62 / 87
【オズマ視点10】アリアのコンサート編6
しおりを挟む
久しぶりにライアンと意見が一致した。
ミーナのミニスカドレスは何度文句を言っても無視される。
パンチラさせまくって他の男を喜ばせる行為が、俺には耐えられぬ。
ライアンが文句を言ってくれたが、ミーナは笑って誤魔化してきた。
見られても減るもんじゃないだと!?
バカか。減るに決まっているだろう!
色々と理由はあるが、少なくとも俺がミーナに対する想いは減る。
少しは俺のことも考えて欲しいものだ。
せっかく味方になったライアンだし、俺の頼みも聞いてくれると思って、今後の資金の援助を求めた。
だが、断られた。
ライアンの奴、金を持っているくせに俺に貸そうとしてくれない。
アリアのコンサートに免じて少しくらい良いだろう……。
彼女は俺たちを可哀想に思ったのか、上から目線で見下しながら、わたあめを買ってきてくれたのだ。
余計な出費が増えると今後の生活に支障がでるので、最低限の金しか持ってきていなかったのでこれは助かる。
だが、物よりも金が欲しかった。
今、俺の脳内では金が全てになっている。
アリアのコンサートは見たいが、高値で買い取ってくれる者がいるなら譲っても良い。
とにかく今は、次行くために必要なカジノの軍資金が必要なのだ。
さて、金のことばかり考えていても仕方がない。
ミーナがライアンをまたバカにしているのだ。
コンサートチケットの自慢をしようとしていた。
ミーナが誇らしげにゴールドチケットを見せびらかしている。
だが、ライアンは俺たちにとんでもないチケットを見せてきたのだ。
「「な!?」」
プラチナチケットだ。
しかも握手券付きのやつ……。
しかもしかも、整理券一番だと!?
欲しい奴なんて腐る程いるはず!
売れば金貨何枚手に入るんだ!?
「お前、どうやってこのチケットを……! しかも握手権利付きの整理券一番だと!?」
「う……うらやましいー!!」
「知人が仕事で行けないからって、私に譲ってくれたの」
俺は聞いた瞬間、ライアンにプラチナチケットを渡した人間が頭の悪いバカだと確信した。
「は!? そいつバカなのか? 大金を出してでも欲しがる者が大勢いるんだぞ」
仕事で行けないこともバカだ。
アリアのコンサートよりも仕事を優先するくらいなら、そんな仕事やめてしまえと思う。
これだから俺は仕事なんてしたくないんだ。
無償か有償かは知らないが、ライアンに渡すのもどうかしている。
どうせなら、もっと高値で買ってくれそうな奴に渡せば良いものを……。
そう思ってライアンに優しく説教したつもりだったが、彼女の答えは俺の想定していたこととまるで違った。
「譲ってくださったお方は器が広いから」
こんなにも金のことを考えることができないとは……。
せめて、俺がそのチケットをもっと有効活用できていればよかったのに。
ミーナのミニスカドレスは何度文句を言っても無視される。
パンチラさせまくって他の男を喜ばせる行為が、俺には耐えられぬ。
ライアンが文句を言ってくれたが、ミーナは笑って誤魔化してきた。
見られても減るもんじゃないだと!?
バカか。減るに決まっているだろう!
色々と理由はあるが、少なくとも俺がミーナに対する想いは減る。
少しは俺のことも考えて欲しいものだ。
せっかく味方になったライアンだし、俺の頼みも聞いてくれると思って、今後の資金の援助を求めた。
だが、断られた。
ライアンの奴、金を持っているくせに俺に貸そうとしてくれない。
アリアのコンサートに免じて少しくらい良いだろう……。
彼女は俺たちを可哀想に思ったのか、上から目線で見下しながら、わたあめを買ってきてくれたのだ。
余計な出費が増えると今後の生活に支障がでるので、最低限の金しか持ってきていなかったのでこれは助かる。
だが、物よりも金が欲しかった。
今、俺の脳内では金が全てになっている。
アリアのコンサートは見たいが、高値で買い取ってくれる者がいるなら譲っても良い。
とにかく今は、次行くために必要なカジノの軍資金が必要なのだ。
さて、金のことばかり考えていても仕方がない。
ミーナがライアンをまたバカにしているのだ。
コンサートチケットの自慢をしようとしていた。
ミーナが誇らしげにゴールドチケットを見せびらかしている。
だが、ライアンは俺たちにとんでもないチケットを見せてきたのだ。
「「な!?」」
プラチナチケットだ。
しかも握手券付きのやつ……。
しかもしかも、整理券一番だと!?
欲しい奴なんて腐る程いるはず!
売れば金貨何枚手に入るんだ!?
「お前、どうやってこのチケットを……! しかも握手権利付きの整理券一番だと!?」
「う……うらやましいー!!」
「知人が仕事で行けないからって、私に譲ってくれたの」
俺は聞いた瞬間、ライアンにプラチナチケットを渡した人間が頭の悪いバカだと確信した。
「は!? そいつバカなのか? 大金を出してでも欲しがる者が大勢いるんだぞ」
仕事で行けないこともバカだ。
アリアのコンサートよりも仕事を優先するくらいなら、そんな仕事やめてしまえと思う。
これだから俺は仕事なんてしたくないんだ。
無償か有償かは知らないが、ライアンに渡すのもどうかしている。
どうせなら、もっと高値で買ってくれそうな奴に渡せば良いものを……。
そう思ってライアンに優しく説教したつもりだったが、彼女の答えは俺の想定していたこととまるで違った。
「譲ってくださったお方は器が広いから」
こんなにも金のことを考えることができないとは……。
せめて、俺がそのチケットをもっと有効活用できていればよかったのに。
49
あなたにおすすめの小説
幼なじみと再会したあなたは、私を忘れてしまった。
クロユキ
恋愛
街の学校に通うルナは同じ同級生のルシアンと交際をしていた。同じクラスでもあり席も隣だったのもあってルシアンから交際を申し込まれた。
そんなある日クラスに転校生が入って来た。
幼い頃一緒に遊んだルシアンを知っている女子だった…その日からルナとルシアンの距離が離れ始めた。
誤字脱字がありますが、読んでもらえたら嬉しいです。
更新不定期です。
よろしくお願いします。
諦めていた自由を手に入れた令嬢
しゃーりん
恋愛
公爵令嬢シャーロットは婚約者であるニコルソン王太子殿下に好きな令嬢がいることを知っている。
これまで二度、婚約解消を申し入れても国王夫妻に許してもらえなかったが、王子と隣国の皇女の婚約話を知り、三度目に婚約解消が許された。
実家からも逃げたいシャーロットは平民になりたいと願い、学園を卒業と同時に一人暮らしをするはずが、実家に知られて連れ戻されないよう、結婚することになってしまう。
自由を手に入れて、幸せな結婚まで手にするシャーロットのお話です。
悪女と呼ばれた王妃
アズやっこ
恋愛
私はこの国の王妃だった。悪女と呼ばれ処刑される。
処刑台へ向かうと先に処刑された私の幼馴染み、私の護衛騎士、私の従者達、胴体と頭が離れた状態で捨て置かれている。
まるで屑物のように足で蹴られぞんざいな扱いをされている。
私一人処刑すれば済む話なのに。
それでも仕方がないわね。私は心がない悪女、今までの行いの結果よね。
目の前には私の夫、この国の国王陛下が座っている。
私はただ、
貴方を愛して、貴方を護りたかっただけだったの。
貴方のこの国を、貴方の地位を、貴方の政務を…、
ただ護りたかっただけ…。
だから私は泣かない。悪女らしく最後は笑ってこの世を去るわ。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ ゆるい設定です。
❈ 処刑エンドなのでバットエンドです。
わたしのことはお気になさらず、どうぞ、元の恋人とよりを戻してください。
ふまさ
恋愛
「あたし、気付いたの。やっぱりリッキーしかいないって。リッキーだけを愛しているって」
人気のない校舎裏。熱っぽい双眸で訴えかけたのは、子爵令嬢のパティだ。正面には、伯爵令息のリッキーがいる。
「学園に通いはじめてすぐに他の令息に熱をあげて、ぼくを捨てたのは、きみじゃないか」
「捨てたなんて……だって、子爵令嬢のあたしが、侯爵令息様に逆らえるはずないじゃない……だから、あたし」
一歩近付くパティに、リッキーが一歩、後退る。明らかな動揺が見えた。
「そ、そんな顔しても無駄だよ。きみから侯爵令息に言い寄っていたことも、その侯爵令息に最近婚約者ができたことも、ぼくだってちゃんと知ってるんだからな。あてがはずれて、仕方なくぼくのところに戻って来たんだろ?!」
「……そんな、ひどい」
しくしくと、パティは泣き出した。リッキーが、うっと怯む。
「ど、どちらにせよ、もう遅いよ。ぼくには婚約者がいる。きみだって知ってるだろ?」
「あたしが好きなら、そんなもの、解消すればいいじゃない!」
パティが叫ぶ。無茶苦茶だわ、と胸中で呟いたのは、二人からは死角になるところで聞き耳を立てていた伯爵令嬢のシャノン──リッキーの婚約者だった。
昔からパティが大好きだったリッキーもさすがに呆れているのでは、と考えていたシャノンだったが──。
「……そんなにぼくのこと、好きなの?」
予想もしないリッキーの質問に、シャノンは目を丸くした。対してパティは、目を輝かせた。
「好き! 大好き!」
リッキーは「そ、そっか……」と、満更でもない様子だ。それは、パティも感じたのだろう。
「リッキー。ねえ、どうなの? 返事は?」
パティが詰め寄る。悩んだすえのリッキーの答えは、
「……少し、考える時間がほしい」
だった。
※この作品は、小説家になろう様にも掲載しています。
新しい人生を貴方と
緑谷めい
恋愛
私は公爵家令嬢ジェンマ・アマート。17歳。
突然、マリウス王太子殿下との婚約が白紙になった。あちらから婚約解消の申し入れをされたのだ。理由は王太子殿下にリリアという想い人ができたこと。
2ヵ月後、父は私に縁談を持って来た。お相手は有能なイケメン財務大臣コルトー侯爵。ただし、私より13歳年上で婚姻歴があり8歳の息子もいるという。
* 主人公は寛容です。王太子殿下に仕返しを考えたりはしません。
「帰ったら、結婚しよう」と言った幼馴染みの勇者は、私ではなく王女と結婚するようです
しーしび
恋愛
「結婚しよう」
アリーチェにそう約束したアリーチェの幼馴染みで勇者のルッツ。
しかし、彼は旅の途中、激しい戦闘の中でアリーチェの記憶を失ってしまう。
それでも、アリーチェはルッツに会いたくて魔王討伐を果たした彼の帰還を祝う席に忍び込むも、そこでは彼と王女の婚約が発表されていた・・・
【完結】恋人との子を我が家の跡取りにする? 冗談も大概にして下さいませ
水月 潮
恋愛
侯爵家令嬢アイリーン・エヴァンスは遠縁の伯爵家令息のシリル・マイソンと婚約している。
ある日、シリルの恋人と名乗る女性・エイダ・バーク男爵家令嬢がエヴァンス侯爵邸を訪れた。
なんでも彼の子供が出来たから、シリルと別れてくれとのこと。
アイリーンはそれを承諾し、二人を追い返そうとするが、シリルとエイダはこの子を侯爵家の跡取りにして、アイリーンは侯爵家から出て行けというとんでもないことを主張する。
※設定は緩いので物語としてお楽しみ頂けたらと思います
☆HOTランキング20位(2021.6.21)
感謝です*.*
HOTランキング5位(2021.6.22)
王家の面子のために私を振り回さないで下さい。
しゃーりん
恋愛
公爵令嬢ユリアナは王太子ルカリオに婚約破棄を言い渡されたが、王家によってその出来事はなかったことになり、結婚することになった。
愛する人と別れて王太子の婚約者にさせられたのに本人からは避けされ、それでも結婚させられる。
自分はどこまで王家に振り回されるのだろう。
国王にもルカリオにも呆れ果てたユリアナは、夫となるルカリオを蹴落として、自分が王太女になるために仕掛けた。
実は、ルカリオは王家の血筋ではなくユリアナの公爵家に正統性があるからである。
ユリアナとの結婚を理解していないルカリオを見限り、愛する人との結婚を企んだお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる