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槇人
26:デュオモード
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それからゲームを起動してzh@のステータスがゲームプレイ中のときは必ずパーティ参加申請を投げてみた。何回も何回もやってたらフレンドを切られたけど、zh@のフレンドIDを控えておいたから今度はフレンド申請を何回も送った。3回繰り返し送ったら「しつこい」とチャットアプリの方で文字が送られてきた。喜んで返信した。
「ゲームしようよ。配信外で」
zh@からの返信は無かった。ただ、フレンドリストにzh@の名前が復活して、次にパーティ参加申請を投げたときは承認されてマッチング画面にzh@のキャラが現れた。索敵特化のキャラ、ホークショー。
「ぜっとさん!!!!」
「は? お前ゴールドじゃねぇか」
嬉しくてzh@の名前を大声で呼んだ俺に対して、zh@の第一声がこれ。俺のランクアイコンを見て吐き捨てた。zh@のアイコンはゴールドの上、プラチナランクだ。
「ぜっとさんが一緒にやってくんないから上がんなかったの!」
「いくら野良でもプラチナまではいけるだろ」
「ソロで別ゲーやってたんだよ、見てくれてねぇの?」
配信では前にzh@に勧められたRPGをずっとやってる。zh@が言ったとおり神ゲーで、ED見た後も隠しイベントを消化している。俺がこのゲームやるって言ったらzh@は配信追いかけるって言ってくれてた。今も見てんのか聞いたけど、zh@は何も答えない。
「配信しなくていいのか」
「いいよ。ぜっとさんと遊びたいだけだから」
本心だ。zh@はもう配信に呼ぶなって言ってた。じゃあ配信外だったら一緒に遊んだっていいだろ、ってゲーム開始ボタンを押した。zh@は黙っていたが、いつも通りどこのフィールドが舞台か分かった瞬間に「展望台の方漁るか」と指示を出した。いいね、高いところ。単スナ見つけたらzh@に渡すよ。
ランクマッチは3人パーティ限定だが、通常のカジュアルマッチではデュオモードってやつがある。2人パーティ固定で戦うモードだ。誰にも邪魔されずにzh@とやりたかったから、今回はデュオモードを選んだ。スナイパーのzh@と俺でこれをやると、近距離戦は俺が単騎で突っ込むことになる。いつも以上にzh@に立ち回りを注意されて、ヤカモレさんが居ない分ちゃんとマップ見て敵位置把握しろって言われた。考え無しに3人パーティに突っ込んでいったりしたら目も当てられないし、凄い罵詈雑言が飛んでくる。
「家の中1人、扉側、グレモーション」
スキャンした後、すぐ状況把握したzh@が俺にマップの補足をする。グレモーションと言った通り、すぐにグレネードが飛んできた。煙幕だ。あたりに煙が巻かれ、視界が悪くなる。残り3チーム、パルスにフィールド狭められて家以外に遮蔽物無し、少しでも目隠しにと投げられたものだ。スキャンがあるから見えなくても当てられる。照準を合わせて引き金を引こうとした瞬間だった。
「あれ!?」
何も起こらない。今日は必要以上のことは何も喋らない無口なzh@にも「何やってる」ってイラついた声で聞かれた。最終局面の大事な場面、V取れるかどうかってところだ。銃が撃てない。手元を見る。
「マウスの充電切れた!!」
「はあ!?」
「あーっ! ごめん!!」
武器操作は全部マウスだ。でももうマウスの赤いランプすらついてない。悪あがきでキーボードで出来る操作全部やったらブラックホール展開して敵キャラ近くに寄せたのは良いものの、そのまま0距離で俺が撃たれて死んだ。一緒に詰めてたzh@もスキャン飛ばして射線切って逃げようとするものの、そのまま撃たれてゲームオーバー。
「ごめええええん!!」
物理トロール過ぎる。流石に凹んでそのまま突っ伏して謝り倒すと、zh@が「アホか!!!!」とクソデカボイスで言ったあと、
「マウスの充電切れとか、ふ、おまえ、まじ、ふふ、ははは!!」
大声で笑った。
顔を上げてチャットのzh@の画面を見る。ずーっと不機嫌そうにゲームしてたのに、手で顔を覆って爆笑してる。「マウスくらい充電しとけ」って至極真っ当なツボに入ってる。
「あれだけ一緒にゲームしたいって誘っておいてこれ」
「悪かったな! ごめん!!」
「おい、何のゲームするんだよ。マウス使わないPCゲームなんて知らねぇぞ」
「待って待って、充電するから」
「もうやめるか」
「待ってって!! 何かしよ!!」
「何かって何だよ」
ずーっと笑ってる。笑いながらzh@はせっかく繋がった連絡手段を何とか保とうとする俺を無視して無慈悲にFPSのマッチングを終わらせた。もう一回パーティの参加申請を飛ばそうとするものの、マウスの充電切れてるから何も出来ない。
「もおおおお!! だ、か、ら! 待ってって!!」
俺が文句を言うと尚更笑ってる。チャットアプリの方は切られてない。
ひとしきり笑ったあと、zh@はため息をついた。
「配信でやってたらクリップ化されてたのに、ついてねぇな」
「繋ぎました! ほら!」
「見せんでいい」
USBコードを繋いだマウスを掲げる。俺がもがいて一緒に遊びたいアピールしても、zh@はもうPCから手を離してゲーミングチェアに身を沈めて頬杖をついていた。
「てかお前パッドじゃなかったか? いつキーマウにしたんだ」
「ぜっとさんにパッドのエイム散々言われたとき」
「結構最初の方じゃねぇか」
「そー。悔しくて黙ってた」
「はは」
パッドはいわゆるゲームのコントローラー、キーマウはキーボード&マウスの略だ。キーマウの方が繊細な操作ができる反面大体のFPSゲームではその操作性の差を無くすためにパッドの方にハンデが入ってる。例えばエイムアシスト。近距離戦ではエイムがしやすいパッドの方が圧倒的に有利なのだ。パッドなんだからもっと当てろ、エイムがクソ過ぎるって散々zh@に言われて俺はキーマウに変えた。そこまで言うならキーマウで極めてやるって反骨精神みたいなやつだ。
「最初に比べれば上手くなったな」
zh@に褒められてびっくりした。
「まじ!? そう思う!?」
「……まあ、流石にマスターまで行ってれば」
身を乗り出して聞き返す俺にzh@が引く。露骨にしまったって顔してる。
「ぜっとさんはマスター行ってねぇもんな~」
更に俺がウエメセで言えば睨まれた。
「もう切るぞ」
「あーっ、待って待って!」
「なんだよ」
まだ大事な話してない。謝ってない。でもzh@はゲームしないなら切るって言う。俺が今話し始めてもチャット切られそうな気がする。とりあえず引き止めるためにまたゲームするか、パッドの方接続して……と、本来の場所に置かれたパッドを見た。テレビの下にある。俺は元々据え置き型の家庭用ゲーム機のコントローラーを外してPCに繋いでやっていた。PCでゲームし始めたのが配信を始めてからで、元々はゲーム機でテレビに向かってやっていたのだ。子供の頃からずっとそう。
「……ぜっとさんち行きたい」
「は?」
「ゲーム何持ってる? 遊び行く」
小学生の頃と同じ誘い方をした。下心なく、本当に遊びたくて口をついた誘いだったが、この間の飲み会後のことを思い出して「あっ」って気づいた。駄目じゃん。俺これ言ってキレられてんじゃん。
「来んな」
「絶対行く! ヤカモレさんに聞きだしてでも行くから!」
後に引けなくなって強行すると言うと、「あの人言わねぇだろ」とzh@が正確にヤカモレさんの性格を言い当てた。そうなんだよ。本当は俺も最初からzh@の家に押し掛けようと思ってたんだけど、ヤカモレさん教えてくんねぇの。でもそのことは黙った。
「どうにかして聞き出して行く。……話も、あるし」
懇願した。ゲームしたいのも本当だけど、謝りたいのが本命。zh@もそう思ってくれていないか試した。別にこれでこのまま話す流れになってもいい。話さえ聞いてもらえるなら、何でも良かった。zh@は黙り込む。もう言ってしまうか。途中で切られたらそれはそのときだ、と俺が口を開こうとしたら、チャットアプリのテキストチャットの方が動いた。
「ヤカモレさんに迷惑かけんな」
zh@からリンクが送られてきた。マップ情報。
「あとうち、飯何もねぇぞ」
「買っていく!!」
zh@の家の住所だ。スマホの方でマップを開きながら嬉しくて大声で返事した。思ったより近い。うちの最寄り駅の沿線だ。駅チカ物件かよ、いいとこ住んでんな。やっぱ金持ちだ。俺が初めて手に入れた現実でのzh@の情報に喜んでると「下に着いたら連絡しろ」と言ってzh@はアプリの接続を切った。
「ゲームしようよ。配信外で」
zh@からの返信は無かった。ただ、フレンドリストにzh@の名前が復活して、次にパーティ参加申請を投げたときは承認されてマッチング画面にzh@のキャラが現れた。索敵特化のキャラ、ホークショー。
「ぜっとさん!!!!」
「は? お前ゴールドじゃねぇか」
嬉しくてzh@の名前を大声で呼んだ俺に対して、zh@の第一声がこれ。俺のランクアイコンを見て吐き捨てた。zh@のアイコンはゴールドの上、プラチナランクだ。
「ぜっとさんが一緒にやってくんないから上がんなかったの!」
「いくら野良でもプラチナまではいけるだろ」
「ソロで別ゲーやってたんだよ、見てくれてねぇの?」
配信では前にzh@に勧められたRPGをずっとやってる。zh@が言ったとおり神ゲーで、ED見た後も隠しイベントを消化している。俺がこのゲームやるって言ったらzh@は配信追いかけるって言ってくれてた。今も見てんのか聞いたけど、zh@は何も答えない。
「配信しなくていいのか」
「いいよ。ぜっとさんと遊びたいだけだから」
本心だ。zh@はもう配信に呼ぶなって言ってた。じゃあ配信外だったら一緒に遊んだっていいだろ、ってゲーム開始ボタンを押した。zh@は黙っていたが、いつも通りどこのフィールドが舞台か分かった瞬間に「展望台の方漁るか」と指示を出した。いいね、高いところ。単スナ見つけたらzh@に渡すよ。
ランクマッチは3人パーティ限定だが、通常のカジュアルマッチではデュオモードってやつがある。2人パーティ固定で戦うモードだ。誰にも邪魔されずにzh@とやりたかったから、今回はデュオモードを選んだ。スナイパーのzh@と俺でこれをやると、近距離戦は俺が単騎で突っ込むことになる。いつも以上にzh@に立ち回りを注意されて、ヤカモレさんが居ない分ちゃんとマップ見て敵位置把握しろって言われた。考え無しに3人パーティに突っ込んでいったりしたら目も当てられないし、凄い罵詈雑言が飛んでくる。
「家の中1人、扉側、グレモーション」
スキャンした後、すぐ状況把握したzh@が俺にマップの補足をする。グレモーションと言った通り、すぐにグレネードが飛んできた。煙幕だ。あたりに煙が巻かれ、視界が悪くなる。残り3チーム、パルスにフィールド狭められて家以外に遮蔽物無し、少しでも目隠しにと投げられたものだ。スキャンがあるから見えなくても当てられる。照準を合わせて引き金を引こうとした瞬間だった。
「あれ!?」
何も起こらない。今日は必要以上のことは何も喋らない無口なzh@にも「何やってる」ってイラついた声で聞かれた。最終局面の大事な場面、V取れるかどうかってところだ。銃が撃てない。手元を見る。
「マウスの充電切れた!!」
「はあ!?」
「あーっ! ごめん!!」
武器操作は全部マウスだ。でももうマウスの赤いランプすらついてない。悪あがきでキーボードで出来る操作全部やったらブラックホール展開して敵キャラ近くに寄せたのは良いものの、そのまま0距離で俺が撃たれて死んだ。一緒に詰めてたzh@もスキャン飛ばして射線切って逃げようとするものの、そのまま撃たれてゲームオーバー。
「ごめええええん!!」
物理トロール過ぎる。流石に凹んでそのまま突っ伏して謝り倒すと、zh@が「アホか!!!!」とクソデカボイスで言ったあと、
「マウスの充電切れとか、ふ、おまえ、まじ、ふふ、ははは!!」
大声で笑った。
顔を上げてチャットのzh@の画面を見る。ずーっと不機嫌そうにゲームしてたのに、手で顔を覆って爆笑してる。「マウスくらい充電しとけ」って至極真っ当なツボに入ってる。
「あれだけ一緒にゲームしたいって誘っておいてこれ」
「悪かったな! ごめん!!」
「おい、何のゲームするんだよ。マウス使わないPCゲームなんて知らねぇぞ」
「待って待って、充電するから」
「もうやめるか」
「待ってって!! 何かしよ!!」
「何かって何だよ」
ずーっと笑ってる。笑いながらzh@はせっかく繋がった連絡手段を何とか保とうとする俺を無視して無慈悲にFPSのマッチングを終わらせた。もう一回パーティの参加申請を飛ばそうとするものの、マウスの充電切れてるから何も出来ない。
「もおおおお!! だ、か、ら! 待ってって!!」
俺が文句を言うと尚更笑ってる。チャットアプリの方は切られてない。
ひとしきり笑ったあと、zh@はため息をついた。
「配信でやってたらクリップ化されてたのに、ついてねぇな」
「繋ぎました! ほら!」
「見せんでいい」
USBコードを繋いだマウスを掲げる。俺がもがいて一緒に遊びたいアピールしても、zh@はもうPCから手を離してゲーミングチェアに身を沈めて頬杖をついていた。
「てかお前パッドじゃなかったか? いつキーマウにしたんだ」
「ぜっとさんにパッドのエイム散々言われたとき」
「結構最初の方じゃねぇか」
「そー。悔しくて黙ってた」
「はは」
パッドはいわゆるゲームのコントローラー、キーマウはキーボード&マウスの略だ。キーマウの方が繊細な操作ができる反面大体のFPSゲームではその操作性の差を無くすためにパッドの方にハンデが入ってる。例えばエイムアシスト。近距離戦ではエイムがしやすいパッドの方が圧倒的に有利なのだ。パッドなんだからもっと当てろ、エイムがクソ過ぎるって散々zh@に言われて俺はキーマウに変えた。そこまで言うならキーマウで極めてやるって反骨精神みたいなやつだ。
「最初に比べれば上手くなったな」
zh@に褒められてびっくりした。
「まじ!? そう思う!?」
「……まあ、流石にマスターまで行ってれば」
身を乗り出して聞き返す俺にzh@が引く。露骨にしまったって顔してる。
「ぜっとさんはマスター行ってねぇもんな~」
更に俺がウエメセで言えば睨まれた。
「もう切るぞ」
「あーっ、待って待って!」
「なんだよ」
まだ大事な話してない。謝ってない。でもzh@はゲームしないなら切るって言う。俺が今話し始めてもチャット切られそうな気がする。とりあえず引き止めるためにまたゲームするか、パッドの方接続して……と、本来の場所に置かれたパッドを見た。テレビの下にある。俺は元々据え置き型の家庭用ゲーム機のコントローラーを外してPCに繋いでやっていた。PCでゲームし始めたのが配信を始めてからで、元々はゲーム機でテレビに向かってやっていたのだ。子供の頃からずっとそう。
「……ぜっとさんち行きたい」
「は?」
「ゲーム何持ってる? 遊び行く」
小学生の頃と同じ誘い方をした。下心なく、本当に遊びたくて口をついた誘いだったが、この間の飲み会後のことを思い出して「あっ」って気づいた。駄目じゃん。俺これ言ってキレられてんじゃん。
「来んな」
「絶対行く! ヤカモレさんに聞きだしてでも行くから!」
後に引けなくなって強行すると言うと、「あの人言わねぇだろ」とzh@が正確にヤカモレさんの性格を言い当てた。そうなんだよ。本当は俺も最初からzh@の家に押し掛けようと思ってたんだけど、ヤカモレさん教えてくんねぇの。でもそのことは黙った。
「どうにかして聞き出して行く。……話も、あるし」
懇願した。ゲームしたいのも本当だけど、謝りたいのが本命。zh@もそう思ってくれていないか試した。別にこれでこのまま話す流れになってもいい。話さえ聞いてもらえるなら、何でも良かった。zh@は黙り込む。もう言ってしまうか。途中で切られたらそれはそのときだ、と俺が口を開こうとしたら、チャットアプリのテキストチャットの方が動いた。
「ヤカモレさんに迷惑かけんな」
zh@からリンクが送られてきた。マップ情報。
「あとうち、飯何もねぇぞ」
「買っていく!!」
zh@の家の住所だ。スマホの方でマップを開きながら嬉しくて大声で返事した。思ったより近い。うちの最寄り駅の沿線だ。駅チカ物件かよ、いいとこ住んでんな。やっぱ金持ちだ。俺が初めて手に入れた現実でのzh@の情報に喜んでると「下に着いたら連絡しろ」と言ってzh@はアプリの接続を切った。
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