聖職より堕ちた教師 純一の場合

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リライト15 邂逅ー栗山 SIDE:浜田

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あの一夜以来、浜田の内なる衝動は加速した。

強い男を屈服させる、、、

精神的にも、肉体的にも、、、

己の格闘技を磨くことへの執着は、スポーツの域を超え、自身の存在証明と化していく。

強い相手を組み伏せ、従わせるための。

レスリング、空手、合気道、柔道、サンボ、モンゴル相撲、、、

様々な格闘技に手を出し、それぞれの格闘技の中から自分に足りない技、動きを学んでいく。

グローブというクッションを介するボクシングや、竹刀という道具に頼る剣道は、浜田の肌に合わなかった。

武器などいらない。

あくまで、素手と素手。

一対一。

拳が肉を潰し、骨が軋む感触をダイレクトに掌に感じる真剣勝負こそが、彼の魂を震わせた。

自分よりも体格のいい年長者を、泥臭い締め技でジワジワと責め、屈服させ、その瞳に絶望と敗北の色を刻みつける。

その瞬間に味わう支配の悦びこそが、彼を突き動かす猛々しい原動力となった。

修行の合間、浜田は息抜きとしてハッテン場に足を踏み入れる。

逞しく、男臭さを発散させる浜田はその場に集った男たちの注目を集める。

寄ってくる男達。

浜田は、軟弱なガキには目もくれない。

彼が狙うのは、常に年上の、岩のように鍛え上げられた男たちだ。

時に、不遜な態度の浜田に牙を剥く輩もいた。

だが、そんな血気盛んな男ほど、浜田の剛腕にねじ伏せられ、逆らった代償として四つん這いにされ、尻を突き出させられた瞬間、大仰な嬌声をあげて浜田にもっともっとと求めてくる。

次第に、浜田の全身から、年に似合わぬ貫録と、むせ返るようなオスの臭気が漂い始めていた。

翌年の初夏、浜田が2年に進級した頃、一人の風変わりな少年が現れた。

雲ひとつない快晴の日、浜田は屋上で寝転がっていた。

上半身はタンクトップ一枚。

太い両腕を頭の後ろで組めば、十代とは思えぬ黒々と密集した腋毛が露わになり、そこから発せられる熱気と野郎臭い匂いが陽光に焼かれる。

タンクトップの襟元からのぞく見事な大胸筋。

そこには剛毛ではないが、獣の毛並みを思わせる黒々とした胸毛がうっすらと生え、彼の男臭さをより一層凶暴に際立たせている。

屋上の扉が開く。

影が近づき、浜田を見下ろした。

「浜田さん?」

声をかけてきたのは、一見すると大人しそうな眼鏡の生徒だった。

髪は長めだが清潔感があり、ダブついた制服で身体のラインを隠している。

だが、浜田の鋭い眼光は誤魔化せない。

その服の下にある肩幅の広さと、厚みのある胸板。

地味な見た目に反して、相当に鍛え込んでいる身体だということが見て取れた。

「、、、お前、誰だ」

「1年の栗山です」

「俺になんの用だ」

栗山は、屈託のない笑みを浮かべた。

「浜田さんのことが忘れられなくて。昨日の夜、、、」

昨夜。

確かに浜田は、神社裏にいた。

平日で閑散とした闇の中、浜田は二人のリーマンを侍らせていた。

自身は服を纏い、ズボンのチャックを開け肉棒を突きだし、リーマン2人は裸になるよう命じた。

おそらくジムで鍛えることに熱中しているボディメークされた二人の年長の男達。

浜田の肉棒へ争うように口をつける。

その時、ピアスとシルバーネックレスをジャラつかせたチャラついたガキが、横から浜田の身体に手を伸ばしてきたのを、邪魔だとばかりに突き放した記憶がある。

「、、、お前、俺が突き飛ばしたチャラ男か」

栗山は“正解”とばかりにニコリと笑った。

「思い出してくれました?ショックでしたよ、、、これでもモテると自負してたのに、あっさり突き飛ばされるんだもん、、、前からカッコいいと思ってた浜田さんを見つけて喜んでたのに、、、でも、昨日の神社で浜田さんの身体を見て、確信したんです。やっぱり最高に逞しいって、、、」

栗山は浜田の隣にペタッと腰を下ろした。

「本当にいい身体。大好きです。触ってもいいですか?」

「触ってどうするんだよ」

「感触を指に覚えさせて、後でひとりHします」

そのあまりにも直球で不敵な物言いに、浜田は思わず吹き出した。

この学園に入って以来、笑ったのは初めてだった。

「触ってみろよ。もし、俺を勃たせることが出来たら、一度くらいは遊んでやる」

浜田には珍しく軽口をたたく。

「本当ですか? 僕、これでもリピーターが殺到するテクニック上手っすよ」

栗山の手が、迷いなく浜田の肉体をまさぐり始める。

まずは上半身、、、

「くぅ、、、すごい胸板。腹筋も。硬い、、、うわっ!この太腿、ただの筋トレで作ったものじゃないんすよね、、、やっぱり格闘技をやってるって噂は本当だったんだ、、、さすが、“猛者”、、、すごい筋肉だ、、、」

「“猛者”?俺のことか? 誰がそんな呼び方してるんだ」

「え?“猛者”って、浜田さんのあだ名ですよ。知らないんですか?」

会話は爽やかな学生同士の他愛のないものだが、栗山の指は浜田の股間を繊細かつ丁寧に撫であげ、顎は浜田の肩に乗り鼻先で頬を撫でる。

指先が筋肉の繊維をなぞるように動き、確実に急所を刺激してくる。

「お前、なかなかうまいな、、、」

「でしょ?将来は整体師を目指してるんです。アスリートの筋肉を触りまくって、お金をもらう。最高じゃないですか、、、だから、その時のために身体の繊細さは勉強して、ハッテン場で鍛錬してるんすよ」

気づけば、浜田の股間はズボンを突き破らんばかりに屹立していた。

栗山は流れるような動作で浜田のジッパーを下ろし、溢れ出した猛々しい逸物を躊躇なく口に含んだ。

「ッ、な、ナンダこりゃ、、、」

絡みつく舌の粘り、口蓋を使った絶妙な圧迫、そして玉袋から陰茎にかけてを愛撫する巧みな指使い。

浜田はこんな刺激を味わったのは初めてだった。

栗山は、浜田のモノを根本まで頬張り、蕩けたような瞳で浜田を見上げながら、親指を立てて“グッド”の仕草を見せた。

浜田に、最強の“相棒”ができた瞬間だった。

昼は地味な優等生。

夜はB-boyスタイルで踊り狂い、男を知り尽くした二面性を持つ下級生、、、

この栗山との出会いが、浜田をさらなる大人の男狩りへと加速させていくことになる。
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