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第一章 青葉
08 もうやってもいい所まで進んだ
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♡♥愛奈♥♡
全部見られた…しかもお湯に濡れた全裸を見られた。
それとオチンチンで体を持ち上げられた。
あれってたぶん美園ちゃんが言ってたエキベンって体位だと思う…大人の男の人がすごくエッチな体の女にしかできないオチンチンだけで女の人の体を持ち上げるすごく疲れる体位って、確か言ってた…
子供を作るセックスとは違うって知ってるけど、でも男の人は女の人の体のいろんな所でセックスするって美香ちゃんと美園ちゃんと詩織ちゃんがすっごく楽しそうな顔でコッソリ教えてくれたから、たぶんあれもオーラルセックスとかアナルセックスみたいな…エキベンセックスって奴だと思うんだけど…?
どうしよう…だとしたら、愛奈は…お兄ちゃんの童貞を奪ってしまったのかもしれない…
それにお兄ちゃんの初キッスも…
いや、あれはキスじゃない。カモシレナイ。
あたしは人工呼吸をしたつもりだけど…
お兄ちゃんがどう思うかで初キッスになって…
イヤ~~ン♡おにいちゃんの初キッスと童貞を奪っちゃうなんて愛奈…エッチな女になってるぅ~~♡
それにしてもお兄ちゃんのアレ…すっごく熱かったけど…オチンチンってあんなに熱くなるんだ…動画では温度とかまったく分からなかったけど、でも女の人が先っちょをアレに当てられて、ヌルヌル何度もコスられて気持ちよさそうな声が出てたし…やっぱり他の人のも熱いのかなぁ。
どうしよ…ドキドキがおさまらない…顔もすごく熱い…愛奈…恥ずかしくて死んじゃいそうなんだけど…
コンコン
『愛奈、ごめんな』
ドアのノックの音が聞こえてすぐにお兄ちゃんの声が聞こえた。
お兄ちゃんがドアの前に居る!
全身に強く力が入って心臓の音が急にうるさいぐらいに聞こえはじめた。
えっ…これ…どう答えたらイイの?
お兄ちゃんにどう答えたらいいか分からない…
『愛奈?一応お風呂に長くいたから飲み物持ってきた。それと、着替えを持ってきたからドアの前に置いておくね。もしよかったら使って。…じゃぁ僕は自分の部屋に居るよ』
そう言えば…
愛奈は自分が濡れたまま部屋まで戻り、そのまま布団の中にもぐりこんだ事に今気づいた。
ベッドぐちゃぐちゃ…これじゃぁ寝れない…どうしよ…
自分以外にもやっと意識が向けられる心理状態になった愛奈は部屋の中を見渡してみた。
カーペットはほとんど濡れてないけど、髪が濡れたままもぐりこんだベッドだけは何とかしないと今日寝れない。
1人じゃどうしたらいいか分かんない…
困った時に、いつもどこに居ても駆けつけてくれた兄が、今、自分の傍に居ない事に気付き、涙が溢れてくる愛奈。
「お兄ちゃん助けて…」
「何があった!?愛奈!?お兄ちゃんに任せろ!」
すごく小さい声で漏れた言葉を聞きつけたお兄ちゃんが部屋のドアを突き破りそうな勢いで部屋に入ってきた。
すごくびっくりして全身がビクッ!ってなって涙が一気に引っ込んだ。
「お兄ちゃん…」
お兄ちゃんを見て勝手に声が出たのと一緒に涙がまた溢れてきた…
「大丈夫。僕がどうにかするから愛奈は安心していいからな」
お兄ちゃんが近づいて来て頭を撫でてくれた…すごく嬉しい…
「お兄ちゃんごめんね。あんな事して」
気付いたら謝罪の言葉が口から出ていた。
「んっ?あぁ、気にするな。僕がちょっと失敗しただけだ。愛奈は謝らなくても大丈夫だぞ。こっちこそ変なモノを押し当ててごめんな」
謝ったのはお兄ちゃんの初めてを色々奪ってしまった事と死にそうな目に遭わせた事になんだけど…
「お兄ちゃんだからいいよ♡」
なぜか、いつも気づいたら、あたしが謝らないといけないはずなのに、お兄ちゃんが謝ってくれて、あたしが許す感じになる…
お兄ちゃんはなんかずるい…でも好き♡…大好き♡
あたしは体が勝手にお兄ちゃんに抱き着こうとしてるのに気づいて、そのまま体の望むことをさせてあげる事にした。
「おっと…愛奈、さすがに頭も乾かさないといけないからこれを巻いて少し待っててくれな」
「うん」
お兄ちゃんがあたしの全身が隠れるぐらいのお家で一番大きなタオルを体にかけて体を隠してくれた。
そのまま肩を持たれてゆっくりとベッドに押して座らされた。
「愛奈の部屋にもドライヤーってあったよね?下着は持ってきたから…あとは…」
「お兄ちゃんのTシャツ」
あたしは小学校の低学年の頃に戻った気がしてわがままを言った。
子供みたいな事を言ってるって分かってる。
「んっ?僕のTシャツが欲しいの?」
「うん。今日着て寝るの」
「お前なぁ、最近お気に入りのTシャツが見当たらないのってもしかして愛奈のせいか?」
「…エヘヘ♪」
「まったく。…まぁ…着てもいいけど…着たら洗い場に出しておけよ?」
「ハーイ♡」
お兄ちゃんが私の部屋のドライヤーと私のいつも使ってるブラシを使って髪を乾かしてくれて、パンツとブラジャーも着せてくれて、何度も勝手に借りたお兄ちゃんのお気に入りのTシャツを着せてくれた。
そしてどこからかシーツと毛布と敷き布団を持って来てくれてベッドもキレイにしてくれた。
「これマジでお気に入りなんだからな?」
あたしが着させてもらったTシャツの肩の辺りをツンツンしながらお兄ちゃんが小さくため息を吐いて名残惜しそうに見てる。
「わかってる♡おにいちゃんありがと♡」
あたしは自分からお兄ちゃんに抱き着いて頬にチュッてしてあげた♡
「うっほっ♡…そう言えば愛奈、1個…愛奈の恋愛の…あー…」
何だろ?チューは喜んでくれたけど…お兄ちゃん何か聞きたいのかな?
「んーその……ん。まいっか。今度また時間があったら聞く。じゃぁ今日は風邪ひかない様に温かくして寝るんだぞ?」
お兄ちゃんがちょっと困った顔であたしの頭ポンポンってしてから部屋から出て行った。
はぁ…なんかすごくいっぱい色んな事があって…疲れちゃった。
…よっし。
愛奈は、お兄ちゃんとの体の関係が行きつく所まで行ってしまったので、明日からは妹性奴隷として、生きて行こうと思います♡
あたしはベッドに入ってこれからの自分の人生に対して心の中で気合を入れて宣誓してから目をつむった。
愛奈はなんとなくお兄ちゃんの匂いを全身に感じた気がして、小さい頃一緒に寝ていた頃を思い出しつつゆっくりと眠りに落ちていった。
◇◆新之助◆◇
「僕の寝るとこ…どうしよ…」
自分の部屋のベットから敷き布団と毛布とシーツが無くなっているのを見下ろしながら、少しだけ途方に暮れる新之助だった。
自分の部屋に戻るって言いながらも愛奈の部屋の前で動けなかった僕に愛奈の『助けて』って声が聞こえてから、無我夢中であれこれやって、気付いたら僕の部屋のベッドがえらいこっちゃになってしまった訳なんだが、まぁ…最悪飲み物こぼしたとか言って布団なんかは父さん母さんに僕が謝っておけばいいか。
父さんも母さんも大体帰ってくるのが真夜中過ぎだし、愛奈は週末ぐらいしか顔を合わしてないけど…
そろそろあの話もしておかないといけない頃か。
愛奈の部屋から僕の部屋に運び込んでおいた濡れた敷き布団とシーツと毛布を静かに運び出し、シーツと毛布は洗濯機に放り込んで専用の洗いモードで洗濯機を起動。敷き布団は使ってない部屋に布団を干す為の三つに折れる自立させられる布団干しに乗せてエアコンをかけておけばとりあえず明日までには乾くはず。
とりあえず愛奈のやらかしを全て処置して僕はリビングのソファーに腰を下ろした。
最近色々おきすぎてて目が回りそうだ…で、その原因が、魔法…。
今僕が使える魔法が過去(12時間まで)を見る魔法と精力活性化スキルと自己回復の魔法。
スキルと魔法の違いって何だろ?全部魔力…って言ってイイのか分からないけど、同じパッション的な何かを使う事で効果を発揮してるようだけど…
そう言えば目が覚める前に魔法を使った様な感覚があったけど、もしかしたら僕、自分の体が死にそうな状態になったのを自己回復魔法で回復させたのか?
精力活性化の方はなぜ一緒に使ったのかは分からないけど、あの夢を見るまで自分にどんな魔法が使えるのかまったく分からなかった。もしかしたら、思い出せるエピソードがたまたま同じで一緒に思い出せたって感じなのかなぁ…
じゃぁあの過去を見る事が出来る魔法を思い出したのも、何かがキーになってる…?
最初にあの夢を見たのは…確か、僕が高校に入った年の夏ごろ…もうちょっとで1年ぐらい経つのか。そう言えばあの時も僕、死にそうな目に遭ったなぁ…
もしかしたら死にそうな目にあったら、何か使える魔法を思い出すのか?
オイオイ、勘弁してくれって。臨死体験とか一生の間に何度も経験する様な事じゃないだろ…って言うかそんなの経験したくないって。
1人で考えても何がなんだか…できれば誰かに相談したい所なんだが…うん。ソラ先生には絶対言わない方がいいな。
あの人に回復魔法と精力活性化スキルの事を言ったら、僕…たぶん何度も臨死体験させられると思う。
『あっ♡あんな状態になっても死なないなんて新之助君ってドMの才能があるのね~♡じゃぁ今度はこれ♡』
とかなんとか言って僕の体を切り刻むなんて事をしかねない気がする。
ソラ先生は絶対ダメ。
そしたら後はもうあのヤブな町医者って事になるんだけど…んー…今度は最初から魔法を使う方向で話をしてみるか。
魔法を使って見せたらソラ先生とか幸之助みたいに信じるしかないよね。
おっし。明日辺りもう一回学校帰りに行って相談してみよ。
僕は明日の予定を決めて自分の部屋に戻り、敷き布団の無いベッドに寝転んで目を閉じた。
全部見られた…しかもお湯に濡れた全裸を見られた。
それとオチンチンで体を持ち上げられた。
あれってたぶん美園ちゃんが言ってたエキベンって体位だと思う…大人の男の人がすごくエッチな体の女にしかできないオチンチンだけで女の人の体を持ち上げるすごく疲れる体位って、確か言ってた…
子供を作るセックスとは違うって知ってるけど、でも男の人は女の人の体のいろんな所でセックスするって美香ちゃんと美園ちゃんと詩織ちゃんがすっごく楽しそうな顔でコッソリ教えてくれたから、たぶんあれもオーラルセックスとかアナルセックスみたいな…エキベンセックスって奴だと思うんだけど…?
どうしよう…だとしたら、愛奈は…お兄ちゃんの童貞を奪ってしまったのかもしれない…
それにお兄ちゃんの初キッスも…
いや、あれはキスじゃない。カモシレナイ。
あたしは人工呼吸をしたつもりだけど…
お兄ちゃんがどう思うかで初キッスになって…
イヤ~~ン♡おにいちゃんの初キッスと童貞を奪っちゃうなんて愛奈…エッチな女になってるぅ~~♡
それにしてもお兄ちゃんのアレ…すっごく熱かったけど…オチンチンってあんなに熱くなるんだ…動画では温度とかまったく分からなかったけど、でも女の人が先っちょをアレに当てられて、ヌルヌル何度もコスられて気持ちよさそうな声が出てたし…やっぱり他の人のも熱いのかなぁ。
どうしよ…ドキドキがおさまらない…顔もすごく熱い…愛奈…恥ずかしくて死んじゃいそうなんだけど…
コンコン
『愛奈、ごめんな』
ドアのノックの音が聞こえてすぐにお兄ちゃんの声が聞こえた。
お兄ちゃんがドアの前に居る!
全身に強く力が入って心臓の音が急にうるさいぐらいに聞こえはじめた。
えっ…これ…どう答えたらイイの?
お兄ちゃんにどう答えたらいいか分からない…
『愛奈?一応お風呂に長くいたから飲み物持ってきた。それと、着替えを持ってきたからドアの前に置いておくね。もしよかったら使って。…じゃぁ僕は自分の部屋に居るよ』
そう言えば…
愛奈は自分が濡れたまま部屋まで戻り、そのまま布団の中にもぐりこんだ事に今気づいた。
ベッドぐちゃぐちゃ…これじゃぁ寝れない…どうしよ…
自分以外にもやっと意識が向けられる心理状態になった愛奈は部屋の中を見渡してみた。
カーペットはほとんど濡れてないけど、髪が濡れたままもぐりこんだベッドだけは何とかしないと今日寝れない。
1人じゃどうしたらいいか分かんない…
困った時に、いつもどこに居ても駆けつけてくれた兄が、今、自分の傍に居ない事に気付き、涙が溢れてくる愛奈。
「お兄ちゃん助けて…」
「何があった!?愛奈!?お兄ちゃんに任せろ!」
すごく小さい声で漏れた言葉を聞きつけたお兄ちゃんが部屋のドアを突き破りそうな勢いで部屋に入ってきた。
すごくびっくりして全身がビクッ!ってなって涙が一気に引っ込んだ。
「お兄ちゃん…」
お兄ちゃんを見て勝手に声が出たのと一緒に涙がまた溢れてきた…
「大丈夫。僕がどうにかするから愛奈は安心していいからな」
お兄ちゃんが近づいて来て頭を撫でてくれた…すごく嬉しい…
「お兄ちゃんごめんね。あんな事して」
気付いたら謝罪の言葉が口から出ていた。
「んっ?あぁ、気にするな。僕がちょっと失敗しただけだ。愛奈は謝らなくても大丈夫だぞ。こっちこそ変なモノを押し当ててごめんな」
謝ったのはお兄ちゃんの初めてを色々奪ってしまった事と死にそうな目に遭わせた事になんだけど…
「お兄ちゃんだからいいよ♡」
なぜか、いつも気づいたら、あたしが謝らないといけないはずなのに、お兄ちゃんが謝ってくれて、あたしが許す感じになる…
お兄ちゃんはなんかずるい…でも好き♡…大好き♡
あたしは体が勝手にお兄ちゃんに抱き着こうとしてるのに気づいて、そのまま体の望むことをさせてあげる事にした。
「おっと…愛奈、さすがに頭も乾かさないといけないからこれを巻いて少し待っててくれな」
「うん」
お兄ちゃんがあたしの全身が隠れるぐらいのお家で一番大きなタオルを体にかけて体を隠してくれた。
そのまま肩を持たれてゆっくりとベッドに押して座らされた。
「愛奈の部屋にもドライヤーってあったよね?下着は持ってきたから…あとは…」
「お兄ちゃんのTシャツ」
あたしは小学校の低学年の頃に戻った気がしてわがままを言った。
子供みたいな事を言ってるって分かってる。
「んっ?僕のTシャツが欲しいの?」
「うん。今日着て寝るの」
「お前なぁ、最近お気に入りのTシャツが見当たらないのってもしかして愛奈のせいか?」
「…エヘヘ♪」
「まったく。…まぁ…着てもいいけど…着たら洗い場に出しておけよ?」
「ハーイ♡」
お兄ちゃんが私の部屋のドライヤーと私のいつも使ってるブラシを使って髪を乾かしてくれて、パンツとブラジャーも着せてくれて、何度も勝手に借りたお兄ちゃんのお気に入りのTシャツを着せてくれた。
そしてどこからかシーツと毛布と敷き布団を持って来てくれてベッドもキレイにしてくれた。
「これマジでお気に入りなんだからな?」
あたしが着させてもらったTシャツの肩の辺りをツンツンしながらお兄ちゃんが小さくため息を吐いて名残惜しそうに見てる。
「わかってる♡おにいちゃんありがと♡」
あたしは自分からお兄ちゃんに抱き着いて頬にチュッてしてあげた♡
「うっほっ♡…そう言えば愛奈、1個…愛奈の恋愛の…あー…」
何だろ?チューは喜んでくれたけど…お兄ちゃん何か聞きたいのかな?
「んーその……ん。まいっか。今度また時間があったら聞く。じゃぁ今日は風邪ひかない様に温かくして寝るんだぞ?」
お兄ちゃんがちょっと困った顔であたしの頭ポンポンってしてから部屋から出て行った。
はぁ…なんかすごくいっぱい色んな事があって…疲れちゃった。
…よっし。
愛奈は、お兄ちゃんとの体の関係が行きつく所まで行ってしまったので、明日からは妹性奴隷として、生きて行こうと思います♡
あたしはベッドに入ってこれからの自分の人生に対して心の中で気合を入れて宣誓してから目をつむった。
愛奈はなんとなくお兄ちゃんの匂いを全身に感じた気がして、小さい頃一緒に寝ていた頃を思い出しつつゆっくりと眠りに落ちていった。
◇◆新之助◆◇
「僕の寝るとこ…どうしよ…」
自分の部屋のベットから敷き布団と毛布とシーツが無くなっているのを見下ろしながら、少しだけ途方に暮れる新之助だった。
自分の部屋に戻るって言いながらも愛奈の部屋の前で動けなかった僕に愛奈の『助けて』って声が聞こえてから、無我夢中であれこれやって、気付いたら僕の部屋のベッドがえらいこっちゃになってしまった訳なんだが、まぁ…最悪飲み物こぼしたとか言って布団なんかは父さん母さんに僕が謝っておけばいいか。
父さんも母さんも大体帰ってくるのが真夜中過ぎだし、愛奈は週末ぐらいしか顔を合わしてないけど…
そろそろあの話もしておかないといけない頃か。
愛奈の部屋から僕の部屋に運び込んでおいた濡れた敷き布団とシーツと毛布を静かに運び出し、シーツと毛布は洗濯機に放り込んで専用の洗いモードで洗濯機を起動。敷き布団は使ってない部屋に布団を干す為の三つに折れる自立させられる布団干しに乗せてエアコンをかけておけばとりあえず明日までには乾くはず。
とりあえず愛奈のやらかしを全て処置して僕はリビングのソファーに腰を下ろした。
最近色々おきすぎてて目が回りそうだ…で、その原因が、魔法…。
今僕が使える魔法が過去(12時間まで)を見る魔法と精力活性化スキルと自己回復の魔法。
スキルと魔法の違いって何だろ?全部魔力…って言ってイイのか分からないけど、同じパッション的な何かを使う事で効果を発揮してるようだけど…
そう言えば目が覚める前に魔法を使った様な感覚があったけど、もしかしたら僕、自分の体が死にそうな状態になったのを自己回復魔法で回復させたのか?
精力活性化の方はなぜ一緒に使ったのかは分からないけど、あの夢を見るまで自分にどんな魔法が使えるのかまったく分からなかった。もしかしたら、思い出せるエピソードがたまたま同じで一緒に思い出せたって感じなのかなぁ…
じゃぁあの過去を見る事が出来る魔法を思い出したのも、何かがキーになってる…?
最初にあの夢を見たのは…確か、僕が高校に入った年の夏ごろ…もうちょっとで1年ぐらい経つのか。そう言えばあの時も僕、死にそうな目に遭ったなぁ…
もしかしたら死にそうな目にあったら、何か使える魔法を思い出すのか?
オイオイ、勘弁してくれって。臨死体験とか一生の間に何度も経験する様な事じゃないだろ…って言うかそんなの経験したくないって。
1人で考えても何がなんだか…できれば誰かに相談したい所なんだが…うん。ソラ先生には絶対言わない方がいいな。
あの人に回復魔法と精力活性化スキルの事を言ったら、僕…たぶん何度も臨死体験させられると思う。
『あっ♡あんな状態になっても死なないなんて新之助君ってドMの才能があるのね~♡じゃぁ今度はこれ♡』
とかなんとか言って僕の体を切り刻むなんて事をしかねない気がする。
ソラ先生は絶対ダメ。
そしたら後はもうあのヤブな町医者って事になるんだけど…んー…今度は最初から魔法を使う方向で話をしてみるか。
魔法を使って見せたらソラ先生とか幸之助みたいに信じるしかないよね。
おっし。明日辺りもう一回学校帰りに行って相談してみよ。
僕は明日の予定を決めて自分の部屋に戻り、敷き布団の無いベッドに寝転んで目を閉じた。
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