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五月:踊り場からの視線
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週明けの月曜日。
登校してきた純一と和彦の間に、かつての爽やかな空気は微塵もない。
「おはようございます」
「ああらおはよう」
目を合わさない挨拶。
冷たい空気。
昨日の言い争いは1日続き、結局、拗ねた和彦が捨て台詞を残して自分のマンションに帰ってしまった。
純一としては、互いの家に泊まり合い、そのまま出勤するのはマズいと考えていたため、和彦の帰宅は有難いはずだった。
しかし、心は釈然としない。
和彦が帰った部屋が急に広く、空虚に感じ、和彦のコリコリとした筋肉の感触と、抱きしめた時の体温を思い出して、急に寂しくなる。
帰る前にハグぐらいしてもいいじゃないか、、、
純一は思う。
ワガママなんだから、、、
一方で、和彦もまたイライラしながら帰路に着いた。
なんだよ、オッサンたちの古臭いルールに大人しく従えなんて、、、愛し合ってることを恥じることないじゃないか、、、、純一先輩には毅然として古いオッサン達と戦って欲しいのに、、、
不満は積もる。
そして、二人の間には冷たい空気が流れていた。
そんな彼らを、ジッと観察する二つの視線、、、
体育教官室の脇に植えられた木々の枝にうまくカムフラージュされた校舎の非常階段の踊り場には、浜田と藤崎が手すりにもたれて立っている。
浜田の視線は、獲物を定める狼のように純一に固定されている。
一方、藤崎の視線は和彦を執拗に追いかけていた。
「聞いたか、浜田。美影の奴、高沢を落としたらしいぜ」
藤崎が、資料を持って来た生徒と少年のような笑顔で話す和彦の姿を見ながら言う。
「落とした? フ、、、栗山から聞いたが、暴力でねじ伏せただけだろ?それじゃ、堕としたとは言えないだろ。精神まで従属させてこその狩だ。美影のやり方は下品すぎて反吐が出る」
浜田が、純一の完成された広い背筋から目を離さずに吐き捨てた。
「確かに。襲い掛かって無理矢理だったらしいからな、、、確かに、美しくはないやり方だ。調べさせたら、高沢のヤツ、ウチの学校では猫を被っていたが、相当、プライドが高いらしい。その隠された気性を考えれば、隙を見て美影に逆襲を企てていてもおかしくはないはずだ。まだ、決着は着いてないってことか、、、」
そして、二人は言葉を止め、標的に視線を戻す。
浜田の見据える純一の身体は、まさに「アポロン」の如き神々しさを湛えている。
185センチという長身に、均整のとれた体格。
広い肩幅に始まり、形よく筋肉がついた四肢が長く伸びるその様は、まるでパリのランウェイを歩く筋肉美を強調したトップモデルの如きオーラを放っている。
薄手のシャツ越しでも鮮明に判る、豪快に膨らんだ大胸筋。
それはいたずらにデカい肉などではなく、ストイックなまでに練り上げられた、強靭さと気品を兼ね備えた筋肉の盾だ。
純一が腕を組み、資料に目を落とすたび、背中から肩にかけての鋭いラインがシャツの生地を張り詰めさせ、その下で彫刻のような僧帽筋が静かに脈打つ。
さらに浜田を昂ぶらせたのは、歩くたびにスラックスを内側から押し広げる、大腿筋の躍動。
そして、浜田の目がきらりと光る。
純一が資料を持ち上げようと浜田達のいる踊り場には背を向けて、屈んだ瞬間だ。
ジャージの薄い生地が限界まで引き絞られ、そこに隠された二つの盛り上がりが、鮮烈に浮き上がる。
学生時代、友人たちから“桃尻”とあだ名された鍛えられた結果、美しい曲線と張りを得た見事なまでの美尻。
それは、アスリートとして、男として、体育教師としてストイックな自己研鑽が結実したとも言える奇跡的な美しく逞しい曲線だった。
ただ肥大しているのではなく、一分の隙もなく引き締まり、それでいて熟れた果実のような瑞々しい弾力を予感させる肉の双丘。
純一がわずかに足を動かすたび、そのスラックスの下で、二つの豊かな肉塊が生き物のように蠢き、官能的な陰影を描き出す。
浜田の瞳には、その生地を力任せに引き裂いた先にあるきめ細やかな肌に包まれた、はち切れんばかりの柔らかな肉の塊が、鮮明なヴィジョンとして焼き付いていた。
「ふっ、相変わらず美味そうな尻してやがる」
浜田は喉の奥で低く、野卑な唸りを漏らした。
乾いた唇をゆっくりと、獲物の味を確かめるように舌先で湿らせる。
あの岩盤のように硬い腰を強引に掴み、その完璧なまでに張った「桃」に、自らの欲望をこれでもかと叩きつける瞬間を想像するだけで、浜田の腹の底にはどろりとした暗い熱が渦巻いた。
その見事な曲線が、絶望に震え、屈辱の色に染まりながら、自分の前で無様に振り乱される。
浜田の眼光は、もはや教師を見るそれではなく、最高級の肉を前にした飢えた獣のそれへと変貌していた。
彼が渇望しているのは、純一の持つ大人の余裕と男らしいな矜持が、浜田の与える絶望的な快楽によって無残に崩壊する瞬間だ。
ああ、想像できるぜら、、あの真っ直ぐな瞳が絶望に染まり、男らしいツラが屈辱で激しく波打つ様がよ、、、
浜田の脳裏には、すでに鮮烈なヴィジョンが描かれていた。
185センチの凛々しい肉体が、荒縄に両手首を縛り上げられ、自慢の桃尻を無防備に突き出し、吊るされる。
厳格な体育教師としての誇りをズタズタに傷つけられながらも、浜田がその秘孔に自慢のイチモツをぶっ刺し、腰を叩きつけるたびに、抗えない本能に裏切られてよがり狂う純一。
そんな、矜持をかなぐり捨てた大人の男の無様な悲鳴を、浜田は妄想する。
強靭な太陽神アポロンとあだ名される男が、自分の剛腕に抱かれ、涙を流しながら、もっと、、、と縋り付いてくる瞬間。
浜田の奸計は巡る。
一方、藤崎の視線の先には、新任教師・杉山和彦の姿があった。
大学を卒業したばかりの彼は、まだ教え子たちと年齢も近く、どこか学生気分が抜けきらない幼さを残している。
表情も少年っぽい。
教官室の椅子に腰掛け、慣れない書類仕事に眉を寄せながらペンを動かすその横顔には、新任らしい初々しい情熱と、誰からも愛される純真な愛らしさが溢れていた。
だが、そのあどけない顔立ちに反して、首から下の肉体は、器械体操という過酷な競技で極限まで作り上げられた、恐るべき密度の筋肉に満ちている。
165センチという小柄な体躯。
しかし、そこに詰め込まれた筋肉の質量は、隣に座る純一とはまた質の異なる、若くがっしりとした空気を放っている。
シャツの袖をパンパンに張り裂かせんばかりに膨らんだ無骨で鋼のような丸太のような上腕二頭筋。
和彦が重い資料を持ち上げようと踏ん張るたび、その岩盤のように隆起した僧帽筋がシャツを内側から突き上げる。
藤崎は、その鎧のようなの肉体と初心でストイックな正確のアンバランスさに嗜虐心を煽られている。
教師という慣れない肩書きを捨て、ドロドロの快楽に溶け落ち、その鋼の肉体が、自らの意志を裏切って淫らにのけ反り、その少年のような凛々しい顔が、耐え難い羞恥と快楽と混乱でクシャクシャに歪められる様。
ああ、きっとお前はいい顔で啼くんだろうな、、、お前の純真さを僕だけのものにし、僕だけを見つめて、縋りつくようになる、、、
常に一生懸命で、生徒を信じきっている和彦が、理性を焼き切られた果てに、ただ一人の教え子、、、自分にしか救いを求められなくなる瞬間を考えるだけで、藤崎の心が踊る。
「ふふ……っ」
藤崎は喉の奥で、独り言のような低く愉悦に満ちた笑いを漏らした。
無意識のうちに、指先が窓の向こうの和彦の太く逞しい喉元をなぞるように動く。
「……楽しみにしてるよ、和彦先生。君が、僕なしでは息もできなくなるその時を」
藤崎は冷酷な笑みを深める
体育教官室の中では、二人の体育教師が、そんな恐ろしい妄想をされていることなど知らず、無防備な姿を晒している。
「なあ、これ、何だか分かるか?」
藤崎が胸ポケットから、小瓶を出す。
浜田が眉を潜める。
「何だ?」
「いわゆる媚薬だよ。催淫剤。それも、そんじょそこらの紛い物じゃない。理性をドロドロに溶かし、性欲に塗れる獣に変える特級品だ」
藤崎は、小瓶を日光に透かし、愉悦に瞳を細めた。
「薬物攻撃か。お前らしくもない」
「まあな、、、でも、あの最高級の肉体は、確実に俺のものにしたい。ここ数日、あいつを観察して、モノにするなら手段は選ばないと決めた。美影のような暴力で屈服させるような真似は俺はしない。頭を使って、堕としてやるよ、、、お前にもこの薬、分けてやろうか?」
浜田は、窓越しに純一の神々しいまでに完成された肉体を見ながら、不敵に鼻で笑った。
「薬なんて、いらねえよ。俺は、俺自身の実力であのアポロンを攻略してやるよ。俺様の、この肉体を使ってな。あいつをモノにして、絶望と屈辱の果てに、あいつが自ら俺に膝をつく瞬間が楽しみで仕方ね」
「大した自信だ。なら、俺はアキレウスを、この薬と俺の知略で、最高のペットに育ててやるとするか、、、」
二人は、互いの「獲物」の完成された肉体美へ最後の一瞥をくれると、非常階段を降りて行った。
登校してきた純一と和彦の間に、かつての爽やかな空気は微塵もない。
「おはようございます」
「ああらおはよう」
目を合わさない挨拶。
冷たい空気。
昨日の言い争いは1日続き、結局、拗ねた和彦が捨て台詞を残して自分のマンションに帰ってしまった。
純一としては、互いの家に泊まり合い、そのまま出勤するのはマズいと考えていたため、和彦の帰宅は有難いはずだった。
しかし、心は釈然としない。
和彦が帰った部屋が急に広く、空虚に感じ、和彦のコリコリとした筋肉の感触と、抱きしめた時の体温を思い出して、急に寂しくなる。
帰る前にハグぐらいしてもいいじゃないか、、、
純一は思う。
ワガママなんだから、、、
一方で、和彦もまたイライラしながら帰路に着いた。
なんだよ、オッサンたちの古臭いルールに大人しく従えなんて、、、愛し合ってることを恥じることないじゃないか、、、、純一先輩には毅然として古いオッサン達と戦って欲しいのに、、、
不満は積もる。
そして、二人の間には冷たい空気が流れていた。
そんな彼らを、ジッと観察する二つの視線、、、
体育教官室の脇に植えられた木々の枝にうまくカムフラージュされた校舎の非常階段の踊り場には、浜田と藤崎が手すりにもたれて立っている。
浜田の視線は、獲物を定める狼のように純一に固定されている。
一方、藤崎の視線は和彦を執拗に追いかけていた。
「聞いたか、浜田。美影の奴、高沢を落としたらしいぜ」
藤崎が、資料を持って来た生徒と少年のような笑顔で話す和彦の姿を見ながら言う。
「落とした? フ、、、栗山から聞いたが、暴力でねじ伏せただけだろ?それじゃ、堕としたとは言えないだろ。精神まで従属させてこその狩だ。美影のやり方は下品すぎて反吐が出る」
浜田が、純一の完成された広い背筋から目を離さずに吐き捨てた。
「確かに。襲い掛かって無理矢理だったらしいからな、、、確かに、美しくはないやり方だ。調べさせたら、高沢のヤツ、ウチの学校では猫を被っていたが、相当、プライドが高いらしい。その隠された気性を考えれば、隙を見て美影に逆襲を企てていてもおかしくはないはずだ。まだ、決着は着いてないってことか、、、」
そして、二人は言葉を止め、標的に視線を戻す。
浜田の見据える純一の身体は、まさに「アポロン」の如き神々しさを湛えている。
185センチという長身に、均整のとれた体格。
広い肩幅に始まり、形よく筋肉がついた四肢が長く伸びるその様は、まるでパリのランウェイを歩く筋肉美を強調したトップモデルの如きオーラを放っている。
薄手のシャツ越しでも鮮明に判る、豪快に膨らんだ大胸筋。
それはいたずらにデカい肉などではなく、ストイックなまでに練り上げられた、強靭さと気品を兼ね備えた筋肉の盾だ。
純一が腕を組み、資料に目を落とすたび、背中から肩にかけての鋭いラインがシャツの生地を張り詰めさせ、その下で彫刻のような僧帽筋が静かに脈打つ。
さらに浜田を昂ぶらせたのは、歩くたびにスラックスを内側から押し広げる、大腿筋の躍動。
そして、浜田の目がきらりと光る。
純一が資料を持ち上げようと浜田達のいる踊り場には背を向けて、屈んだ瞬間だ。
ジャージの薄い生地が限界まで引き絞られ、そこに隠された二つの盛り上がりが、鮮烈に浮き上がる。
学生時代、友人たちから“桃尻”とあだ名された鍛えられた結果、美しい曲線と張りを得た見事なまでの美尻。
それは、アスリートとして、男として、体育教師としてストイックな自己研鑽が結実したとも言える奇跡的な美しく逞しい曲線だった。
ただ肥大しているのではなく、一分の隙もなく引き締まり、それでいて熟れた果実のような瑞々しい弾力を予感させる肉の双丘。
純一がわずかに足を動かすたび、そのスラックスの下で、二つの豊かな肉塊が生き物のように蠢き、官能的な陰影を描き出す。
浜田の瞳には、その生地を力任せに引き裂いた先にあるきめ細やかな肌に包まれた、はち切れんばかりの柔らかな肉の塊が、鮮明なヴィジョンとして焼き付いていた。
「ふっ、相変わらず美味そうな尻してやがる」
浜田は喉の奥で低く、野卑な唸りを漏らした。
乾いた唇をゆっくりと、獲物の味を確かめるように舌先で湿らせる。
あの岩盤のように硬い腰を強引に掴み、その完璧なまでに張った「桃」に、自らの欲望をこれでもかと叩きつける瞬間を想像するだけで、浜田の腹の底にはどろりとした暗い熱が渦巻いた。
その見事な曲線が、絶望に震え、屈辱の色に染まりながら、自分の前で無様に振り乱される。
浜田の眼光は、もはや教師を見るそれではなく、最高級の肉を前にした飢えた獣のそれへと変貌していた。
彼が渇望しているのは、純一の持つ大人の余裕と男らしいな矜持が、浜田の与える絶望的な快楽によって無残に崩壊する瞬間だ。
ああ、想像できるぜら、、あの真っ直ぐな瞳が絶望に染まり、男らしいツラが屈辱で激しく波打つ様がよ、、、
浜田の脳裏には、すでに鮮烈なヴィジョンが描かれていた。
185センチの凛々しい肉体が、荒縄に両手首を縛り上げられ、自慢の桃尻を無防備に突き出し、吊るされる。
厳格な体育教師としての誇りをズタズタに傷つけられながらも、浜田がその秘孔に自慢のイチモツをぶっ刺し、腰を叩きつけるたびに、抗えない本能に裏切られてよがり狂う純一。
そんな、矜持をかなぐり捨てた大人の男の無様な悲鳴を、浜田は妄想する。
強靭な太陽神アポロンとあだ名される男が、自分の剛腕に抱かれ、涙を流しながら、もっと、、、と縋り付いてくる瞬間。
浜田の奸計は巡る。
一方、藤崎の視線の先には、新任教師・杉山和彦の姿があった。
大学を卒業したばかりの彼は、まだ教え子たちと年齢も近く、どこか学生気分が抜けきらない幼さを残している。
表情も少年っぽい。
教官室の椅子に腰掛け、慣れない書類仕事に眉を寄せながらペンを動かすその横顔には、新任らしい初々しい情熱と、誰からも愛される純真な愛らしさが溢れていた。
だが、そのあどけない顔立ちに反して、首から下の肉体は、器械体操という過酷な競技で極限まで作り上げられた、恐るべき密度の筋肉に満ちている。
165センチという小柄な体躯。
しかし、そこに詰め込まれた筋肉の質量は、隣に座る純一とはまた質の異なる、若くがっしりとした空気を放っている。
シャツの袖をパンパンに張り裂かせんばかりに膨らんだ無骨で鋼のような丸太のような上腕二頭筋。
和彦が重い資料を持ち上げようと踏ん張るたび、その岩盤のように隆起した僧帽筋がシャツを内側から突き上げる。
藤崎は、その鎧のようなの肉体と初心でストイックな正確のアンバランスさに嗜虐心を煽られている。
教師という慣れない肩書きを捨て、ドロドロの快楽に溶け落ち、その鋼の肉体が、自らの意志を裏切って淫らにのけ反り、その少年のような凛々しい顔が、耐え難い羞恥と快楽と混乱でクシャクシャに歪められる様。
ああ、きっとお前はいい顔で啼くんだろうな、、、お前の純真さを僕だけのものにし、僕だけを見つめて、縋りつくようになる、、、
常に一生懸命で、生徒を信じきっている和彦が、理性を焼き切られた果てに、ただ一人の教え子、、、自分にしか救いを求められなくなる瞬間を考えるだけで、藤崎の心が踊る。
「ふふ……っ」
藤崎は喉の奥で、独り言のような低く愉悦に満ちた笑いを漏らした。
無意識のうちに、指先が窓の向こうの和彦の太く逞しい喉元をなぞるように動く。
「……楽しみにしてるよ、和彦先生。君が、僕なしでは息もできなくなるその時を」
藤崎は冷酷な笑みを深める
体育教官室の中では、二人の体育教師が、そんな恐ろしい妄想をされていることなど知らず、無防備な姿を晒している。
「なあ、これ、何だか分かるか?」
藤崎が胸ポケットから、小瓶を出す。
浜田が眉を潜める。
「何だ?」
「いわゆる媚薬だよ。催淫剤。それも、そんじょそこらの紛い物じゃない。理性をドロドロに溶かし、性欲に塗れる獣に変える特級品だ」
藤崎は、小瓶を日光に透かし、愉悦に瞳を細めた。
「薬物攻撃か。お前らしくもない」
「まあな、、、でも、あの最高級の肉体は、確実に俺のものにしたい。ここ数日、あいつを観察して、モノにするなら手段は選ばないと決めた。美影のような暴力で屈服させるような真似は俺はしない。頭を使って、堕としてやるよ、、、お前にもこの薬、分けてやろうか?」
浜田は、窓越しに純一の神々しいまでに完成された肉体を見ながら、不敵に鼻で笑った。
「薬なんて、いらねえよ。俺は、俺自身の実力であのアポロンを攻略してやるよ。俺様の、この肉体を使ってな。あいつをモノにして、絶望と屈辱の果てに、あいつが自ら俺に膝をつく瞬間が楽しみで仕方ね」
「大した自信だ。なら、俺はアキレウスを、この薬と俺の知略で、最高のペットに育ててやるとするか、、、」
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