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後日談
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親父から電話がきた。
いきなり相談……というか母さんの事だった。
なんでも母さんは、昔からしけもくを拾って吸う時があり、それが今も続いている悪癖で、まるで他所の男との間接キスを許しているようで歯痒いと言ってきた。なので「知るか」と答えた。
カナは元気にしているか? と親父に聞かれたのでカナに関するあることを相談した。
たまに一緒に出掛けると、カナは自販機の下にある小銭を拾おうとするんだ。あとお釣りの取り忘れも見つけたら必ず取るんだ。これにはなんの意味があるんだろうと相談すると、親父から「知るか」と返された。
自販機フォチとかそういった性癖があるならカナの為に色んな自販機を集めようと思う、そう言い終える前に親父からの電話は切られていた。
「……いまの誰から?」
風呂上がりのカナがシャツ一枚で上がってきた。薄い生地に濡れた髪が張り付いて胸の中心が透けている。
「親父から」
「ふぅん。かっこいー。レイ君ロシア語もぺらぺらなんだ」
ソファーで髪を乾かしだしたカナの背後にいく。
「へ?」
カナからドライヤーを奪って髪に手櫛をいれていく。なるべく優しく。髪が傷まないように。そして早急に。
「明日大学ないよな?」
「……それ、もう四回目。ないよ」
だってカナは触れていい時は高確率で俺を「レイ君」と呼ぶ。そう呼ばれてない日に手を出したら「めっ」と寝返りを返される。この一週間は「めっ」が連続していて辛い。
「……よし、乾いた。もう寝よう」
「まだ七時だよ!?」
「夜更かしはよくない」
「…………それ、後でブーメランになるからね。知らないからね」
カナの髪に指を通して耳を撫でる。首筋がほんのりと赤くなっている。そこに口付けて言った。
「カナは寝てていいから。もうそれでもいいから。一週間ぶりにねよう」
「っ、ばっかじゃないの。終わったばっかだからやだっ」
「?」
カナはすたすたと歩いて寝室に入ってしまった。
終わったばっか?
なにが……と、そこで気付いた。
この一週間「めっ」と言われ続けた理由を。
急いで踵を返す。
「カナー、少し血が出てても俺は全然大丈」
「ばっかじゃないの!」
「膝は舐めさせてくれたのに」
「それはあんたの妄想ででしょう! ばっかじゃないの!」
◇ ◇ ◇ ◇
ヴィデリウス国の紋章が刻まれた短剣を撫でる。もう随分前に王女様から貰ったものだ。鞘はこの世界にはないシーザーという鉱石が使われていて、私の魔力の認証無しでは剣を引き抜くことはできない。
「それ、柄に毒薬が入ってる」
「え?」
背後から風呂上がりの稀屋がきた。
握った柄の下部分、丸いルビーのような赤い鉱石。稀屋がそこを回して外すと、中からカラフルな丸薬が出てきた。全て糸が通されていて、腸詰めみたいに繋がっている。
あ、そうだ。
確か向こうの世界では薬はこのように繋がった形になっていた。風邪だと解熱剤や痛み止め、睡眠効果のある薬などが糸で繋がって売られている。症状に合わせて複数の薬の束になっているのだ。
柄に入っていた薬を鑑定する。
ふむふむ。緑の丸薬は痛み止め、赤いのは止血剤……そして何故か媚薬とか悪阻を緩和する薬とか直接体内に入れて溶かすタイプの潤滑粒まで入っていた。
え。王女様……あなた。
「へ、へぇ……鑑定には出なかったのに。よく知ってるね」
「確かその赤い鉱石は鑑定を弾くやつだろ? 前は殺した人間から奪った武器も使ってたからな。殆どの奴が毒を入れてた」
俺には効かなかったけど。
そう稀屋が呟いてタオルでガシガシと頭を拭きながらキッチンへ向かっていった。
え。王女様……あなた。
唖然としていると稀屋が水を飲みながら戻ってきた。
「……それ、カナのじゃないのか?」
「日本に帰る前に……王女様から贈られたの」
「ああ、あのよわっちい奴の妹か」
その言葉に稀屋をじとりと見上げる。
「っ、いや、今は殺してないよ。生まれ変わってからは、誰も殺してない」
「……はぁ。知ってる」
◇ ◇ ◇ ◇
カレーを煮込んでいるとフロントの選任スタッフが今月分の冊子を持ってきた。受け取ってドアを閉める。
冊子を見ると1階にあるセブンがローソンになるそうだ。あと2階にあるスポーツ倶楽部は今月から入居者のみの使用となるらしい。以前は入居者の家族も使用が可能だったけど、警備上の問題でそうしたそうだ。ふぅん。
続けて読んでいくと変なことが書いてあった。
「……1階に昭和レトロな自販機を期間限定で設置?」
なんで?
瓶コーラとかカレーもあるじゃないか。
ここに住んでる人達はそれなりの年齢層だ。すれ違った殆どの入居者が年上。三十代から四十代が多い。あ、それで彼等の性癖を擽るために昭和レトロな自販機を?
私は買わないけどね。
てか今カレー煮込んでるし。
「カナー、グラス貰ってきた」
仕事を終えた稀屋が帰ってきた。
冊子をぱたんと閉じる。
レジ袋からローソンブランドのお菓子が出てきた。これこれ、私が好きなやつ。全部一口サイズで、色んな種類のおかきが入ってて、中でも海苔が巻いてあるのが一番好き。
「おかえり。もうポイント溜まったの? 早くない?」
続けて出てきたクマのグラスに驚く。四個もある。いやこのクマのキャラ好きだけど。どんだけ買ったのよ。
「雑誌買ったらすぐ溜まった」
その雑誌のおまけについてるクマのがま口財布が出てきた。あとポーチや付け睫入れや色々。これは蜂蜜好きなクマの方。
「貢ぐのが趣味なの?」
「大学行くときいつもローソン見掛けるとクマのポスターにニヤってするから」
「……っ、別に」
好きじゃないわよ!
とは言わずにクマを腕に囲む。
そしたらその上から稀屋に囲われて、しばらく頬擦りされながらじっとしていた。
カレーは焦げた。
いきなり相談……というか母さんの事だった。
なんでも母さんは、昔からしけもくを拾って吸う時があり、それが今も続いている悪癖で、まるで他所の男との間接キスを許しているようで歯痒いと言ってきた。なので「知るか」と答えた。
カナは元気にしているか? と親父に聞かれたのでカナに関するあることを相談した。
たまに一緒に出掛けると、カナは自販機の下にある小銭を拾おうとするんだ。あとお釣りの取り忘れも見つけたら必ず取るんだ。これにはなんの意味があるんだろうと相談すると、親父から「知るか」と返された。
自販機フォチとかそういった性癖があるならカナの為に色んな自販機を集めようと思う、そう言い終える前に親父からの電話は切られていた。
「……いまの誰から?」
風呂上がりのカナがシャツ一枚で上がってきた。薄い生地に濡れた髪が張り付いて胸の中心が透けている。
「親父から」
「ふぅん。かっこいー。レイ君ロシア語もぺらぺらなんだ」
ソファーで髪を乾かしだしたカナの背後にいく。
「へ?」
カナからドライヤーを奪って髪に手櫛をいれていく。なるべく優しく。髪が傷まないように。そして早急に。
「明日大学ないよな?」
「……それ、もう四回目。ないよ」
だってカナは触れていい時は高確率で俺を「レイ君」と呼ぶ。そう呼ばれてない日に手を出したら「めっ」と寝返りを返される。この一週間は「めっ」が連続していて辛い。
「……よし、乾いた。もう寝よう」
「まだ七時だよ!?」
「夜更かしはよくない」
「…………それ、後でブーメランになるからね。知らないからね」
カナの髪に指を通して耳を撫でる。首筋がほんのりと赤くなっている。そこに口付けて言った。
「カナは寝てていいから。もうそれでもいいから。一週間ぶりにねよう」
「っ、ばっかじゃないの。終わったばっかだからやだっ」
「?」
カナはすたすたと歩いて寝室に入ってしまった。
終わったばっか?
なにが……と、そこで気付いた。
この一週間「めっ」と言われ続けた理由を。
急いで踵を返す。
「カナー、少し血が出てても俺は全然大丈」
「ばっかじゃないの!」
「膝は舐めさせてくれたのに」
「それはあんたの妄想ででしょう! ばっかじゃないの!」
◇ ◇ ◇ ◇
ヴィデリウス国の紋章が刻まれた短剣を撫でる。もう随分前に王女様から貰ったものだ。鞘はこの世界にはないシーザーという鉱石が使われていて、私の魔力の認証無しでは剣を引き抜くことはできない。
「それ、柄に毒薬が入ってる」
「え?」
背後から風呂上がりの稀屋がきた。
握った柄の下部分、丸いルビーのような赤い鉱石。稀屋がそこを回して外すと、中からカラフルな丸薬が出てきた。全て糸が通されていて、腸詰めみたいに繋がっている。
あ、そうだ。
確か向こうの世界では薬はこのように繋がった形になっていた。風邪だと解熱剤や痛み止め、睡眠効果のある薬などが糸で繋がって売られている。症状に合わせて複数の薬の束になっているのだ。
柄に入っていた薬を鑑定する。
ふむふむ。緑の丸薬は痛み止め、赤いのは止血剤……そして何故か媚薬とか悪阻を緩和する薬とか直接体内に入れて溶かすタイプの潤滑粒まで入っていた。
え。王女様……あなた。
「へ、へぇ……鑑定には出なかったのに。よく知ってるね」
「確かその赤い鉱石は鑑定を弾くやつだろ? 前は殺した人間から奪った武器も使ってたからな。殆どの奴が毒を入れてた」
俺には効かなかったけど。
そう稀屋が呟いてタオルでガシガシと頭を拭きながらキッチンへ向かっていった。
え。王女様……あなた。
唖然としていると稀屋が水を飲みながら戻ってきた。
「……それ、カナのじゃないのか?」
「日本に帰る前に……王女様から贈られたの」
「ああ、あのよわっちい奴の妹か」
その言葉に稀屋をじとりと見上げる。
「っ、いや、今は殺してないよ。生まれ変わってからは、誰も殺してない」
「……はぁ。知ってる」
◇ ◇ ◇ ◇
カレーを煮込んでいるとフロントの選任スタッフが今月分の冊子を持ってきた。受け取ってドアを閉める。
冊子を見ると1階にあるセブンがローソンになるそうだ。あと2階にあるスポーツ倶楽部は今月から入居者のみの使用となるらしい。以前は入居者の家族も使用が可能だったけど、警備上の問題でそうしたそうだ。ふぅん。
続けて読んでいくと変なことが書いてあった。
「……1階に昭和レトロな自販機を期間限定で設置?」
なんで?
瓶コーラとかカレーもあるじゃないか。
ここに住んでる人達はそれなりの年齢層だ。すれ違った殆どの入居者が年上。三十代から四十代が多い。あ、それで彼等の性癖を擽るために昭和レトロな自販機を?
私は買わないけどね。
てか今カレー煮込んでるし。
「カナー、グラス貰ってきた」
仕事を終えた稀屋が帰ってきた。
冊子をぱたんと閉じる。
レジ袋からローソンブランドのお菓子が出てきた。これこれ、私が好きなやつ。全部一口サイズで、色んな種類のおかきが入ってて、中でも海苔が巻いてあるのが一番好き。
「おかえり。もうポイント溜まったの? 早くない?」
続けて出てきたクマのグラスに驚く。四個もある。いやこのクマのキャラ好きだけど。どんだけ買ったのよ。
「雑誌買ったらすぐ溜まった」
その雑誌のおまけについてるクマのがま口財布が出てきた。あとポーチや付け睫入れや色々。これは蜂蜜好きなクマの方。
「貢ぐのが趣味なの?」
「大学行くときいつもローソン見掛けるとクマのポスターにニヤってするから」
「……っ、別に」
好きじゃないわよ!
とは言わずにクマを腕に囲む。
そしたらその上から稀屋に囲われて、しばらく頬擦りされながらじっとしていた。
カレーは焦げた。
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