丘の上のお姫様~姫島 皐月の場合~

よしき

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丘の上のお姫様~姫島皐月の場合~8

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  聖さんがやって来たのは、20分後の事であった。もちろんヘリコプターで飛んできたのは、言うまでもない。
  その間、私とお義母様はと言うと、お茶を楽しんでいた。
  お義母様は、コーヒーよりもお茶(紅茶や中国茶も含めて)の方が好きだそうで。二人とも全く違う畑の出ではあったが、話があって。お義母様の方は、
「環さん(私の母)とお茶をしているみたい。」
と、私の事を気に入ってくれたようである。
  「だから貴女とはタマちゃんを会わせたくなかったんだ。」
  聖さんは、そんな私達のいる部屋にやって来ると、一言ぼやいた。
「あら、聖さん。それはないひどいですわね。でも、そのお陰で色々と面白いことが分かってきたのよ。」
  私もコクンと、うなずいて見せた。
「貴女の場合、悪巧みではないと言い切れませんがね?」
  お義母様は、少し膨れたような表情をするが、そんな顔も美女は美しい。
  「まあ、珠子さんにも協力をしていただけるようにに話しましたから。聖さんも、尽力してくださいな?」
「やっぱり、悪巧みじゃないですか?!」
  聖さんがため息をつく。私は席をたつと、お義母様に一礼をした。
「先程のお話。聖さんと二人でお義母様に協力をさせてもらいます。」
「珠子さん、よろしくね。」
「女同士の約束です。」
  私とお義母様は、顔を見合うと、クスクスと笑った。その傍らで、聖さんは狐につままれたような顔をしていた。
「一体何が起こってあるんだ⁉タマちゃんまで、古狐の悪巧みに加担するなんて⁉」
「さあ、行きましょう。聖さんにも手伝ってもらいたい事があるの。」
  私達は、お義母様のお部屋を後にした。
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