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♡インスタのストーリーで見つけた常連客のマリア♡

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 田中道介は営業の帰りに、馴染みの薄い町にあるくたびれたバーに入った。

「…いらっしゃい」

 これまたくたびれたマスターが死にかけの魚のように口をパクパクさせながら言った。

 田中はカウンターに座り、正面にある酒をゆっくりと眺めた後、ジントニックを注文した。田中は初めてのバーに入るといつもジントニックを注文する。それが1番店の力量が分かるのだ。

「…あいよ」

 マスターが口をパクパクさせながら言った。そして棚に置いてあるジンを手に取り、床にドボドボと注いだ。

「なるほど」

 と田中は思った。

 すると中秋の名月の割れ目から大学教授が現れて、陰核と月の満ち欠けの関係について講義をしてくれた。

 その講義をインスタのストーリーで見つけた常連客のマリアが、店に入るなりカウンターのテーブルにドカリと腰を下ろし、タイトなジーンズを脱ぎ、黒のTバックをグイとずらして、自らの陰核を田中に見せた。

「ここよ」

 そう言ってマリアは田中の手を取り、自らの陰核に触れさせた。

「あっ…」

 しばらく田中がマリアの中をクチュクチュしていると、マリアの割れ目からチョロチョロとトニックウォーターが溢れ出てきた。

「あぁぁ…んん……はぁっっ」

 ドボドボと床に広がるジンの上にトニックウォーターが注がれていく。

「どうぞ」

 マスターが田中に言った。その口ぶりには、比類ない精気がこもっていた。

 田中は椅子から降り、床に膝をつき、両の掌をジントニックにしばし浸けた後、口をすぼめズズズと床に広がるジントニックを啜った。

「なるほど」

 田中は店の力量を知った。

「だがこれは一期一会だなぁ」

 とも思った。
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