悪役令嬢は双子の淫魔と攻略対象者に溺愛される

はる乃

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旧ver(※書籍化本編の続きではありません)

体力の限界まで★

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あの後は散々だった。
ヴィクトリアは屋敷へ戻る為に馬車へ乗り込んだ後、馬車の中でルカに後ろから抱き締められるような体勢で座ったまま熱く滾る熱杭の上に腰を沈められ、馬車が走り出し、揺れてその振動が伝わってくる度に深いところを何度も擦られて、時に大きく揺れれば抉るように最奥を穿たれる。繰り返し繰り返し、ずぅっと。

屋敷に着くまでの間に、一体何度達した事か。

『ひあっ♡♡あぁん♡♡♡』
『馬車の振動がそんなに気に入りましたか?ふふ、これでは馬車に乗る度に、濡れてしまうようになるかもしれませんね?』

まるで、そうなる事を望んでいるかのように、ルカが甘い声音でヴィクトリアの耳にそう囁く。

馬車にはフィルもナハトも同乗している為、二人はそんなヴィクトリアとルカをじっと見つめていた。表情には出さない様にしているようだが、明らかに二人の纏う雰囲気は不機嫌そうだ。既にエリック様に何度もイカされ、身体を重ねて疲れ切っているのに、今度はルカに身体を治癒すると言われながらこんな風に抱かれて。

主であるのは自分なのだから、文句のひとつでも言いたいと思ってしまう。
けれど。

彼等の精気を喰らい、尚且、これだけ悦がって彼等から与えられる快楽に身を浸し、絶頂を繰り返して気持ち良くなってしまっているのだ。
今更、非難など出来る筈もない。

『……気持ち良いですね?ヴィクトリア』

ルカの切ない吐息混じりの問い掛けに、コクコクと頷きながら、必死に耐える。
本当に、絶え間ない振動が心地良かった。時折大きく揺れると、ゴツッと激しく子宮口を抉られ、脳天が痺れる様な快感が一気に迫り上がってくる。

もう理性なんて残っていなかった。
気持ち良い。
気持ち良過ぎておかしくなる。
否、既に快楽に堕ちてしまっていた。


そうして屋敷に着けば、抱き上げられたヴィクトリアは寝室へと連れて行かれ、そのままルカとフィル、ナハトの三人に迫られて、夜通しずっと四人で快楽を貪り合い、淫らに乱れに乱れた。

「あっ♡あっ♡ああああっ♡♡」
「ヴィクトリア様、もっともっと私の子種を搾り取って良いですよ」

もう空は白み始めていた。
身体中、汗や蜜など様々な体液に塗れて、溶けてしまいそうだ。
繋がったまま身体を持ち上げられて、フィルが少し動く度に、深く深く沈み込み、絶頂を何度も何度も繰り返す。
ヴィクトリアは息も絶え絶えに、フィルの首に両腕を回して必死にしがみつきながら、もう無理だと懇願した。

「ふか……深い、の♡♡また、イッちゃ……っ……もう、休ませて……」
「駄目です。あの王太子に散々良くされたのでしょう?なら、彼との情事を思い出す事が出来なくなる程、貴女を抱き潰させて下さい」

フィルの瞳に帯びる激しい熱。
その熱に当てられたかのように、胸が苦しくなる。

しかし、抱き潰させて欲しいと言われても、本当に身体はもう限界だった。いくら魔物に転化したと言っても、元が人間で、しかも非力な貴族令嬢だ。体力に限界がある。

油断すれば、すぐに眠気に襲われる。
だが――――

「ひゃあああん♡♡♡」

眠そうに瞼を閉じようとすると、直ぐ様身体を揺らされて強制的に絶頂させられてしまう。

ヴィクトリアは思った。

(……私、今日死ぬの?)

フィルが優しくヴィクトリアの頬や目尻にキスを落とし、唇を重ねた。

「ん、ぅ……♡」

甘く繊細なキスに、ヴィクトリアの鼓動が高鳴る。

立って繋がったままヴィクトリアを持ち上げているフィルの体力は底なしなのだろうか。
ヴィクトリアの後ろにはナハトが立ち、後ろから両手を伸ばして、ぷるぷると揺れる乳房を揉みしだかれ、その頂にある赤く熟れた実を指先で捏ねくり回される。

「フィル、変われよ。もう一時間は独占してるだろ?」
「ナハトはルカの後、私よりも先にヴィクトリア様を抱いたでしょう?その時、貴方はニ時間もヴィクトリア様を独占していたと記憶しています。私も同じか、それ以上欲しいです」
「そんなに独占してない!それに、順番にヴィクトリア様を悦くしていたんだから、俺一人が独占していた時間なんて微々たるものだろうが」
「とにかく、今はまだ駄目です。後数回はヴィクトリア様の中に私の熱を刻みつけたいので」
「そんなの俺だって……っ」

二人が言い争っていると、一人ソファーで寛いでいたルカが、二人の会話に割って入ってきた。

「二人共、水を差すようで悪いとは思うのだけど……」
「……なんですか?少しは空気を読んで下さい」
「ルカは黙ってろ!」

苛立ちを露にし、邪魔をするなとルカを睨みつける。
けれど、ルカはそんな二人の苛立ちなど全く気にしておらず、微笑んで再び口を開いた。


「ヴィクトリア、もう寝てますよ?」

「「……え?」」


フィルにしがみついていたヴィクトリアは、スゥスゥと寝息を立てて眠ってしまっていた。
試しに身体を揺すってみると、ビクビクと反応はするものの、眉根を寄せて悩ましげな表情をしつつ瞼は閉ざされており、一向に意識は浮上して来ない。

体力の限界だ。
完全に落ちてしまったようだ。

「「…………」」

フィルとナハトはまだ納得のいかない顔をしていたが、治癒を施しても目を覚まさないので、仕方がないと漸く諦めたらしい。
ヴィクトリアを優しくベッドに寝かせた後、二人はお湯に浸して絞った温かなタオルで、ヴィクトリアの身体を隅々まで丁寧に拭いていく。

そうして、二人は気付いた。
ヴィクトリアの左胸に、薄っすらと浮かぶ奇妙な印のようなものがある事に。


「これは……?」


* * *
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