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本編 最強冒険者
story140/ 神域で直接対決!?
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僕とアレクは、教会に辿り着いた。
厳かな雰囲気の中、二人はフェリス神様に会うための祈りを捧げた。
「「フェリス神様、私達はお力を借りたくて、
教会まで来ました。願いをお聞きください」」
すると、聖像が眩く光だし、
祈りに呼応するように、フェリス神様が現れた。
しかし、その姿は予想とは異なっていた。
フェリス神様は悠然と微笑みながら、僕達に対して声をかけた。
『二人よ、我が愛し子、翔馬とアレクレス。
お前たちの祈りは我に届いた。
しかし、我の姿はあくまで幻というべきものだ。
情けないが……運命神によって眠りにつかされ、
意識だけの状態に置かれているのだ。
2人共、嫌な目に沢山合ったであろう……
翔馬よ、助けてやれず、すまなかった……』
僕とアレクは驚きつつも、崇拝の念を抱いて神の前に跪いた
僕はフェリス神様に対し謙虚な態度で答えた。
「フェリス様、僕は大丈夫です。
アレクが居てくれたから乗り越えられました。
ただ、今は、運命神に立ち向かう力を求めています。
どうか、お力をお貸しいただけませんか?」
アレクもショウマに続いて、熱い思いを込めて願いを述べた。
「我々は、運命神の暴挙を止める為に参りました。
どうか、お力をお貸しください」
フェリス神様は深い思索に浸り、
しばし考え込んだ後、申し訳なさそうに答えた。
『其方達の願いを叶えることは我にはできない。
運命神によって、我自身の運命も握られてしまった。
我が出来る事は、意識だけの状態で助言をする事だ。
良いか、神に挑むには二人の力と信念が必要だ。
お互いに困難に立ち向かう為には、
心を一つにして前進しなければならない』
フェリス神様は厳かに続けた。
僕達は心を奮い立たせ、互いの手を取り合う。
これから待ち受ける困難に、
立ち向かっていく覚悟を新たにしたのだ。
フェリス神様は続けて言葉を発した。
『運命神に対抗するためには、二人の結束が不可欠だ。
運命に逆らって戦う覚悟を持ち、
一つの目標に向かって共に進むことが重要だ。
そうすれば、私の助言が実を結ぶだろう』
翔馬とアレクは決意の眼差しで互いを見つめ合った。
2人の心は強く結びつき、
真摯な気持ちで応えることを決めた。
「僕達は、その助言を胸に、
問題を解決したいと心から願っています。
どんな状況でも屈しず、団結して挑みます」
と翔馬が力強く語り、アレクも頷きながら同意した。
フェリス神様は微笑みながら二人に近づき、手を差し伸べた。
『よくぞ決断した。
我は創世神として、二人の尽力を出来うる限りサポートする。
だが、忘れてはならない。
真の力は自己信念の中に宿っている。
困難が立ちはだかろうとも、
お互いを信じ、心を通わせることが大切だ』
『神々の闘いは危険が伴う。覚悟せよ。
神々の祝福が二人と共にあらんことを』
僕達2人は決意を固め、
フェリス神様と共に神々の領域へと向かった
レディスティーナの挑発に乗ることなく、
二人は固く心を決めるのだった。
一方、嘲笑していたレディスティーナは、
フェリス神の愛し子と対峙する事を楽しみにしていた。
『さあ、おいでなさい。
私が全力で相手してあげるわぁ~♡』
しかし、眠っているはずのフェリス神様が
幻想で現れ、驚きの表情が浮かんだ。
しかしすぐに気を取り直した。
翔馬とアレクは、運命神との戦いに挑むべく、
神々の領域へと向かっていた。
2人はフェリス神様の助言に感謝し、
運命神の暴挙を止める為に、共に進んで行く。
神々の領域に入ると、
そこは壮大かつ神秘的な世界だった。
神々たちが光り輝く姿で彩られ、
強大な力が漂っていた。
翔馬とアレクは、その中を進んでいく。
突如として、フェリス神様が立ち止まり、
僕達に語りかけた。
『ここから先は危険が伴う。
レディスティーナは私を眠らせた運命神だ。
神に立ち向かうには十分な覚悟が必要だ。
準備はいいか、翔馬、そして、アレクレス』
二人は、フェリス神様の言葉を受け、覚悟を新たにした。
神々の領域の奥深くに進むにつれ、
強烈なエネルギーが二人を包み込んでいく。
僕は不安を感じながらも、
アレクの力強い存在感に勇気を振り絞った。
そして、運命神レディスティーナと対峙した。
レディスティーナは嘲笑の眼差しを浮かべながら、
二人に迫ってきた。
『私に会いに来てくれて嬉しいわぁ。
まさか、私に挑戦しに来るとはねぇ?
でも、どんなに頑張っても私の力には及ばないわ。
それを理解しているかしら?ふふふふ』
その声には傲慢さが滲み出ており、
まるで自分が絶対的な存在であるかのような態度で、
二人を小馬鹿にしているとしか思えなかった。
『本当に面白いわ、
貴方達はどんな力を持っているのかしらぁ?
でも、期待しないでね。たとえ頑張ったところで、
私の力には敵わないことを肝に銘じておくのよ?』
運命神の言葉は自己中心的な考えが滲み出ていた。
僕は神とは思えない言葉を聞いて、唖然としてしまった。
「お前の傲慢さには辟易とするよ。神とは思えない。
人間を見下して……傲慢すぎるよ!
何が運命の神だよ、お前なんて不運の神だろ!」
運命神は驚愕しながら言った。
『何ですってぇ?不運の神ぃ?
私は愛と運命の神なのよぉ?
そう思うのは貴方の勝手な解釈だわぁ~?』
その言葉に、僕もアレクも怒りを覚えた。
そして、憤怒したアレクが神に反論した。
「勝手な解釈だと?
運命なんて、自分で切り拓くものだろうが!
お前のような神は必要ないんだよ!
勝手に人の運命を弄って遊ぶような奴は不要だ!」
アレクの言葉に憤怒した運命神が大声で叫んだ。
『ばか者め!お前は愚かな人間にすぎない!』
と言いながら、
運命神は怒り心頭で僕達の前に立ち塞がった。
『私は愛と運命の神!人々の未来を織りなす存在だ!
お前らの運命は私が決めるのだ!』
さらに続けた運命神は、傲慢に笑みを浮かべた。
『お前たちの未来が私に操られることが、
お前たちの運命なのだ!
自分たちで切り拓くものなど存在しない!』
その言葉に僕は怒りではなく、呆れてしまった。
「あのね運命神様。僕達自身が主役であり、
運命の創造者なんだ。人を慈しむ心を持ちながら、
僕達は自分の運命を切り拓くことができるんだ」
『なんだと!?運命を司るのは私だ!!』
「ちょっと黙っててくれる?シーだよ、シー。
いーい?僕達は過去にどんな状況に陥っても、
決して諦めることなく、自分達の人生を全うするために努力してきたの。
神様の力がなくても、自らの力で未来を創り出せるんだよ。
運命は固定的ではなく、変化し続けるものでしょ?」
「僕達はただ受け身で運命に従うのではなく、
人を慈しみ、他人との繋がりを築きながら、
助け合いながら、自ら行動し、選択を重ねながら人生を歩んでいるの」
「僕達の選択や努力が、今後も報われるかどうかは分からない。
でも、自分自身を信じ、立ち向かう勇気を持ちながら、
道を切り拓くことで自分自身の人生に意味を見出すんだよ」
『…………』
「だからこそ、愛と運命の神レディスティーナ様。
僕達には干渉せず、ただ見守っていて欲しいの。
運命神様の介入がなくても、僕達は自らの力で進むべき道を見つけ出すことができるんです。
運命神様の存在を信じながらも、自らの選択と努力を重ねていくことで、人生を豊かにしていきたい」
「だから、今後も僕達に干渉せず、ただ見守っていてください。お願いします」
そう言って、頭を下げてお願いした僕に、
運命神は少し考え込んだ後、言葉を投げ掛けた。
『お前の言葉には驚いた。君がそこまで強く願うならば、私は干渉せず、ただ見守ることにするわ。
君たちの自己決定と奮闘を尊重するわぁ』
運命神がそう言った瞬間、不思議な感覚が広がった。運命の糸が手元から離れていくような感じがした。
それはまるで、運命神が本当に僕達の未来に干渉せず、
ただ見守っていくという決意を示しているようだった。
「ありがとう運命神様!
あと……もう1つお願いがあるんですが……」
『お願い?良いわよぉ、何かしらぁ~?』
「あの……フェリス神様を解放してくれませんか?」
運命神は不思議そうな表情で首をかしげながら答えた。
『フェリス神様って、そうねぇ……。
確かにあの方を神界に閉じ込て眠らせたけどぉ。
起こしたとして、貴方の役に立つのかしらぁ?』
そう言われて、僕とアレクは顔を見合わせてから、
頷き合って言葉を発した。
「確かに、現時点では役立たなさそうですね」
僕がそう言った瞬間、半透明で漂ってたフェリス様の顔が泣きそうに歪んだのが見えたけど……
僕は見なかった事にして目線をそっと逸らした。
『ふふふ。正直者は好きよぉ~♡
でも、そうねぇ。役に立たなくても解放するわ♪
一応この世界の創造神ですものねぇ?おほほほ』
そう言って快活に笑った運命神は、その場で指をパチンッと鳴らし、フェリス様を解放した。
その後、神様2人を交え4人で少し話をしてから、僕とアレクは地上へと戻った。
戻る際、運命神は謝罪の言葉を口にし、
その後にっこりと笑いながら、僕たちに幸せを願ってくれた。
地上に戻った僕達は、教会を後にし、手を繋ぎながら晴れやかな気持ちで王都の街を歩いた。
夕日が美しく沈む頃には、僕達は王都の端に位置する丘にたどり着いた。
街の全景を見渡せるこの場所で、僕達は立ち止まり、
向かい合って熱い抱擁と口付けを交わしあった。
暫くそうしていると、夜空には星々が輝きだした。
その輝きは僕達の未来への希望を象徴しているようだった。
この星々の輝きが僕達を励まし、導いてくれることを願いながら、僕達は再び手を繋ぎ未知の未来に向けて歩き出した。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございます😊
この話をもって、神が関わるストーリーは終わります🙇⤵︎
激しい戦闘シーンが無くて、モヤモヤする方もいるかもしれませんが……一応大団円って事でお許しを……🤗
では( ー̀֊ー́ )🤚🏻!作者リョンコより。
厳かな雰囲気の中、二人はフェリス神様に会うための祈りを捧げた。
「「フェリス神様、私達はお力を借りたくて、
教会まで来ました。願いをお聞きください」」
すると、聖像が眩く光だし、
祈りに呼応するように、フェリス神様が現れた。
しかし、その姿は予想とは異なっていた。
フェリス神様は悠然と微笑みながら、僕達に対して声をかけた。
『二人よ、我が愛し子、翔馬とアレクレス。
お前たちの祈りは我に届いた。
しかし、我の姿はあくまで幻というべきものだ。
情けないが……運命神によって眠りにつかされ、
意識だけの状態に置かれているのだ。
2人共、嫌な目に沢山合ったであろう……
翔馬よ、助けてやれず、すまなかった……』
僕とアレクは驚きつつも、崇拝の念を抱いて神の前に跪いた
僕はフェリス神様に対し謙虚な態度で答えた。
「フェリス様、僕は大丈夫です。
アレクが居てくれたから乗り越えられました。
ただ、今は、運命神に立ち向かう力を求めています。
どうか、お力をお貸しいただけませんか?」
アレクもショウマに続いて、熱い思いを込めて願いを述べた。
「我々は、運命神の暴挙を止める為に参りました。
どうか、お力をお貸しください」
フェリス神様は深い思索に浸り、
しばし考え込んだ後、申し訳なさそうに答えた。
『其方達の願いを叶えることは我にはできない。
運命神によって、我自身の運命も握られてしまった。
我が出来る事は、意識だけの状態で助言をする事だ。
良いか、神に挑むには二人の力と信念が必要だ。
お互いに困難に立ち向かう為には、
心を一つにして前進しなければならない』
フェリス神様は厳かに続けた。
僕達は心を奮い立たせ、互いの手を取り合う。
これから待ち受ける困難に、
立ち向かっていく覚悟を新たにしたのだ。
フェリス神様は続けて言葉を発した。
『運命神に対抗するためには、二人の結束が不可欠だ。
運命に逆らって戦う覚悟を持ち、
一つの目標に向かって共に進むことが重要だ。
そうすれば、私の助言が実を結ぶだろう』
翔馬とアレクは決意の眼差しで互いを見つめ合った。
2人の心は強く結びつき、
真摯な気持ちで応えることを決めた。
「僕達は、その助言を胸に、
問題を解決したいと心から願っています。
どんな状況でも屈しず、団結して挑みます」
と翔馬が力強く語り、アレクも頷きながら同意した。
フェリス神様は微笑みながら二人に近づき、手を差し伸べた。
『よくぞ決断した。
我は創世神として、二人の尽力を出来うる限りサポートする。
だが、忘れてはならない。
真の力は自己信念の中に宿っている。
困難が立ちはだかろうとも、
お互いを信じ、心を通わせることが大切だ』
『神々の闘いは危険が伴う。覚悟せよ。
神々の祝福が二人と共にあらんことを』
僕達2人は決意を固め、
フェリス神様と共に神々の領域へと向かった
レディスティーナの挑発に乗ることなく、
二人は固く心を決めるのだった。
一方、嘲笑していたレディスティーナは、
フェリス神の愛し子と対峙する事を楽しみにしていた。
『さあ、おいでなさい。
私が全力で相手してあげるわぁ~♡』
しかし、眠っているはずのフェリス神様が
幻想で現れ、驚きの表情が浮かんだ。
しかしすぐに気を取り直した。
翔馬とアレクは、運命神との戦いに挑むべく、
神々の領域へと向かっていた。
2人はフェリス神様の助言に感謝し、
運命神の暴挙を止める為に、共に進んで行く。
神々の領域に入ると、
そこは壮大かつ神秘的な世界だった。
神々たちが光り輝く姿で彩られ、
強大な力が漂っていた。
翔馬とアレクは、その中を進んでいく。
突如として、フェリス神様が立ち止まり、
僕達に語りかけた。
『ここから先は危険が伴う。
レディスティーナは私を眠らせた運命神だ。
神に立ち向かうには十分な覚悟が必要だ。
準備はいいか、翔馬、そして、アレクレス』
二人は、フェリス神様の言葉を受け、覚悟を新たにした。
神々の領域の奥深くに進むにつれ、
強烈なエネルギーが二人を包み込んでいく。
僕は不安を感じながらも、
アレクの力強い存在感に勇気を振り絞った。
そして、運命神レディスティーナと対峙した。
レディスティーナは嘲笑の眼差しを浮かべながら、
二人に迫ってきた。
『私に会いに来てくれて嬉しいわぁ。
まさか、私に挑戦しに来るとはねぇ?
でも、どんなに頑張っても私の力には及ばないわ。
それを理解しているかしら?ふふふふ』
その声には傲慢さが滲み出ており、
まるで自分が絶対的な存在であるかのような態度で、
二人を小馬鹿にしているとしか思えなかった。
『本当に面白いわ、
貴方達はどんな力を持っているのかしらぁ?
でも、期待しないでね。たとえ頑張ったところで、
私の力には敵わないことを肝に銘じておくのよ?』
運命神の言葉は自己中心的な考えが滲み出ていた。
僕は神とは思えない言葉を聞いて、唖然としてしまった。
「お前の傲慢さには辟易とするよ。神とは思えない。
人間を見下して……傲慢すぎるよ!
何が運命の神だよ、お前なんて不運の神だろ!」
運命神は驚愕しながら言った。
『何ですってぇ?不運の神ぃ?
私は愛と運命の神なのよぉ?
そう思うのは貴方の勝手な解釈だわぁ~?』
その言葉に、僕もアレクも怒りを覚えた。
そして、憤怒したアレクが神に反論した。
「勝手な解釈だと?
運命なんて、自分で切り拓くものだろうが!
お前のような神は必要ないんだよ!
勝手に人の運命を弄って遊ぶような奴は不要だ!」
アレクの言葉に憤怒した運命神が大声で叫んだ。
『ばか者め!お前は愚かな人間にすぎない!』
と言いながら、
運命神は怒り心頭で僕達の前に立ち塞がった。
『私は愛と運命の神!人々の未来を織りなす存在だ!
お前らの運命は私が決めるのだ!』
さらに続けた運命神は、傲慢に笑みを浮かべた。
『お前たちの未来が私に操られることが、
お前たちの運命なのだ!
自分たちで切り拓くものなど存在しない!』
その言葉に僕は怒りではなく、呆れてしまった。
「あのね運命神様。僕達自身が主役であり、
運命の創造者なんだ。人を慈しむ心を持ちながら、
僕達は自分の運命を切り拓くことができるんだ」
『なんだと!?運命を司るのは私だ!!』
「ちょっと黙っててくれる?シーだよ、シー。
いーい?僕達は過去にどんな状況に陥っても、
決して諦めることなく、自分達の人生を全うするために努力してきたの。
神様の力がなくても、自らの力で未来を創り出せるんだよ。
運命は固定的ではなく、変化し続けるものでしょ?」
「僕達はただ受け身で運命に従うのではなく、
人を慈しみ、他人との繋がりを築きながら、
助け合いながら、自ら行動し、選択を重ねながら人生を歩んでいるの」
「僕達の選択や努力が、今後も報われるかどうかは分からない。
でも、自分自身を信じ、立ち向かう勇気を持ちながら、
道を切り拓くことで自分自身の人生に意味を見出すんだよ」
『…………』
「だからこそ、愛と運命の神レディスティーナ様。
僕達には干渉せず、ただ見守っていて欲しいの。
運命神様の介入がなくても、僕達は自らの力で進むべき道を見つけ出すことができるんです。
運命神様の存在を信じながらも、自らの選択と努力を重ねていくことで、人生を豊かにしていきたい」
「だから、今後も僕達に干渉せず、ただ見守っていてください。お願いします」
そう言って、頭を下げてお願いした僕に、
運命神は少し考え込んだ後、言葉を投げ掛けた。
『お前の言葉には驚いた。君がそこまで強く願うならば、私は干渉せず、ただ見守ることにするわ。
君たちの自己決定と奮闘を尊重するわぁ』
運命神がそう言った瞬間、不思議な感覚が広がった。運命の糸が手元から離れていくような感じがした。
それはまるで、運命神が本当に僕達の未来に干渉せず、
ただ見守っていくという決意を示しているようだった。
「ありがとう運命神様!
あと……もう1つお願いがあるんですが……」
『お願い?良いわよぉ、何かしらぁ~?』
「あの……フェリス神様を解放してくれませんか?」
運命神は不思議そうな表情で首をかしげながら答えた。
『フェリス神様って、そうねぇ……。
確かにあの方を神界に閉じ込て眠らせたけどぉ。
起こしたとして、貴方の役に立つのかしらぁ?』
そう言われて、僕とアレクは顔を見合わせてから、
頷き合って言葉を発した。
「確かに、現時点では役立たなさそうですね」
僕がそう言った瞬間、半透明で漂ってたフェリス様の顔が泣きそうに歪んだのが見えたけど……
僕は見なかった事にして目線をそっと逸らした。
『ふふふ。正直者は好きよぉ~♡
でも、そうねぇ。役に立たなくても解放するわ♪
一応この世界の創造神ですものねぇ?おほほほ』
そう言って快活に笑った運命神は、その場で指をパチンッと鳴らし、フェリス様を解放した。
その後、神様2人を交え4人で少し話をしてから、僕とアレクは地上へと戻った。
戻る際、運命神は謝罪の言葉を口にし、
その後にっこりと笑いながら、僕たちに幸せを願ってくれた。
地上に戻った僕達は、教会を後にし、手を繋ぎながら晴れやかな気持ちで王都の街を歩いた。
夕日が美しく沈む頃には、僕達は王都の端に位置する丘にたどり着いた。
街の全景を見渡せるこの場所で、僕達は立ち止まり、
向かい合って熱い抱擁と口付けを交わしあった。
暫くそうしていると、夜空には星々が輝きだした。
その輝きは僕達の未来への希望を象徴しているようだった。
この星々の輝きが僕達を励まし、導いてくれることを願いながら、僕達は再び手を繋ぎ未知の未来に向けて歩き出した。
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ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございます😊
この話をもって、神が関わるストーリーは終わります🙇⤵︎
激しい戦闘シーンが無くて、モヤモヤする方もいるかもしれませんが……一応大団円って事でお許しを……🤗
では( ー̀֊ー́ )🤚🏻!作者リョンコより。
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