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572 親方たちの試練?
ここは、親方たちの鍛冶場。
『鍛冶神様、こちらです』
『まだ新しい鍛冶場ですが、今、育てているところです』
親方こと金剛と、弟の黒曜が恭しく扉を開けてヴァル様を迎え入れます。
〖うん。いい感じだな。妖精たちも力を貸しまくってるな〗
大きな大きな鍛治神様であるヴァル様は、体をかがめて入って来た。おいちゃんたちも出入りするため、ドワーフさんの鍛冶場や工房にしては大きく造られているが、それでもヴァル様には小さいようだ。
『それは、ありがたく思っています』
『はい。石も火も反応が違いますから』
親方たちは頭を下げたまま話してます。
〖そりゃそうだな。んじゃ、まあ、まずは何か打ってもらおう。ただし条件がある。ゲンが来る前の作り方で打て。お前たちの伝統的なやり方が見たい〗
『『かしこまりました』』
『⋯』
今回は金剛と黒 曜兄弟が中心。大工の琥珀はサポートに入る。なので、語るのは親方兄弟。琥珀は無言でお辞儀をしている。だが、眼は真剣そのもの。親方たちとなんら違いは無い。
『では⋯』
親方たちは、鍛治を始める前に、鍛冶神様と火や地の精霊や妖精たちに祈りを捧げる。
すると
「がおーしゃま?」こそっ
『なんだ?サーヤ』こそっ
「ひかっちぇりゅ?ゔぁりゅしゃまちょ、あいなしゃま、はーちゃんみょ?」
鍛冶場の外から見ていたサーヤが牙王様に今見えたことを聞く。なるべく静かに。サーヤ達にも、今は静かにしなきゃ行けない事が分かっている。
『見えたのか?』
あれ?牙王様、驚いたお顔?
「あい」こくん
『『『みえたよ』』』こくん
そうだね。妖精トリオの眼は特別だもんね
『⋯驚いた。そこの妖精たちの目⋯そうか』
なんか、驚いて納得してる?
「サーヤたちに見えたのはドワーフたちの祈りの力、信仰心だな。中には祈りを形式だけのものと、格好だけで心がないやつもいるんだが、こいつらの祈りは本物だ。まず合格だな」ニヤ
「ふお~しょっか~」
『『『ごおかく~おめでと~』』』
やったね!
『それに、中には鍛冶神や火には祈るが、地には祈らない奴らもいる。大地の恵がなけりゃ鍛冶をすることすら出来ないってのにな。ここの連中は皆、それを知ってるようだ。いいヤツらだな』ニカッ
「あいなしゃま、にゃーにゃにゃん、どわーふしゃん、なかよち!」
『そうですわね』
『その通りにゃ!』
『なんか、照れるね』
『『そうだね』』
だって仲良し!おかみさんたち、照れなくていいんだよ!
『この調子なら間違いなく⋯』ぼそ
「ふえ?」
『『『ん?』』』
何か言った?
『いや。まあ、続きをしっかり見ようぜ』
「あい」
『『『は~い』』』
その後も親方たちは、自分の目や感覚だけでなく、材料を選ぶ時、火を入れる時、石を鍛えるとき、必ず神様や精霊さんや妖精さんたちに感謝の気持ちを伝えているのが、こちらにも伝わってきた。だって
「ようしぇいしゃんちゃち、たのちしょう」
『うん。喜んでお手伝いしてるね~』
ぴゅいきゅい『『みんな、にこにこ』』
みんな代わる代わる触りに行ってます。
『あれはな、手伝いもしてるが、祝福もしてるんだ。だから、石にしろ選んだ時より更に質が上がってるだろ』
「ふお~」
『すげぇな』
おいちゃんも感心してます。魅せられたように親方たちを見てます。
『何言ってやがる。ゲン、お前も同じだぞ』
『え?』
牙王様の言葉においちゃんが驚いてます。
『祈る対象が違うだけだ。お前は前の世界の神に祈りながら打つだろ?それを変えろとは言わない。信仰は自由だし、お前は前世のやらか⋯行いが良すぎて向こうの世界の神の加護を山ほど持ってるんだ。変わらず感謝を捧げた方がいい。ただ、この世界の者にも同じようにしてくれれば、必ずそいつらはお前を助けてくれる。それを忘れるな』
『⋯分かった。そうだな、そうするよ』
『おう。そうしてくれ』ニカッ
「ふお~」
なんか、かっこいい~。あれ?サラッと流されたけど、やらかしって言った?
『⋯気のせいだぞ』
『気のせいだろ?』
そう?牙王様だけ変な間がない?
それからも真剣な親方たちと、楽しそうにお手伝いする妖精さんたちを見ていると
ピカッ!
『『え?』』
『な、なんだ?』
完成と共に光が!親方たちびっくりして固まってます。
『やっぱりな』
「やっぱち?」
牙王様、なにがやっぱり?
〖よくやった。聖剣の誕生だな〗
『『『えええ?』』』
「ほえ?」
せいけん?それって
「しゅごいにょ?」
ずるっ
『あ、ああ。すごい剣なんだぞ』
「しょっか~しゅご~」
親方たち、かっこいい~!ぱちぱち
『あれは、サーヤの剣だぞ。ドワーフたちはサーヤのためにあの剣を打ったんだ。サーヤが自分を守れるようにな』
「ふえ?おっきいにょ?」
普通の剣より小さいけど、まだ大っきいよ。
『それは大丈夫だ。きっとサーヤに合わせて形を変えるはずだぞ。そういう付与がされてる』
鍛冶神の奴、嬉しすぎて途中でドワーフたちに加護を与えたな。俺には終わるまで待つように言ったくせにな。よっぽど嬉しかったんだな。
『ふっ、俺の加護もやっとくかな』
ふわんっ
「ふお?おやかちゃちゃち、まちゃ?」
『『『ひかったね』』』
さっきもね?一回ぽわッて光ったんだよ。
『まあ、やっぱりサーヤちゃんたちには見えてましたのね』
『鍛冶神様の加護が与えられた時の光にゃね。今のは牙王様の加護にゃね』
『その通りだ。俺もアイツら気に入ったからな』ふっ
『『な、な⋯』』
『お、俺まで?』
親方たち三人、震えて涙流してます。
〖お前たち、最近悩んでたんだろ?ゲンの影響を受けすぎて、本来のお前たちの姿を見失いかけてたんだよ〗
ヴァル様が親方たちに語りかけます。
『『『あ⋯』』』
親方たち、思い当たる節があるようです。
〖ゲンの技術は確かにすごい。この世界には無かった技法、技術、しかもこいつ自体が規格外だ。アホみたいにな〗
あほ?
『おい⋯』
『あらあらまあまあ、今は静かにね』ごすっ
『ぐふっ』
あ、おばあちゃんの鉄槌が脇腹に⋯
〖新しいモノを自分も、というのは分かる。だが、全てを真似る必要はないんだ。今までのお前たちに加えてやればいい。お前たちの最大の強みは、その心だ。見ろ、周りの妖精たちを。みんな楽しそうだし、満足そうだろ?今、お前たちはどうだ?〗
『今、そうだな。こんなに楽しく無心で打ったのは久々か?』
『そうだな。最近は楽しんでいるようで、どこか満たされてなかった気がするな』
『妖精たちを戸惑わせちまうくらいには悩んでたのかもな。無意識に』
どうやら、親方たちおいちゃんの影響を受けすぎて、自分たちでも気づかない内に、自分たち本来の打ち方が出来なくなっていたようです。ヴァル様はそれに気づかせるために、おいちゃんの技を使わせなかったんだって。
〖それに気づけたなら大丈夫だな。もう迷いはないな。それじゃ、新たな課題だ。俺と医神の刀を打ってくれ。材料なら俺が提供するぞ。今なら、ゲンに引きずられることなく、刀を打てるだろ?ゲン、助けてやれ。俺も加わる〗
『分かった。親方、なんか⋯』
おいちゃんがなんか落ち込んでます。
バンッ
『いてっ』
『シケたツラすんじゃねえぞ!ゲン!これは俺たちの未熟さが産んだことだ』
バンッ
『だっ』
『そうだぞ!それに今はもう大丈夫だ!』
バンッ
『いてぇっ』
『おら!お前は俺たちに刀の打ち方を教えてくれよ!』
『⋯わかったよ』
バババンッ!
『『『頼むぜ!ガハハハ』』』
『だから、痛えんだよ!馬鹿力なんだら加減しろ!』
ありゃりゃ。じゃれついてます。男の友情ってやつ?
『まったく、男どもは仕方ないね~』
『まったくだよ。ほらほら、あんたら』
『とっとと始めな!』
ゲシッ!
『『『『お、おう。すまん』』』』
おかみさんたち強い。お尻に蹴りです。
『あらあらまあまあ、愛のムチね』
そっか~。
『ところでよ、サーヤたちのそれ、なんだ?』
『いつからそんな変なもんつけてたんだ?』
『仮面か?』
「う?」
親方たちがすっごい呆れたような目を向けてきました。
『サーヤたちに火の粉が飛んだり、目を火傷したりしたら大変だろ?ガードしないとな!』
『『『へ、へえ~』』』
親方たち、なんか気が抜けたような顔だね?
そう、サーヤたちは
「へんかにゃ?」
『どうだろ~?』
ぴゅいきゅい『『かっこいいよね?』』
『『うん』』
『『『おきにいり~♪』』』
みゃあ『おもしろいにゃ』
『よく見えるのだ!』
『あらあらまあまあ、ちっちゃな溶接工みたいよね』
『まあ、それがモデルだからな』
鉄工所の人が使うような鉄のお面をしてます。四角いおめめの窓は、実は火に強いちびスラちゃんが張り付いてくれてます。だから、ちゃんと安全に見てられたんだよ。
〖ふはは!中々面白いな!あとでそれも改良するか!〗
ヴァル様もなんか大きなお口開けて笑ってます。でも
「かっこいいよにぇ?」
『だよね~?』
ぴゅいきゅい『『ね~?』』
なんで変えなきゃダメかな?ちびっこたちは気に入ってるみたいです。
〖わははは!かっこいいか!やっぱり面白いな!〗
「うにゅ?」
『『おもしろい?』』
『『『そう?』』』
そうかな~?
そのあと
ザンっ
〖さすがですね。気に入りましたよ〗
シャッ
〖ああ、良い出来だな〗
『『『ありがとうございます』』』
〖〖新しい神剣誕生〗〗
〖だな〗
〖ですね〗
『『『え⋯?』』』
バターンッ
『『『あんたーっ』』』
「ふおお~」
『倒れちゃった~』
ぴゅいきゅい『『ドワーフさんって』』
『『よく倒れるんだね』』
『『『そっくりおやこ~』』』
みゃあ『ほんとにゃ』
『きゃはは♪そっくりなのだ!』
きゅるるん『『『『『『『よしよし』』』』』』』
親方たち、よく頑張りました。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
本日、もう一話、投稿します。
よろしくお願いします。
そして、前回エールしてくださった方、ありがとうございます!嬉しいです!
『鍛冶神様、こちらです』
『まだ新しい鍛冶場ですが、今、育てているところです』
親方こと金剛と、弟の黒曜が恭しく扉を開けてヴァル様を迎え入れます。
〖うん。いい感じだな。妖精たちも力を貸しまくってるな〗
大きな大きな鍛治神様であるヴァル様は、体をかがめて入って来た。おいちゃんたちも出入りするため、ドワーフさんの鍛冶場や工房にしては大きく造られているが、それでもヴァル様には小さいようだ。
『それは、ありがたく思っています』
『はい。石も火も反応が違いますから』
親方たちは頭を下げたまま話してます。
〖そりゃそうだな。んじゃ、まあ、まずは何か打ってもらおう。ただし条件がある。ゲンが来る前の作り方で打て。お前たちの伝統的なやり方が見たい〗
『『かしこまりました』』
『⋯』
今回は金剛と黒 曜兄弟が中心。大工の琥珀はサポートに入る。なので、語るのは親方兄弟。琥珀は無言でお辞儀をしている。だが、眼は真剣そのもの。親方たちとなんら違いは無い。
『では⋯』
親方たちは、鍛治を始める前に、鍛冶神様と火や地の精霊や妖精たちに祈りを捧げる。
すると
「がおーしゃま?」こそっ
『なんだ?サーヤ』こそっ
「ひかっちぇりゅ?ゔぁりゅしゃまちょ、あいなしゃま、はーちゃんみょ?」
鍛冶場の外から見ていたサーヤが牙王様に今見えたことを聞く。なるべく静かに。サーヤ達にも、今は静かにしなきゃ行けない事が分かっている。
『見えたのか?』
あれ?牙王様、驚いたお顔?
「あい」こくん
『『『みえたよ』』』こくん
そうだね。妖精トリオの眼は特別だもんね
『⋯驚いた。そこの妖精たちの目⋯そうか』
なんか、驚いて納得してる?
「サーヤたちに見えたのはドワーフたちの祈りの力、信仰心だな。中には祈りを形式だけのものと、格好だけで心がないやつもいるんだが、こいつらの祈りは本物だ。まず合格だな」ニヤ
「ふお~しょっか~」
『『『ごおかく~おめでと~』』』
やったね!
『それに、中には鍛冶神や火には祈るが、地には祈らない奴らもいる。大地の恵がなけりゃ鍛冶をすることすら出来ないってのにな。ここの連中は皆、それを知ってるようだ。いいヤツらだな』ニカッ
「あいなしゃま、にゃーにゃにゃん、どわーふしゃん、なかよち!」
『そうですわね』
『その通りにゃ!』
『なんか、照れるね』
『『そうだね』』
だって仲良し!おかみさんたち、照れなくていいんだよ!
『この調子なら間違いなく⋯』ぼそ
「ふえ?」
『『『ん?』』』
何か言った?
『いや。まあ、続きをしっかり見ようぜ』
「あい」
『『『は~い』』』
その後も親方たちは、自分の目や感覚だけでなく、材料を選ぶ時、火を入れる時、石を鍛えるとき、必ず神様や精霊さんや妖精さんたちに感謝の気持ちを伝えているのが、こちらにも伝わってきた。だって
「ようしぇいしゃんちゃち、たのちしょう」
『うん。喜んでお手伝いしてるね~』
ぴゅいきゅい『『みんな、にこにこ』』
みんな代わる代わる触りに行ってます。
『あれはな、手伝いもしてるが、祝福もしてるんだ。だから、石にしろ選んだ時より更に質が上がってるだろ』
「ふお~」
『すげぇな』
おいちゃんも感心してます。魅せられたように親方たちを見てます。
『何言ってやがる。ゲン、お前も同じだぞ』
『え?』
牙王様の言葉においちゃんが驚いてます。
『祈る対象が違うだけだ。お前は前の世界の神に祈りながら打つだろ?それを変えろとは言わない。信仰は自由だし、お前は前世のやらか⋯行いが良すぎて向こうの世界の神の加護を山ほど持ってるんだ。変わらず感謝を捧げた方がいい。ただ、この世界の者にも同じようにしてくれれば、必ずそいつらはお前を助けてくれる。それを忘れるな』
『⋯分かった。そうだな、そうするよ』
『おう。そうしてくれ』ニカッ
「ふお~」
なんか、かっこいい~。あれ?サラッと流されたけど、やらかしって言った?
『⋯気のせいだぞ』
『気のせいだろ?』
そう?牙王様だけ変な間がない?
それからも真剣な親方たちと、楽しそうにお手伝いする妖精さんたちを見ていると
ピカッ!
『『え?』』
『な、なんだ?』
完成と共に光が!親方たちびっくりして固まってます。
『やっぱりな』
「やっぱち?」
牙王様、なにがやっぱり?
〖よくやった。聖剣の誕生だな〗
『『『えええ?』』』
「ほえ?」
せいけん?それって
「しゅごいにょ?」
ずるっ
『あ、ああ。すごい剣なんだぞ』
「しょっか~しゅご~」
親方たち、かっこいい~!ぱちぱち
『あれは、サーヤの剣だぞ。ドワーフたちはサーヤのためにあの剣を打ったんだ。サーヤが自分を守れるようにな』
「ふえ?おっきいにょ?」
普通の剣より小さいけど、まだ大っきいよ。
『それは大丈夫だ。きっとサーヤに合わせて形を変えるはずだぞ。そういう付与がされてる』
鍛冶神の奴、嬉しすぎて途中でドワーフたちに加護を与えたな。俺には終わるまで待つように言ったくせにな。よっぽど嬉しかったんだな。
『ふっ、俺の加護もやっとくかな』
ふわんっ
「ふお?おやかちゃちゃち、まちゃ?」
『『『ひかったね』』』
さっきもね?一回ぽわッて光ったんだよ。
『まあ、やっぱりサーヤちゃんたちには見えてましたのね』
『鍛冶神様の加護が与えられた時の光にゃね。今のは牙王様の加護にゃね』
『その通りだ。俺もアイツら気に入ったからな』ふっ
『『な、な⋯』』
『お、俺まで?』
親方たち三人、震えて涙流してます。
〖お前たち、最近悩んでたんだろ?ゲンの影響を受けすぎて、本来のお前たちの姿を見失いかけてたんだよ〗
ヴァル様が親方たちに語りかけます。
『『『あ⋯』』』
親方たち、思い当たる節があるようです。
〖ゲンの技術は確かにすごい。この世界には無かった技法、技術、しかもこいつ自体が規格外だ。アホみたいにな〗
あほ?
『おい⋯』
『あらあらまあまあ、今は静かにね』ごすっ
『ぐふっ』
あ、おばあちゃんの鉄槌が脇腹に⋯
〖新しいモノを自分も、というのは分かる。だが、全てを真似る必要はないんだ。今までのお前たちに加えてやればいい。お前たちの最大の強みは、その心だ。見ろ、周りの妖精たちを。みんな楽しそうだし、満足そうだろ?今、お前たちはどうだ?〗
『今、そうだな。こんなに楽しく無心で打ったのは久々か?』
『そうだな。最近は楽しんでいるようで、どこか満たされてなかった気がするな』
『妖精たちを戸惑わせちまうくらいには悩んでたのかもな。無意識に』
どうやら、親方たちおいちゃんの影響を受けすぎて、自分たちでも気づかない内に、自分たち本来の打ち方が出来なくなっていたようです。ヴァル様はそれに気づかせるために、おいちゃんの技を使わせなかったんだって。
〖それに気づけたなら大丈夫だな。もう迷いはないな。それじゃ、新たな課題だ。俺と医神の刀を打ってくれ。材料なら俺が提供するぞ。今なら、ゲンに引きずられることなく、刀を打てるだろ?ゲン、助けてやれ。俺も加わる〗
『分かった。親方、なんか⋯』
おいちゃんがなんか落ち込んでます。
バンッ
『いてっ』
『シケたツラすんじゃねえぞ!ゲン!これは俺たちの未熟さが産んだことだ』
バンッ
『だっ』
『そうだぞ!それに今はもう大丈夫だ!』
バンッ
『いてぇっ』
『おら!お前は俺たちに刀の打ち方を教えてくれよ!』
『⋯わかったよ』
バババンッ!
『『『頼むぜ!ガハハハ』』』
『だから、痛えんだよ!馬鹿力なんだら加減しろ!』
ありゃりゃ。じゃれついてます。男の友情ってやつ?
『まったく、男どもは仕方ないね~』
『まったくだよ。ほらほら、あんたら』
『とっとと始めな!』
ゲシッ!
『『『『お、おう。すまん』』』』
おかみさんたち強い。お尻に蹴りです。
『あらあらまあまあ、愛のムチね』
そっか~。
『ところでよ、サーヤたちのそれ、なんだ?』
『いつからそんな変なもんつけてたんだ?』
『仮面か?』
「う?」
親方たちがすっごい呆れたような目を向けてきました。
『サーヤたちに火の粉が飛んだり、目を火傷したりしたら大変だろ?ガードしないとな!』
『『『へ、へえ~』』』
親方たち、なんか気が抜けたような顔だね?
そう、サーヤたちは
「へんかにゃ?」
『どうだろ~?』
ぴゅいきゅい『『かっこいいよね?』』
『『うん』』
『『『おきにいり~♪』』』
みゃあ『おもしろいにゃ』
『よく見えるのだ!』
『あらあらまあまあ、ちっちゃな溶接工みたいよね』
『まあ、それがモデルだからな』
鉄工所の人が使うような鉄のお面をしてます。四角いおめめの窓は、実は火に強いちびスラちゃんが張り付いてくれてます。だから、ちゃんと安全に見てられたんだよ。
〖ふはは!中々面白いな!あとでそれも改良するか!〗
ヴァル様もなんか大きなお口開けて笑ってます。でも
「かっこいいよにぇ?」
『だよね~?』
ぴゅいきゅい『『ね~?』』
なんで変えなきゃダメかな?ちびっこたちは気に入ってるみたいです。
〖わははは!かっこいいか!やっぱり面白いな!〗
「うにゅ?」
『『おもしろい?』』
『『『そう?』』』
そうかな~?
そのあと
ザンっ
〖さすがですね。気に入りましたよ〗
シャッ
〖ああ、良い出来だな〗
『『『ありがとうございます』』』
〖〖新しい神剣誕生〗〗
〖だな〗
〖ですね〗
『『『え⋯?』』』
バターンッ
『『『あんたーっ』』』
「ふおお~」
『倒れちゃった~』
ぴゅいきゅい『『ドワーフさんって』』
『『よく倒れるんだね』』
『『『そっくりおやこ~』』』
みゃあ『ほんとにゃ』
『きゃはは♪そっくりなのだ!』
きゅるるん『『『『『『『よしよし』』』』』』』
親方たち、よく頑張りました。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
本日、もう一話、投稿します。
よろしくお願いします。
そして、前回エールしてくださった方、ありがとうございます!嬉しいです!
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しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!