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星を織る老婆

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 山頂に小さな家があり、そこには星を織る老婆が住んでいた。村から来た少年が、老婆の元を訪れた。

「星を織るって、どういう意味ですか?」

 と少年が尋ねた。

 老婆は手織りの機を指さし、

「私たちは夜空の模様を変えることができるの。君の希望や夢を星座に変えて、空に飾るのよ。」

 少年は自分の希望を話し始め、老婆はそれを丁寧に星座に織り込んでいった。夜が来ると、二人は新しい星座が輝くのを見守った。

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