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7 キャンベル視点(後編)
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ライアメンゾが気に入ったという店に案内されました。
でも、ここは会員制で、会員以外の者は会員同伴の下一人のみしか入れません。貴族の人間でもなかなか入ることが出来ない店なのになんでライアメンゾは会員なのでしょうか。
おそらくこの容姿で特別に会員になれたのですね、きっとそうなんです。
奥の個室に案内され、ライアメンゾと二人っきりになりました。
「これがメニューです。どうぞお好きなものを注文してください」
メニューを渡されて私は腰を抜かしそうになりました。
「たかっ!!」
なんでジュースが一杯で一萬紙幣一枚必要なのでしょう!?
こんな店で遠慮なく食べたら一萬紙幣百枚は飛んでいきそうです。
「あぁ、気にしないでください。お金だけはありますから」
そう言って札束を三つほど鞄の中から取り出しました。
一体何者なのか知りません。ですが、札束を見た瞬間に、意地でもこの男は私の手中に納めなければいけないと誓いました。
♢
彼を落とすために、私はあえて控えめに注文をしました。
そして、時々必殺の悩殺ポーズを何度か披露しましたが……。
今までの男とはまるで違います。
私が胸を強調したり、短いスカートの中を見せて誘惑すれば、すぐに次の段階へ進めました。ですが、ライアメンゾは全くのそ素振りがありません。
どうやったらこの金持ちを落とせるのでしょう。
「これは私からのお願いなのだが……」
「な……何かしら?」
「また会いたいのですが。できれば国に滞在している間は毎日」
「も……もちろんですとも!」
考えすぎでしたね。やはり色気作戦は成功だったようです。所詮は男。私の色気で落とせない男はいません。
こうして私は、毎日ライアメンゾさんと会うことになり、夜は毎日札束で支払わなければいけないくらいの高い店で食事をさせてもらいました。
ただ、それ以上の進展がありません。それでも食費で十分に貢いでくれるので満足でした。
ですが、不思議と料理の味は普段食べているものとあまり変わらなかった気がします……。
まぁ、あれだけ高いのですから、きっと高級品なのでしょう。
私の味覚ももっとしっかりしてほしいですわね。
数日の間で、私は一萬紙幣を大量に消費する食事が当たり前のことだと思うようになりました。
だからこそ、昼間会っているブルラインからは豪華なことをしてくれるわけではなくて不満がたまっていきます。
ついにブルラインにも貢いでもらいたくなって強請るようになりました。
でも、ここは会員制で、会員以外の者は会員同伴の下一人のみしか入れません。貴族の人間でもなかなか入ることが出来ない店なのになんでライアメンゾは会員なのでしょうか。
おそらくこの容姿で特別に会員になれたのですね、きっとそうなんです。
奥の個室に案内され、ライアメンゾと二人っきりになりました。
「これがメニューです。どうぞお好きなものを注文してください」
メニューを渡されて私は腰を抜かしそうになりました。
「たかっ!!」
なんでジュースが一杯で一萬紙幣一枚必要なのでしょう!?
こんな店で遠慮なく食べたら一萬紙幣百枚は飛んでいきそうです。
「あぁ、気にしないでください。お金だけはありますから」
そう言って札束を三つほど鞄の中から取り出しました。
一体何者なのか知りません。ですが、札束を見た瞬間に、意地でもこの男は私の手中に納めなければいけないと誓いました。
♢
彼を落とすために、私はあえて控えめに注文をしました。
そして、時々必殺の悩殺ポーズを何度か披露しましたが……。
今までの男とはまるで違います。
私が胸を強調したり、短いスカートの中を見せて誘惑すれば、すぐに次の段階へ進めました。ですが、ライアメンゾは全くのそ素振りがありません。
どうやったらこの金持ちを落とせるのでしょう。
「これは私からのお願いなのだが……」
「な……何かしら?」
「また会いたいのですが。できれば国に滞在している間は毎日」
「も……もちろんですとも!」
考えすぎでしたね。やはり色気作戦は成功だったようです。所詮は男。私の色気で落とせない男はいません。
こうして私は、毎日ライアメンゾさんと会うことになり、夜は毎日札束で支払わなければいけないくらいの高い店で食事をさせてもらいました。
ただ、それ以上の進展がありません。それでも食費で十分に貢いでくれるので満足でした。
ですが、不思議と料理の味は普段食べているものとあまり変わらなかった気がします……。
まぁ、あれだけ高いのですから、きっと高級品なのでしょう。
私の味覚ももっとしっかりしてほしいですわね。
数日の間で、私は一萬紙幣を大量に消費する食事が当たり前のことだと思うようになりました。
だからこそ、昼間会っているブルラインからは豪華なことをしてくれるわけではなくて不満がたまっていきます。
ついにブルラインにも貢いでもらいたくなって強請るようになりました。
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