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10話 母上②
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「抱きしめたら壊れそうで...」
自分の体を見る。壊れないよ。
母上はため息をつく。そして私の肩を抱きながらベットに座り頭を撫でる。私は幼少期ぶりのことに驚きつつも手の頭を擦り寄せる。
「本当にこんな甲斐性なしを置いて仕事に出てしまってごめんなさい。言い訳になってしまうかもだけれども帝国との戦争を終わらせる為にまさか7年かかってしまうなんてね。やっと一段落したと思ったら娘が生命の危機に晒されてるなんて聞いた時には...ロアナが無事なだけで私は幸せよ」
小さくなった私の体を抱きしめる。
「ロアナ、リナすまなかった。今までの事を許せとは言えない。だがこれから行動で見せる。それで判断をしてくれないか」
今まで尊敬してきて目指してきた父上は少し小さく、でも愛に溢れて見えた。
自分の体を見る。壊れないよ。
母上はため息をつく。そして私の肩を抱きながらベットに座り頭を撫でる。私は幼少期ぶりのことに驚きつつも手の頭を擦り寄せる。
「本当にこんな甲斐性なしを置いて仕事に出てしまってごめんなさい。言い訳になってしまうかもだけれども帝国との戦争を終わらせる為にまさか7年かかってしまうなんてね。やっと一段落したと思ったら娘が生命の危機に晒されてるなんて聞いた時には...ロアナが無事なだけで私は幸せよ」
小さくなった私の体を抱きしめる。
「ロアナ、リナすまなかった。今までの事を許せとは言えない。だがこれから行動で見せる。それで判断をしてくれないか」
今まで尊敬してきて目指してきた父上は少し小さく、でも愛に溢れて見えた。
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