《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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573 本気の鬼退治

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本日二話目です。1話目を先に読んでいただけると助かります。 
よろしくお願いします。

☆。.:*・゜☆。.:*・゜

ドワーフさん達が鍛治神様の前で神剣を打ち上げた翌日。

きらんっ
「う?いひかしゃま?」
お空の向こう、小さく白い何かが見えました。だんだん大きくなってくる?白くておっきな翼です。

『ん?サーヤ、なんか言ったか?』
「あい。おいちゃん、ありぇ、いひかしゃま?」
おいちゃんに、指さして教えると、さっきより大きく、お空をすごい勢いで飛んでくるイヒカ様が見えました。

『ほんとだな。だが、なんか様子がおかしいな。みんなを呼んだ方がいいか?』
「しょだね」
何かあったんなら、エル様たちに来てもらった方が良さそうだよね。

『それならぼくが今すぐ呼んであげる~』

『え?呼ぶ?今すぐ?』
「ふえ~?はく?」
どうやって?ここから?

『見てて~。いくよ~』
ハクは大きく息吸って
『わおお~~んっ!みんな~来て~。わおお~~んっ!』

「ほぇぇ~」びりびりびり
ハクが吠えた!すごい大きい声~。お耳がびりびりする~ぅ。

『うわっすごいな。でも『見て』というより『聞いて』じゃないか?何にしても、すごいの一言だな』
おいちゃん、突っ込みながら感心してます。

『えへへ~すごい~?お父さんに教えてもらったんだ~。これでみんな来てくれると思うよ~』にこにこ

「ふえ?」
そうなの?
『うん!』にこにこ
「しょっか~。しぇいこ~」
ハク、成功したからか嬉しそうだね。
『ちょっと違うかな~。サーヤたちの役に立てたから嬉しいんだ~』にこにこ
なんですと?
「はく、いいこ⋯」ぎゅ
『うん。いい子だな』わしゃわしゃ
いい子すぎです。
『えへへ~♪』
おいちゃんとハクをいい子いい子してたら
『あっ、来たな』 
え?

しゅんっ
〖ハク?どうしました?〗
〖なんだ?何があった?〗
『敵襲か?』

「ふあ~」
エル様とヴァル様、牙王様もほんとに来た~
『あっちもだな』

だだだだだっ
『ハク?』
『なんだ?』
『どうしたの?』

『お父さ~ん、おじいちゃんたちも~』

『『『何があったの?』』』ふわり
ギン様に、吹雪じぃじに、白雪も速~い。精霊さんたちも一緒です。

「ふわぁ~」
どんどん集まってくるよ~

『なぁに?非常事態ぃ?』
『ハクくんが吠えるなんて初めてですわね?』
『どうしたにゃ?』
『誰かお怪我でもなさりましたか?』
結葉様たちも来てくれました。

『どこまで聞こえたんだ?』
まだまだ続々と集まってきます。

『あらあらまあまあ、何事かしら?』
ぴゅいきゅい『『ハク~?』』
『『サーヤも』』
『『『おいちゃん?』』』
みゃあ『どうしたにゃ?』
『ハクの声、大きかったのだ』
『そうね』
『家の中いたのに聞こえたもんな』
『はい。ミキサー使ってたのに』
『ハッキリ聞こえました』
ちびっこたちも、おばあちゃんも、フゥや山桜桃ちゃん達に抱えられて、どうしたの?って集まって来ました。
あ、サーヤたちは畑でお手伝いしてたんだよ。

きゅるる『サーヤ、何見てる?』
絹さんがサーヤたちが空を見てるのに気づいて、空を見上げると、

きゅるるん『『『『『『『あっ』』』』』』』
『『『あれ、イヒカ様だか?』』』
みんなもつられるようにして、イヒカ様に気づいたみたいです。

『じぃじ、亀じぃ、何だか様子が?』
青葉ちゃんがイヒカ様を見て、顔を顰めてます。
『ふむ。エル様、少々様子がおかしいですかの?』
『慌てているように見えませぬかのぉ?』
〖そうですね〗
〖何かあったか?〗
『とにかく待とう』

牙王様の言う通りに、みんながイヒカ様を待ちます。すると

すい~
『皆様、お集まりでしたか』
イヒカ様が降りてきました。

〖サーヤたちがあなたに気づいて、ハクが教えてくれたのですよ〗
『そうでしたか。先程の遠吠えはハクでしたか。さすがギン様のお子様ですね』
おお、イヒカ様にも聞こえてたんだね。

〖それで?慌てていたようだが、何かあったか?〗
『どうしたんだ?』

みんながイヒカ様に注目します。

『新たな神様と神虎様でございますね。お初にお目にかかります。イヒカと申します。よろしくお願い致します』
こんな時でも真面目なイヒカ様です。

『おう!鍛治神ヴァルカンだ!噂のサーヤがやらかしたエルクだな。よろしくな』
『確かに立派な翼だな。俺はここでは牙王だ。よろしくな!それで?何があったんだ?』
ヴァル様たちも自己紹介を交えつつ、話を促します。

『はい。実は空から聖域の外の見回りをしておりましたところ、少々気になるものを見つけまして』

〖気になるものですか?〗

『はい、医神様。おそらく小鬼族の集団かと』
こおにぞく?鬼?

〖集落ですか?〗
眉をひそめるエル様。ヴァル様たちも。やっぱり鬼さんはこの世界でも悪いのかな?

『いいえ。毎日見ておりますので、集落でしたら出来る前に気づきます。あれは、何かから逃げてきたのではないかと。実は、この小鬼なら害は無いかと三匹ほど連れてきたのですが⋯』

「ふえ?」
鬼さんを?
『鬼をか?』
『あらあらまあまあ、連れてきたって、大丈夫なの?』
みんな、びっくり!

『はい。聖域の壁も問題なく通過しましたから大丈夫かと』

〖聖域の壁を?〗
〖それなら大丈夫だな〗
『ああ。安心だな』
そっか。悪い子は聖域入れないもんね。

『はい。同じ小鬼でも他のモノは壁に阻まれておりました。どうやらこの子らは小鬼族の中でも変わり種の子らのようでして、怪我をしていることもあって、仲間に見捨てられたようなのです』
そう言って、イヒカ様が自分の背中を向けると

『『『⋯⋯』』』ぷるぷるぷる

「ふわぁ~っちっちゃい!かあい!」
おめめ、うるうるさせた二人の、妖精さんくらい小さい小鬼ちゃんと、あれ?三人目は?あ、真ん中にもう一人?え?

「ふああっ!えりゅしゃま、ちゃいへん!」
三人の小鬼ちゃん、抱き合って震えてるんだけど、真ん中の子、頭から血を流してぐったりしてます!

〖見せてください〗
エル様も急いで診てくれます。

「えりゅしゃま?」
大丈夫?血、いっぱいだよ

〖大丈夫ですよ。ヒール〗ピカッ

ごくっ
「⋯⋯」
『『『『『⋯⋯』』』』』
みんなで見守っていると

『す~す~』

ねんね?顔色はよくなったけど
「おきにゃい」
お怪我治ったのに。

〖ええ。そのまましばらく寝かせてあげましょう。クリーンもかけておきましょうね〗パチン

「あい。よかっちゃね」
三人とも血の跡も消えてキレイになりました。二人の小鬼ちゃんもほっとしたみたいです。笑顔で泣いてます。

『それにしてもぉ、この子たち、ほんとに小鬼なのぉ?確かに角は一本あるけどぉ、普通の小鬼より小さいし、可愛すぎよねぇ?』
『うにゅ?』
そうなの?

『そうですわよね?小鬼族と言えば赤い体で、小さな体に似合わない、ものすごく怖いお顔をしてますわよね?牙むき出しの』
『ええ。急に出会ったら悲鳴を上げて、しばらく悪夢に見るくらい凶悪なお顔ですわよね?』

『はい。他の小鬼は正にそれでしたよ』
そうなの?そんなに違うの?

『あ、そう言えば前に、ご主人とリノ様と闇の精霊王様とお散歩してた時にゃ。いきなり小鬼たちに鉢合わせたんだけどにゃ、ご主人たち悲鳴と同時にストーンバレットとライトアローとシャドーアローで殲滅してたにゃよね』
『うっ、あれは突然でしたし、少々驚いてしまっただけですわ』
『そうですわよね!ちょっと力加減を間違えてしまったのですわ!』
『まあ、小鬼族は妖精を襲うからにゃ。仕方ないけどにゃ。さすがに消し炭はやりすぎと思うにゃよ』
『『ううっ』』
『あらぁ、そんなことしたのぉ?ダメねぇ』
『『お母様にだけは言われたくありませんわっ』』

ええ?そんなことしたの?
それより

「こおにちゃ、ようしぇいしゃん、たべりゅ?」
『『⋯⋯』』ぶんぶんぶんっ
「たべにゃいっちぇ。よかっちゃ」
こんな可愛いのに、妖精さんいじめるようには見えないよ?それに

『なあ、さっき、赤い体に怖い顔って言ったよな?』
「あい」
そうだよね?でも
『あらあらまあまあ、このこたち、体が小さくて角がある以外は肌の色も、かわいいお顔も、人間の子みたいよね?歯も牙と言うより、かわいい八重歯みたいだし』
「あい」
前の世界のキャラクターみたいです。髪の毛はサラサラ真っ直ぐバージョンのごろぴ⋯
『あらあらまあまあ?サーヤ?それ以上はダメよ?』
「あい」
お口チャック!

〖ふむ。あなたたち、何があったか話せますか?〗
エル様が起きてる小鬼ちゃんに聞くと

『⋯っ』ぱたぱた
『⋯っ』ぱたぱた

小鬼ちゃんたち、一生懸命、手をパタパタさせて、お口パクパクしてるんだけど、声が小さくてよく聞こえません。
みんなも聞こえないみたいです。
「うにゅ~」
何とか聞こえないかな~?一生懸命耳を済ませると

『⋯はや、く、にげ、てっ』
『⋯おっき、な、おに、きちゃ、う』

え?はやく、にげて?おっきな?おに?
「ふあっ?おっきにゃ、おに、きちゃう?」

『あらあらまあまあ?』
『サーヤ?聞こえたのか?』
「あ、あい、たびゅん?」

聞こえたことを、声に出したら、小鬼ちゃんたちが、バッとサーヤの方を向いて、一生懸命話しかけてきました。

『き、こえ、る?ぼく、たち、おしゃべり、とくいじゃな、い』
『でも、はやく、しない、と、おに、くる、つよい』

「え、えちょ?」
待って待って

〖サーヤ、それから小鬼たち、落ち着きましょう。ここは安全です。他の小鬼たちも入って来れなかったでしょう?安心して大丈夫ですよ〗
〖そうだぞ。それに、俺たちは強いからな。何が来ても大丈夫だ〗
『おう!聖域に入って来れたちびっこは俺らが守ってやるぞ!』

おお、神様たちさすがです。たしかに、みんな強いもんね。安心だよ!

「あい。こおにちゃ、だいじぶ」
だから、もう一回お願いします。

『ほ、ほん、と?』
『だい、じょぶ?』
まだ不安そうな子鬼ちゃん

「あい!みんにゃ、ちゅよい!」
なんたって神様だもんね!安心していいよ!

『えと、ぼくたち、おっきな、おに、から、にげてた』
『でも、おいつかれ、そうに、なって、そしたら』
『なかまだと、おもって、たのに』
『このこを、なぐって、ぼくたち、なげすてた』
ぽろぽろ

「ふえ?」
そんなのっ
『そんなのひどい~』
「ふえ?はく?」
聞こえたの?
『私たちも耳がいいからな。耳を澄ませたら、何とか聞こえるようになった』
「ぎんしゃま」
そっか~

『では、こういうことか?大きな鬼が襲って来て、仲間と逃げたが、追いつかれそうになり、君たちが囮にされたと。そして、この子の先ほどの傷は、仲間だと思っていた小鬼たちにやられたものなのだな?』
ギン様がお話を上手くまとめて説明してくれました。

『『は、はい』』こくこく

「ひぢょい~」うりゅりゅ
『ひどいね~。子鬼ちゃん、泣かないで~』
ぴゅいきゅい『『わるもの、やっつける!』』
『『うん!そうだよ』』
『『『なかま、まもる!』』』
みゃあ『そうにゃ!ようせいたべちゃうなら、ようせいさんたちも、ココロたちもあぶないのにゃ!』
『その通りなのだ!』
だから泣かないで!

『だ、だめ、あぶない』ばたばた
『それに、おっきい、おにも、きてる。にげる』ばたばた
小鬼さんたちが一生懸命止めようとしてるけど

「たちゃかう!」
魔法も練習してるし、近くにあぶない鬼さんいるなら、おっぱらわなきゃ!

『あらあらまあまあ、サーヤ、強くなって』
『サーヤ、そうだな。鬼は退治しなきゃな』
そうだよね。

『ぼくも~』
ぴゅいきゅい『『たたかう!』』
ちびっこたちもやる気です!

〖ふむ。分かりました。私が偵察してきましょう〗
〖そうだな。どうせ聖域には入って来れないんだ。数日位、対策と特訓に充てられるだろ。その間に俺が武器を作ってやる〗
『お、鍛冶神、出番だな』
〖おうよ!〗ニカッ
おお!神様もやる気!鬼に金棒だね!

〖では、早速行きましょう。イヒカ、案内を頼めますか?〗
『かしこまりました』
〖頼むな!〗
『気をつけろよ』
エル様とイヒカ様が様子を見に行きました。

そして
「おにちゃいじ!」
本物の鬼退治です!

『あらあらまあまあ、鬼退治と言えばやっぱりお豆かしら?うふふ』
『そうだな。この際、めちゃくちゃ固くてでかい豆作って、ちびっこ用にパチンコでも作るか?ふふふ』
「ふお~」
おばあちゃんとおいちゃんが、怒ってる!

『ん?パチンコ?何だか面白そうだな』
『協力するぜ』 
『ああ、さっそく作り行くか』
親方たちもやる気です。

『あらぁ、せっかく魔法の練習してるんだからぁ、魔法も使った方がいいんじゃなぁい?』
『そうですわね。サーヤちゃんでしたら土の魔法も得意ですし、攻撃じゃなくても、足止めしたりなど援護の方でも活躍できますわ』
 
「ふお?」
サーヤ、色々できる?
『そうにゃ!みんな出来るにゃよ!フゥちゃんたちも魔法使うにゃ!』

『そ、そうですね。風は色々出来ますよね』
『おれは、戦いには向いてないような⋯』
あれ?フゥはやる気だけどクゥが落ち込んじゃった?

『大丈夫。魔法は使い方次第だと思うぞ。たとえば、空間魔法だって出し入れするものと場所次第で⋯』
おいちゃんがクゥにヒントを出すと
『あ、そうか。重いものとか使えば⋯ゲンさん、ありがとうございます!』

みんなやる気です!

『『あ、あの』』ぱたぱた

〖心配するな。鬼なんざ俺たちの敵じゃない。だが、この辺りには妖精や精霊も多く暮らす。お前たちの仲間⋯違うな、仲間だった鬼たちに食わせる訳にはいないんでな、おそらく、命を奪うことになるだろう。お前たちはそれでもいいか?〗
『そうだな。少なくとも今まで一緒にいたんだろ?思うところがあるよな』

『『⋯⋯』』

そうでした。ヴァル様と牙王様の言う通りです。小鬼ちゃんたちの気持ちを考えなきゃいけませんでした。

「ごめしゃい」
『ごめんね~』
ぴゅいきゅい『『だいじょぶ?』』
みんなで子鬼ちゃんのお顔見て聞きます。大事なことはお目目見てお話しなきゃダメです。

『だい、じょぶ。ぼくたち、ころされる、とこだった。あいつら、いたら、ここの、みんな、きけん』
『それより、おっきな、おに、たいじ、しないと、たいへん。ここの、みんな、やさしい、きけん、だめ』

小鬼さんたち、サーヤたちのこと心配してくれてます。自分たちが大変だったのに。

「やしゃちい」
『うん』
ぴゅいきゅい『『やさしいね』』
『小鬼さんたち、ここにいなよ~』
『そうだよ~一緒に暮らそう~』
『『『さんせ~い』』』
みゃあ『なかよくするにゃ』
『そうなのだ!』

『『え?いい、の?』』

「あい!」
当たり前だよ!

『『⋯⋯』』うるうる
あ、泣かないで

『あらぁ、それじゃ、また名前つけなきゃねぇ。ね?サーヤ?』
「ふ、ふぁああ?」
また?
『うふふ♪』
結葉様がまた爆弾落とした~っ

『まあまあ、それより先に準備しよう』
おいちゃん、そうだね。

『それから、子どもたち、今回はみんなは援護に回るんだ』
『そうだな。トドメは我らがさそう。命のやりとりはもう少し覚悟ができてからの方が良いだろう』
ギン様とアルコン様が、最後は大人たちの仕事だって。
「あい」
『『『『『はい!』』』』』
分かったよ!

〖よし。じゃあ、動き出すぞ!〗
『『『『『おー!』』』』』

そして、エル様たちの偵察の結果、やっぱり聖域の周りに小鬼族が、ここから少し離れた所に大きな鬼族がいたそうです。
どちらも妖精さんや精霊さんたちには危険なので、数日後


『サーヤ、アイツらの足元かき回せ!』
「あい!みきしゃーっ!」
鬼たちの足元の土をぐちゃぐゃにかき回します。
『よくやった!フゥ!』
『はい!ウインドカッター!』
フゥがバランスを崩した鬼たちの足や武器を持つ手を風で切りつけます。
『よし!』
そしておいちゃんは刀で、鬼の首を跳ねてしまいました。

『大丈夫か?』
「あい」
まだ、怖いし、血を見るのはもっと怖いけど、がんばるよ
『は、はい。慣れると思います。それに、サーヤたちが頑張ってるんだから、私が逃げる訳にはいきません』ぐっ
フゥもちょっと顔色悪いけど頑張ってくれてます。
『分かった。無理はするなよ。クゥたちは⋯あっ』

あ、クゥの方にも
『ハク、でっかい氷頼む!』
『いいよ~はいっ』ぼんっ
『サンキュ!これをしまって、えいや!』
ズドーン!
『『やった?』』
『よくやった二人とも!』ガウッ
わあっ!ハクとクゥはおっきな氷の塊を落として動きを止めました!そこをギン様が首を噛んでしとめてます。

『おばあちゃん、あっち!』
『あらあらまあまあ、忙しいわね』ぴゅんぴゅん
『モモ!あそこ!』
ぴゅい!『えいっ』ぴゅん
『スイ!こっち!』
きゅい!『えいやっ』
『『『めいちゅう!』』』
妖精トリオの眼をガイドにしておばあちゃんたちはパチンコ!もちろん玉は大豆です!
『やるな。では、焼いてしまうかな』ぼっ
腕やら足やらを撃ち抜かれて動きを止めた敵を、アルコン様がブレスで焼き払ってます。

みんな連携プレイで大活躍!

大きな鬼も
〖数だけはいますね〗ズバッ
〖だな。まあ、雑魚ばかりだからな〗ズバッ
『それ、ドワーフたちが打った刀だな。切れ味良さそうだな』ズバッ
〖そうだな。中々なもんだ。刃こぼれもしてないしな。牙王の爪もすごいじゃないか?牙は使わないのか?〗
『こんなヤツら、爪で十分だ』
やっぱり余裕です。

『よいしょお、植物さんたち、頑張ってぇ』
結葉様は木の根っこでたくさんの鬼を一気に拘束。そこを、アイナ様や精霊さんたちが

『『お母様、助かりますわ』』
『ストーンバレット』
『ライトアロー』
ずしゃっ
『魔法の名を言うほど余裕にゃね』

『⋯楽ちん。あ、倒したのこの穴に入れて』
『なんと言っても的が止まってますからね』
『『『落とすわよ~』』』どさどさ
『『華火』』
『やっておしまい』
『おう!燃やすぜ!』ボッ
みんながそれぞれ倒したのを、大地があけた穴に落として、華火が焼き尽くしてます。倒した鬼をそのままにすると、魔物を呼んだり、アンデッドになったり大変。

『⋯何より、こいつら、臭い』
『『『ほんと、嫌よね』』』
『『おかみさんたち作マスク、様々』』
『助かる』
『ほんとですね』
『匂いまで焼き付くしてやるぞ』
後始末も大事!

そんなこんなで、鬼退治は完了。サーヤたちの初めての魔物との戦いは誰も怪我することなく終わりました。
あ、フルーやココロたちは

『『小鬼ちゃん、大丈夫だよ』』
みゃあ『心配ないにゃ』
『絶対こっちには来ないのだ!』
きゅるる『来ても私たちがいる』
キュルルン『『『『『『『うん!』』』』』』』
『そうだのぉ。ここほど安全な場所はあるまいて』
『安心おし。さ、そんな泣きそうな顔はおよし』
『お菓子でも食べて待ちましょう』
『『『お茶入れよう』』』
『あ、青葉様、私たちが準備します』
『畑のぽぽちゃんたちも呼んで来ますね』

『『『あ、あり、がと』』』

お怪我が治った小鬼ちゃんも加わり、まったりとお茶をしながらお留守番しておりましたとさ。


☆。.:*・゜☆。.:*・゜
番外編にすべきか、本編にすべきか、まだちょっと悩み中の内容になりました。

☆。.:*・゜
2/10やっぱり本編にすることにしました。
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鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!  詳細は近況ボードに載せていきます! 「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」 特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。 しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。 バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて―― こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。

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