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第32話(BL特有ではなく男の儀式的なヤツ)
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「それで忍さんは僕が眠ったら、お手洗いに駆け込むんですか?」
「あ、う、え……そんなことは、あー、ないぞ?」
やっぱりと京哉だけでなく霧島自身も天井を見て溜息である。そこでふいに霧島が仰天するようなことを言い出した。
「ならば京哉、私が自分でするのをお前は見ていてくれ」
「えっ、そんなところを見てもいいんですか?」
「嫌なら手洗い直行便だが……」
「全然、嫌じゃないです!」
「お前には私の全てを見せてもいい。その証拠を見せてやる」
言うなり霧島は衣服を脱ぎ散らす。そしてブレナムブーケをベッドのベッドボードの棚から取ると胸に一吹きし、膝立ちで太すぎる己のものを扱き始めた。二人の呼吸だけが聞こえる中で、灰色の目を少し眇めた霧島を京哉はつぶさに観察する。
引き締まった腹から逞しい胸、鎖骨に喉の隆起。何処をとっても美術彫刻の如く理想的バランスが取れている。あちこちに傷痕はあったが象牙色の滑らかな肌が形作る美しさに遜色はない。そして端正すぎる顔は少し苦しげにも見えて、非常にそそるものがあった。
更には霧島の己を扱く右手指が長く、いつも京哉自身の体内をあの指に探られているのだと思うと、余計に太すぎるものに巻きつく長い指がエロティックに見える。
「くっ、あ……京哉、京哉……お前に入りたい、掻き混ぜたい」
低い声が囁くように名を呼び、淫らに自らを煽った。京哉は改めて灰色の目を見返す。だが眇められた目の視線は京哉にフォーカスを合わせていない。
それを目にしてこれは本当に霧島が独りでする時、そのままのシチュエーションを見せてくれているのだと気付いた。
京哉の名を口にするのが自分でする時の癖なんて嬉しすぎる。
全身の血が頬と下半身に分かれて流れ込むのを感じながら、京哉は年上の愛し人をじっと見つめ続けた。気高い神のような男が自分でする光景は淫らすぎ、見てはいけないものを垣間見る境地だったが、どうしても目を逸らすことができない。
美しすぎるのだ。だがやはり淫ら極まりなくて京哉にも再び疼きを溜めさせる。
「京哉、お前が欲しい……京哉、はあっ、私の京哉……きつい、いいぞ、ああ――」
囁きながら霧島は己を擦り続けていた。緩急をつけて扱く長い指の感触を京哉は体内に甦らせる。長く奥まで届いては擦り掻く指。その指だけに反応して濡れるのだ。そして扱かれているあの太すぎる霧島自身の形まで体内にリピートする。
仰け反らせた霧島の喉が揺らめき立ち上るような男の色気を発散していた。
「もっと、もっと感じさせてくれ……京哉、くうっ、巻きつく……堪らん!」
とっくに京哉の疼きは溢れ出している。だが息を詰めるようにして年上の愛し人を見ていられるのは一度いかされていたからだろう。そうでなければ理性をとばし霧島を押し倒し、跨って己にあの熱い楔を打ち込んでいたに違いない。それくらい美しくも淫らで目を離せない、喩えるなら夢の中の行為の如き情景だった。
「京哉、あと少しだ、京哉……一緒にいくぞ。ああ、堪らなく気持ちいい、くっ!」
独りでいる時はあんなに寒気がしていたのに、設定温度の高いエアコンが利いているのか、今は暑いくらいである。そのせいかブレナムブーケが濃く匂った。
霧島が擦る手の動きを速めて腰を力強く前後させる。水音がするほど蜜を零しているのが分かった。目で見てはっきり違いが分かるくらいに霧島が更に張り詰めさせる。
これ以上は京哉も保ちそうにない。だが今にも自分で扱き始めたい一方で霧島が見せてくれている目前の光景の邪魔をしたくない気もしていた。その霧島が大柄な身を反らせて震わせ、淫らに腰を前後させては張り裂けそうな己をいよいよ追い詰める。
「いくぞ、京哉……出る、出すぞ……あ、あっ、く――」
僅かに俯いて肩まで震わせながら霧島が達した。全身を痙攣させ、吐息を乱して己の手の中に迸らせる。幾重にも放ってしまうと肩で息をしつつ、灰色の目を京哉に向けた。
熱発患者でもない霧島にはエアコンの利きすぎもあるだろう、前髪から滴る汗を拭う。
「あ、う、え……そんなことは、あー、ないぞ?」
やっぱりと京哉だけでなく霧島自身も天井を見て溜息である。そこでふいに霧島が仰天するようなことを言い出した。
「ならば京哉、私が自分でするのをお前は見ていてくれ」
「えっ、そんなところを見てもいいんですか?」
「嫌なら手洗い直行便だが……」
「全然、嫌じゃないです!」
「お前には私の全てを見せてもいい。その証拠を見せてやる」
言うなり霧島は衣服を脱ぎ散らす。そしてブレナムブーケをベッドのベッドボードの棚から取ると胸に一吹きし、膝立ちで太すぎる己のものを扱き始めた。二人の呼吸だけが聞こえる中で、灰色の目を少し眇めた霧島を京哉はつぶさに観察する。
引き締まった腹から逞しい胸、鎖骨に喉の隆起。何処をとっても美術彫刻の如く理想的バランスが取れている。あちこちに傷痕はあったが象牙色の滑らかな肌が形作る美しさに遜色はない。そして端正すぎる顔は少し苦しげにも見えて、非常にそそるものがあった。
更には霧島の己を扱く右手指が長く、いつも京哉自身の体内をあの指に探られているのだと思うと、余計に太すぎるものに巻きつく長い指がエロティックに見える。
「くっ、あ……京哉、京哉……お前に入りたい、掻き混ぜたい」
低い声が囁くように名を呼び、淫らに自らを煽った。京哉は改めて灰色の目を見返す。だが眇められた目の視線は京哉にフォーカスを合わせていない。
それを目にしてこれは本当に霧島が独りでする時、そのままのシチュエーションを見せてくれているのだと気付いた。
京哉の名を口にするのが自分でする時の癖なんて嬉しすぎる。
全身の血が頬と下半身に分かれて流れ込むのを感じながら、京哉は年上の愛し人をじっと見つめ続けた。気高い神のような男が自分でする光景は淫らすぎ、見てはいけないものを垣間見る境地だったが、どうしても目を逸らすことができない。
美しすぎるのだ。だがやはり淫ら極まりなくて京哉にも再び疼きを溜めさせる。
「京哉、お前が欲しい……京哉、はあっ、私の京哉……きつい、いいぞ、ああ――」
囁きながら霧島は己を擦り続けていた。緩急をつけて扱く長い指の感触を京哉は体内に甦らせる。長く奥まで届いては擦り掻く指。その指だけに反応して濡れるのだ。そして扱かれているあの太すぎる霧島自身の形まで体内にリピートする。
仰け反らせた霧島の喉が揺らめき立ち上るような男の色気を発散していた。
「もっと、もっと感じさせてくれ……京哉、くうっ、巻きつく……堪らん!」
とっくに京哉の疼きは溢れ出している。だが息を詰めるようにして年上の愛し人を見ていられるのは一度いかされていたからだろう。そうでなければ理性をとばし霧島を押し倒し、跨って己にあの熱い楔を打ち込んでいたに違いない。それくらい美しくも淫らで目を離せない、喩えるなら夢の中の行為の如き情景だった。
「京哉、あと少しだ、京哉……一緒にいくぞ。ああ、堪らなく気持ちいい、くっ!」
独りでいる時はあんなに寒気がしていたのに、設定温度の高いエアコンが利いているのか、今は暑いくらいである。そのせいかブレナムブーケが濃く匂った。
霧島が擦る手の動きを速めて腰を力強く前後させる。水音がするほど蜜を零しているのが分かった。目で見てはっきり違いが分かるくらいに霧島が更に張り詰めさせる。
これ以上は京哉も保ちそうにない。だが今にも自分で扱き始めたい一方で霧島が見せてくれている目前の光景の邪魔をしたくない気もしていた。その霧島が大柄な身を反らせて震わせ、淫らに腰を前後させては張り裂けそうな己をいよいよ追い詰める。
「いくぞ、京哉……出る、出すぞ……あ、あっ、く――」
僅かに俯いて肩まで震わせながら霧島が達した。全身を痙攣させ、吐息を乱して己の手の中に迸らせる。幾重にも放ってしまうと肩で息をしつつ、灰色の目を京哉に向けた。
熱発患者でもない霧島にはエアコンの利きすぎもあるだろう、前髪から滴る汗を拭う。
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