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第48話 エクスタシー
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ナツキはたちまち震え上がる。
「ナツキ、ここはRPGだ。遅かれ早かれこういう強敵と戦うことになる。今まで俺たちに守られて、生きるか死ぬかのような切羽詰まった状況には遭遇してなかっただろ? いつまでも生ぬるいゲームをしてたら、強い敵とは戦えないままだ」
「……言ってることは、わかる、けど……それと、バイブを突っ込むのと、何の関係が……」
「いいから、ナツキ戦ってこい、ボスと」
リュウトはそう告げた瞬間に、リモコンのスイッチを強にした。
「ひゃああああああああうっ……!」
いきなり尻を突き上げられ、ナツキが崩れ落ちる。
「やぁっ、だめっ……むりっ……いくっ……あぁっ……」
ピストンバイブに突き上げられるたびに、尻がビクビクと揺れる。
「……だめっ……いくっ……あぁあっ……」
ナツキは苦しそうに自分の股間をつかんだ。ズボン越しに勃起をきつく握り、こすりあげたい衝動と戦う。そんな彼の目の前に、ボスモンスターが立ちはだかった。
「……あ……」
ボスモンスターが腕を振り上げた。恐怖でナツキの思考が停止する。だがピストンバイブに執拗に突き上げられた身体は、たちまち達しそうになる。ナツキは身動きできないまま激しく混乱した。
「あっ……あっ、あっ、いく……っ、いあぁぁぁああぁ……っ」
ビクビクと全身が跳ね上がった瞬間、ボスモンスターの鋭い爪が振り下ろされた。
「ナツキィィィィィ……っ!」
スオウの叫び声が聞こえた。絶頂と殺される痛みが同時に起こり、ナツキの意識はたちまち暗闇へと落ちた。
「…………ハッ」
ナツキはガバッと顔をあげた。自分の両手を見つめる。たった今、死んだはずだった。殺されたはずだった。なのに、生きている。
「あっ……」
部屋の中にボスモンスターはいなかった。
「あ、あれ……?」
「ナツキ、きみは一度死んだ。でも俺が生き返らせた。ゲームの中だからね。何度死んでも生き返らせることができる。初めて死んだ感想はどんな感じだった?」
ナツキは膝をつき、ガクガクと小刻みに震えながらリュウトを見た。
「……き、気持ち、よかった……」
「エクスタシー中に殺されたんだ。俺はきみにそれを味わってもらいたかった。たまらない感覚だったろ?」
ナツキは熱く震えながら自分の腕を抱いた。
「……でも、怖い……でも、気持ちいい……あぁ、なんか、俺、変……」
「あんまりナツキを変態に育てるなよ」
スオウが呆れた声でぼやいた。
「ここまで感度が高く育ったんだ。ナツキにはもっと気持ちよくなってもらいたいだろ?」
リュウトは悪びれた様子もなく言い放った。
「このゲームではモンスターにやられる時も生々しく感じる。ナツキは俺たちがずっと守ってしまったから、モンスターに倒される感覚を知らないままだった。遅かれ早かれいずれ起こる。それなら、気持ちよく死んだほうがいいだろ? 身体がこの感覚を覚えてしまったから、これでナツキはこの先モンスターに倒されるたびにエクスタシーを思い出すようになる」
スオウが首をかしげながら問いかけた。
「モンスターに倒されるたびにイッちゃうってこと?」
「俺の計算ではね」
リュウトがリモコンのスイッチを入れた。ナツキがビクンッと跳ねる。
「ひゃあああああっ……」
「これはずっとつけておきたいなあ」
「やだっ、たのむ……から、取って……もう、取って……っ、あぁうっ……」
ナツキは床に爪を立て、ビクンッビクンッと跳ねる。何度も立て続けにイキすぎて、もうわけがわからなくなっていた。
「……あーもう、やっべえ。ナツキの中に挿れたくなってきた。イッてるナツキをただ眺めてるだけってのも楽しいけど、結構つらい……」
スオウが自分の股間をぎゅっとつかんだ。
「なら、宿屋に戻ろうか。ボスも倒したし、アイテムもいろいろ手に入ったから」
リュウトが喜々として告げる。二人はナツキの左右に立って腕をつかみ、やや強引に立ち上がらせた。
「ナツキ、ここはRPGだ。遅かれ早かれこういう強敵と戦うことになる。今まで俺たちに守られて、生きるか死ぬかのような切羽詰まった状況には遭遇してなかっただろ? いつまでも生ぬるいゲームをしてたら、強い敵とは戦えないままだ」
「……言ってることは、わかる、けど……それと、バイブを突っ込むのと、何の関係が……」
「いいから、ナツキ戦ってこい、ボスと」
リュウトはそう告げた瞬間に、リモコンのスイッチを強にした。
「ひゃああああああああうっ……!」
いきなり尻を突き上げられ、ナツキが崩れ落ちる。
「やぁっ、だめっ……むりっ……いくっ……あぁっ……」
ピストンバイブに突き上げられるたびに、尻がビクビクと揺れる。
「……だめっ……いくっ……あぁあっ……」
ナツキは苦しそうに自分の股間をつかんだ。ズボン越しに勃起をきつく握り、こすりあげたい衝動と戦う。そんな彼の目の前に、ボスモンスターが立ちはだかった。
「……あ……」
ボスモンスターが腕を振り上げた。恐怖でナツキの思考が停止する。だがピストンバイブに執拗に突き上げられた身体は、たちまち達しそうになる。ナツキは身動きできないまま激しく混乱した。
「あっ……あっ、あっ、いく……っ、いあぁぁぁああぁ……っ」
ビクビクと全身が跳ね上がった瞬間、ボスモンスターの鋭い爪が振り下ろされた。
「ナツキィィィィィ……っ!」
スオウの叫び声が聞こえた。絶頂と殺される痛みが同時に起こり、ナツキの意識はたちまち暗闇へと落ちた。
「…………ハッ」
ナツキはガバッと顔をあげた。自分の両手を見つめる。たった今、死んだはずだった。殺されたはずだった。なのに、生きている。
「あっ……」
部屋の中にボスモンスターはいなかった。
「あ、あれ……?」
「ナツキ、きみは一度死んだ。でも俺が生き返らせた。ゲームの中だからね。何度死んでも生き返らせることができる。初めて死んだ感想はどんな感じだった?」
ナツキは膝をつき、ガクガクと小刻みに震えながらリュウトを見た。
「……き、気持ち、よかった……」
「エクスタシー中に殺されたんだ。俺はきみにそれを味わってもらいたかった。たまらない感覚だったろ?」
ナツキは熱く震えながら自分の腕を抱いた。
「……でも、怖い……でも、気持ちいい……あぁ、なんか、俺、変……」
「あんまりナツキを変態に育てるなよ」
スオウが呆れた声でぼやいた。
「ここまで感度が高く育ったんだ。ナツキにはもっと気持ちよくなってもらいたいだろ?」
リュウトは悪びれた様子もなく言い放った。
「このゲームではモンスターにやられる時も生々しく感じる。ナツキは俺たちがずっと守ってしまったから、モンスターに倒される感覚を知らないままだった。遅かれ早かれいずれ起こる。それなら、気持ちよく死んだほうがいいだろ? 身体がこの感覚を覚えてしまったから、これでナツキはこの先モンスターに倒されるたびにエクスタシーを思い出すようになる」
スオウが首をかしげながら問いかけた。
「モンスターに倒されるたびにイッちゃうってこと?」
「俺の計算ではね」
リュウトがリモコンのスイッチを入れた。ナツキがビクンッと跳ねる。
「ひゃあああああっ……」
「これはずっとつけておきたいなあ」
「やだっ、たのむ……から、取って……もう、取って……っ、あぁうっ……」
ナツキは床に爪を立て、ビクンッビクンッと跳ねる。何度も立て続けにイキすぎて、もうわけがわからなくなっていた。
「……あーもう、やっべえ。ナツキの中に挿れたくなってきた。イッてるナツキをただ眺めてるだけってのも楽しいけど、結構つらい……」
スオウが自分の股間をぎゅっとつかんだ。
「なら、宿屋に戻ろうか。ボスも倒したし、アイテムもいろいろ手に入ったから」
リュウトが喜々として告げる。二人はナツキの左右に立って腕をつかみ、やや強引に立ち上がらせた。
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