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2話
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私は幼馴染である彼のことが大好きだ。彼は人当たりもよくクラスの女子たちからの人気が高い。私は彼がほかの女に取られてしまうのではないかと常に警戒していた。そんなある日転機が訪れた、私と彼二人で異世界に転生したのだ。私は、はじめのころは元の世界に戻れないことを嘆いたが彼を独占できるチャンスだと思い喜びに浸った。
「僕が君のことを守るよ」
彼は私に優しくそうささやく
「ありがと、」
私は上目遣いをしながら彼の庇護欲を掻き立てるような声で言う
私たちはいわゆるチートスキルなるものを転生したことで与えられたらしくそれを使って戦った。私は彼と二人だけで時間を過ごせるようになりとてもうれしかった。彼と一緒にいたから頑張り続けることができた。
しばらくすると私たちは世間から勇者パーティーなどと呼ばれるようになった。私にとって世間からの評判などどうでもいいがここで一つの問題大きな問題が浮上した。周りの女狐どもが彼の魅力に気づき始めたのだ。中には、彼に色目をつかい誘惑しようとするものまで現れだした。私はまた元の世界にいた時と同じになるのではないかという恐怖を覚えた。
そんな中でも彼は夜には私の耳元で
「愛してる、きみのことを」
とうそ偽りなく優しくささやくのだ
だが私にはそれでも彼がほかの女のもとに行ってしまうのではないかという恐怖を払拭することはできなかった。
ある日私たちは国王に呼び出され、隣国との戦争に参戦するように命令された。私たちに拒否権はなかった。彼は呼び出しの帰り道、顔を赤くして何かを決意したように私の前でひざまずいてこういった
「僕と結婚してください」
私は涙がこらえきれないほどうれしくなった
「よろしくお願いします」
彼の思いにもちろん応えた。
私たちは戦場に行く前に装備をきちんとするためにそれぞれで買い物に出かけた。路地に入ったときに小汚い男が私の方を向きながらこうささやいた
「彼はあなたのことを本当に一生愛し続けることができるのだろうか」
わからない、信じたいけど信じられない
「あなたは彼のことを独占したくはないか」
そんなのしたいに決まっている
「そうであれば、我の手を取れ。我はこの国にあだなすもの、汝が協力すればあやつを汝だけのものにしてやろう」
「でもどうすれば、、、、、、」
私は男の言うことについて吟味する
「何簡単なことよ、あやつが汝抜きでは生きていけないようにすればよいだけの話である」男は平然とそのように述べる。
私は、最近の不安それから解放されたい一心で男に問う
「なにをすればいいの」
「あやつの手足をすべてもぎ取ればよい」
男はさも当然かのようにのたまう
「そんなひどいこと私にはできない」
私は男の言うことを拒否しようとする
「ひどいこと、ひどいのはどちらであるか。あやつは汝の気を引き告白までしておいて汝を安心させることさえできていないではないか。それに、あやつが動けないようになれば汝の不安は解消しあやつは汝と一生一緒に居られる、なんの不都合があるのか」
「そうねなんの不都合もない彼と一緒に居られてほかの女に取られることもなくなる」私は男とくむことにした。
隣国との戦場私は誰にも見破れないよう細心の注意を払って彼の両腕に攻撃を打ち込む。命中彼の両腕は吹き飛んでいく。
彼の両足に攻撃を打ち込む。彼の両腕は吹き飛んでいく。
彼は戦場で倒れこんだ。怪しまれないように私も自分の目をつぶした
私は知らない男の上であえぎ続ける。彼にわざと聞こえるように大きな声で。そして彼が私のことしか考えられないようにするために
「あなたを私ははなさない」
「僕が君のことを守るよ」
彼は私に優しくそうささやく
「ありがと、」
私は上目遣いをしながら彼の庇護欲を掻き立てるような声で言う
私たちはいわゆるチートスキルなるものを転生したことで与えられたらしくそれを使って戦った。私は彼と二人だけで時間を過ごせるようになりとてもうれしかった。彼と一緒にいたから頑張り続けることができた。
しばらくすると私たちは世間から勇者パーティーなどと呼ばれるようになった。私にとって世間からの評判などどうでもいいがここで一つの問題大きな問題が浮上した。周りの女狐どもが彼の魅力に気づき始めたのだ。中には、彼に色目をつかい誘惑しようとするものまで現れだした。私はまた元の世界にいた時と同じになるのではないかという恐怖を覚えた。
そんな中でも彼は夜には私の耳元で
「愛してる、きみのことを」
とうそ偽りなく優しくささやくのだ
だが私にはそれでも彼がほかの女のもとに行ってしまうのではないかという恐怖を払拭することはできなかった。
ある日私たちは国王に呼び出され、隣国との戦争に参戦するように命令された。私たちに拒否権はなかった。彼は呼び出しの帰り道、顔を赤くして何かを決意したように私の前でひざまずいてこういった
「僕と結婚してください」
私は涙がこらえきれないほどうれしくなった
「よろしくお願いします」
彼の思いにもちろん応えた。
私たちは戦場に行く前に装備をきちんとするためにそれぞれで買い物に出かけた。路地に入ったときに小汚い男が私の方を向きながらこうささやいた
「彼はあなたのことを本当に一生愛し続けることができるのだろうか」
わからない、信じたいけど信じられない
「あなたは彼のことを独占したくはないか」
そんなのしたいに決まっている
「そうであれば、我の手を取れ。我はこの国にあだなすもの、汝が協力すればあやつを汝だけのものにしてやろう」
「でもどうすれば、、、、、、」
私は男の言うことについて吟味する
「何簡単なことよ、あやつが汝抜きでは生きていけないようにすればよいだけの話である」男は平然とそのように述べる。
私は、最近の不安それから解放されたい一心で男に問う
「なにをすればいいの」
「あやつの手足をすべてもぎ取ればよい」
男はさも当然かのようにのたまう
「そんなひどいこと私にはできない」
私は男の言うことを拒否しようとする
「ひどいこと、ひどいのはどちらであるか。あやつは汝の気を引き告白までしておいて汝を安心させることさえできていないではないか。それに、あやつが動けないようになれば汝の不安は解消しあやつは汝と一生一緒に居られる、なんの不都合があるのか」
「そうねなんの不都合もない彼と一緒に居られてほかの女に取られることもなくなる」私は男とくむことにした。
隣国との戦場私は誰にも見破れないよう細心の注意を払って彼の両腕に攻撃を打ち込む。命中彼の両腕は吹き飛んでいく。
彼の両足に攻撃を打ち込む。彼の両腕は吹き飛んでいく。
彼は戦場で倒れこんだ。怪しまれないように私も自分の目をつぶした
私は知らない男の上であえぎ続ける。彼にわざと聞こえるように大きな声で。そして彼が私のことしか考えられないようにするために
「あなたを私ははなさない」
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