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仕組まれた厳罰と秘められた厳罰(回想編)〜和彦
密談
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夕刻の学園。
脱兎のごとく本校舎から寮への渡り廊下を駆ける新人青年教師の若々しい姿。
体育教師らしくその走る姿は野生のカモシカのように伸びやかで、美しく、しなやかだ。
その姿を寮の一室から見下ろす影。
「チッ!教師のくせにバタバタと走りやがってっ!渡り廊下は駆け足禁止だろっ!」
「杉山の野郎、最近、調子に乗ってないか?暴力教師のくせして、、、」
「しかも素っ裸でグラウンドを突っ走る変態露出狂だぜ?よく教師ヅラが出来るぜっ!」
吐き捨てるように話しているのはラグビー部の主将の風間と水泳部の主将の保田。
二人とも鍛えられた身体の若きアスリートだ。
その窓からは、走る教師の颯爽とした姿は見えるが、その顔はよく見えない。
血相を変え、必死の形相のその顔を見れば、決して調子に乗っている訳ではないことが分かったはずだ。
しかし、憎悪に満ちた二人の目はそこまで汲み取ろうとはしていない。
この時の和彦の心境は、この二人の逞しい生徒が思っているのとは真逆の怖れと慄きと絶望に満ちていたのだが。
扉が開く。
「おうっ!水田か、どうした浮かない顔で、、、」
入ってきたのは体操部の主将である水田だ。
不機嫌な顔でスマホを見せる。
メッセージアプリの画面。
そこに記されていたメッセージ。
【今日の放課後、久々に一発どうだ?】
水田の送信したメッセージ。
〘無理です〙
時間があいての返信。
【そう言うなよ。最近、冷たいな】
相手の返信の直後に送られている。
再び時間があいての返信。
〘学年末試験も近いから勉強しなきゃ。来年は受験だし〙
【少しくらい俺の部屋に来てもいいだろ。可愛がってやるぜ。図書館裏でもいい。楽しもうぜ】
〘僕は先輩みたいに体育推薦で大学にいける身分じゃないんで。勉強の邪魔はやめてください〙
つれない返事が続く。
メッセージアプリの相手は“YU→KI”とある。
アイコンは間違いなく2年の結城だ。
「何が勉強会だよっ!クソッ」
スマホの画面を見て風間が吐き捨てるように言う。
「変態教師主催の勉強会かよっ、胸糞悪いっ!」
「もしかして、風間、お前も梶山のプリケツを使わせてもらえず、溜まってるのか?」
水田に図星を突かれた風間がジロリと睨みつける。
「テメェッ、言っていいことと悪いことがあるぜ、、、お前も、藤崎に掘られたくてたまらないんだろう」
「おいっ、ふざけんなよっ」
険悪な空気が流れる。
「二人とも、まて。俺達が揉めてどうする」
保田が割って入る。
「悪いのは、あの杉山が責任者になって開かれてる勉強会だ。藤崎も藤崎だぜ。何であいつは、あのエロ教師を信頼してるんだ?」
「本当にそうだ。あの筋肉ブタが教室でスッポンポンになって暴力沙汰を起こした時も、丸裸で校庭を走った時も、あいつは庇ってたからな」
「藤崎生徒会長が庇うから、下級生達も杉山のところに戻っていったもんな、、、」
「あの杉山の野郎も、それを分かってるぜ、、、まるで犬っころみたいに藤崎の後ろをついて回っているし、、、」
「梶山、、、あれだけ杉山に脅されてビビっていたってのに、、、だから、俺がアイツを締めてやろうとしたら、急に誤解が解けたから杉山先生を虐めないで、、、とか言ってきやがった、、、」
「鍋田もだぜ」
保田が言う。
「俺が、ちょっと杉山をからかっただけなのに、急に怒り出して、、、、」
「お前も鍋田とはご無沙汰なのか?」
その言葉を保田は、無視する。
前は週に数日は、一人部屋の保田の部屋で抱き合っていたのが急に相手にされなくなったのだ。
言ってしまえば、この体格の良い三年生たちは可愛がっていた後輩に相手にされなくなったストレスを和彦にぶつけているのである。
生徒会長である藤崎が運動部の活動で勉強が遅れてはまずいと勉強会を提案し、和彦が責任者となって放課後の寮で一部の生徒を集めて勉強会を始めた。
結城、梶山、鍋田らの運動部のエース級の生徒達がそれに参加している。
そして、責任者である和彦も監視役としてその勉強会に毎回、参加している。
そして、その結果、結城達は、先輩達の誘いを断り始めたのだ。
「チッ、何が勉強会だよ、急にイイ子ぶりやがって」
水田の言葉に保田も風間も頷く。
勉強会と言っても、監視役のはずの教師和彦が、生徒達に監視され、さらに、様々な勉強、、、、肉体に関する勉強を生徒達から教えられているのだが、、、、
特に、風間、保田が苛ついているのには、理由がある。
梶山と鍋田が和彦が教師として赴任してきた時から、その凛々しい風貌と鍛えられた逞しい身体に熱い視線を向けていた。
だから、風間と保田は、もともと和彦のことを面白く思っておらず、彼が暴力教師として2年と揉めた時、それを良いことに寮に泊まり込みに来た彼を激しい言葉で責めたて、様々なイヤガラセを仕掛けたのである。
二人としては、可愛がってる後輩を憧れの教師から引き離し、その教師をボロボロに引きずり下ろすことで、二人の歓心を買うきであった。
それが、一度は杉山を、怖がり、攻めた彼らが掌を返したように杉山と過ごすようになり、彼らの誘いを断るようになった。
そして、結城もまた、勉強会が始まってから水田の誘いを断るようになった。
だから、勉強会の責任者である和彦に対する逆恨みとしか言えない怒りは増していく。
怒りというよりも単なる嫉妬なのだが、、、
だが、若く、人一倍闘争心に溢れる彼らの中で和彦に対して燃え始めた暗い怒りは増すばかりである。
「、、、なぁ、あの変態教師を締めてやらないか?」
「そうだな、、、ホームルーム中に生徒に暴行を働いたんだ、、、なんの罰も受けずにヘラヘラしているのは許せない、、、」
「どうせならとことんやっちまおうか、、、」
そして、ボソボソとした声の密談が、時折、下卑た笑いを挟みながら始まる。
、、、、げ、それはヤバい、、、あいつ単純だからホイホイ引き受けるぜ、、、、どうせなら、下級生の前で、、、、素っ裸にするならいい手があるぜ、スクラム組んで、、、エグッ、よくそんなこと考えつくな、、、、あと、いいヤツがいるぜ、、、え?あの臨教の?、、、ほう、そりゃ面白いな、、、あの犬っころをいたぶりゃ、お優しい生徒会長の藤崎クンも少しは考え直すだろう、、、、
そして、そんな密談をしている彼らは、今、行われている勉強会で、標的の和彦が全裸にされ、彼らの想像もつかない恥辱と苦痛を味合わされていることなど知らない。
脱兎のごとく本校舎から寮への渡り廊下を駆ける新人青年教師の若々しい姿。
体育教師らしくその走る姿は野生のカモシカのように伸びやかで、美しく、しなやかだ。
その姿を寮の一室から見下ろす影。
「チッ!教師のくせにバタバタと走りやがってっ!渡り廊下は駆け足禁止だろっ!」
「杉山の野郎、最近、調子に乗ってないか?暴力教師のくせして、、、」
「しかも素っ裸でグラウンドを突っ走る変態露出狂だぜ?よく教師ヅラが出来るぜっ!」
吐き捨てるように話しているのはラグビー部の主将の風間と水泳部の主将の保田。
二人とも鍛えられた身体の若きアスリートだ。
その窓からは、走る教師の颯爽とした姿は見えるが、その顔はよく見えない。
血相を変え、必死の形相のその顔を見れば、決して調子に乗っている訳ではないことが分かったはずだ。
しかし、憎悪に満ちた二人の目はそこまで汲み取ろうとはしていない。
この時の和彦の心境は、この二人の逞しい生徒が思っているのとは真逆の怖れと慄きと絶望に満ちていたのだが。
扉が開く。
「おうっ!水田か、どうした浮かない顔で、、、」
入ってきたのは体操部の主将である水田だ。
不機嫌な顔でスマホを見せる。
メッセージアプリの画面。
そこに記されていたメッセージ。
【今日の放課後、久々に一発どうだ?】
水田の送信したメッセージ。
〘無理です〙
時間があいての返信。
【そう言うなよ。最近、冷たいな】
相手の返信の直後に送られている。
再び時間があいての返信。
〘学年末試験も近いから勉強しなきゃ。来年は受験だし〙
【少しくらい俺の部屋に来てもいいだろ。可愛がってやるぜ。図書館裏でもいい。楽しもうぜ】
〘僕は先輩みたいに体育推薦で大学にいける身分じゃないんで。勉強の邪魔はやめてください〙
つれない返事が続く。
メッセージアプリの相手は“YU→KI”とある。
アイコンは間違いなく2年の結城だ。
「何が勉強会だよっ!クソッ」
スマホの画面を見て風間が吐き捨てるように言う。
「変態教師主催の勉強会かよっ、胸糞悪いっ!」
「もしかして、風間、お前も梶山のプリケツを使わせてもらえず、溜まってるのか?」
水田に図星を突かれた風間がジロリと睨みつける。
「テメェッ、言っていいことと悪いことがあるぜ、、、お前も、藤崎に掘られたくてたまらないんだろう」
「おいっ、ふざけんなよっ」
険悪な空気が流れる。
「二人とも、まて。俺達が揉めてどうする」
保田が割って入る。
「悪いのは、あの杉山が責任者になって開かれてる勉強会だ。藤崎も藤崎だぜ。何であいつは、あのエロ教師を信頼してるんだ?」
「本当にそうだ。あの筋肉ブタが教室でスッポンポンになって暴力沙汰を起こした時も、丸裸で校庭を走った時も、あいつは庇ってたからな」
「藤崎生徒会長が庇うから、下級生達も杉山のところに戻っていったもんな、、、」
「あの杉山の野郎も、それを分かってるぜ、、、まるで犬っころみたいに藤崎の後ろをついて回っているし、、、」
「梶山、、、あれだけ杉山に脅されてビビっていたってのに、、、だから、俺がアイツを締めてやろうとしたら、急に誤解が解けたから杉山先生を虐めないで、、、とか言ってきやがった、、、」
「鍋田もだぜ」
保田が言う。
「俺が、ちょっと杉山をからかっただけなのに、急に怒り出して、、、、」
「お前も鍋田とはご無沙汰なのか?」
その言葉を保田は、無視する。
前は週に数日は、一人部屋の保田の部屋で抱き合っていたのが急に相手にされなくなったのだ。
言ってしまえば、この体格の良い三年生たちは可愛がっていた後輩に相手にされなくなったストレスを和彦にぶつけているのである。
生徒会長である藤崎が運動部の活動で勉強が遅れてはまずいと勉強会を提案し、和彦が責任者となって放課後の寮で一部の生徒を集めて勉強会を始めた。
結城、梶山、鍋田らの運動部のエース級の生徒達がそれに参加している。
そして、責任者である和彦も監視役としてその勉強会に毎回、参加している。
そして、その結果、結城達は、先輩達の誘いを断り始めたのだ。
「チッ、何が勉強会だよ、急にイイ子ぶりやがって」
水田の言葉に保田も風間も頷く。
勉強会と言っても、監視役のはずの教師和彦が、生徒達に監視され、さらに、様々な勉強、、、、肉体に関する勉強を生徒達から教えられているのだが、、、、
特に、風間、保田が苛ついているのには、理由がある。
梶山と鍋田が和彦が教師として赴任してきた時から、その凛々しい風貌と鍛えられた逞しい身体に熱い視線を向けていた。
だから、風間と保田は、もともと和彦のことを面白く思っておらず、彼が暴力教師として2年と揉めた時、それを良いことに寮に泊まり込みに来た彼を激しい言葉で責めたて、様々なイヤガラセを仕掛けたのである。
二人としては、可愛がってる後輩を憧れの教師から引き離し、その教師をボロボロに引きずり下ろすことで、二人の歓心を買うきであった。
それが、一度は杉山を、怖がり、攻めた彼らが掌を返したように杉山と過ごすようになり、彼らの誘いを断るようになった。
そして、結城もまた、勉強会が始まってから水田の誘いを断るようになった。
だから、勉強会の責任者である和彦に対する逆恨みとしか言えない怒りは増していく。
怒りというよりも単なる嫉妬なのだが、、、
だが、若く、人一倍闘争心に溢れる彼らの中で和彦に対して燃え始めた暗い怒りは増すばかりである。
「、、、なぁ、あの変態教師を締めてやらないか?」
「そうだな、、、ホームルーム中に生徒に暴行を働いたんだ、、、なんの罰も受けずにヘラヘラしているのは許せない、、、」
「どうせならとことんやっちまおうか、、、」
そして、ボソボソとした声の密談が、時折、下卑た笑いを挟みながら始まる。
、、、、げ、それはヤバい、、、あいつ単純だからホイホイ引き受けるぜ、、、、どうせなら、下級生の前で、、、、素っ裸にするならいい手があるぜ、スクラム組んで、、、エグッ、よくそんなこと考えつくな、、、、あと、いいヤツがいるぜ、、、え?あの臨教の?、、、ほう、そりゃ面白いな、、、あの犬っころをいたぶりゃ、お優しい生徒会長の藤崎クンも少しは考え直すだろう、、、、
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