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第4章 女装男子とラブラブに
8 夏祭 裏
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朔弥の夏祭り
______
夏祭りは嫌いだった。大好きな人に、好きと言えなくなったのが夏祭りだったから。
中学の時、花火を見るために祭り会場の中でも人の少ない高台の上に行った。そこに梓暮君と2人で座って花火の開始を待っていた。数メートル先の男2人が手を絡めて身を寄せ合っていた。それに俺は気が付き、憧れた。自分も、梓暮君とって。
でも、その2人に気が付いた梓暮君は冷たい目をしていた。
「場所変えようか」
「ぇ?梓暮君…?」
「朔弥は…あぁ、ならないよね。」
「あぁって?」
「ずっと、友達でいようって事だよ。」
「…え?」
「普通のことだよ。俺は、普通の事を言ってる。違う?」
その問いに、俺はなんて答えただろうか。
「朔弥さん!射的!行きましょう!」
「ん?あぁ!行こう、あっきー!」
射的に金魚掬いにスーパーボール掬い、輪投げ…大体の出店をクリアして何をしようかと2人で考えていた時、一瞬、時が止まった。
「……」
「朔弥さん…?」
絽紀の声が聞こえる。でも、そんな事は今の俺には関係なくて。
「……梓暮……」
少し先の人混みの中、梓暮君は浴衣姿でそこにいた。けれど、どんどん離れて行く。
「待って!」
人混みを掻き分けて、梓暮君を追う。後ろから絽紀の声が追ってくる。
でも、止まれない戻れない。
梓暮君は人混みを離れて人気の少ない場所に進んでいく。人が少なくなって気がつく。梓暮君の隣には金髪の女性がいた。梓暮君までの距離はまだ遠かった。
「シュー!早いネ!ドコ行くの!」
彼女の声が、呼び方がいつかの記憶を蘇らせる。
(“シュー”って…あの時の…じゃあ…梓暮くんは…この子と…)
「朔弥さん、待っ、て下さ…」
後ろから絽紀の声が聞こえた。それと同時に前の女性が俺を見た。
「サクヤ…アナタ、“サク”ネ!」
「え…?」
「ん…あの人…」
絽紀と僕が彼女を見て止まる。
「カチューシャ…行こう。」
「シュー!待ってよ!このコがサクでしょ!」
「カチュー…シャ?もしかして…」
絽紀が後ろで何かを呟いて考え込む。そして、カチューシャと呼ばれた女性は梓暮くんの着物を掴んでその場に止まらせる。
「シュー…ニゲルは、ダメよ?」
その言葉に、梓暮君は目を逸らしまだ進もうとする。
「……梓暮は…また、僕を置いて行くの……?」
しんとしたその場所で、自分の言葉が矢のように通る。
梓暮君は、僕の言葉に歩みを止める。
「GOODネ!それでこそシューよ!シュー、ちゃんとお話しするイイネ!ワタシ、そこのカレと待ってるヨ!」
「は?俺は、朔弥さんと一緒に!」
「つべこべ言わないヨ!そんなんじゃモテないんだからネ!」
「絽紀…ありがとう、でも、大丈夫。」
「朔弥さん…」
「…さ…く、や…行こう。」
「う、ん。」
久々に聞く梓暮君の名前を呼ぶ声。ただ名前を呼ばれただけなのに、その遠慮がちな呼び方に胸が締め付けられる。
しばらく歩いて梓暮君がどこに行こうとしていたかわかった。
(なんで、気が付かなかったんだろう。)
林を抜けると人気のない高台があった。
そこは、俺が告白をさせて貰えなくなったきっかけの場所だった。
「……話が、あるんだろ。」
梓暮君は、そう言って振り返る。
「……ずっと、言いたい事があった。沢山、あったよ。」
「そうか…」
「そうかって!俺は、ずっと梓暮君に会いたかったし話がしたかったよ!梓暮君は違うの!」
「……どうだろな。」
「…じゃあ…なんで…黙って行っちゃったの……」
「……覚えてないな。」
「…満月は、まだ嫌い?」
その時、梓暮君が昔言っていた言葉を思い出した。
『満月は嫌いだな。』
あれは、俺だけの…俺のための言葉。
「っ、嫌いだよ。」
「……じゃあ……新月は?」
『新月って、朔って言うんだって…』
「……新月は…新月も、嫌いだよ。」
その時、梓暮君の目が夜空から離れて地面に傾いた。
「そ、か……。梓暮君は、あの子と結婚するの?」
「!…なん、で」
「前に、聞こえたんだ。俺たち、前にもすれ違ってるんだよ。」
「……どう、思った…?」
「ぇ…?なにが?」
「っ、結婚の話聞いて。」
「……らないんだなって……」
「え?」
(もう、俺はいらないんだなって……俺を、置いて行くんだなって…)
「めでたいなー、かな?」
今、本当の事を言っても…
「……そう、か……」
その時、梓暮君の瞳が悲しみに揺れた。僕の中で、何かが切れた。
「うんん!違う!だって僕は!」
「駄目だ!それ以上は、俺は聞けない。」
梓暮君は真っ直ぐ僕を見て言った。
「なん、で?」
「俺は、カチューシャがいるから。」
「なんで?あの子が……好きなの?」
「……ぁぁ……」
苦しそうに梓暮君は言った。
「なら……ならもっと、幸せそうにしててよ!俺の入る隙間なんてないって思うくらい幸せそうに笑っててよ!満月だって新月だって忘れてよ!それで、こんなとこまで俺を連れてこないで、気持ち悪いって、全部で拒絶してよ!俺の話なんて、聞こうとしないでよ!一言、嫌いだって……お前なんて嫌いだって……そう、言ってよ……」
「ごめん……ごめん……」
「なんで、謝るの?」
「……日本には、もう二度と戻らないって思ったんだ。」
「へ……?」
「俺は、あれからずっとカナダにいた。」
「え…カナダ?なん、で?」
「親の転勤で……断れなかった。でも俺も、それでいいって……思った。だから、日本には戻らないつもりだった。それからカナダで、留学生のエカテリーナ、カチューシャとあった。カチューシャは、親の会社の社長の娘だった。」
「……それっで、梓暮は……?」
「とりあえず、求婚された。俺は、まだ答えを出してない。ずっと、カチューシャを待たせてる。でも、俺には…選択する事はなにも無いだろ?」
梓暮君は、結構頑固な人だ。僕は、梓暮君の本心が聞きたいだけだった。最後に…僕と同じ気持ちだったらって……確認したかった。それで、俺のことなんて眼中に無ければこんなに、グダグダしないで次に進もうと思えるから……。
でも、梓暮くんは僕に優しいから。期待してしまう。
だけどきっと僕は、梓暮君と結ばれる事は……ないのかもしれない……。こんなに、拒まれるなら…こんなに…答えが出ないなら……。
(やっぱり……俺は好きになったら……駄目だったのかな……。)
自分の中で、賭けをする事にした。
(もし、少しでも梓暮君が僕に気持ちがあるなら恋をした事を否定しない。でも、僕は梓暮君が望まなければこれ以上の関係も…うんん……友達っていう関係すら捨ててもいい。)
そうして、最期になるかもしれない質問を梓暮君にする。
「……梓暮君は…もし、明日地球が無くなるとしたら、最後に…誰とキスしたい?」
梓暮君の瞳が凄く揺れて僕を見ていた。
(あぁ、もう……それだけで…)
「……ありがとう……」
(梓暮君は、結婚するかもしれない彼女より僕を見て悩んでくれた…。)
「…朔、弥?」
その時、絽紀とエカテリーナさんの悲鳴に似た叫び声が聞こえた。
「shu!! Please escape!」
「朔弥さん!そこから逃げて!」
それと同時に木が揺れる音が真っ直ぐ僕に近付いてくる。
「朔弥!危ない!」
「駄目だ!」
そう言って、梓暮君が僕の前に出る。僕は、それを無意識に自分の背後へ引っ張る。
ドサっという音とガツンという鈍い音が鳴った。
「朔…弥……朔弥!!!」
「朔弥さん!?こんっののぉぉ!!」
「ヤメテ、ヤメテよ!!」
遠くで3人の声が聞こえた。俺は、必死に目を開ける。視界が赤黒くて上手く見えない中、梓暮君がこの世の終わりみたいな顔をして僕を見ていた。
僕は、重い腕をゆっくり上げて梓暮君の頭を撫でる。
「なく、なっ…て。ぼ、く…平、気…だ…から。」
「朔弥…朔弥、喋るな。救急車呼ぶから、黙ってろ。」
「平気、だ、て……これくらい、死なないよ」
「…わかったから……言うから、病院行ったらちゃんと…さっきの質問の答え。だから、無理しないでくれよ。」
「…ハハ…良いよ。言わなくて…僕は、もう……いいんだ。梓暮君に…苦しんで欲しい、訳じゃ…無いんだ。幸せにしてて、くれれば…もう、いいよ。」
そう言って、ギリギリ動くくらいの表情筋を使って笑顔を見せる。
(この恋が間違いじゃないって思えただけでいいんだ。だから、もう……追いかけないよ。)
段々と視界が暗くなって、梓暮君の顔が見えなくなった。
「なん、だよ……それ……」
梓暮君の声が聞こえたような気がした。でも、梓暮が今どんな表情をしてるのか僕には分からなかった。
朔弥の夏祭り
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夏祭りは嫌いだった。大好きな人に、好きと言えなくなったのが夏祭りだったから。
中学の時、花火を見るために祭り会場の中でも人の少ない高台の上に行った。そこに梓暮君と2人で座って花火の開始を待っていた。数メートル先の男2人が手を絡めて身を寄せ合っていた。それに俺は気が付き、憧れた。自分も、梓暮君とって。
でも、その2人に気が付いた梓暮君は冷たい目をしていた。
「場所変えようか」
「ぇ?梓暮君…?」
「朔弥は…あぁ、ならないよね。」
「あぁって?」
「ずっと、友達でいようって事だよ。」
「…え?」
「普通のことだよ。俺は、普通の事を言ってる。違う?」
その問いに、俺はなんて答えただろうか。
「朔弥さん!射的!行きましょう!」
「ん?あぁ!行こう、あっきー!」
射的に金魚掬いにスーパーボール掬い、輪投げ…大体の出店をクリアして何をしようかと2人で考えていた時、一瞬、時が止まった。
「……」
「朔弥さん…?」
絽紀の声が聞こえる。でも、そんな事は今の俺には関係なくて。
「……梓暮……」
少し先の人混みの中、梓暮君は浴衣姿でそこにいた。けれど、どんどん離れて行く。
「待って!」
人混みを掻き分けて、梓暮君を追う。後ろから絽紀の声が追ってくる。
でも、止まれない戻れない。
梓暮君は人混みを離れて人気の少ない場所に進んでいく。人が少なくなって気がつく。梓暮君の隣には金髪の女性がいた。梓暮君までの距離はまだ遠かった。
「シュー!早いネ!ドコ行くの!」
彼女の声が、呼び方がいつかの記憶を蘇らせる。
(“シュー”って…あの時の…じゃあ…梓暮くんは…この子と…)
「朔弥さん、待っ、て下さ…」
後ろから絽紀の声が聞こえた。それと同時に前の女性が俺を見た。
「サクヤ…アナタ、“サク”ネ!」
「え…?」
「ん…あの人…」
絽紀と僕が彼女を見て止まる。
「カチューシャ…行こう。」
「シュー!待ってよ!このコがサクでしょ!」
「カチュー…シャ?もしかして…」
絽紀が後ろで何かを呟いて考え込む。そして、カチューシャと呼ばれた女性は梓暮くんの着物を掴んでその場に止まらせる。
「シュー…ニゲルは、ダメよ?」
その言葉に、梓暮君は目を逸らしまだ進もうとする。
「……梓暮は…また、僕を置いて行くの……?」
しんとしたその場所で、自分の言葉が矢のように通る。
梓暮君は、僕の言葉に歩みを止める。
「GOODネ!それでこそシューよ!シュー、ちゃんとお話しするイイネ!ワタシ、そこのカレと待ってるヨ!」
「は?俺は、朔弥さんと一緒に!」
「つべこべ言わないヨ!そんなんじゃモテないんだからネ!」
「絽紀…ありがとう、でも、大丈夫。」
「朔弥さん…」
「…さ…く、や…行こう。」
「う、ん。」
久々に聞く梓暮君の名前を呼ぶ声。ただ名前を呼ばれただけなのに、その遠慮がちな呼び方に胸が締め付けられる。
しばらく歩いて梓暮君がどこに行こうとしていたかわかった。
(なんで、気が付かなかったんだろう。)
林を抜けると人気のない高台があった。
そこは、俺が告白をさせて貰えなくなったきっかけの場所だった。
「……話が、あるんだろ。」
梓暮君は、そう言って振り返る。
「……ずっと、言いたい事があった。沢山、あったよ。」
「そうか…」
「そうかって!俺は、ずっと梓暮君に会いたかったし話がしたかったよ!梓暮君は違うの!」
「……どうだろな。」
「…じゃあ…なんで…黙って行っちゃったの……」
「……覚えてないな。」
「…満月は、まだ嫌い?」
その時、梓暮君が昔言っていた言葉を思い出した。
『満月は嫌いだな。』
あれは、俺だけの…俺のための言葉。
「っ、嫌いだよ。」
「……じゃあ……新月は?」
『新月って、朔って言うんだって…』
「……新月は…新月も、嫌いだよ。」
その時、梓暮君の目が夜空から離れて地面に傾いた。
「そ、か……。梓暮君は、あの子と結婚するの?」
「!…なん、で」
「前に、聞こえたんだ。俺たち、前にもすれ違ってるんだよ。」
「……どう、思った…?」
「ぇ…?なにが?」
「っ、結婚の話聞いて。」
「……らないんだなって……」
「え?」
(もう、俺はいらないんだなって……俺を、置いて行くんだなって…)
「めでたいなー、かな?」
今、本当の事を言っても…
「……そう、か……」
その時、梓暮君の瞳が悲しみに揺れた。僕の中で、何かが切れた。
「うんん!違う!だって僕は!」
「駄目だ!それ以上は、俺は聞けない。」
梓暮君は真っ直ぐ僕を見て言った。
「なん、で?」
「俺は、カチューシャがいるから。」
「なんで?あの子が……好きなの?」
「……ぁぁ……」
苦しそうに梓暮君は言った。
「なら……ならもっと、幸せそうにしててよ!俺の入る隙間なんてないって思うくらい幸せそうに笑っててよ!満月だって新月だって忘れてよ!それで、こんなとこまで俺を連れてこないで、気持ち悪いって、全部で拒絶してよ!俺の話なんて、聞こうとしないでよ!一言、嫌いだって……お前なんて嫌いだって……そう、言ってよ……」
「ごめん……ごめん……」
「なんで、謝るの?」
「……日本には、もう二度と戻らないって思ったんだ。」
「へ……?」
「俺は、あれからずっとカナダにいた。」
「え…カナダ?なん、で?」
「親の転勤で……断れなかった。でも俺も、それでいいって……思った。だから、日本には戻らないつもりだった。それからカナダで、留学生のエカテリーナ、カチューシャとあった。カチューシャは、親の会社の社長の娘だった。」
「……それっで、梓暮は……?」
「とりあえず、求婚された。俺は、まだ答えを出してない。ずっと、カチューシャを待たせてる。でも、俺には…選択する事はなにも無いだろ?」
梓暮君は、結構頑固な人だ。僕は、梓暮君の本心が聞きたいだけだった。最後に…僕と同じ気持ちだったらって……確認したかった。それで、俺のことなんて眼中に無ければこんなに、グダグダしないで次に進もうと思えるから……。
でも、梓暮くんは僕に優しいから。期待してしまう。
だけどきっと僕は、梓暮君と結ばれる事は……ないのかもしれない……。こんなに、拒まれるなら…こんなに…答えが出ないなら……。
(やっぱり……俺は好きになったら……駄目だったのかな……。)
自分の中で、賭けをする事にした。
(もし、少しでも梓暮君が僕に気持ちがあるなら恋をした事を否定しない。でも、僕は梓暮君が望まなければこれ以上の関係も…うんん……友達っていう関係すら捨ててもいい。)
そうして、最期になるかもしれない質問を梓暮君にする。
「……梓暮君は…もし、明日地球が無くなるとしたら、最後に…誰とキスしたい?」
梓暮君の瞳が凄く揺れて僕を見ていた。
(あぁ、もう……それだけで…)
「……ありがとう……」
(梓暮君は、結婚するかもしれない彼女より僕を見て悩んでくれた…。)
「…朔、弥?」
その時、絽紀とエカテリーナさんの悲鳴に似た叫び声が聞こえた。
「shu!! Please escape!」
「朔弥さん!そこから逃げて!」
それと同時に木が揺れる音が真っ直ぐ僕に近付いてくる。
「朔弥!危ない!」
「駄目だ!」
そう言って、梓暮君が僕の前に出る。僕は、それを無意識に自分の背後へ引っ張る。
ドサっという音とガツンという鈍い音が鳴った。
「朔…弥……朔弥!!!」
「朔弥さん!?こんっののぉぉ!!」
「ヤメテ、ヤメテよ!!」
遠くで3人の声が聞こえた。俺は、必死に目を開ける。視界が赤黒くて上手く見えない中、梓暮君がこの世の終わりみたいな顔をして僕を見ていた。
僕は、重い腕をゆっくり上げて梓暮君の頭を撫でる。
「なく、なっ…て。ぼ、く…平、気…だ…から。」
「朔弥…朔弥、喋るな。救急車呼ぶから、黙ってろ。」
「平気、だ、て……これくらい、死なないよ」
「…わかったから……言うから、病院行ったらちゃんと…さっきの質問の答え。だから、無理しないでくれよ。」
「…ハハ…良いよ。言わなくて…僕は、もう……いいんだ。梓暮君に…苦しんで欲しい、訳じゃ…無いんだ。幸せにしてて、くれれば…もう、いいよ。」
そう言って、ギリギリ動くくらいの表情筋を使って笑顔を見せる。
(この恋が間違いじゃないって思えただけでいいんだ。だから、もう……追いかけないよ。)
段々と視界が暗くなって、梓暮君の顔が見えなくなった。
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梓暮君の声が聞こえたような気がした。でも、梓暮が今どんな表情をしてるのか僕には分からなかった。
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