蠱惑

壺の蓋政五郎

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蠱惑『雨靄』

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 大岡川の川面は篠突く雨に穴が開いている。無数の穴は波紋となりどちらに流れているのか分からない。地元の人間ならともかく流れ者の男にはどっちが海でどっちが山なのかさっぱりと見当が付かない。一仕事してきたが身にならず逃げるように川沿いを走っていたらこの雨に足を奪われた。初音町女郎屋の軒を借りて雨乞いをしている。黄金町駅まで走れば五分と掛からないが矢のような雨が恐かった。既に擦り減った革靴から軍足まで染み込んでいる。鼠色のズボンは膝まで捲っている。雨は降り落ちても勢いを失わず、そのままアスファルトに跳ねっ返り捲ったズボンの膝まで届く。腹回りより二寸も太いズボンは黒革の細いベルトで締め付けている。ベルトは長く余りが脇腹のベルト通しからぶら下っている。ベルトの左側に手拭いを下げている。軒からの雨垂れが首筋から侵入して白いワイシャツを湿らせる。濡れたシャツはランニングの縫い目を露わにする。手拭いを抜いて顔から後頭部まで一気に拭った。薄暗くなりもう川面も見えなくなった。女郎屋のばばあがガラス戸を開いた。男は軽く頭を下げた。
「なんだい、雨宿りかい、今夜の雨は止みゃあしないよ。冷やかしより質が悪いよ」
 ばばあは吐き捨ててガラス戸を閉めた。
「お兄さん」
 女の声がした。雨音で方向が定まらない。雨音の中から聞こえたような気がする。
「お兄さんたら、雨宿りのお兄さん」
 確かに女の声だった。川縁に植えられたばかりの桜の若木の横に誰かが立っているように靄が掛かっている。
「誰だい」
 男は雨靄に向かって大声で呼び掛けた。男の声に気付いたばばあが顔を出した。
「何か呼んだかい」
 男は黙っていた。
「まったく、貧乏神だよ」
 バチンとガラス戸が閉まった。
「お兄さんたら、お兄さん」
 雨靄がまた呼んだ。
「誰だい、居るんなら顔ぐらい見せやがれ」
 桜の若木が揺れた。
「お兄さん、上がって行くかい?」
「そんな金がありゃとっくにそうしてらい」
 誰と喋っているのか自分でも不思議だった。雨は一向に止む気配がない。ズボンの捲り上げた膝から染み込んで太腿辺りまでぐっしょりになった。鼠色が濡れると黒になる。丁度股の辺りでその線が出た。ワイシャツは透き通りランニングの脇からはみ出た黒い乳首がシャツにへばり付いている。もう雨宿りの意味はないほどずぶ濡れである。それでも男は女郎屋の軒から出れなかった。軒から出てしまえば身体まで流されそうな気がした。男はとことん運に見放されている自分に腹が立った。
「おい、雨靄、何とかならねえのかよ、どうして俺ばっかりこうツキに見放されてんだ」
 雨靄は答えない。着流しに番傘の男が近付いて来た。
「邪魔だ、どきやがれ」
 ガラス戸を開いて中に入り、番傘だけを表に出して雫を切った。男は悔しいが黙っていた。待てよ、客は今の野郎一人だ、店にはばばあだけ、二人を殺して金を奪うか。男は悪事を企んだ。ガラス戸の上の曇りが薄いとこから中を覗いた。男がビールを飲んでいる。ばばあが金歯を出して笑っている。
「お兄さん」
 男は慌てて振り返った。また雨靄が呼んだ。
「ちっ、ツキに見放され頭までいかれちまったか」
 男はズボンから煙草を取り出した。フィルターの無い吸い口は既に湿気ている。手拭いで手を拭う。手拭いが濡れているから拭く前より手が濡れる。ズボンのまだ鼠色の股の部分で手を擦る。ズボンに指の後が黒く残る。ポケットからゆっくりとマッチを取り出した。左手を傘代わりにマッチに被せる。箱から一本取り出して火を点ける。点いた。大きく吸っておもいきり吐いた。篠突く雨の隙間を塗って煙が雨靄に吸い込まれる。
「お兄さん、あたいにも一本おくれよ」
 男にはそう聞こえた。首を振って雨靄に目を凝らす。桜の若木が揺れた。風は吹いていない。篠突く雨は一直線にアスファルトに突き刺さる。アスファルトは川となって流れ出した。雨靄は広がり男の手の届くところまで近付いた。
「お兄さん、上がらないのかい?」
 男の耳元で声がした。驚いて咥えた煙草を落としてしまった。
「あっちきしょう」
 煙草はアスファルトの川に流されて沈んで消えた。男は雨靄に拳を突き付けた。「このやろう」と拳闘のように殴りつける。拳は雨靄に出たり入ったりする。入ったときに拳は消える。
「お兄さん、痛いよ」
 男は殴るのを止めた。拳を見ると桃色に染まっている。血が雨に濡れて薄くなったような色である。男は驚いて雨靄に手を差し出した。何か分からないが感触がある。感触なりに手を滑らせる。
「おめえはほんとにそこにいるのかい?」
 「うん」と返事をしたように男には聞こえた。
「待ってろ」
 男はガラス戸の上から中を覗いた。番傘の男はビールから酒に代わっている。左手がばばあの股間に潜り込んでいる。ばばあは笑って酌をした。金歯がカチカチと噛み合っている。男は手拭いをこよりのように絞る。両端を掴んで引っ張る。ガラス戸を開けた。番傘の男はばばあの股間からサッと手を引っ込めた。
「なんだい」
 ばばあが男を睨む。
「旦那に火を借りようと思ってさ」
 番傘の男が振り向く前に手拭いを首に巻き付けた。濡れて絞ったロープのような手拭いが番傘の男の首に喰い込む。
「何すんだい」
 ばばあが男の左腕に噛み付いた。金歯が肉を越して骨まで届く。
「ばばあ」
 男はおもいきりばばあの腹を蹴飛ばした。金歯を残して壁まで飛んだ。番傘の男の首がガクッと折れた。「やっ」と声を上げて増し締めする。手拭いを解くと頭がカウンターにカタンと落ちた。男は金歯を外してカウンターに置いた。金歯がカチと音を立てて閉じた。起き上がるばばあを蹴り付ける。「ふりゃ、ふりゃ」とひと蹴りごとに声を出して腹を踏み潰す。ばばあは目を開けたまま動かない。それでも「ふりゃ、ふりゃ」と踏み付ける。男は疲れて丸椅子に座った。息が整うとカウンターを跨いで焼酎の瓶を取り出す。ラッパ飲みで口に含んでうがいした。番傘の男に吐きかけた。また口に含んだ。ばばあに噛まれた傷は本当に骨まで達している。焼酎を霧吹きした。骨まで沁みる痛みは脳まで達した。布巾を割いて傷に巻く。片端を咥えて結わき付けた。男はガラス戸を開けて暖簾を中に入れる。内回し錠を掛けて服を脱いだ。首を絞めた手拭いを広げてあせを拭う。カウンターに凭れている番傘の男の兵児帯を解いた。風神柄の長襦袢を上半身脱がす。丸椅子から蹴飛ばして落とし下半身を脱がした。パタパタと二度払って袖を通した。縮緬の兵児帯を蝶々結びにして後ろに回した。番傘の男の腹巻を探ると縞の財布に万札がびしりと詰まっている。襦袢の懐に仕舞い込んだ。カウンターに置いたばばあの金歯を出刃の峰で叩いて四つにして襦袢の袖に突っ込んだ。番傘を持って錠を解く。開き戸を放り投げるように開けると勢いよく桟に当たり下のガラス一枚がパリンと割れた。軒の下で番傘を差す。
「おい、雨靄、待たせたな、上がるぜ」
 雨靄が桜の若木を揺らした。
「兄さん、嬉しいよ」
 男にはそう答えたように聞こえた。
「ほら、手出せ、さんざん待たせた駄賃だ」
 男は袖から金歯を一欠片出して雨靄の中に差し出した。その時雷が鳴った。篠突く雨を斜に割いて雨靄の帳を一瞬曝け出した。男の目には赤い襦袢に白い帯をだらしなく下げた女が見えた。
「兄さん、お上がりよ」
 番傘を突き破るほどの雨の中を雨靄に入って行く。
「どこだい、何も見えねえじゃねえか」
 男は左で番傘、右手で前を探るようにゆっくりと進む。後ろでチリンと音がして振り向くと何か光った。
「兄さん、もっと前だよ」
 男は言われるままに進んだ。目の前に何かがある。桜の若木が風に揺らいでいる。
「三味と踊りで出迎えとは恐れ入るぜ」
 雨靄はずっと先まで続いている。男には踊り子に見える桜の若木を超えてしまった。
「お兄さん、こっちだよ」
 雨靄は奥まで男を誘う。雷がまた落ちた。赤い襦袢の女が帯を解いて股を広げた。男は兵児帯を解いた。
「雨靄、待ち切れねえのはおめえだな」
 男は雨靄の上に覆い被さった。

 女郎屋のやり手ばばあはガラス戸の向こうの矢のような雨を恨んだ。この雨じゃ客足は途絶える。軒に男が飛び込んで来た。客かもしれない。ばばあは開き戸を開けて男を見た。男は軒を指差してちょこんと頭を下げた。
「何だい、雨宿りかい、冷やかしより質が悪いよ」
 ばばあはひと腐れ吐いて開き戸を閉めた。白いワイシャツに鼠色の作業ズボン。磯子辺りの職工が日ノ出町の角打ちで一杯引っ掛けてこの篠突く雨に叩かれてうちの軒に入り込んだとばばあの予想。でもなかなかの男前だった。どうせ客は来ない。引っ張り込んで遊んでやろうか。ばばあは赤い襦袢の胸元を広げた。白い帯をだらしなく垂らした。
「お兄さん」
 ばばあは開き戸を細く開けて男に囁いた。男には雨の音で声の出何処が分からない。雨靄にぼやけた桜の若木が揺れた。
「お兄さん、雨宿りのお兄さん」
 男はじっと雨靄を見つめる。垂れたベルトをばばあが引っ張る。引っ張り込まれるように男は店に入った。ばばあが金歯をカチカチ言わせて笑っている。
「持ち合わせが無いので」
 男は全身ずぶ濡れである。軒の雨宿りは意味を果たしていなかった。ワイシャツは濡れて透き通り、ランニングの脇から紫色の乳首がピタと張り付いている。たくし上げたズボンの裾から跳ね返りの雨で股間まで黒く染みていた。ワイシャツに張り付いた男の乳首をばばあが抓った。
「風邪引いちまうよ、前の男の長襦袢があるから着替えりゃいい」
 ばばあは人が通るのがやっとの狭い階段を上り鴨居に提げている風神柄の長襦袢を持って来た。
「ほら、着替えちゃいなよ、それだけ濡れりゃあ、軒も濡れ縁も同じさ。濡れ縁なら濡れる縁があるってことさ、二時間もすりゃほとほと乾くし、なんなら二階で休んでいきゃいいさ。当分止むもんか」
 ばばあは長襦袢を両手で広げた。男は長襦袢の仕切りの中でシャツを脱いだ。ランニングはぐしょぐしょで絞ると床に雫が垂れた。ベルトを外しズボンを下ろした。ズボンを脱いで椅子に掛けパンツを脱いだ。右足を抜くときに引っ掛かってよろめいた。ばばあはそのよろめきに合わせ右腕を下げて男の尻を見ていた。毛の生えた白い尻を見て生唾を飲み込んだ。男が袖を通すときばばあが男の背に胸を擦り付ける。縮緬の帯を男の腹に合わせ一周回した。
「前をお向きよ」
 男はばばあの方に向いた。しゃがんだばばあは男の腰で帯を結わき付ける。結わき付けると見上げて男と目が合った。金歯が電球に光っている。
「さっぱりした」
 男はガラス戸の外を見た。雨靄がガラスにぶつかりカタカタと揺らす。
「こりゃ女将さんの言う通り止みませんね」
 二人は酒を飲み始めた。二合徳利が数本カウンターに並んだ。ばばあが男の手を股間に誘い込む。男は恥ずかしながらも指を差し込んだ。ガラスを叩く音がする。二人は雨靄が風に煽られて開き戸を揺すっているものだと気にもしない。男の指が深く入る。ばばあは口を開け金歯を揺らす。またガラス戸を叩く音。男が振り向くと雨靄の中に誰かが立っている。サッと手を抜いた。ばばあが立ち上がり開き戸を開ける。制服の警官が敬礼した。何か喋った。雨音に消されて何も聞こえない。
「お入りよ」
 ばばあが大きな声で警官を入れた。一緒に雨靄も侵入した。開き戸を閉めたつもりだが雨靄が挟まってピシャリと閉まらない。
「近所で煙草屋の女主人が殺された。白いワイシャツの男で学生風だ」
 男が振り返る。制服警官と目が合う。
「知らないねえ」
 ばばあはもしかしたらこの男かもしれないと思った。
「何かあったら連絡を」
 制服警官は敬礼して出て行った。男はばばあが自分のことを煙草屋の女主人殺しと疑っていると察した。白いワイシャツの学生風ならピタリと一致する。男は知らないととぼけた。ばばあはまた隣に座って笑った。男の手を股間に導く。しかし二人の間を雨靄が塞いだ。
「兄さん、お兄さんたら」
 若い女の声だった。もうすっかり視界は消えた。差し込んだ指の温もりが開き戸を超えて外へ誘う。
「どこだい、どこへ行くんだい?」
「兄さん、こっちだよ、ほらもっと奥まで入れておくれよ」
 雨靄の中にばばあが消えたが指の温もりは感じている。男の股間に何かが噛み付いた。腰を引いて逃げる。男は股間に手をやる。何かが付いている。外して目の前に翳す。金の入れ歯だった。驚いて落とすとチリンと音がした。桜の若木が揺れている。
「お兄さん、こっちだよ」
 ばばあの声に変った。男の身体は桜の若木を超えた。
「お兄さん、お兄さん、兄さん、お兄さんたら」
 呼ぶ声はばばあと若い女と交互に聞こえた。赤い襦袢は開け、白い帯はだらしなく、股を広げた鬼が誘っている。
「お兄さん、こっちだよ」
 待てよ、さっきも同じ光景を見た。どっちかが現でどっちかが夢なんだ。男は周囲を見回した。雨靄の中に何かが立っている。赤い襦袢のばばあが後ろ向きだ。
「女将さん」
 返事はない。赤い長襦袢を腰まで捲って股間に指を差し込んだ。何か感触が違う。男は指を抜く。掌を見ると中指が消えて四本指だった。男は親指からもう一度数え直した。やはり四本しかない。女が振り返る。殺した煙草屋の女主人だった。
「いこいは切れてるよ」
 金歯を出して笑った。
「お兄さん、こっちだよ」
 雨靄が男の身体を引き寄せる。帯を解いて股を広げる鬼に重なった。雨靄は桜の若木を揺らして川面に移動した。さっきの制服警官が篠突く雨の中を走って来た。店を覗くが誰もいない。アスファルトに何か光る物を見付けた。警官は拾い上げズボンで擦った。金歯だ。左右を見てポケットに仕舞った。揺れる警棒を右手で太腿にしっかりと押さえて走り去った。
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