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あらあら……旦那様の部屋へ入ると、顔面が真っ青の旦那様、それから床に転がりながら苦しそうな顔をしているクミンさんがいました。
もしかしたら旦那様が暴行をしたのかもしれませんね。
さすがに心配です!
だからこそソラシさんも慌てて部屋へ入ったのかもしれません。たとえ全てを終わらせたとしても。
「クミンさんいつの間にいらしていたのですか!? それよりもこれは何事ですか?」
うーん……上手い言葉が浮かびませんでした。
私も少なからず動揺しているんです。
「カルダモン様はこの女の口を閉ざし、窒息死させようとしていたようです」
「ち……違う。そんなんじゃ……」
とにかく苦しそうにしているクミンさんをまずは優先させましょう。
これはかなりの重症のようです……。
しかし、ソラシさんは冷静にクミンさんを見ています。
決してクミンさんの下着が露になっているところを鑑賞しているわけではないとは思います。
「なるほど、そういうことか!」
ソラシさんはニヤリと笑います。
何度も言いますが、決してクミンさんの下着を鑑賞してニヤリとしたわけではないと……思います。
ソラシさんはクミンさんに近づき、何やら胸ポケットに入れていた瓶のようなものの蓋を開け、それをクミンさんに近づけます。
「くっさーーーーー!!」
「ほら、やはり倒れたフリだ。この手の卑怯な作戦はすぐにわかる。何しろ私は数々の卑怯な戦法を経験したのだからな」
あまり自慢にはならないとは思いますが、流石ですね。私もまんまと騙されていましたし。それにしても何ですかこの臭いは。こちらまで臭ってきます。
「だから隠れてろと言ったのだ! これで全て終わりだ!」
「うえっ……くっさ……。……乙女なレディーがこんなところに何日も閉じ込められていたら限界よ! もう捕まったっていいし」
乙女なレディーだったらそのような下品な発言はしないでほしいですね。
「ふざけるな、あとちょっと我慢していればなんとかなったはずなのに……」
「結果論よ! もうこうやってみんなにバレてんだし。さっさと私を捕まえるなり好きにすればいいじゃないのよ!」
クミンさんは完全に苦しいフリをしていただけでしたね。なんのためにそんな芝居をしたのかはわかりませんが、彼女らしい行動な気もします。
バレた途端に旦那様とクミンさんの喧嘩が始まりました。
もしかしたら旦那様が暴行をしたのかもしれませんね。
さすがに心配です!
だからこそソラシさんも慌てて部屋へ入ったのかもしれません。たとえ全てを終わらせたとしても。
「クミンさんいつの間にいらしていたのですか!? それよりもこれは何事ですか?」
うーん……上手い言葉が浮かびませんでした。
私も少なからず動揺しているんです。
「カルダモン様はこの女の口を閉ざし、窒息死させようとしていたようです」
「ち……違う。そんなんじゃ……」
とにかく苦しそうにしているクミンさんをまずは優先させましょう。
これはかなりの重症のようです……。
しかし、ソラシさんは冷静にクミンさんを見ています。
決してクミンさんの下着が露になっているところを鑑賞しているわけではないとは思います。
「なるほど、そういうことか!」
ソラシさんはニヤリと笑います。
何度も言いますが、決してクミンさんの下着を鑑賞してニヤリとしたわけではないと……思います。
ソラシさんはクミンさんに近づき、何やら胸ポケットに入れていた瓶のようなものの蓋を開け、それをクミンさんに近づけます。
「くっさーーーーー!!」
「ほら、やはり倒れたフリだ。この手の卑怯な作戦はすぐにわかる。何しろ私は数々の卑怯な戦法を経験したのだからな」
あまり自慢にはならないとは思いますが、流石ですね。私もまんまと騙されていましたし。それにしても何ですかこの臭いは。こちらまで臭ってきます。
「だから隠れてろと言ったのだ! これで全て終わりだ!」
「うえっ……くっさ……。……乙女なレディーがこんなところに何日も閉じ込められていたら限界よ! もう捕まったっていいし」
乙女なレディーだったらそのような下品な発言はしないでほしいですね。
「ふざけるな、あとちょっと我慢していればなんとかなったはずなのに……」
「結果論よ! もうこうやってみんなにバレてんだし。さっさと私を捕まえるなり好きにすればいいじゃないのよ!」
クミンさんは完全に苦しいフリをしていただけでしたね。なんのためにそんな芝居をしたのかはわかりませんが、彼女らしい行動な気もします。
バレた途端に旦那様とクミンさんの喧嘩が始まりました。
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