労災調査士『ファイル22 墜落(レッコ)』

壺の蓋政五郎

文字の大きさ
10 / 12

労災調査士『ファイル22 墜落(レッコ)』 10

しおりを挟む
「誰だ落ちたのは?」
 電話に出たのは長井だった。
「岡田さんです」
「岡田?命綱は掛けていたんだろうな?」
「まだ分かりません、至急こっちに来てください。岡田さんの情報全部持って、それから奥さんに電話してください」
「それぐらいお前がしろ」
 織田は長井に怒鳴られた。岡田の自宅に電話をする。
 電話が鳴る、けさいつもの場所まで見送らなかった。出勤の際の大雨で岡田に戻るよう言われたからだ。角を曲がるまで見送るのがゲン担ぎとなっていた。この時間帯に電話が鳴ることはほとんどない。嫌な予感がした。
「もしもし」
 李の日本語は片言である。
「もしもし、奥さんですか?」
「はい」
「旦那さんが落ちました」
 はっきりと意味が掴めない。織田も岡田の妻は韓国人と聞いて知っている。
「落ちて、怪我した」
 怪我はよく分かる。
「怪我?どこ怪我?」
 織田もまだ分からない。
「また電話します」
 織田は伝えきれずに電話を切った。李はすぐに勤めている川崎のクラブに電話してマネージャーを呼び出した。韓国語で織田からの電話で理解したことだけを伝えた。すぐに行くと返事があった。

 意識がない場合動かさないのが基本である。照り付ける太陽、大勢が輪になりブルーシートで日除けを作った。口々に頑張れよ、大丈夫だ、そんな言葉が岡田を応援する。池田所長が念仏を唸っている。それが物悲しく響く。
「安全帯を外しましょう、苦しいはずです」
 輪に割って入り安全帯を弛めたのは田中だった。田中は命綱のフックがD環(安全帯に着いたD型の金具で命綱の未使用時に掛けて置く金具)に掛かっているのに気付いたからだ。動揺してまだ誰も気付いていない。安全帯を外してた。。それとなくフックをD環から外した。D環に収まっていると言うことは命綱を使っていなかったと判断されてしまう。使用していないのと使用する途中であるのとは全然印象が違う。使おうと言う意志行動が表現出来る。
 サイレンと共に救急車が入る。隊員が首を傾げた。
「意識はありますか。聞こえますか」
 微かに唇が動いた。
「搬送します、誰か責任者搭乗してください」
 池田が倉田を指名した。サイレンと共に発車した。車内では心臓マッサージが始まった。繰り返し繰り返し行われている。倉田は岡田さん、岡田さんと名を呼び続ける。
「洋二が旋回した」
 岡田の最後の声だった。はっきりと聞こえたわけではないが倉田にはそんな風に聞こえた。病院に搬送された時には息を引き取っていた。
 現場にはパトカーが止まっている。殺人から過失までを探る。洋二は建設事故災害に詳しいベテラン警官から直接落下状況の説明を求められていた。複数の警官が事務所に上がり現場責任者から玉掛合図者まで全ての書類を調べ上げている。それは犯罪者扱いに等しい。順を追って追及されていく。最初の質問には正確に答えられるが途中から首を捻り出す。それは言っていいのか悪いのか、瞬時に判断が付かないからである。警察もその辺りは見逃さない。
「この作業名は?」
 警察に問われる。担当の倉田を救急搬送の立ち合いに行かせてしまった。倉田受け持ちの作業である。
「すいません、担当は当人の付き添いに出ていますので分かりかねます」
 池田所長が答えた。
「ああそれはご苦労様です、それじゃ副の方でいいですよ」
 副などいない。そもそも予定外作業である。作業名など決めていない。
「いないの?、じゃ誰の元、この作業やってたの?作業手順書出して」
 予定外の作業である。本来盆明けの十六日から解体する予定の前倒し、外構工事絡みを盆明けから入りたいために急遽今日に変更していた。
「まさか作業手順書がないの?」
 警官に睨まれた池田所長は下を向いた。事務所に電話が鳴る、鳴り止まない。事務員が出た。
「はい、ちょっと待って、倉田さんです」
 倉田からである。事務員は内容を聞かずに池田に渡した。苦虫を嚙み潰したような顔で事務員を睨んだ。
「もしもし私だ」
「残念です、病院に着く前に息を引き取りました。それで最後に岡田さんがおかしなことを言いました」
「ああ、お疲れ様、早く戻って警察の方に説明しなさい」
 倉田は現場の事情を把握していない。電話口に警察がいることも知らない。池田は倉田の話を遮った。もし警察に知れたら面倒になる話かもしれないと瞬時に思い付いたからである。
「今担当から電話がありました」
「聞こえましたよ、被害者亡くなったんでしょ。他に何か話していませんか?急いで電話切ったけど」
 警官に漏れていた。
「殺人も否定出来ませんよ。署にご同行願います」
 同行のメンバーに池田、長井、織田、洋二そして倉田である。
「明日、労務が来るから現状もそのまま確保しておいてください。クレーンも安全な位置でそのまま使用禁止、あそうそう、オペレーターも同行願います。被害者の安全帯もそのまま保管」
「俺もですか?」
 織田が警官に訊いた。
「あんた親方でしょ、当たり前でしょ」
 一蹴された。
 嘘の通用する世界ではない、ひとつの嘘が通っても次で引っ掛かる。真実はそのまま記憶の通り話すから整合性がある。警察は全てお見通しである。全員ありのままを話す以外にない。真実を話せば知らないと言う言葉も真実となり自信をもって答えられる。洋二には厳しかった。
「お前が落としたんじゃないのか?」
 究極の疑惑が投げられる。
「違いますよ、そんなことあるわけないでしょ」
 真実と伝わる、担当が少し微笑んだ。殺人の容疑は外された。
「あんた、岡田さんとはどういう関係?」
「普通に仕事で先輩です」
「仲は良かった?」
「それほどでもありません」
「どれくらい、殺したいほど仲が悪いとか?」
「そんなことは考えたこともありません。ただ」
「ただ?」
「父親の悪口言うから嫌いでした。それだけです」
「親父さんとも仲が悪いんだ?」
「親父から聞いたことはありません」
「落ちたと言うことは安全帯をしていなかった。それを知ってた?」
「掛けていなかったと思います」
「どうしてそれを知りながら注意しなかったの?あんた職長だろ、それにあの作業の主任者って看板に書いてあった。知りながら無視したなら過失だよ。あんたの責任大だよ、刑務所に入ってもらうよ」
 担当の前に一枚の紙が運ばれた。洋二の経歴書である。
「陸自で十年頑張ったんだ」
 この経歴が担当の態度を変えた。自衛隊出身者には一目置くと言う独特の仲間意識がある。
「ええ、中卒で入隊しました」
 十年間には災害派遣も複数ある。何と言っても有事の際には警察より先に出動する。
「離婚してるね?」
「女房に子供連れて逃げられました。それで親父に誘われて鳶になったんです」
「苦労してんだな。まあ今回の災害もあんたが職長だから厳しく聴取させてもらったが犯罪性は何処にも見えない。はい、いいですよお帰り下さい」
 自衛隊が功を奏した。自衛隊に十年いなければ殺人者に仕立てあがられるとこだった。それは大袈裟じゃない。

(十一)

 翌日労働基準局の立ち入り検証があった。作業はストップしている。私も民間の保険団体からの依頼で立ち合うことになった。それは墜落して死亡した岡田健吾が偽名であることが岩手の兄からの話しで判明したからである。本名は田岡健吾だった。年齢も六十一歳と就労カードと三つ違っていた。六十歳以上は避けていた二和建設も織田班長もその事実を知り愕然とした。警察は再捜査を始めた。洋二や織田より組織的な犯罪性を考えたからである。しかし田岡夫人名義の民間の少額な保険以外は認められず疑いはすぐに晴れたのである。ところが基準局からは杜撰な管理体制を締め上げられた。就労カードが事実でないことは何もかも信用出来ない。この作業所に就労している全員の確認までさせられることになった。それまでは作業停止命令が延期される。
「作業は全面禁止ですか、内部の仕上げ作業もですか?」
 倉田が担当に尋ねる。
「当たり前でしょ。何処の誰が何をしているか分からなくてはどうにもならない。血液型も正しいの?性別は?齢は?同じようなことが発生したら輸血も何も出来ませんよ」 
 担当は現場の進捗など興味ない。
「田岡さんの雇用主はどなた?」
 長井と織田が迷っている。
「直接お給料を支払っていた方です、いるでしょ?」
 担当の大声に織田が一歩前に出た。
「あなたが事業主ですね?事業の体系は?」
「個人事業主です」
「税務署に届けは出ていますね」
「はい」
「建築許可はありますね?」
「ありません」
「えっ、まさかこれだけの作業所で請負単価が五百万以下ってことはないでしょ」
 もうこうなると虐めに近いものがあります。どんな些細な事故災害でもそうです。100%の手続き書類が揃っている作業所などあり得ません。事が起きて慌てて用意するもそもそも無い物は出て来ません。揃っていないんです。だから答えられない、言い訳が出来ない、謝るしかない、ずっとこんな役所と建設会社の関係が続いています。これを無くすには事故そのものを無くす意外にないのです。
 私は後日個別に事情を聴くことで関係者から了承を得ました。ファイル22の真意を探るには喧騒の中ではとても叶うものではありません。役所と民間、上下関係が鮮明の中で誰一人心を許して話してくれるひとはいない。
「ここが田岡さんの席ですか」
 二和建設のジャンバーを着ている職人に訊いてみました。
「はいそうです」
「あなたは田岡さんと同じ鳶さんですか?」
「はい、ずっと一緒です」
「少し話を聞かせてください。先ずお名前とご住所と年齢」
 なんでも話してくれそうな若い男は関野と名乗りました。周りの強面が関野を睨んでいるので私は少し歩いて場をずらしました。関野に彼等が見えない位置に立たせて話を聞き出しました。
「田岡さん、岡田さん、あなたはどちらでお呼びになっていましたか?」
「僕はずっと岡田さんと呼んでいました」
「そうですか、やはり知らなかったんですね。関野さんから見て田岡さんと一番仲の良かった方はどなたでしょうか?」
 関野は少し考えていました。すぐに思い当たる仲のいい同僚はいないと言うことでしょう。
「作業では瀬田さんとコンビで回っていました。でもそれも親方の指示です」
「田岡さんとお酒を共にしたことはありますか?」
「数えるほどですがあります、あの人は大概寄り道せずに自宅に直行していたと思います」
 飲酒の深い付き合いはあまりないようだった。打ち解けた関係者はいないようである。
「それじゃ質問を変えて、一番仲の悪かった方はどなたですか?語弊があるかな、仲が良くなかった方に心当たりはありますか?」
 関野は考えている。これは該当者を捜しているのではなく、私に話して問題ないかどうかを考えている。
「関野さん、うちの保険屋も出来る事なら満額を支払いたいと思っています。是非教えて欲しい」
 私は関野に泣き落としを掛けました。
「あのう、バブルが弾けてから業界は職人余りが続いています。この現場にも入れないベテランが数人います。何が基準かと言うと年齢制限なんです」
「年齢制限?」
「はい。六十歳以上は省かれたんです。その中に洋二さんの親父さんもいました」
 田岡健吾は六十一歳、齢を誤魔化していた。それでこの作業所に手配されたことになる。
「ちなみに高品洋二さんのお父さんは幾つなんですか?」
「多分今年六十になったと思います」
「それで外された、しかし当人は齢を誤魔化していた?」
 関野は頷いた。
「ありがとうございます。関野さんまたお話しを伺いたい、携帯の番号を教えてくれませんか?」
 私は名刺を渡し、携帯番号をメモした。再び事務所に戻った。デスクに置かれた安全帯をカメラに収めた。
「失礼ですがこれは田岡さんのものですね?」
 二和建設とロゴ入りのシャツを着た男に尋ねた。
「はい、そうです」
 その男は私を訝しそうに見て答えた。名刺を渡した。男は織田と答えた。織田は田岡の直接の事業主である。
「フックがD環から外れていますがこれは落ちた状態のままですか?」
「多分そうだと思います」
 この状態で足場の上に立てば作業床の布板を引き摺っていることになる。それとも掛け損ねたのだろうか。
「織田さん、この状態だと何を連想されます。外したまま床を引き摺りますか?」
「親綱を支える支柱がない時は足元に親綱を這わせます。その時は引き摺るような形になります」
「現場の親綱はあの通り腰より上ですね。すると織田さんの連想は当てはまらないですね」
 織田は現場を確認していない。窓から足場を見て初めて気付いたようだ。掛け損じなどあるだろうか、損じれば拾い掛け直す。元々使用していないのならD環から外れてなどいない。私は休憩室に入り二和建設グループのテーブルに行った。さっき話しを聞いた関野が責め立てられていた。私に話した内容が気に入らないようだ。
「度々すいません。誰か田岡さんの安全帯を触りませんでしたか?」
 ストレートに質問した。誰も何も言わない。
「田岡さんが苦しいだろうと田中さんが気付いて外してくれましたよね」
 関野は話してすぐに黙り込んだ。睨み付ける者もいれば笑う者もいた。真実のようだ。
「田中さん、その時に間違ってフックが外れてしまったと言うことはありませんか?」 
  田中の様子からして当たりである。私は責めるつもりはありませんでした。もしかしたら有利に働くと仲間が細工したのであればそれはそれでいいと思った。上の者は誰も気付いていない。私はこの場を離れクレーンに近付きました。オペレーターは窓ガラスを拭いていました。私は自己紹介してオペレーターに会釈しました。オペレーターは佐分利と名乗りました。
「佐分利さんは大ベテランでしょ?」
「いやあ、他に何も出来ませんから」
 満更でもない。
「見えないのに操作するのは座頭市みたいですね」
 年代が近く冗談が通じる。
「もう三年で引退ですよ」
「定年なんてあるんですか?」
「技術は落ちない、むしろ上達しています。ただ眠くなるんですよ。それが我慢出来なくなりそうでね」
 確かに齢と共に眠気が多くなる。
「こんな商売ですからお気を悪くしないでくださいね。あの高品洋二さんが合図者でしたが、どうです、ベテランから見て、実力のほどは?」
 佐分利は笑った。これからも洋二達との付き合いは長い。ここで正直に答えて反感を買っても面白くない。ベテランのベテランらしき笑いである。上手じゃないと言う意味が笑いに含まれていると察した。
「まあ色々癖があるんだよね合図者にも」
「例えば?」
「そうねえ。クレーンと言うのは品物を遠くに移動するにはブームを前に倒す。反対に近くに寄せるにはブームを起こす。そのどちらかの動作と右左の運動が加わって品物のセンターまで寄せる、また移動させる。その寄せ方に差があるんだよね。巧い人は最短距離で運ぶしブレも少ない。下手な人は行きたいとこになかなか寄せられない。だから近くまで来てから細かい微調整をする。すると品物が揺れる。車でもブレーキの踏み方ひとつで大体分かるでしょ」
 分かり易い例えで説明してくれた。
「佐分利さんからは品物が見えない。無線機でやり取りするわけですよね」
 佐分利が無線機を取り出して電源を入れて私のヘルメットに装着してくれた。
「百聞は一見に如かず」
 笑って言った。
「少し離れた方がいい。もう少し、はい、喋ってみて」
「本日は晴天なり」
「本日は晴天なり~」
 クリアではないがはっきりと聞こえる。雑音が流れている。テレビ放映が終了した後の音。目の前に吊り下ろされた足場がある。私はヘルメットを外し足場の右端に掛けた。そして反対側に立った。
「佐分利さん、私がここで話しますからマイクが拾うかどうか聞いていてください」
 佐分利は頷いてドアを閉め窓も絞めた。落ちる前には声を上げるのではないかと考えたのです。口パクで「聞こえる?」佐分利は耳を澄ませているが首を振った。
「聞こえる?」
 これは二人でデスクを挟んで会話する音量。佐分利が人差し指を立てた。「もう一回」の合図である。
「聞こえる?」
「内容は分からないが誰かの話し声とは分かる」
 佐分利は窓を開けて答えた。
「聞こえる?」
 これはこの足場の距離で相手に話すならこれぐらいは必要と思った声である。佐分利は大きく頷いた。だとすると田岡が何かを告げようとしたならば、マイクは拾っているはずである。
「ありがとうございます。いい経験が出来ました」
「いえいえ、面白い実験だね」
「ところで佐分利さん、当日、合図者以外の声は拾えませんでしたか、例えば落ちる時なら「ああっ」とか」
 佐分利は想い出している、目を瞑り記憶を巻き戻している。
「残念だな、想い出せないというより音が特定出来ない。あなたが聞いているのと同じぐらいこっちも雑音が入る。それに合図者の声と重なれば消えてしまう。ただあれだな」
「ただなんです?」
「あんまり言いたかないが仏さんのためになるならな。日頃から仲が悪いのかどうかいい関係じゃないようだ。合図者の技術を小ばかにしたような感じだった」
「田岡さんがですか?」
「ああ、もう喧嘩と言っていい。それぐらい言い合っていた」
 高所作業で合図者と合番者と仲が悪いのは最悪である。
「それは技術が上の者が未熟者に対して教育的な注意とは違いますか?」
「俺もこの齢だからそのくらいの見分けは付きますよ」
 佐分利は笑って言った。最後に「これはこれで」と口に人差し指で蓋をした。二人の関係についてもう少し明らかにしなければならない。合図者の高品洋二が田岡健吾の皮手袋が建枠の筋交いピンに引っ掛かったのを知りながら合図を続けた線はないだろうか。もしそうだとすればここまでの二人の関係を洗い出さなければこのファイルはまとまらないと思いました。
「関野さん、高品洋二さんにお会いしたいのですが付き合っていただけないでしょうか?」
 関野は二つ返事で受け入れてくれた。監督署の検証が終えると同時に二和建設グループは織田と高品洋二を除いて解散となった。二人以外は明日から平常通りに現場に出る。作業は号令がかかるまで待機である。その足で関野と向かったのが綱島の外れにある居酒屋である。常連でなければ入りにくい店構えである。店の看板も小さく一元客を好まないような佇まいである。店を入ると関野が座敷席の男に声を掛けた。相席していた二人が競馬新聞を持って席を移動した。関野が目配せしたので私は座敷に上がり名刺を出した。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!

オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ランの父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリーだった。 ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。 学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。 当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。 同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。 ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。 そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。 まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。  その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。 こうしてジュリーとの同居が決まった。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...