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第067話(茶色汁物?!)
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「今日はどうする予定なの?」
朝食に舌鼓を打ちつつクーフェさんが聞いてくる。僕はスープにパンを浸して口の中に放り込みながら考える。
うん、美味しい。じゃなくて、今日の予定か……また獣を狩りに行ってもいいけど、このスープをもうちょっとアレしたい感じもするし。市場に行って、相性の良い野菜なども確認したい気もする。そういえば、料理をギルドに料理を伝えてほしいとも言われていたな。
「色々あるので、町をぶらつこうかと思います。料理をギルドに伝えて欲しいとお願いもされましたし」
「本当?!お姉ちゃん嬉しい!!」
「この料理が冒険者ギルドで食べられるって言うのは、かなり嬉しい」
僕の回答にクーフェさんもキリクさんも明るい顔で大喜びする。こんな事だけで喜んで貰えるというのは、本当にこっちの方が嬉しいよ。
二人に満足してもらった朝食を終えると、キリクさんは門番の仕事、クーフェさんは冒険者ギルドの仕事に向かう。戸締まりしなくてはいけないんだけど、料理を続けたいと言うと僕は家に残っても良いことになった。その後出かけるからとは言え、無防備にクーフェさんに合鍵を渡される。信用しすぎじゃないのだろうか?
「まぁ、信用は裏切らないようにしないとね」
「対して金目のものは置いていない、こんなチンケな家で、わざわざ空き巣のような無駄な労力を使う必要はないのです」
僕が何気に呟くと、即座に毒舌が飛んでくる。発言するたびに足が震えているように見えるのは、クーフェさんの教育(折檻?)の賜物だろう。
「相変わらずだなぁ、そんなにビクビクするならワザワザ言わなきゃいいのに……とりあえず、小麦粉とカプタンの球根、リコピル、一角兎の脂が多い所の肉を出してもらえるかな?その後に、根菜系をざっと出して、一口サイズに切っておいて」
「ポメ使いの荒い御主人様なのです。お小言を言いながらポメに重労働を課すなんて、とんだ鬼畜ヤロウなのです」
文句を言いながら、それでも言われた通りのものを何処からともなく取り出してくれるポメ。
僕は小麦粉とカプタンの球根とリコピルの実を受け取ると、カプタンの球根を薄くスライスしていく。カプタンの球根は切ると目が痛くなって涙が出てくる野菜だ。そのまま食べると、妙な臭みと辛味があって何に使う野菜なんだという感じなのだが、火を通すといい感じに臭みと辛味が抜けて、コクのある香りと甘みに変化する妙な野菜だ。前の世界のタマネギと同じ感じの野菜だ。
竈に火蜥蜴の精霊を召喚し、少し強めの火力を出すように指示する。そして深鍋を用意し、深鍋がいい感じに熱くなった所で、少し大きめのサイズにカットした一角兎の肉の油が特に多い部位を選んで深鍋に入れる。
そして長めの箸のような木の枝で、肉を深鍋の底面に満遍なく擦り付けていく。バターとか油があると楽なんだけど、まだ見つかってないんだよね。
深鍋に脂が行き届いたら残りの一角兎の肉を投入し、6面に焦げ色がつくように転がしながら焼いていく。
脂の多い場所をチョイスしているので、肉汁と脂がそれなりに出てくる。
良い感じに一角兎の肉が焼けたら、それを一旦取り出し、肉汁と脂が残った深鍋に、先程スライスしたカプタンの球根を入れて炒める。これは焦げ付かないようにしなければならないので火蜥蜴の精霊に火力を抑えるように指示を出してゆっくりと炒めていく。
カプタンの球根がしんなりと飴色に変わってきたら、小麦粉を投入する。こいつも火力を強くすると焦げてしまうので、弱火で継続だ。火蜥蜴の精霊は火力を強くすることは得意だが、火力を抑えるのは苦手だから、相当にストレスが掛かっているように眉をひそめている。
それ相当の魔力を渡して召喚しているので、何とか我慢してくれているようだけど。
カプタンの球根が溶け切って、小麦粉も濃い茶色になるまで炒めた所でリコピルの実を刻み潰しながら加える。水気の多い野菜を入れて、炒めた小麦粉の粉っぽさを消しながら伸ばしていく。
十分に混ざった所で、昨日から煮込んでいた出汁を注ぎ込むと、やや黄色い透明な出汁がそれらを延ばしていく。
焼いた一角兎の肉の美味そうな香りと、炒めた小麦粉の香ばしい香りと出汁の奥深い香りが混ざって、なんとも食欲のそそる香りになっていく。
作っておいた出汁を全て入れ、先ほど焼いた大きめサイズの一角兎の肉と、ポメに切っておいてもらった様々な根菜を投入する。
「後は、根菜に火が通るまで煮込めば完成だ」
「かなり手間が掛かっていたようですが、何の料理なんです?」
「あぁ、うん。これは洋風料理には必須なソースのデミグラスソースの元になるブラウンシチューだね。このまま煮込んで具を取り除くとソースに、そこまで煮込まずに具と一緒のままだとブラウンシチューになるよ」
「うーん。ポメの知っている料理レシピの中にはない料理なのです」
「まぁ、墨の世界の料理だからね。この世界にはないのかもしれない」
僕は火蜥蜴の精霊を宥めながら、いい感じになるまでシチューを煮込むと、具が顔を出してくるまでのシチュー部分を、後で使うようにソースとして取り出しポメに保管しておいてもらう。
そして残りはそのままにして竈の奥に深鍋を移して蓋をする。夕食の時に温め直して、二人に振る舞うことにしよう。
これで料理は一通り完了したが、結構時間がかかったので、もう昼前だ。市場を回って昼ご飯にしようと思い、ポメと一緒に家を出る。
うん、きちんと戸締まりも確認してからね。
朝食に舌鼓を打ちつつクーフェさんが聞いてくる。僕はスープにパンを浸して口の中に放り込みながら考える。
うん、美味しい。じゃなくて、今日の予定か……また獣を狩りに行ってもいいけど、このスープをもうちょっとアレしたい感じもするし。市場に行って、相性の良い野菜なども確認したい気もする。そういえば、料理をギルドに料理を伝えてほしいとも言われていたな。
「色々あるので、町をぶらつこうかと思います。料理をギルドに伝えて欲しいとお願いもされましたし」
「本当?!お姉ちゃん嬉しい!!」
「この料理が冒険者ギルドで食べられるって言うのは、かなり嬉しい」
僕の回答にクーフェさんもキリクさんも明るい顔で大喜びする。こんな事だけで喜んで貰えるというのは、本当にこっちの方が嬉しいよ。
二人に満足してもらった朝食を終えると、キリクさんは門番の仕事、クーフェさんは冒険者ギルドの仕事に向かう。戸締まりしなくてはいけないんだけど、料理を続けたいと言うと僕は家に残っても良いことになった。その後出かけるからとは言え、無防備にクーフェさんに合鍵を渡される。信用しすぎじゃないのだろうか?
「まぁ、信用は裏切らないようにしないとね」
「対して金目のものは置いていない、こんなチンケな家で、わざわざ空き巣のような無駄な労力を使う必要はないのです」
僕が何気に呟くと、即座に毒舌が飛んでくる。発言するたびに足が震えているように見えるのは、クーフェさんの教育(折檻?)の賜物だろう。
「相変わらずだなぁ、そんなにビクビクするならワザワザ言わなきゃいいのに……とりあえず、小麦粉とカプタンの球根、リコピル、一角兎の脂が多い所の肉を出してもらえるかな?その後に、根菜系をざっと出して、一口サイズに切っておいて」
「ポメ使いの荒い御主人様なのです。お小言を言いながらポメに重労働を課すなんて、とんだ鬼畜ヤロウなのです」
文句を言いながら、それでも言われた通りのものを何処からともなく取り出してくれるポメ。
僕は小麦粉とカプタンの球根とリコピルの実を受け取ると、カプタンの球根を薄くスライスしていく。カプタンの球根は切ると目が痛くなって涙が出てくる野菜だ。そのまま食べると、妙な臭みと辛味があって何に使う野菜なんだという感じなのだが、火を通すといい感じに臭みと辛味が抜けて、コクのある香りと甘みに変化する妙な野菜だ。前の世界のタマネギと同じ感じの野菜だ。
竈に火蜥蜴の精霊を召喚し、少し強めの火力を出すように指示する。そして深鍋を用意し、深鍋がいい感じに熱くなった所で、少し大きめのサイズにカットした一角兎の肉の油が特に多い部位を選んで深鍋に入れる。
そして長めの箸のような木の枝で、肉を深鍋の底面に満遍なく擦り付けていく。バターとか油があると楽なんだけど、まだ見つかってないんだよね。
深鍋に脂が行き届いたら残りの一角兎の肉を投入し、6面に焦げ色がつくように転がしながら焼いていく。
脂の多い場所をチョイスしているので、肉汁と脂がそれなりに出てくる。
良い感じに一角兎の肉が焼けたら、それを一旦取り出し、肉汁と脂が残った深鍋に、先程スライスしたカプタンの球根を入れて炒める。これは焦げ付かないようにしなければならないので火蜥蜴の精霊に火力を抑えるように指示を出してゆっくりと炒めていく。
カプタンの球根がしんなりと飴色に変わってきたら、小麦粉を投入する。こいつも火力を強くすると焦げてしまうので、弱火で継続だ。火蜥蜴の精霊は火力を強くすることは得意だが、火力を抑えるのは苦手だから、相当にストレスが掛かっているように眉をひそめている。
それ相当の魔力を渡して召喚しているので、何とか我慢してくれているようだけど。
カプタンの球根が溶け切って、小麦粉も濃い茶色になるまで炒めた所でリコピルの実を刻み潰しながら加える。水気の多い野菜を入れて、炒めた小麦粉の粉っぽさを消しながら伸ばしていく。
十分に混ざった所で、昨日から煮込んでいた出汁を注ぎ込むと、やや黄色い透明な出汁がそれらを延ばしていく。
焼いた一角兎の肉の美味そうな香りと、炒めた小麦粉の香ばしい香りと出汁の奥深い香りが混ざって、なんとも食欲のそそる香りになっていく。
作っておいた出汁を全て入れ、先ほど焼いた大きめサイズの一角兎の肉と、ポメに切っておいてもらった様々な根菜を投入する。
「後は、根菜に火が通るまで煮込めば完成だ」
「かなり手間が掛かっていたようですが、何の料理なんです?」
「あぁ、うん。これは洋風料理には必須なソースのデミグラスソースの元になるブラウンシチューだね。このまま煮込んで具を取り除くとソースに、そこまで煮込まずに具と一緒のままだとブラウンシチューになるよ」
「うーん。ポメの知っている料理レシピの中にはない料理なのです」
「まぁ、墨の世界の料理だからね。この世界にはないのかもしれない」
僕は火蜥蜴の精霊を宥めながら、いい感じになるまでシチューを煮込むと、具が顔を出してくるまでのシチュー部分を、後で使うようにソースとして取り出しポメに保管しておいてもらう。
そして残りはそのままにして竈の奥に深鍋を移して蓋をする。夕食の時に温め直して、二人に振る舞うことにしよう。
これで料理は一通り完了したが、結構時間がかかったので、もう昼前だ。市場を回って昼ご飯にしようと思い、ポメと一緒に家を出る。
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