悪役令嬢は双子の淫魔と攻略対象者に溺愛される

はる乃

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旧ver(※書籍化本編の続きではありません)

僕で頭の中をいっぱいにして⑤★

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「我が主、ヴィクトリア。迎えに来ましたよ」
「るか、せんせ……?」

ルカはヴィクトリアの掠れた声に一瞬だけ眉を顰めると、エリックの見ている前で優しくヴィクトリアに口付けた。

「んぅっ♡♡」
「……なっ……!リアに、何を……っ」

エリックがルカを睨みつつ抗議の声を漏らすけれど、ルカはそんなエリックを無視して、ヴィクトリアの唇に深く濃密で優しい大人のキスを施す。

そうして重ねられた唇を離し、何度か啄むように軽いキスをすると、ルカはゆっくりと離れた。

「痛めた喉を回復させました」
「!」
「これでいつも通りの涼やかで美しい声が出る筈です」

後半はキスされながらだったので、そこまで喉を痛めたとは自覚してなかったが、確かに僅かな鈍い痛みの消えた喉は、とても軽やかだ。

「あ、ありが――――」
「次はこちらも・・・・癒してあげましょうね」

お礼の言葉を口にしようとしたヴィクトリアに、ルカは優しげな笑みを浮かべたまま、そう言って蜜まみれの秘処へ手を伸ばした。

「ひゃっ?!る、ルカ先生……?」
「可哀想に、こんなに腫れてしまって。……すぐに癒してあげますから」
「だ、だめ……今は、止め……」
「止めません」
「ひぅうっ♡♡♡」

ずっと絶頂しっぱなしで全身がぐずぐずに蕩けて敏感になってしまっているヴィクトリアのぷっくりと充血し肥大化してしまった花芽をパクリと口に含む。
エリックが射殺さんばかりにルカを睨めつけるが、ルカはそんなエリックにわざと見せつけながら、ヴィクトリアの花芽を優しく丁寧に嬲っていく。

「あんっ♡♡や、やだぁ♡♡」
「……ん、(ぢゅる)……ほら、腫れが引いて来ましたよ。きちんと念入りに癒してあげますから」
「るか……っ♡♡」

エリックが見ているのに。

ルカに対して、フィルやナハト、エリックに抱いているような特別な感情は無い。けれど、彼もまたヴィクトリアと従属契約を交わしているインキュバスの一人で、半分は人間の血が流れている半淫魔ハーフ。ある意味で、今のヴィクトリアに最も近しい存在。

そんな彼を、ヴィクトリアは無下に出来ない。それどころか、自らを食事として既に彼を受け入れてしまっているヴィクトリアには、彼に情すら湧いてしまっている。
ルカもまた、ヴィクトリアが己の内側に入れてしまった一人なのだ。

「あぁっ♡♡」
「気持ち良いですか?痛いようなら言って下さいね?見た目が治ったように見えても、とてもデリケートな部分ですからね。皮を剥いて、しっかり隅々まで癒やさないと」
「やっ♡やぁあああん♡♡だ、め……ルカ、ルカ♡そんなに、しちゃ……っ♡♡」

レロレロレロレロ♡♡
ちゅうぅうう♡♡

何度も何度も舌で転がされて、強弱をつけて吸い付かれ、エリックが見ているのに、はしたなく蜜をトロトロと溢れさせてしまう。

「……気持ち良いですか?」
「るか……っ……回復、は……今はもう、いい、からぁ……♡♡」
「駄目です。……ああ、こんなに下の口から涎を垂らして。随分と彼に絶頂させられたように見受けましたが……」
「あぁああんっ♡♡」
「足りなかったみたいですね?」

ハーフであっても、当然ルカの唾液には、フィルやナハト、ヴィクトリアと同じように催淫効果がある。フィルやナハト程強力ではないが、ルカの唾液に宿る催淫効果は持続性が高く、ジワジワと相手を快楽に落としていく。

確かに腫れは引いた。
けれど、ゾクゾクとした快感が迫り上がってきて、ルカの丁寧な舌遣いにヴィクトリアは追い詰められていく。

「気持ち良いですか?」
「そんな、こと……っ」

駄目。
エリックも聞いているのに。

「では、まだ痛いのですね?それならば、もっともっと念入りに回復を続けましょう」
「あぁん♡♡らめぇっ♡♡♡」

エリックは既に、ルカの魂胆に気付いていた。ヴィクトリアを独占しようとした仕返しなのか、わざとエリックの前でヴィクトリアに”気持ち良い”と言わせようとしているのだと。

――――“牽制”。

そうして、ヴィクトリアを一番気持ち良く出来るのは、人間であるお前ではないと、見せつける為に。

「おや?イッてしまったのですか?いやらしい蜜が溢れ……」

言い終わる前に、ルカがピクリと何かに気付いて、ある一点を見つめ、言葉を噤んだ。
それはコポコポとヴィクトリアの蜜口から蜜と共に溢れ出る、エリックの子種。大量に放たれた子種が、蜜と共に押し流されてきたのだ。

それまで穏やかな表情をしていたルカが、僅かに冷めた視線をエリックへと向ける。


「……随分とお食事・・・を愉しんでいたようですね。まぁ、彼は人間ですから、さぞ美味しかったでしょう?」
「……るか、せんせ……?」
「ですが、何事も程々にしなくては。中も、きちんと癒してあげますね」
「な、中も?でも、痛いところなんて」
「今は分からなくても、後になってから痛むかもしれませんし。とりあえず、ここでは蜜口まで、ですかね。中は屋敷に帰ってから、隅々まで確認して、癒してあげますから」
「へ?え……あっ……だめ!る、ルカ先生、待っ……」
「正直に感じたままを答えて下さいね?……でないと、ずぅっと終わらないので」
「っ?!」

花芽の時と同じ様に、ルカが優しく丁寧にヴィクトリアの蜜口を舌を遣って舐め上げていく。
ゾクゾクとした快感が走り抜け、身体の奥深く、子宮の辺りがジュンと疼いた。それもその筈。ルカによって、催淫効果のある唾液を塗りたくられているのだから。
始めにたっぷりと敏感な花芽に塗りたくられ、次にヒクヒクと涎を垂らしている下の口。

入口だけじゃなく、外側も念入りに。
蜜口の周囲だけでなく、太腿の付け根や、従属契約の印。お臍の辺りまで。
そうして外側が終われば、次は中だ。くちゅり♡と舌を蜜口の中へと差し入れて、丹念に熱い蜜壺の中に唾液を擦りつけ、流し込んでいく。

(気持ちイイ……♡でも……エリックさまが、見てる、のに……)

しかし、そう思ってエリックをチラリと見たヴィクトリアは、思い掛けないモノを見てしまった。

「……っ……リア……」

動けず、ヴィクトリアの隣で横たわるエリックの欲望が、再び質量を取り戻し始めていた。
制御アイテムのリボンを根元につけられているのに、エリックはヴィクトリアの痴態を目にして、興奮してしまっていたのだ。

制御アイテムは、催淫効果によって歯止めがきかなくなった者を鎮める為のもの。故に、今のエリックは催淫効果が無いシラフの状態で、ヴィクトリアに興奮し、己のソレを勃たせてしまったという事だ。

エリックが、自分に興奮してくれている。

それはいつもの事だ。
だが、サキュバスに転化してしまったヴィクトリアは、その辺りで不安を抱えていた。サキュバスには相手を魅了する能力が備わっている。
夢渡りと同様に、無意識でその力を行使していたら?
そうして、もしもその力の影響をエリックが受けていたら……

「リア…………」

エリックの瞳に帯びる熱。
情欲の炎。
ヴィクトリアの中で、何かが弾けた。



「答えて下さい、ヴィクトリア。……気持ち良いですか?」



差し込まれた舌がヌルヌル動き、ヴィクトリアの敏感で感じやすいところを容赦無く舐め上げて、吸い付き、嬲っていく。
ヴィクトリアは身体を震わせながら、感じるままに答えた。



「気持ちい……っ……気持ち、いいの……♡♡」



トロンとした潤んだ瞳で、涙を零しながら頬を上気させ、甘く切ない吐息と共に、“気持ち良い”と自ら悦んでいる事を認め、身体をグズグズに蕩けさせるヴィクトリアに――――


ルカもエリックも、胸が壊れてしまいそうな程に射貫かれ、やられてしまった。


「……良い子ですね。では、お屋敷に帰りましょうか。中の奥の奥まで、きちんと確かめて治さないといけませんからね。それまで、コレを挿れておきましょう」
「ひぅっ♡♡♡」

何処から取り出したのか、ヴィクトリアの蜜壺に質量のあるディルドが埋め込まれた。突然の衝撃に、ヴィクトリアの身体がビクビクと跳ねる。

「ふふ、挿れただけでイッてしまうなんて。我が主は本当に可愛い人ですね」
「やっ……やぁっ♡♡これ、抜いて……っ♡♡」

ルカは自身の白衣を脱いでヴィクトリアを包むと、ひょいとその身を抱き上げた。

「きちんと栓をしておかないと。ずっと蜜を垂らしながらいくのはマズイでしょう?」
「あんっ♡♡だ、め……動いちゃ……♡♡」

ルカが歩く度に、その振動が伝わって、ディルドがヴィクトリアの深いところに擦れるのだ。
一番感じるところが、歩く度に甘く擦れて、ヴィクトリアはルカに必死でしがみついた。

「るか……っ……これ、おっき……♡♡抜い……」
「お屋敷に帰ったら、もっと大きいのを挿れてあげますね。……このまま馬車へ行くんですから、顔は隠して下さい。それでは、エリック殿下。また明日」

ルカがにこりと笑みを浮かべながら、ヴィクトリアと共に保健室を出て行った。

残されたエリックは、その時点で身体が動くようになる。
悔しさに歯噛みしつつ、上体を起こしたエリックは、自身の欲望が既にガチガチに硬くそそり勃ち、我慢汁を垂れ流していることに気付いた。

「…………リア、リア……♡」

堪らずに手を使って扱いていく。
根元を締め上げるリボンの力で、催淫乱効果は無効になっているのに。
ヴィクトリアの痴態を思い浮かべ、やがて絶頂を迎えても、まだまだエリックの熱は収まらない。

「……くっ……!」

確かに自分は人間だから、特別な力なんてない。

けれど、そんなものに頼らなくても、ヴィクトリアを想う気持ちは誰にも負けないつもりだ。だから。


「くそ……こんな事で……!」


こんな事で折れたりしない。
エリックは既に、ヴィクトリアの傍に居る為ならば、どんな事でも受け入れると決めたのだから。

……………………
…………

エリックは数回、己の欲望を吐き出した後、ベッドの処理をしてから執務の為に王宮へと戻った。いずれ返上する王太子の座。だが、返上するからといって中途半端に投げ出したりはしない。
エリックは今まで通りに、キッチリと執務や公務をこなしながら、ヴィクトリアを想い、ヴィクトリアとの未来の為に邁進するのだった。


* * *
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