140 / 140
風の住処(番外編)
エピローグ
しおりを挟む
「新婚初夜ってなんだか格別だな」
「やだ、もう。何言ってるの」
本気で怒ってはいないが羞恥で顔を赤らめながら早苗はぷいっと横を向いた。
新しいダブルベッドの上で颯介はやたら興奮している。
「さぁーなーえっ」
甘ったるい声で誘われると早苗はなぜか逆らえなかった。
お互い長女、長男であるのに、颯介のほうはまるで末っ子のような、おねだり上手で気が付くと主導権を握られている。
嬉しさと篭絡される戸惑いを感じ、今夜、早苗も積極的に出てみようかと思っていた。
気づくと早苗はすっかりパジャマを脱がされ、全裸だった。
(いつの間に……)
「あ、あの、颯介」
「なんだ?」
「わ、わたしも気持ちよくしてあげたいの。颯介の事……」
「え、いいよいいよ」
「嫌?」
「嫌じゃないけど、なんか早苗にそんなことさせられないっていうかさあ」
「そうなの?わたしもしてあげたくて少し調べたんだけど」
「そ、そうなのか」
颯介がごくりと生唾を飲みこむ。
「うん……」
「じゃ、してもらおうかな」
「ん、横になって」
颯介の胸板に少し手を滑らせた後、ボクサーショーツの上にそっと手を乗せた。
すでに熱を帯びていて布地を持ち上げている。
(硬い……)
優しくさすってから脱がし、起立した男根を出した。
両手でそっと包み、先端に口づけをする。
「あっ」
颯介が息混じりの声をあげる。
下から少しずつ舐めあげ、鈴口にチロチロと下を這わせる。
ゆっくりと亀頭を口に食み、吸いながら舐めまわした。
「うぅ、さ、早苗、き、気持ちい、いっ」
甘い喘ぎ声を聞くと、なんだか早苗もたまらない気持ちになってくる。
(なんでだろ。わたしも気持ちいい)
「だ、だめだっ」
そっと颯介は早苗の頬に手を添え、動きを停めさせた。
「だめだよ。出ちゃうよ」
「だめ?出たら」
「せっかくの初夜なんだから、一緒に気持ち良くならないと」
早苗が「そう?」と言い始める前に颯介は手早く早苗を横たわらせ、組み敷いた。
「もう、濡れてる」
「え、や、やだ」
「ああ、ダメだ。すぐ入れたい」
なんら愛撫も加えないまま颯介は挿入する。
「あ、あぅうっぅ」
しかし早苗に苦痛はなく甘い痺れと快感の波が押し寄せる。
「あああ、早苗、すっごい、気持ちいい」
颯介は実に気持ちよさそうに早苗を抱く。
それが一番早苗を満足させた。
(嬉しい。すごくすごく気持ちがいい)
もう白いシーツはぐちゃぐちゃでどういう体位になっているのか、
わからないぐらい二人は燃えた。
「ずっと、抱い、てね」
「いつまでも、抱くよ」
二人で絶頂を迎えながら「愛してる」と言葉にならない嬌声を発して果てた。
終わり
「やだ、もう。何言ってるの」
本気で怒ってはいないが羞恥で顔を赤らめながら早苗はぷいっと横を向いた。
新しいダブルベッドの上で颯介はやたら興奮している。
「さぁーなーえっ」
甘ったるい声で誘われると早苗はなぜか逆らえなかった。
お互い長女、長男であるのに、颯介のほうはまるで末っ子のような、おねだり上手で気が付くと主導権を握られている。
嬉しさと篭絡される戸惑いを感じ、今夜、早苗も積極的に出てみようかと思っていた。
気づくと早苗はすっかりパジャマを脱がされ、全裸だった。
(いつの間に……)
「あ、あの、颯介」
「なんだ?」
「わ、わたしも気持ちよくしてあげたいの。颯介の事……」
「え、いいよいいよ」
「嫌?」
「嫌じゃないけど、なんか早苗にそんなことさせられないっていうかさあ」
「そうなの?わたしもしてあげたくて少し調べたんだけど」
「そ、そうなのか」
颯介がごくりと生唾を飲みこむ。
「うん……」
「じゃ、してもらおうかな」
「ん、横になって」
颯介の胸板に少し手を滑らせた後、ボクサーショーツの上にそっと手を乗せた。
すでに熱を帯びていて布地を持ち上げている。
(硬い……)
優しくさすってから脱がし、起立した男根を出した。
両手でそっと包み、先端に口づけをする。
「あっ」
颯介が息混じりの声をあげる。
下から少しずつ舐めあげ、鈴口にチロチロと下を這わせる。
ゆっくりと亀頭を口に食み、吸いながら舐めまわした。
「うぅ、さ、早苗、き、気持ちい、いっ」
甘い喘ぎ声を聞くと、なんだか早苗もたまらない気持ちになってくる。
(なんでだろ。わたしも気持ちいい)
「だ、だめだっ」
そっと颯介は早苗の頬に手を添え、動きを停めさせた。
「だめだよ。出ちゃうよ」
「だめ?出たら」
「せっかくの初夜なんだから、一緒に気持ち良くならないと」
早苗が「そう?」と言い始める前に颯介は手早く早苗を横たわらせ、組み敷いた。
「もう、濡れてる」
「え、や、やだ」
「ああ、ダメだ。すぐ入れたい」
なんら愛撫も加えないまま颯介は挿入する。
「あ、あぅうっぅ」
しかし早苗に苦痛はなく甘い痺れと快感の波が押し寄せる。
「あああ、早苗、すっごい、気持ちいい」
颯介は実に気持ちよさそうに早苗を抱く。
それが一番早苗を満足させた。
(嬉しい。すごくすごく気持ちがいい)
もう白いシーツはぐちゃぐちゃでどういう体位になっているのか、
わからないぐらい二人は燃えた。
「ずっと、抱い、てね」
「いつまでも、抱くよ」
二人で絶頂を迎えながら「愛してる」と言葉にならない嬌声を発して果てた。
終わり
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
退会済ユーザのコメントです
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またご感想を下さり、更には読み返していただけるとのこと。
ものすごく嬉しいです!
退会済ユーザのコメントです
初めて感想をいただきとても嬉しいです。
これからも楽しんでいただけるように更新を頑張りたいと思います。