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「おーい新入り!こっちだぞー!」
ダンジョンの受付を済ませると、声がした方に顔を向ける。
おそらく私の面倒を見るようにと言われたであろう上級生の男子生徒が私の姿を見つけて、声を上げている。ダンジョン探索用の防御魔法がかけられた制服を着ているので分かりやすい。この制服は、ダンジョンに入るときには必須のものらしく、私にも支給されたので、私も同じもの着ている。
「すぐ行きます!」
上級生たちの元に駆け寄り「今日はよろしくお願いします」と頭を下げた。
「お前が期待の新入生か」
「これからよろしくお願いします。エウレカ・レインハルトです。皆さんのお手を煩わせないように気を付けます」
「そんな身構えなくていいから。まぁ最初は緊張すると思うけど」
「そうそう。前に事故があったらしいけど、今は安全だからさ。私も3年くらい潜ってるけど事故なんて一度もないよ」
「そうなんですか」
「そうそう。先生たちが脅かしてるだけだよ。だから大丈夫。肩の力抜いて、そんな緊張してたら、落ち着かないっしょ?」
「はぁ、まぁ」
先輩たちの言葉に拍子抜けする。
「ま。説明は歩きながらするよ。レインハルトは、剣も使うのか?」
「あ、はい」
ダンジョンに入る前に貸し出し用の武器や防具があったので、一応剣を借りたのだが、先輩たちは「やる気満々だなぁ」と笑っている。ダンジョンに入るというのに、なんだか緊張感がない。それとも慣れているんだろうか。
「じゃ、いこっか」
「はい……」
私だけ場違いな感じがして、不安になりながらも杖を構えてダンジョンに入るため、エレベーターに乗り込む。
そう。学園に設置されている練習用のダンジョンへは、気軽にエレベーターで行けるのである。
階層によって、魔物の強さが変わるそうで、一番強いのは地下50階のダンジョンだそうだ。
この乙女ゲームは、なんちゃってファンタジー世界だから、変なところに現代の装置があるのだ。ダンジョンにエレベーターで行けるのは便利だけど。それでいいんだろうか……。
ソワソワしながら、エレベーターで地下のダンジョンに向かう。私たちが向かうのは、初心者用のダンジョン。地下10階にある。
カンカンと電車の踏切のような音がずっとしている。地下に向かっているからなのか、耳が変な感じだ。
「これから向かうのは初心者向けの階層なんだ」
「はい」
「一応、説明は受けてると思うがもう一度するな。地下1~7階までがエントランスと受付、研究室、それから制御室、それにダンジョン探索組の簡易ホテルもある」
「はい」
「8階と9階は工事中。10階から50階がダンジョンなんだ。10階から19階が初心者。20から39が中級向け。それから40から50階が上級者用のダンジョンになっている。50までクリアできるようになれば、現実のダンジョンも攻略できるくらいの実力があるってことになっているから、卒業試験は、50階クリアってことになるかな」
「そうなんですか」
「で。俺たちは、その階層のレベルの検証。初心者用だからって中級レベルと同じだと怪我をする可能性が出てくくるからな」
「なるほど。大事ですね」
「だろ。定期的にダンジョンに潜ったり、実際にダンジョンに行って研究してるんだ」
「そんな研究まで……本格的ですね」
「だろ。これで研究を重ねたら、将来は冒険者のための施設として、国が、本格的な実技練習用の施設を作るらしいんだ。そしたら、冒険者の死亡事故や怪我を少なく出来るかもしれない。それって凄いことだと思わないか」
「確かにすごいことだと思いますけど……」
「だろ?だろ?俺も将来は冒険者として、他の国を旅してまわってみたいんだよな。やっぱり冒険者って夢があるからな~」
確かにこの施設はすごいと思う。
でも、一応練習用のダンジョンとはいえ、命に係わるかもしれないのに、どうしてそんなことを学校の生徒にさせているんだろうか。王族貴族の子息もいるし、一般の生徒もいる。そして、その生徒たちは皆、子どもだというのに。
ダンジョンの受付を済ませると、声がした方に顔を向ける。
おそらく私の面倒を見るようにと言われたであろう上級生の男子生徒が私の姿を見つけて、声を上げている。ダンジョン探索用の防御魔法がかけられた制服を着ているので分かりやすい。この制服は、ダンジョンに入るときには必須のものらしく、私にも支給されたので、私も同じもの着ている。
「すぐ行きます!」
上級生たちの元に駆け寄り「今日はよろしくお願いします」と頭を下げた。
「お前が期待の新入生か」
「これからよろしくお願いします。エウレカ・レインハルトです。皆さんのお手を煩わせないように気を付けます」
「そんな身構えなくていいから。まぁ最初は緊張すると思うけど」
「そうそう。前に事故があったらしいけど、今は安全だからさ。私も3年くらい潜ってるけど事故なんて一度もないよ」
「そうなんですか」
「そうそう。先生たちが脅かしてるだけだよ。だから大丈夫。肩の力抜いて、そんな緊張してたら、落ち着かないっしょ?」
「はぁ、まぁ」
先輩たちの言葉に拍子抜けする。
「ま。説明は歩きながらするよ。レインハルトは、剣も使うのか?」
「あ、はい」
ダンジョンに入る前に貸し出し用の武器や防具があったので、一応剣を借りたのだが、先輩たちは「やる気満々だなぁ」と笑っている。ダンジョンに入るというのに、なんだか緊張感がない。それとも慣れているんだろうか。
「じゃ、いこっか」
「はい……」
私だけ場違いな感じがして、不安になりながらも杖を構えてダンジョンに入るため、エレベーターに乗り込む。
そう。学園に設置されている練習用のダンジョンへは、気軽にエレベーターで行けるのである。
階層によって、魔物の強さが変わるそうで、一番強いのは地下50階のダンジョンだそうだ。
この乙女ゲームは、なんちゃってファンタジー世界だから、変なところに現代の装置があるのだ。ダンジョンにエレベーターで行けるのは便利だけど。それでいいんだろうか……。
ソワソワしながら、エレベーターで地下のダンジョンに向かう。私たちが向かうのは、初心者用のダンジョン。地下10階にある。
カンカンと電車の踏切のような音がずっとしている。地下に向かっているからなのか、耳が変な感じだ。
「これから向かうのは初心者向けの階層なんだ」
「はい」
「一応、説明は受けてると思うがもう一度するな。地下1~7階までがエントランスと受付、研究室、それから制御室、それにダンジョン探索組の簡易ホテルもある」
「はい」
「8階と9階は工事中。10階から50階がダンジョンなんだ。10階から19階が初心者。20から39が中級向け。それから40から50階が上級者用のダンジョンになっている。50までクリアできるようになれば、現実のダンジョンも攻略できるくらいの実力があるってことになっているから、卒業試験は、50階クリアってことになるかな」
「そうなんですか」
「で。俺たちは、その階層のレベルの検証。初心者用だからって中級レベルと同じだと怪我をする可能性が出てくくるからな」
「なるほど。大事ですね」
「だろ。定期的にダンジョンに潜ったり、実際にダンジョンに行って研究してるんだ」
「そんな研究まで……本格的ですね」
「だろ。これで研究を重ねたら、将来は冒険者のための施設として、国が、本格的な実技練習用の施設を作るらしいんだ。そしたら、冒険者の死亡事故や怪我を少なく出来るかもしれない。それって凄いことだと思わないか」
「確かにすごいことだと思いますけど……」
「だろ?だろ?俺も将来は冒険者として、他の国を旅してまわってみたいんだよな。やっぱり冒険者って夢があるからな~」
確かにこの施設はすごいと思う。
でも、一応練習用のダンジョンとはいえ、命に係わるかもしれないのに、どうしてそんなことを学校の生徒にさせているんだろうか。王族貴族の子息もいるし、一般の生徒もいる。そして、その生徒たちは皆、子どもだというのに。
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