふうにされてるのか」
「んうぅ……♡」
ふたりのノクスの舌は休むことなくミルティの乳首を舐り続けている。舌先でくりくりと転がされ、歯で軽く甘噛みされると、背筋がぞくぞくしてたまらない。
「ミルティのおっぱい、可愛いね。もっとしてあげる」
「こっちもね♡」
左右で異なる責め方に翻弄されるうちに、下半身の奥がじんわりと熱を持ってくる。
「あ、はっ……はぁっ♡ んんっ♡」
呼吸が荒くなる。全身の毛穴が開いたように敏感になって、ふたりのノクスが触れるたびにびくびくと反応してしまう。
「ん♡ ふぁ……あっ♡ やだぁ……っ♡」
乳首が熱くてたまらない。
甘く痺れるような感覚が身体中に広がっていく。
ちゅっ♡ ちゅるっ♡ ちゅぱっ♡ ぢゅうぅぅっ♡
ふたりのノクスは交互にミルティの乳首を口に含み、時折強く吸い上げる。そのたびにびくんと身体が跳ねて、ミルティは無意識に太腿を擦り合わせた。
「んんっ♡ ふ……ぅあ……っ♡ あ、あっ♡」
「あれ? もうここも疼いてきちゃった?」
「やっぱりミルティはえっちだなあ♡」
ひとりがわざとらしくミルティの膝を開かせ、もうひとりがそこに顔を近づける。熱い息がかかって、ミルティはびくっと腰を引いた。
「や……っ!」
「ダーメ♡」
逃げる暇もなく脚を固定され、あっさりと割り開かれる。
「いやじゃないよね? ここ、すっごいことになってるよ?」
そう言いながらノクスが割れ目に指を這わせた。
「あ、ずる……。僕にも確認させて? ミルティのえっちなココ♡」
「あっ♡ あっ、あっ♡ やっ♡」
左右から同時に伸ばされた指先が秘裂に触れる。そこはすでにぬかるんでおり、蜜を溢れさせながら震えていた。
「わ♡ すごいね。こんなに濡らしちゃって」
「ほんと、とろとろ♡」
ノクスたちの声が愉しげに弾んでいる。それを聞いているだけでますます羞恥が込み上げてきて、ミルティは泣きそうになった。
「やぁ……っ♡」
いつの間にか拘束のとけた両手で顔を覆う。
しかし、そんな反応こそがふたりを興奮させるらしい。
「うるうるしちゃって、か~わい♡」
「じゃあもっと可愛がってあげなきゃね♡」
「どっちが先に舐める?」
「じゃんけんする?」
ふたりがそんなやりとりをしている間もミルティはふるふると震え続けていた。
こんな明るいところで、ふたりがかりで身体を弄られている。しかも自分だけが裸で、ノクスたちは着たままだなんて不公平すぎる。
「ミルティは僕と僕、どっちがいい?」
「先に舐めてほしいのはどっち?」
「や、そんなの……わかんな……っ」
「――じゃあ、仕方ないな。僕は先にミルティに舐めてもらおっかな」
「あ、いいの? そしたら僕は先にミルティの舐めさせてもらお♡」
「ん、えっ……あ……っ」
ノクスがそれぞれ身体の位置を移動させる。
ひとりは顔の方へ、もうひとりは、ミルティの脚の間に顔を埋める。
顔の方にきたノクスがズボンの前をくつろげる。
ぶるん、と飛び出したノクスのそれはすでに臨戦態勢とでもいうかのように、天に向かって反り勃っている。
「ね? 舐めてくれる? ミルティの好きにしていいよ♡」
「ぁ、う……♡」
むわり♡ とした雄の匂いが鼻腔をくすぐる。
(やだ……っ、これ、だめなやつ……♡)
ただでさえふたりからの愛撫で発情させられているのだ、いやがおうでも興奮してしまう。
ミルティはそろそろとノクスの陰茎に手を伸ばしていた。手のひらで包むように支え、唇を近づける。
舌の奥からじゅわりと唾液が溢れ出してきて、それを飲み込むために喉が上下する。
「えっろい目してる♡ たまんね……♡」
「……っ♡」
ふるりと震えると、目の前の肉棒へとおそるおそる舌を伸ばした。
「ん……ふぅ♡」
ちろ、と先端に舌先が触れる。
「――っ♡」
途端に腰の奥が甘く疼いた。先走りが滲む亀頭にちゅっとキスして、そのまま肉竿全体にべろりと舌を這わせる。
「は――っ♡」
ノクスが小さく息を詰める音が聞こえた。
「っ、いいよ……♡ えっちでかわい♡ すごくじょうず♡」
「あ、いいな~♡ あとで交代して?」
「んぅ……っ♡」
言われるままに大きく口を開いて熱い肉棒を迎え入れる。独特の匂いと味が口いっぱいに広がり、頭の芯が痺れていく。
じゅぽっ……♡ じゅぽっ……♡
「あ゛~♡ やば♡ ミルティのお口ん中、まじで好き♡」
「……っ♡」
ノクスの言葉に身体の奥がさらに熱くなる。ミルティは夢中で目の前のモノにしゃぶりついた。
と、脚の間に入ってきたノクスが秘所へと顔を近づける。
「ミルティのここ、めちゃくちゃ甘くていい匂いする♡」
「ん゛ん゛っ♡」
ちゅるり♡ とクリトリスが吸い上げられた。
ノクスの陰茎を喉奥に受け止めながら、ミルティはびくりと背中をしならせる。
その拍子に前歯がぐっと肉棒にあたり、ノクスが腰を震わせた。
「あ♡ それヤバい♡」
「ん゛ん゛っ♡ んぐ……っ♡」
「ミルティのおまんこ、おいし……ッ♡」
ちゅぷ♡ れろれろ♡ ぢゅるるる♡
ノクスの舌が容赦なくクリトリスを嬲ってくる。ミルティは必死にノクスの陰茎を吸い上げながらも脚の間から聞こえる淫らな水音に意識を奪われていった。
「っは♡ ミルティのお口に搾り取られそ♡」
じゅぽっ♡ じゅぽじゅぽじゅぽっ♡
「ん゛っ♡ ん゛ううっ♡」
「んっ♡ ちゅ♡ クリトリス、ガン勃ちしちゃってるよ♡ ほら、舐めてー♡ って言ってるみたい」
ぢゅるるるる♡ ちゅぷ♡ ちゅぽちゅぽ♡
ふたりのノクスが互いに競うように攻め立ててくる。ミルティはもう限界だった。
「ん゛ぅ゛……っ♡ んっ♡ んんっ♡」
口の中も秘所もノクスに支配されている。口を窄めて陰茎を吸い上げながらも、時折ノクスのものを噛みそうになるのをなんとか堪えていた。
「ん゛っ♡ んんっ♡ ん゛ん゛ぅ゛っ♡」
「あ、イキそ♡ いい? お口に出すよ?♡」
「んぐっ♡ ん゛っ、ん゛っ♡」
びゅるるっ♡
口内に大量の精液が注ぎ込まれる。
ほぼ同時にノクスの口がクリトリスをぢゅうぅぅ♡ と強く吸い上げた。
「~~~~っ♡♡♡」
「っ……ッ♡」
ミルティは喉奥に叩きつけられた精液をごくりと嚥下しながら、全身をびくびくと痙攣させ絶頂を迎えた。
「――……ミルティのイキ顔まじかわいい♡」
「じゃあ今度は交代ね」
「ひぁ……っ♡」
それからしばらく、ノクスたちは交代を繰り返しながらミルティの身体を貪った。
「ねえ、ミルティ?」
何度目かの交代で、片方のノクスが割れ目に指ではないものを押し付けてきた。
ぬちゅぬちゅ♡ と蜜をまとわせながら上下に擦りつけてくる。クリトリスにも押し当てられて、ミルティの腰がぴくりと揺れた。
「んぁ……っ♡」
「もうこっち挿れたいんだけど♡ いい?」
「あっ……♡」
ノクスの陰茎の先端が膣口にあてがわれた。期待にひくつくソコがちゅうちゅう♡ と亀頭にキスをする。
「んぅ♡ あ、あ……♡」
「はぁ……っ♡ ほんと、ミルティのおまんこは欲しがりさんだね♡」
「僕のもちゃんと後で挿れてあげるからね♡ ほら、今はお口で」
「んぅっ♡」
反対側からもうひとりのノクスが陰茎を差し出してくる。ぴたぴたと頬に当たるそれを、ミルティは迷うことなく咥え込んだ。
その間にも脚の間のノクスが腰を進めてくる。
ゆっくりとした侵入だが、すでにぐずぐずに蕩けた蜜壺はなんの抵抗もなく肉棒を飲み込んでいった。
じゅぷっ♡ じゅぷぷぷぷっ♡♡
「――ん゛ぅぅ……っ♡」
口いっぱいにノクスの陰茎を頬張ったまま、ミルティは身体を仰け反らせた。
ごちゅ……♡
ノクスの亀頭が子宮口に到達する。
「ほら♡ 奥まで届いた♡」
「んぐぅっ♡ ――っ♡♡♡」
ミルティの身体はもはやノクスの思うがままだった。少し動かれるだけで内壁がきゅうきゅう♡ と収縮し、子宮が疼いてたまらない。
「ん……っ♡ んぅっ♡」
「は、ぁ……♡ ミルティ♡ お口も気持ちいい♡」
「こっちもさいっこぉ……♡ やば♡ すぐ、イキそ」
ノクスたちが言葉を交わし合っている間もミルティの膣内は熱い剛直をきゅうきゅう♡ と締め付けていた。奥までいっぱいに満たされて苦しいはずなのに、どうしようもなく気持ちがいい。
「ミルティ♡ 可愛い♡ こっちのほうも忘れないでね♡」
「んぐっ♡」
「あ゛~♡ ミルティのおくち♡ すご♡」
口の中にあったノクスの陰茎が大きさを増す。そのタイミングで膣内のノクスがゆっくりと腰を引いた。
ずろろ……っ♡
「ん゛ぅぅ……っ♡」
雁首が襞を抉るように擦っていく。引き抜かれそうになるたびに膣壁が追いかけるように締め付けてしまう。
「はっ♡ ちんちん、やっば♡ ミルティのおまんこ気持ち良すぎる♡ めちゃくちゃ吸いついてきてる……♡」
「ん゛っ♡ んぅぅ……っ♡」
「ミルティ?♡ 僕のことも構ってよ♡」
「ん゛っ♡ ん゛っ♡ んんんぅ~~~♡♡」
じゅぷじゅぷと口の中の肉棒が前後する。喉奥を突かれるたびに頭の中が真っ白になるほど気持ちがいい。ミルティは夢中で目の前の肉棒をしゃぶっていた。
「っ♡ やば♡ 出ちゃう♡」
「ん゛……っ♡」
びゅるるっ♡
喉奥で熱い液体が放たれる。
「ん゛ん゛ん゛ぅ゛……っ♡」
びくびくと震える身体。秘所からはどぷりと愛液が溢れ出す。
「あ゛~♡ 締め付け、すご……♡ やばすぎ♡」
「僕も挿れたい♡ 早く代わってくれない?」
「ん゛ぅ……♡ はっ♡ あ゛っ、あ゛あ゛っ♡」
口からノクスの陰茎が引き抜かれる。ミルティはの口から濁った声がこぼれた。
「あは♡ お口の中、僕の精液でいっぱい♡」
「はぁ♡ ミルティのえっちな顔♡ 最高♡」
口の端から飲みきれなかった白濁液を垂らしながらはぁはぁと荒い呼吸を繰り返す。全身が火照っていて汗ばんでいた。
「こっち向いて?」
「ん゛っ♡」
繋がったまま身体を抱き起こされる。後ろからノクスに抱き締められ、正面からもうひとりのノクスが覆い被さってきた。
「ミルティの可愛い顔見てしたい♡」
「あ゛っ♡ あ゛あ゛……っ♡」
ずちゅっ♡ ずちゅずちゅ♡ ずちゅずちゅずちゅずちゅっ♡
「あーあ♡ 蕩けた顔しちゃって♡」
「顔えっちすぎ♡」
「あ゛っ♡ あ゛っ♡ や゛っ♡ ノク、スっ♡ おなか、おくっ♡ こわれちゃっ……うっ♡」
ばちゅっ♡ ばちゅんばちゅばちゅんばちゅんっ♡
激しい抽送に意識が飛びそうになる。
「ミルティ、おしり、かして?♡」
後ろのノクスが乳房を鷲掴みにし、硬くなった陰茎をおしりの谷間に擦り付けてきた。
「あ゛あ゛っ♡ イッちゃ、イッちゃう♡ も、いくっ♡ イクイクイクっ……ッ♡♡♡」
「ミルティ♡ ミルティ♡ 可愛い♡ いいよ? たくさん、イッて?」
「僕たちのでたくさんイッて?♡」
ごちゅごちゅごちゅっ♡ ごりゅっ♡
「ん゛あ゛あ゛あ゛っ♡ ~~~~ッ♡」
身体が大きく跳ね上がる。
絶頂を迎えた膣内がきゅうぅぅ♡ と収縮し、膣内の陰茎を締め付けた。
「っ♡ すご……っ♡ やばいって♡」
「あー♡ ミルティ♡ かわいい♡」
「ひ、あ゛あっ♡ あ、あ、あっ♡」
朦朧とする意識の中、快感の波が去らない。
「あ゛~♡ ミルティの中、気持ちいい♡」
「おっぱいも気持ちいいね♡」
後ろのノクスが乳房を揉みしだく。時折指先で乳首をつままれるたびにびくりと腰が揺れてしまう。
「あ゛♡ あ゛っ♡ あ゛~~~~っ♡」
「あは♡ またイッてる♡」
「ほんとミルティは可愛いね♡」
ずりゅっ♡ ずりゅずりゅずりゅっ♡
「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛~~~~~っ♡」
「こっちも♡ おしりの穴までひくひくさせてる♡」
「ひ……ぁっ♡ あ……ぁ…っ♡」
「えっちなおしりの穴だね♡ ここに挿入れるのは、また今度ね♡」
「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛あ゛あ゛……っ♡」
ずちゅっ♡ ずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅっ♡
「あ゛~♡ 出る♡ ミルティの中に出すね♡」
「ん゛ぅ♡ ん゛ん゛ぅぅっ♡」
びゅくっ♡
「ミルティ♡ 僕のも飲んでね♡」
「ん゛ぐぅ♡」
精液でいっぱいの口の中に硬い陰茎が押し込まれる。
「ん゛っ♡ ん゛っ♡ ん゛っ♡」
「はぁ♡ 気持ちいい♡ ミルティのお口まんこ♡」
「ん゛うぅぅっ♡」
口の中と胎内に熱い飛沫を感じる。頭が真っ白になってなにも考えられない。ただただ気持ちが良かった。
「ん゛お゛♡ お゛……っ♡ らめ、しょこっ♡ ひ、あ♡ あたっひゃ、いけないとこっ……ッ♡」
ぐちぐちと膣内でかき混ぜられるような動き。子宮の入口を捏ね回され、その度に目の前がチカチカするような刺激が走る。
「ん゛あ゛あ゛っ♡ あ゛♡ あ゛あ゛♡ あ゛……あ゛あ゛っ♡ またっ、いっちゃ♡ ん゛あ゛あ゛っ♡」
「ミルティ♡ かわい♡ 大好き♡ ちゅうしよ♡」
「んむぅっ♡」
口付けられ、舌を絡ませ合う。その間にも激しい抽送は続いていた。
「可愛い♡ 可愛い♡ 好きだよ♡」
「ん゛あ゛っ♡ お゛っ♡ お゛ん゛っ♡ ん゛ぅっ♡」
どちゅっ♡ どちゅっどちゅっどちゅっ♡
「あ゛~~~っ♡ ミルティの中♡ ぐねぐねしてきてる♡」
「もっろ、おくぅっ……♡ ほし……ぃ♡」
「はぁ♡ ほんとかわい♡ ミルティってばえっち♡ もっと奥に欲しいの?♡」
「あ゛あ゛あ゛っ♡」
ごちゅっ♡ ごちゅごちゅごちゅっ♡
「ん゛ん゛っ♡ ん゛っ♡ ん゛ぅぅっ♡」
「ここ? ここがいいんだよね?♡」
「しょこ、はっ……あてひゃ、らめな、とこぉ……ッ♡ ん゛あ゛あ゛っ♡」
✢
結局ふたりのノクスはその日は一晩中ミルティを離してくれず、夜が明ける頃になってやっと解放された。
ミルティの身体の隅々まで味わったノクスたちが元通り、ひとりに戻る頃にはミルティの意識はほとんどなくなっていた。
体力はギリギリで気力も使い果たし、ただノクスの腕に抱かれて浅い眠りの中をさまようばかり。
「ミルティ……?」
「ん……?」
「どっちの僕が気持ちよかった?」
まどろみの中、ノクスがそんなことを問いかけてくる。
ミルティの思考はどろどろに溶かされていて、ほとんど無意識に、けれど素直に「どっちも……」と答えた。
「じゃあ、どっちの僕が好きだった?」
「そ……んなの……どっちもノクスでしょう?」
「まあそうなんだけどね」
「だから……どっちって言われても困ります」
「そっか……。じゃあ、今度はミルティもふたりになってみる?」
「…………」
ノクスの提案にミルティは一瞬だけ考える素振りを見せ、けれどすぐに首を横に振った。
「――……もうひとりの自分だとしても、あなたがわたし以外に触れているのを見たくないので、やです」
「――っ! あ~、もう、ミルティはなんでそんな可愛いこと言うかな」
ノクスはそう言うとミルティの身体を引き寄せた。そして彼女の額にキスを落とす。
その優しい感触にミルティは再び意識が沈んでいくのを感じていた。
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