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アルバルトのプロポーズ
しおりを挟む「国母……?」
私が、国母……
王になるのは、アルバルト……
「僕の隣にいて欲しい女性は、君なんだ。
本当は君が第二王子の婚約者になってとても腹が立ったし、竜になって城に攻めに行こうと何度も思った。」
「ア、アルバルト……」
オリヴィアを熱い瞳で見つめるアルバルトにオリヴィアは焦り始める。
「でもその度に君は怖がるだろうって思ってやめたんだ。僕の本当の姿はとても恐ろしいから。」
「、そんなことないわ。どんな姿でもアルバルトはアルバルトよ?」
「ほんとう?」
「ええ。」
だけど、これはもしかして私、アルバルトにプロポーズされているのかしら。
「よかった。オリヴィアがそう言ってくれただけでとても嬉しい。」
そう言ってオリヴィアの背中に手を回すアルバイト。
「ア、アルバイトっ……」
「好きだよ、オリヴィア。国がどうとかっていう前にずっと会いたかった。好きだよって伝えたかった。」
その言葉のひとつひとつがとても重みがあるアルバイトの声にオリヴィアは内心慌ててしまう。
こんな時はどうしたらいいのか。
そもそもアルバルトが自分に恋心を抱いているのに気付いたのが昨日今日なのだ。
それなのにも関わらず、
「好きだよ、オリヴィア。」
思いが溢れてしまったアルバイトに唇を奪われてしまったのだ。
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