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第42話(BL特有シーン・回避可)
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「あったかいですね、忍さん。思い切り抱かれたい……貴方に目茶苦茶にされたい」
「ああ、思い切りしてやる。そのつもりで来たのだからな、覚悟しておけ」
互いに衣服を脱がせ合っておいてバスルームに入る。広いバスルームで背中を流し合った。柑橘系のソープの香りは悪くなく二人は微笑み合いバスタブの湯に浸かる。
それでも霧島の方が我慢できなくなったらしく芯まで温まる前に上がった。一緒に京哉も出ると互いにバスタオルで拭う。京哉は再び抱き上げられて、霧島の躰がもう熱くなっているのを感じた。部屋に運ばれ大きなベッドに放り出され、上からのしかかられる。
霧島の熱と重みが嬉しくて堪らず、もう喘ぎを洩らしそうな唇を吸われた。すぐに応えて歯列を割る。侵入してきた熱い舌に自分の舌を絡ませた。せがまれて何度も唾液を送り込む。貪るように吸われ、せがむ霧島に京哉は何処までも応えた。
「んんっ、ん……んんぅ……はあっ! 忍さん、貴方だけです」
「私もお前だけだ……欲しい、京哉。くれるな?」
「……はい」
目前に霧島の長い指が翳された。それを京哉が口に含んでたっぷりの唾液で濡らすと霧島は身を重ねたまま京哉の立てた膝の間から後ろを探る。京哉も腰を浮かせた。探り当てられて体内に指が挿入された。するすると入ってきた長い指は奥まで届く。
優しく指先で掻かれて京哉は息を詰めた。吐いた息には甘い喘ぎが混じっている。
「ああん、忍さん、気持ちいい……はぁん!」
「あまり動くと傷つけるぞ」
そう言われたが快感が強すぎ勝手に細い腰が前後し始めるのを止められない。霧島も欲しくて我慢の限界が近いのか、早々と二本目の指を挿し入れた。
指の根元を捩るようにして狭い窄まりを緩めながら霧島はもう片手で京哉の右胸を弄る。左胸にも口をつけて舌で転がした。
霧島の与えてくれる刺激のどれもが気持ち良すぎて京哉は声も出せない。余す処なく京哉を貪り尽くしたいという思いが攻め方に現れていた。
「もう、いいか、京哉?」
「んっ、分からない……けど、下さい」
けれど挿れられた数指を抜かれる時は腰が勝手に快感を追い揺れ動く。そんな京哉に霧島は微笑みを浮かべ、次には真面目な顔つきをして灰色の目でじっと見つめた。
「京哉お前、ものすごく綺麗だぞ」
「そんな、忍さんの方が綺麗ですよ」
霧島の目に映る京哉は白くみずみずしい躰に胸を赤く凝らせ、妖艶なまでに色っぽかった。欲しがって疼きに腰を悶えさせていてなお、気高いまでの美しさだった。
じっと見つめられた京哉は荒い吐息を知られたくなくて、口を引き結んでいる。それでも高鳴る胸の鼓動を聞かれるんじゃないかと思うくらい、霧島とひとつになるのが待ち遠しい。
自ら起き上がって霧島を押し倒し、乗っかって太すぎるものを我が身に穿ってしまいたいほど、堪らなく埋められたかった。
だがここは霧島のしたいままにさせる。立てた膝を更に深く割られた。指で緩められたそこに熱い霧島があてがわれる。
「入るからな、京哉。力を抜けよ」
「はい、忍さん……あ、あっあっ……んんぅ!」
「くっ、あ……すまん、京哉!」
本当に欲しくて我慢も限界だった霧島はいつものように、己が白い躰に咥え込まれてゆく様を堪能することもせず一気に貫いていた。僅かな痛みと大きな苦しさが京哉を襲う。
指とは比べ物にならないほど、というより通常でも規格外の霧島が我慢も限界状態だった太すぎるものが一気に押し入ってきたのだ。苦しいのは当たり前である。
けれど京哉にとって霧島がくれるものなら苦しさでさえも悦びだった。
「本当にすまん、だが我慢ができん。耐えてくれ!」
「いい、から……貴方が好きなように、して……はぅん!」
最初から霧島の攻めは激しかった。それでも京哉の躰が追い付いてきて霧島に絡み馴染んでしまうと苦しさがそのまま反転して快感となる。
そんな京哉の内襞を押し分けるように、霧島は己を引き抜いては京哉を貫いた。切っ先で粘膜を抉っては二人分の快感を生み出して京哉に高く甘い鳴き声を上げさせる。
「はぁんっ! すごい、忍さん……太い、硬いよ!」
「お前も狭い、きついぞ……っく、そんなに締めるな」
霧島を離したくないという思いからか意識せず締めつけてしまっているようで、喘ぎながら見上げると年上の愛し人は普段の涼しい表情かと思いきや、端正な顔を僅かに歪めていた。その色っぽい表情を目にした途端急激に昂る。堪らず甘く訴えた。
「もう、忍さん、僕……だめ、かも――」
「私も、一緒に、いかせてくれ!」
二度、三度と霧島が突く。京哉はただでさえ太すぎる体内の霧島が、更に太く膨れ上がるのを感じた。粘膜に霧島がその形まで刻み込む。もう我慢ができない。
「忍さん、早く、きて……いく、いっちゃうよ……ああんっ!」
「京哉、京哉、お前の中を濡らすぞ、っく!」
二人は同時に達した。京哉は自分の胸にまで飛び散らせ、霧島は京哉の体内をずぶ濡れにしている。だが脱力した京哉から抜かぬまま霧島は再び攻め始めた。
先程までより太さを増したもので京哉を貫き突き上げる。白く華奢な躰にのめり込んでしまっていた。
だが半ば理性をとばしてしまいながらも、天性のテクニックは京哉をまたもや快感の淵に投げ込む。再び勃ち上がらせた京哉を引き締まった腹で擦り上げた。
華奢な体内を暴れる霧島は先端で暴力的に攻めてくる。
「っん、忍さん、あぅんっ! そんなの、卑怯です、はぁんっ!」
「卑怯と言うか。そんな口も利けないくらい、もっと気持ち良くしてやるからな!」
抜くこともせず躰を返され、背後から攻められる。
より深く届き京哉はもはや全身を霧島に埋められてしまったように感じた。腰を掴まれ引き寄せられて熱い楔を穿たれる。
あまりの快感に京哉は涙を零し、しゃくりあげながら自らも淫らに腰を振った。煽られて霧島の攻めが一層激しくなった。京哉は再び我慢できなくなる。
そうしてシーツに欲望を零した。体内で霧島も達したのが分かった。
「でも、顔、見たい……忍さん、お願い――」
「分かった、私もお前の顔を見ながらしたい」
抱き上げられて向かい合わせになった途端、京哉は息を呑んでいる。跪いた霧島の上に乗せられたのだ。真下から太すぎるものに貫かれ、普段は届かない処まで届かされている。
霧島の切っ先がぶつかっているのが分かった。そんな状態で揺さぶられ、当たった粘膜を抉られて痛みと紙一重の快感に京哉は悲鳴を上げていた。
「や、あん……だめ、そんな、とこまで……ああんっ!」
「本当に嫌か? 嫌なら止める」
夢中で首を横に振ったが、それより早く声に甘さが混じっているのに年上の男は気付いている。京哉をしっかりと胸に抱きしめたまま、その粘膜をこね回した。
京哉も霧島にしがみつき、象牙色の肌に赤い爪痕を何本も刻み込む。そうしてまたも二人は放ったが、さすがに京哉は僅かな量を霧島の腹に零しただけだった。
だが霧島は京哉をびしょ濡れにし、閉じ込めきれずに京哉は霧島の熱を溢れさせ白い内腿に伝わせた。色づいた窄まりから己の放ったものが溢れ出す淫ら極まりない光景に目を止めた霧島はここにきて完全に理性をとばす。
霧島は背後に両手をつき京哉を突き上げ始めた。
「あふっ、だめ、忍さん……それは、はぅんっ!」
「京哉……最高にいいぞ! 堪らない! 愛している!」
「僕も愛して……だから許して! あぁんっ! だめ――」
「だめなことはない、もっと、もっと愛させてくれ!」
大きなベッドが軋むほど霧島は容赦なく攻め立て攻め抜く。そのまま一度放出してから今度は京哉を再び這わせて背後から攻めた。
身を返しつつ攻めるだけでなく霧島は京哉に様々な姿態を取るよう要求した。プライドの高い京哉を自由にするのは霧島の嗜虐心までをも充足させる。京哉も酔ったようにどんな要求も受け入れた。
いつしか京哉は二人分の欲望の混じったもので散々汚され、そんな京哉を霧島は情欲のままにガウンの紐で縛り、手足をベッドの枠に括り付けている。
敏感な処をじっくりと指で嬲られ、太すぎるものを乞うて喘ぎ泣いた。ようやく突き入れられた時は動かぬ体を悶えさせる。
「ああんっ、やあ、ん、もっと、もっと下さい……壊して、お願い!」
「いいんだな、壊しても、いいのだな? ならば、こうしてやる!」
「うあっ……あああっ! なに、やだ、すごい! や、ああ!」
足首を縛った紐だけ解かれ、思わぬ姿態を取らされたまま張り詰めすぎた霧島に攻められて思わず京哉は逃れようとする。だが手首を縛られた京哉に為すすべはない。
あまりの刺激に京哉は逆に一気に上り詰めてしまう。同時に霧島も熱く濃く京哉の中に注ぎ込んでいた。
だが刺激が強すぎたのと、それまで攻め抜かれて限界に達したのとで、京哉の全身から力が抜けた。それで霧島は我に返る。縛られたまま京哉は目を瞑って首をうなだれていた。
慌てて紐を解きシーツにちゃんと寝かせた。
またも失神させてしまったのは明らかで、バイタルサインが正常なのを確かめたのち、いつも通りに躰を拭いてやろうとベッドを降り掛けた時、京哉が目を開く。
「忍、さん……僕、また?」
「ああ、思い切りしてやる。そのつもりで来たのだからな、覚悟しておけ」
互いに衣服を脱がせ合っておいてバスルームに入る。広いバスルームで背中を流し合った。柑橘系のソープの香りは悪くなく二人は微笑み合いバスタブの湯に浸かる。
それでも霧島の方が我慢できなくなったらしく芯まで温まる前に上がった。一緒に京哉も出ると互いにバスタオルで拭う。京哉は再び抱き上げられて、霧島の躰がもう熱くなっているのを感じた。部屋に運ばれ大きなベッドに放り出され、上からのしかかられる。
霧島の熱と重みが嬉しくて堪らず、もう喘ぎを洩らしそうな唇を吸われた。すぐに応えて歯列を割る。侵入してきた熱い舌に自分の舌を絡ませた。せがまれて何度も唾液を送り込む。貪るように吸われ、せがむ霧島に京哉は何処までも応えた。
「んんっ、ん……んんぅ……はあっ! 忍さん、貴方だけです」
「私もお前だけだ……欲しい、京哉。くれるな?」
「……はい」
目前に霧島の長い指が翳された。それを京哉が口に含んでたっぷりの唾液で濡らすと霧島は身を重ねたまま京哉の立てた膝の間から後ろを探る。京哉も腰を浮かせた。探り当てられて体内に指が挿入された。するすると入ってきた長い指は奥まで届く。
優しく指先で掻かれて京哉は息を詰めた。吐いた息には甘い喘ぎが混じっている。
「ああん、忍さん、気持ちいい……はぁん!」
「あまり動くと傷つけるぞ」
そう言われたが快感が強すぎ勝手に細い腰が前後し始めるのを止められない。霧島も欲しくて我慢の限界が近いのか、早々と二本目の指を挿し入れた。
指の根元を捩るようにして狭い窄まりを緩めながら霧島はもう片手で京哉の右胸を弄る。左胸にも口をつけて舌で転がした。
霧島の与えてくれる刺激のどれもが気持ち良すぎて京哉は声も出せない。余す処なく京哉を貪り尽くしたいという思いが攻め方に現れていた。
「もう、いいか、京哉?」
「んっ、分からない……けど、下さい」
けれど挿れられた数指を抜かれる時は腰が勝手に快感を追い揺れ動く。そんな京哉に霧島は微笑みを浮かべ、次には真面目な顔つきをして灰色の目でじっと見つめた。
「京哉お前、ものすごく綺麗だぞ」
「そんな、忍さんの方が綺麗ですよ」
霧島の目に映る京哉は白くみずみずしい躰に胸を赤く凝らせ、妖艶なまでに色っぽかった。欲しがって疼きに腰を悶えさせていてなお、気高いまでの美しさだった。
じっと見つめられた京哉は荒い吐息を知られたくなくて、口を引き結んでいる。それでも高鳴る胸の鼓動を聞かれるんじゃないかと思うくらい、霧島とひとつになるのが待ち遠しい。
自ら起き上がって霧島を押し倒し、乗っかって太すぎるものを我が身に穿ってしまいたいほど、堪らなく埋められたかった。
だがここは霧島のしたいままにさせる。立てた膝を更に深く割られた。指で緩められたそこに熱い霧島があてがわれる。
「入るからな、京哉。力を抜けよ」
「はい、忍さん……あ、あっあっ……んんぅ!」
「くっ、あ……すまん、京哉!」
本当に欲しくて我慢も限界だった霧島はいつものように、己が白い躰に咥え込まれてゆく様を堪能することもせず一気に貫いていた。僅かな痛みと大きな苦しさが京哉を襲う。
指とは比べ物にならないほど、というより通常でも規格外の霧島が我慢も限界状態だった太すぎるものが一気に押し入ってきたのだ。苦しいのは当たり前である。
けれど京哉にとって霧島がくれるものなら苦しさでさえも悦びだった。
「本当にすまん、だが我慢ができん。耐えてくれ!」
「いい、から……貴方が好きなように、して……はぅん!」
最初から霧島の攻めは激しかった。それでも京哉の躰が追い付いてきて霧島に絡み馴染んでしまうと苦しさがそのまま反転して快感となる。
そんな京哉の内襞を押し分けるように、霧島は己を引き抜いては京哉を貫いた。切っ先で粘膜を抉っては二人分の快感を生み出して京哉に高く甘い鳴き声を上げさせる。
「はぁんっ! すごい、忍さん……太い、硬いよ!」
「お前も狭い、きついぞ……っく、そんなに締めるな」
霧島を離したくないという思いからか意識せず締めつけてしまっているようで、喘ぎながら見上げると年上の愛し人は普段の涼しい表情かと思いきや、端正な顔を僅かに歪めていた。その色っぽい表情を目にした途端急激に昂る。堪らず甘く訴えた。
「もう、忍さん、僕……だめ、かも――」
「私も、一緒に、いかせてくれ!」
二度、三度と霧島が突く。京哉はただでさえ太すぎる体内の霧島が、更に太く膨れ上がるのを感じた。粘膜に霧島がその形まで刻み込む。もう我慢ができない。
「忍さん、早く、きて……いく、いっちゃうよ……ああんっ!」
「京哉、京哉、お前の中を濡らすぞ、っく!」
二人は同時に達した。京哉は自分の胸にまで飛び散らせ、霧島は京哉の体内をずぶ濡れにしている。だが脱力した京哉から抜かぬまま霧島は再び攻め始めた。
先程までより太さを増したもので京哉を貫き突き上げる。白く華奢な躰にのめり込んでしまっていた。
だが半ば理性をとばしてしまいながらも、天性のテクニックは京哉をまたもや快感の淵に投げ込む。再び勃ち上がらせた京哉を引き締まった腹で擦り上げた。
華奢な体内を暴れる霧島は先端で暴力的に攻めてくる。
「っん、忍さん、あぅんっ! そんなの、卑怯です、はぁんっ!」
「卑怯と言うか。そんな口も利けないくらい、もっと気持ち良くしてやるからな!」
抜くこともせず躰を返され、背後から攻められる。
より深く届き京哉はもはや全身を霧島に埋められてしまったように感じた。腰を掴まれ引き寄せられて熱い楔を穿たれる。
あまりの快感に京哉は涙を零し、しゃくりあげながら自らも淫らに腰を振った。煽られて霧島の攻めが一層激しくなった。京哉は再び我慢できなくなる。
そうしてシーツに欲望を零した。体内で霧島も達したのが分かった。
「でも、顔、見たい……忍さん、お願い――」
「分かった、私もお前の顔を見ながらしたい」
抱き上げられて向かい合わせになった途端、京哉は息を呑んでいる。跪いた霧島の上に乗せられたのだ。真下から太すぎるものに貫かれ、普段は届かない処まで届かされている。
霧島の切っ先がぶつかっているのが分かった。そんな状態で揺さぶられ、当たった粘膜を抉られて痛みと紙一重の快感に京哉は悲鳴を上げていた。
「や、あん……だめ、そんな、とこまで……ああんっ!」
「本当に嫌か? 嫌なら止める」
夢中で首を横に振ったが、それより早く声に甘さが混じっているのに年上の男は気付いている。京哉をしっかりと胸に抱きしめたまま、その粘膜をこね回した。
京哉も霧島にしがみつき、象牙色の肌に赤い爪痕を何本も刻み込む。そうしてまたも二人は放ったが、さすがに京哉は僅かな量を霧島の腹に零しただけだった。
だが霧島は京哉をびしょ濡れにし、閉じ込めきれずに京哉は霧島の熱を溢れさせ白い内腿に伝わせた。色づいた窄まりから己の放ったものが溢れ出す淫ら極まりない光景に目を止めた霧島はここにきて完全に理性をとばす。
霧島は背後に両手をつき京哉を突き上げ始めた。
「あふっ、だめ、忍さん……それは、はぅんっ!」
「京哉……最高にいいぞ! 堪らない! 愛している!」
「僕も愛して……だから許して! あぁんっ! だめ――」
「だめなことはない、もっと、もっと愛させてくれ!」
大きなベッドが軋むほど霧島は容赦なく攻め立て攻め抜く。そのまま一度放出してから今度は京哉を再び這わせて背後から攻めた。
身を返しつつ攻めるだけでなく霧島は京哉に様々な姿態を取るよう要求した。プライドの高い京哉を自由にするのは霧島の嗜虐心までをも充足させる。京哉も酔ったようにどんな要求も受け入れた。
いつしか京哉は二人分の欲望の混じったもので散々汚され、そんな京哉を霧島は情欲のままにガウンの紐で縛り、手足をベッドの枠に括り付けている。
敏感な処をじっくりと指で嬲られ、太すぎるものを乞うて喘ぎ泣いた。ようやく突き入れられた時は動かぬ体を悶えさせる。
「ああんっ、やあ、ん、もっと、もっと下さい……壊して、お願い!」
「いいんだな、壊しても、いいのだな? ならば、こうしてやる!」
「うあっ……あああっ! なに、やだ、すごい! や、ああ!」
足首を縛った紐だけ解かれ、思わぬ姿態を取らされたまま張り詰めすぎた霧島に攻められて思わず京哉は逃れようとする。だが手首を縛られた京哉に為すすべはない。
あまりの刺激に京哉は逆に一気に上り詰めてしまう。同時に霧島も熱く濃く京哉の中に注ぎ込んでいた。
だが刺激が強すぎたのと、それまで攻め抜かれて限界に達したのとで、京哉の全身から力が抜けた。それで霧島は我に返る。縛られたまま京哉は目を瞑って首をうなだれていた。
慌てて紐を解きシーツにちゃんと寝かせた。
またも失神させてしまったのは明らかで、バイタルサインが正常なのを確かめたのち、いつも通りに躰を拭いてやろうとベッドを降り掛けた時、京哉が目を開く。
「忍、さん……僕、また?」
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