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468 二人のお名前を考えよう!
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お名前お名前⋯う~ん
おいちゃんと、光の精霊さんのお名前を考えてるんだけど
『嘘みたいだよな⋯光を表す言葉、軽く百以上あるのに』
「おんにゃのこにょ、おにゃまえに、なりしょうにゃにょ」
『「これ(りぇ)だけ」』
一、光華(こうか・美しく光ること)
二、輝々(きき・照り輝く様)
三、月花(げっか・月の光)
少なすぎます。
『びっくりだな』
「だにぇ」
『一文字で『あかり』ってのはどうだ?字はいくつかあるよな』
「いちおー、こうほ?」
『じゃあ、とりあえず三つ』
四、明・灯・燈(あかり)
『⋯ふ~ん。案外ないんだね。じゃあ、光の精霊王様どうしようか』
『余り物ですか?』
『ガハハ!余り物かよ』
だいちゃんたち、精霊王様のこと忘れてた訳じゃないんだね?
『あ~それはな』
「ちゅいでに、ちりゃべちゃ」
ついでにね?
『⋯ぷっ』
『ガハハ!ついでかよ!』
『大地、華火、笑ったらダメですよ。⋯ふっ』
みーちゃんも笑ってるよ?
『アイナ様がハワイって島の言葉だから、ついでに光も調べてみたんだよな』
「あい。あおちょ、りにょ」
『アオとリノな。リ・ノ』
「りー⋯の!」
『まあ、いっか?』
ふたつあったんだよ~言い難いけど
『⋯ふ~ん。リノだね』うんうん
『リノですね』うんうん
『リノだな!』うんうん
「うにゅ?」
あれ?三人とも即決?
『くくっ。一択なんだな』
おいちゃんも笑ってます。
『⋯だって、アオは青葉いるし』
『精霊王も、アオよりリノの方がかわいい!とか言いそうだしな!』
『それに、ゲンさんのことですから、サーヤのおしゃべりの練習になると思ったんじゃないですか?ふふ』
「ぶー」
言いたい放題だね?三人とも。
『くくっ。御明答。あっさり決まったんだよな?』
「あい」
そうです。一瞬で決まりました。
『なんとも、気の毒な決まり方だな。おい』
『まあ、確かにかわいい響きだし、いいんじゃないかい?』
『それじゃ、あとはこの子の名前だな』
『そうだね』
『晴嵐様たちの名前と揃えるなら二文字だよな?』
『ゲンさん、書いてみとくれよ』
ドワーフさん達が改めてみんなの漢字を知りたいって。
『ああ、そうだな。え~と、晴嵐、鳴雷、氷花、揚羽、牡丹。それから、大地、水影、華火だな』
おいちゃんがリクエストに答えると、
『⋯光華は却下』
『そうですね。却下ですね』
「うにゅ?」
だいちゃんと、みーちゃんが即座に却下を出しました。
『なんでだよ?』
はーちゃんは不思議そうです。
『⋯だって、かわいそう』
『そうですよ。こんな筋肉バカと同じ字を付けられたら気の毒じゃないですか』
「ほえ?」
そんな理由?
『ぶっ』
『『『ワハハハ』』』
『『『アハハハ』』』
あ、おいちゃんも親方たちも笑っちゃダメだよ。
『な、なんだよ!みんなして!いいじゃないかよ!同じ字だって!』
『『『『ワハハハ』』』』
『『『アハハハ』』』
はーちゃんだけ、真っ赤になって反論してます。それでみんな更に笑い出しちゃいました。あわわわ。
『悪い悪いっ。あ~まさか、そんな理由で却下されるとは思わなかったよ。くくっ』
おいちゃん、涙出てるよ?
『フッ。そんじゃあ、あと残ってるのは二つか』
親方?二つ?
『光華はもうなしかよ!』
『『うるさい華火』』
『グッ』
はーちゃん、かわいそう⋯
『おや、あかりはいいのかい?』
『まあ、みんなと一緒の方が嬉しいんじゃないか?』
『そうだね。ここまで揃うとね』
『じゃあ、輝々か、月花だな』
『精霊さんたちはどう思うんだい?』
ドワーフさんたちが、光の精霊さんのことを分かってるのは、だいちゃんたちだからって。
『⋯ん~僕は月花かな。雰囲気が柔らかい気がする』
『おや、大地にしてはいいことを言いましたね。私も月花ですね。月の光だなんて綺麗じゃないですか。花を光に例えるなんて素晴らしいですよ』
『⋯大地にしては。は、余計』
『俺様は輝々だな!なんか元気で強い気がする!』
『⋯え~。光のは、どっちかっていうと、おっとり?』
『そうですね。芯が通った強さは確かにありますが、元気はつらつという感じではないですね』
『そうかぁ?』
だいちゃん、みーちゃんが月花。はーちゃんは輝々みたいです。そういえばぁ、
「おいちゃん、おはにゃ、あっちゃにぇ?」
『ん?花?ああ、月下美人か?』
「あい。よりゅ、しゃく、きりぇい」
『ああ。白くて綺麗な花な。でも、残念。ちょっと字が違う』
「しょっか~」
残念。
『そうか。じゃあ、月花かな』
『そうだね』
『まあ、一応、二つとも本人に聞いてみればいいんじゃないか?』
『それもそうだね』
『なんにしろ、起きてくれないとな』
『そうだね。早く起きてくれないとね』
たしかに~。本人が気に入ってくれないとね~。
気に入ってくれるかな?
『そうなると、ますます気の毒だな』
『ああ、光の精霊王様かい?』
『たしかに、ついでに決められた挙句』
『選択肢もないしねぇ』
『人望の差か?』
『まあ、仕方ないんじゃないかい?』
言いたい放題なドワーフさんたち。
『⋯そういえば、観察もなかったね』
『ああ、あの褒め殺しですね』
『ある意味、ラッキーじゃないか?』
「う?」
どういう意味かな?
『『『そこは確かに』』』
『『『羨ましいね』』』
え~?
そんな感じで、お名前の候補は決まりました。あとは、本人に聞いて、『いいよ』って言ってくれたら、大丈夫なんだけど⋯
「おっきちないね~」
ぽんぽん
『す~す~』
光の精霊さんはまだ気持ちよさそうに、ねんねしてます。
『まあ、話しを聞く限り、一度起きて、飲んで食ったんだろ?』
「あい。はちみちゅれもんちょ、じぇりー」
『そうか。時間もそんなに経ってないみたいだしな。じゃあ、まだ起きないかもな。あっちは⋯』
『ちょっと~ひかりちゃんたりゃ~、おかおちゅぶりぇちゃう~』
『なんですの!このハリ!ツヤ!透明感は~!』
むにむにむにむに~
『ずるい~ずるい~わ~け~て~む~ね~』
ぽふぽふぽふぽふ
〖ちょっと凛!呪いの言葉じゃないんだから!〗
『ううううう』
『ご主人!しっかりするにゃ!お嫁どころか、相手の気配すらないにゃ!大丈夫にゃ!』
『うわぁぁぁぁぁん』
『あそこに飛び込む勇気はないな』
「あい。むり」
勇者のおいちゃんがムリならサーヤはもっとムリ~
『なんか、アイナ様が号泣してるな』
『ニャーニャは慰めてるようで慰めてないよな』
『ああ。ありゃひでぇな』
『あれは、トドメをさしてるね』
『そうだね』
『立ち直れるかねぇ』
ドワーフさんたち、それでも止めには行かないんだね。
『あたりめぇだろ?』
『命が惜しいもんねぇ』
『『そうだな』』
『『そうだね』』
そうですか⋯
『⋯どうしようか?』
『お茶でも飲みながら待ちましょうか』
『ああ!いいな!』
だいちゃんたちとお茶だ~!
『そうだな。んじゃ、用意するか。そういや、お前たちはおやつ食べたのか?』
「う?」
あれ?そういえば?作ってる時に
「あじみは、ちた?」
でも、ちゃんと食べたかな?あれ?
『そうか。んじゃ、お~い!ハク~!みんな、おやつにするぞ~!』
おいちゃんがちびっこたちを呼びました!すると、
『わ~い!おやつ~♪』
ぴゅいきゅい『『おやつ~♪』』
『大ちゃんたちもいるよ~』
『じゃあ、らんちゃんたちも行く~?』
だいちゃんたちがいることに気づいたフルーとフライが、近くにいたらんちゃん達にも声をかけてくれました。
『あら♪誘ってくれるの?嬉しいわ』
『もちろんご一緒するわ♪』
そう言って、もはや堂々と抱きついてからかっていたクゥと春陽くんを解放しました。途端に
『『手伝いますーっ!』』ばびゅんっ!
って、真っ赤な顔になった二人が、飛び出して来ました。
「ふあ~」
『可哀想に。遊ばれたな』
おいちゃん、そんなハッキリと
『『わ、私たちもっ!』』ダダっ
今だ!と、ばかりにフゥと山桜桃ちゃんも走って来ました!
『若いな』
『ウブだねぇ』
『『まだまだだな』』
『『そうだねぇ』』
『『『『『『ワハハハ』』』』』』
ドワーフさんたちは笑ってます。
『⋯そういえばさ、青葉たちは?』
『おや?そういえば姿が見えませんね』
『ガハハ!あの光の精霊王様の迫力に恐れをなしたんだな!』
たしかに~青葉ちゃんは恥ずかしがり屋さんだから~
『いや、多分、恥ずかしいんじゃなくて怖いんだと思うぞ?』
「う?」
そっかあ。
『ほっほ。ゲンの言う通りだのぉ』
『みんなして、ワシの毛の中で震えておるの』
じぃじたちも寄ってきました。
「あおばちゃんちゃち~おやちゅ、ちゃべよ?」
もそもそもそもそ⋯ぴょこぴょこ
青葉ちゃんたちがお顔だけじぃじのおけけから、覗いてます。
『まあ、どの道、会わなきゃいけないんだ。お茶でも飲んで待とう。小さい姿でもいいから』
『⋯はい』
『『『うん』』』
おいちゃんが、優しく誘うと、みんな光の精霊さんのカゴの影に飛んできました。
『かわいそうに』
『ちょっとでも隠れたいんだねぇ』
ドワーフさんたちも同情しちゃってます。
『んじゃ、何食うかな?』
「ぷりん!」
沢山作ったんだよ!
『ぼくもプリンがいいな~♪』
ぴゅいきゅい『『ぷりん♪ぷりん♪』』
『『僕たち手伝ったんだよ~』』
『『『がんばった~♪』』』
みんなでプリンコールです!
『そうかそうか。頑張ったんだな。偉いぞ、みんな』
「えへ~♪」
『えへへ~♪』
ぴゅいきゅい『『おいしいよ~』』
『『味見はしたから~』』
『『『まちがいなし~!』』』
ね~♪
『食べる』
「うにゅ?」
あれ?すっごい小さい声が?
『あれ~?』
ぴゅいきゅい『『だれのこえ~?』』
みんなでキョロキョロ
『食べる』
「うにゅ~?」
また聞こえた?
『『だれ~?』』
『『『どこ~?』』』
またまたキョロキョロ
『⋯あ?光の』
だいちゃん?
『起きたんですね』
『ガハハ!食い意地張ってんな!』
『あんた、プリンで起きるなんて⋯』
『呆れたわねぇ。プリンが何かも分からないはずでしょうに』
『みんな心配してるのに』
『『さすが、光の』』
だいちゃんたちが呆れて見つめた先には、
『ぷりん、なに?食べる』
光の精霊さんがお布団かぶって起きてましたとさ。
꙳★*゚ ꙳★*゚ ꙳★*゚
光の精霊王様のリノは、penpen様に教えていただきました。ありがとうございますm(*_ _)m
おいちゃんと、光の精霊さんのお名前を考えてるんだけど
『嘘みたいだよな⋯光を表す言葉、軽く百以上あるのに』
「おんにゃのこにょ、おにゃまえに、なりしょうにゃにょ」
『「これ(りぇ)だけ」』
一、光華(こうか・美しく光ること)
二、輝々(きき・照り輝く様)
三、月花(げっか・月の光)
少なすぎます。
『びっくりだな』
「だにぇ」
『一文字で『あかり』ってのはどうだ?字はいくつかあるよな』
「いちおー、こうほ?」
『じゃあ、とりあえず三つ』
四、明・灯・燈(あかり)
『⋯ふ~ん。案外ないんだね。じゃあ、光の精霊王様どうしようか』
『余り物ですか?』
『ガハハ!余り物かよ』
だいちゃんたち、精霊王様のこと忘れてた訳じゃないんだね?
『あ~それはな』
「ちゅいでに、ちりゃべちゃ」
ついでにね?
『⋯ぷっ』
『ガハハ!ついでかよ!』
『大地、華火、笑ったらダメですよ。⋯ふっ』
みーちゃんも笑ってるよ?
『アイナ様がハワイって島の言葉だから、ついでに光も調べてみたんだよな』
「あい。あおちょ、りにょ」
『アオとリノな。リ・ノ』
「りー⋯の!」
『まあ、いっか?』
ふたつあったんだよ~言い難いけど
『⋯ふ~ん。リノだね』うんうん
『リノですね』うんうん
『リノだな!』うんうん
「うにゅ?」
あれ?三人とも即決?
『くくっ。一択なんだな』
おいちゃんも笑ってます。
『⋯だって、アオは青葉いるし』
『精霊王も、アオよりリノの方がかわいい!とか言いそうだしな!』
『それに、ゲンさんのことですから、サーヤのおしゃべりの練習になると思ったんじゃないですか?ふふ』
「ぶー」
言いたい放題だね?三人とも。
『くくっ。御明答。あっさり決まったんだよな?』
「あい」
そうです。一瞬で決まりました。
『なんとも、気の毒な決まり方だな。おい』
『まあ、確かにかわいい響きだし、いいんじゃないかい?』
『それじゃ、あとはこの子の名前だな』
『そうだね』
『晴嵐様たちの名前と揃えるなら二文字だよな?』
『ゲンさん、書いてみとくれよ』
ドワーフさん達が改めてみんなの漢字を知りたいって。
『ああ、そうだな。え~と、晴嵐、鳴雷、氷花、揚羽、牡丹。それから、大地、水影、華火だな』
おいちゃんがリクエストに答えると、
『⋯光華は却下』
『そうですね。却下ですね』
「うにゅ?」
だいちゃんと、みーちゃんが即座に却下を出しました。
『なんでだよ?』
はーちゃんは不思議そうです。
『⋯だって、かわいそう』
『そうですよ。こんな筋肉バカと同じ字を付けられたら気の毒じゃないですか』
「ほえ?」
そんな理由?
『ぶっ』
『『『ワハハハ』』』
『『『アハハハ』』』
あ、おいちゃんも親方たちも笑っちゃダメだよ。
『な、なんだよ!みんなして!いいじゃないかよ!同じ字だって!』
『『『『ワハハハ』』』』
『『『アハハハ』』』
はーちゃんだけ、真っ赤になって反論してます。それでみんな更に笑い出しちゃいました。あわわわ。
『悪い悪いっ。あ~まさか、そんな理由で却下されるとは思わなかったよ。くくっ』
おいちゃん、涙出てるよ?
『フッ。そんじゃあ、あと残ってるのは二つか』
親方?二つ?
『光華はもうなしかよ!』
『『うるさい華火』』
『グッ』
はーちゃん、かわいそう⋯
『おや、あかりはいいのかい?』
『まあ、みんなと一緒の方が嬉しいんじゃないか?』
『そうだね。ここまで揃うとね』
『じゃあ、輝々か、月花だな』
『精霊さんたちはどう思うんだい?』
ドワーフさんたちが、光の精霊さんのことを分かってるのは、だいちゃんたちだからって。
『⋯ん~僕は月花かな。雰囲気が柔らかい気がする』
『おや、大地にしてはいいことを言いましたね。私も月花ですね。月の光だなんて綺麗じゃないですか。花を光に例えるなんて素晴らしいですよ』
『⋯大地にしては。は、余計』
『俺様は輝々だな!なんか元気で強い気がする!』
『⋯え~。光のは、どっちかっていうと、おっとり?』
『そうですね。芯が通った強さは確かにありますが、元気はつらつという感じではないですね』
『そうかぁ?』
だいちゃん、みーちゃんが月花。はーちゃんは輝々みたいです。そういえばぁ、
「おいちゃん、おはにゃ、あっちゃにぇ?」
『ん?花?ああ、月下美人か?』
「あい。よりゅ、しゃく、きりぇい」
『ああ。白くて綺麗な花な。でも、残念。ちょっと字が違う』
「しょっか~」
残念。
『そうか。じゃあ、月花かな』
『そうだね』
『まあ、一応、二つとも本人に聞いてみればいいんじゃないか?』
『それもそうだね』
『なんにしろ、起きてくれないとな』
『そうだね。早く起きてくれないとね』
たしかに~。本人が気に入ってくれないとね~。
気に入ってくれるかな?
『そうなると、ますます気の毒だな』
『ああ、光の精霊王様かい?』
『たしかに、ついでに決められた挙句』
『選択肢もないしねぇ』
『人望の差か?』
『まあ、仕方ないんじゃないかい?』
言いたい放題なドワーフさんたち。
『⋯そういえば、観察もなかったね』
『ああ、あの褒め殺しですね』
『ある意味、ラッキーじゃないか?』
「う?」
どういう意味かな?
『『『そこは確かに』』』
『『『羨ましいね』』』
え~?
そんな感じで、お名前の候補は決まりました。あとは、本人に聞いて、『いいよ』って言ってくれたら、大丈夫なんだけど⋯
「おっきちないね~」
ぽんぽん
『す~す~』
光の精霊さんはまだ気持ちよさそうに、ねんねしてます。
『まあ、話しを聞く限り、一度起きて、飲んで食ったんだろ?』
「あい。はちみちゅれもんちょ、じぇりー」
『そうか。時間もそんなに経ってないみたいだしな。じゃあ、まだ起きないかもな。あっちは⋯』
『ちょっと~ひかりちゃんたりゃ~、おかおちゅぶりぇちゃう~』
『なんですの!このハリ!ツヤ!透明感は~!』
むにむにむにむに~
『ずるい~ずるい~わ~け~て~む~ね~』
ぽふぽふぽふぽふ
〖ちょっと凛!呪いの言葉じゃないんだから!〗
『ううううう』
『ご主人!しっかりするにゃ!お嫁どころか、相手の気配すらないにゃ!大丈夫にゃ!』
『うわぁぁぁぁぁん』
『あそこに飛び込む勇気はないな』
「あい。むり」
勇者のおいちゃんがムリならサーヤはもっとムリ~
『なんか、アイナ様が号泣してるな』
『ニャーニャは慰めてるようで慰めてないよな』
『ああ。ありゃひでぇな』
『あれは、トドメをさしてるね』
『そうだね』
『立ち直れるかねぇ』
ドワーフさんたち、それでも止めには行かないんだね。
『あたりめぇだろ?』
『命が惜しいもんねぇ』
『『そうだな』』
『『そうだね』』
そうですか⋯
『⋯どうしようか?』
『お茶でも飲みながら待ちましょうか』
『ああ!いいな!』
だいちゃんたちとお茶だ~!
『そうだな。んじゃ、用意するか。そういや、お前たちはおやつ食べたのか?』
「う?」
あれ?そういえば?作ってる時に
「あじみは、ちた?」
でも、ちゃんと食べたかな?あれ?
『そうか。んじゃ、お~い!ハク~!みんな、おやつにするぞ~!』
おいちゃんがちびっこたちを呼びました!すると、
『わ~い!おやつ~♪』
ぴゅいきゅい『『おやつ~♪』』
『大ちゃんたちもいるよ~』
『じゃあ、らんちゃんたちも行く~?』
だいちゃんたちがいることに気づいたフルーとフライが、近くにいたらんちゃん達にも声をかけてくれました。
『あら♪誘ってくれるの?嬉しいわ』
『もちろんご一緒するわ♪』
そう言って、もはや堂々と抱きついてからかっていたクゥと春陽くんを解放しました。途端に
『『手伝いますーっ!』』ばびゅんっ!
って、真っ赤な顔になった二人が、飛び出して来ました。
「ふあ~」
『可哀想に。遊ばれたな』
おいちゃん、そんなハッキリと
『『わ、私たちもっ!』』ダダっ
今だ!と、ばかりにフゥと山桜桃ちゃんも走って来ました!
『若いな』
『ウブだねぇ』
『『まだまだだな』』
『『そうだねぇ』』
『『『『『『ワハハハ』』』』』』
ドワーフさんたちは笑ってます。
『⋯そういえばさ、青葉たちは?』
『おや?そういえば姿が見えませんね』
『ガハハ!あの光の精霊王様の迫力に恐れをなしたんだな!』
たしかに~青葉ちゃんは恥ずかしがり屋さんだから~
『いや、多分、恥ずかしいんじゃなくて怖いんだと思うぞ?』
「う?」
そっかあ。
『ほっほ。ゲンの言う通りだのぉ』
『みんなして、ワシの毛の中で震えておるの』
じぃじたちも寄ってきました。
「あおばちゃんちゃち~おやちゅ、ちゃべよ?」
もそもそもそもそ⋯ぴょこぴょこ
青葉ちゃんたちがお顔だけじぃじのおけけから、覗いてます。
『まあ、どの道、会わなきゃいけないんだ。お茶でも飲んで待とう。小さい姿でもいいから』
『⋯はい』
『『『うん』』』
おいちゃんが、優しく誘うと、みんな光の精霊さんのカゴの影に飛んできました。
『かわいそうに』
『ちょっとでも隠れたいんだねぇ』
ドワーフさんたちも同情しちゃってます。
『んじゃ、何食うかな?』
「ぷりん!」
沢山作ったんだよ!
『ぼくもプリンがいいな~♪』
ぴゅいきゅい『『ぷりん♪ぷりん♪』』
『『僕たち手伝ったんだよ~』』
『『『がんばった~♪』』』
みんなでプリンコールです!
『そうかそうか。頑張ったんだな。偉いぞ、みんな』
「えへ~♪」
『えへへ~♪』
ぴゅいきゅい『『おいしいよ~』』
『『味見はしたから~』』
『『『まちがいなし~!』』』
ね~♪
『食べる』
「うにゅ?」
あれ?すっごい小さい声が?
『あれ~?』
ぴゅいきゅい『『だれのこえ~?』』
みんなでキョロキョロ
『食べる』
「うにゅ~?」
また聞こえた?
『『だれ~?』』
『『『どこ~?』』』
またまたキョロキョロ
『⋯あ?光の』
だいちゃん?
『起きたんですね』
『ガハハ!食い意地張ってんな!』
『あんた、プリンで起きるなんて⋯』
『呆れたわねぇ。プリンが何かも分からないはずでしょうに』
『みんな心配してるのに』
『『さすが、光の』』
だいちゃんたちが呆れて見つめた先には、
『ぷりん、なに?食べる』
光の精霊さんがお布団かぶって起きてましたとさ。
꙳★*゚ ꙳★*゚ ꙳★*゚
光の精霊王様のリノは、penpen様に教えていただきました。ありがとうございますm(*_ _)m
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その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
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特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
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