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第3章 気持ち、あふれて
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「各部門、特に廃止を提案した部門のリーダーからの反発は予想していたことですから。次の説明会の日まで、社長はなるべく皆さんの不平不満に耳を傾けておいてください。そして、自分がなんとかする、と彼らに伝えておいてください」
「で、今後は」
「前回お話ししました代案を社長のご英断という形で、社員の皆さまにお伝えします」
代案というか、実はこっちが本当のプラン。
部門縮小を含むのでかなり厳しいものだけれど、全面廃止よりはだいぶ耳障りがいいはず。
融通の利かないコンサルタントの意見を、社員を守るために社長が曲げさせたというストーリー。
改革プランの成功と社長への信頼を一気に獲得しようと、一石二鳥を狙っている。
今回に限らず、コンサルティングの仕事はただ、機械的に効率アップを図ればいいというものではない。
結果的に上層部への反発を生んでしまっては改革の効果は半減、いやマイナスになる。
社員が納得することではじめて、そのプランはきちんと〝機能〟し〝良い結果〟を生む。
星川社長はコーヒーカップを置くと、目を細めた。
「いや、策士ですね、橋本さん、その手腕、ぜひ、うちで発揮していただけませんか。もちろん、今、お勤めの会社より良い条件で」
「で、今後は」
「前回お話ししました代案を社長のご英断という形で、社員の皆さまにお伝えします」
代案というか、実はこっちが本当のプラン。
部門縮小を含むのでかなり厳しいものだけれど、全面廃止よりはだいぶ耳障りがいいはず。
融通の利かないコンサルタントの意見を、社員を守るために社長が曲げさせたというストーリー。
改革プランの成功と社長への信頼を一気に獲得しようと、一石二鳥を狙っている。
今回に限らず、コンサルティングの仕事はただ、機械的に効率アップを図ればいいというものではない。
結果的に上層部への反発を生んでしまっては改革の効果は半減、いやマイナスになる。
社員が納得することではじめて、そのプランはきちんと〝機能〟し〝良い結果〟を生む。
星川社長はコーヒーカップを置くと、目を細めた。
「いや、策士ですね、橋本さん、その手腕、ぜひ、うちで発揮していただけませんか。もちろん、今、お勤めの会社より良い条件で」
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