お年頃の女の子はちょっとHな夢を見る

泡沫

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その0 日常のひとコマ

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いつからだったかなぁ。
いつから私はこんなにエッチなことばっかり考えるようになったんだろう。

きっと、物心ついたときにはこうだったんだ。



***


ひとり暮らしの部屋。
狭いけど私のお城。
ひとり暮らしの何がいいって、とにかく自由なこと。

今日だって彼氏が来ている。
ファミレスでご飯を食べて、この部屋でやることやって、今はすやすやと寝息を立てている。

彼氏の腕枕に後ろ頭をごりごりと押し付けながら、スマホの画面を眺める。
SNSを走り見ながら、横目でちらりと彼氏を見る。
熟睡していると思う。けど、今は無理だ。

今の私は、自由だけど自由じゃない。
だって、ここに私以外の人がいたら、エロゲーのひとつもできやしない。

彼氏のことは好き。浮気したいわけじゃない。
ただ、私の中には私だけの世界があって、「本当にそうしたいわけじゃない」妄想が、いっぱい浮かんでくるんだ。

もちろん、誰にも言わないけどね。



***


そんなに経験があるわけじゃないけど、私の彼はタンパクな方だと思う。

だから今、びっくりしている。
「起きてすぐ」なんて、あんまりしないタイプなのに。

このシチュエーションは、まるで夕べ悶々と妄想したことにそっくりだったものだから、私もいつもより熱くなってしまった。



「カラダに何かが這いずり回って、起こされる」



彼は今朝、私がよく妄想するシチュエーションのうちのひとつを、たまたま実現してくれている。


夢うつつのまま体中をまさぐられ、眠いと寝返りを打てば唇を塞がれ、寝る前にせっかく着た服も、下着も、剥ぎとられていく。

ほとんど夢の中で応じているうち、硬くそそり勃った先端が、カラダの中に潜り込んできた。

そこでようやく目が覚めたのが、今だ。



「なに笑ってんの」


寝起きの掠れた声。


「珍しいなぁと思って」


覆いかぶさってくる彼氏の首へ両腕を回す。



そうだね。
せっかくだから、最初はこの妄想の話をしようかな。



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