211 / 282
第7章・王位継承と、狙われた魔導書
第288話・ペルソナと、アクターと
しおりを挟む
勇者召喚。
魔王国が周辺諸国に対して侵攻を開始したとき、ターゲットとなった国家を中心とした連合国が、古代の秘術である『勇者召喚術式』を用いることで異世界から勇者を召喚します。
初代勇者は剣聖ファーマス・ドラキオン、大魔導師カナン・アーレスト、大剣豪マルメ・グランド、聖女マリリン・アズリエッテ、最強執事ジェームズ・バトラーの5名。
そして彼らに付き従っていたエセリアルナイトである竜王ノワール、幻獣王ブランシュ、巨人王クリムゾン、妖精王シアンと共に、魔王を倒し、永久封印を施しました。
ですが、魔王国そのものは滅んでおらず、精霊の結界により魔王領そのものが世界から隔絶され、世界は塚野魔の平和を取り戻すことが出来ました。
そして時代は進み、精霊結界の力が弱り始めたころ。
魔族は再び立ち上がり、世界を手に入れるために近隣諸国と抗争を開始。
魔王なき魔族は、従来の力を発揮することはできないものの、人間族の数倍以上の潜在能力を持っているため、彼らの侵攻を押さえるのは容易ではありません。
そのため、東西諸王国連合は、魔族の侵攻が始まる旅に、再び勇者召喚を行っていました。
残念なことに、初代勇者たちの召喚以降は、本来必要な精霊と神代の力を集めることができないため魔力のみで勇者召喚を執り行っていました。その結果、従来の力を持つ勇者は召喚できなかったものの、魔族の侵攻をどうにか抑えることが出来たのです。
なお、初代勇者に付き従っていたエセリアルナイトたちは、来るべき魔王復活のためにこの世界から姿を消し、いつか再び、主を得るときが来るまで、力を蓄えていたのでした。
………
……
…
「というのが、私がお母さまから教えて貰った勇者の物語です。初代大賢者であるカナン・アーレストはこの地を去るとき、彼女の弟子に『血の継承』というものを執り行い、その力と知識を後世に伝えるようにと言葉を残したそうです。それを受け継いだのがアーレスト家であり、今は私が、この指輪を通じて大賢者の力が使えるそうですが……」
「クリスティナお嬢様は、その指輪の力により精霊女王シャーリィさまと契約行い、【シャーリィの魔導書】が使えるようになったのです。そして、その魔導書を通じて」
「私たち【型録通販のシャーリィ】が、精霊女王の力を使い、異世界から様々な物品を入手し、クリスティナさんに納めています」
おばあ様の自宅で、私とノワールさん、そしてペルソナさんが自分たちの事をおばあさまに説明しています。やはり、一つ一つ最初から説明した方がいいと思い、ペルソナさんの許可を得てお話をさせて貰いました。
ちなみに今現在は、話が通じやすいようにペルソナさんも『認識阻害』を解除。
この場にいるおばあ様には話が通じるようになっています。
「それで、数年前の勇者召喚でメメント大森林の聖域を守りきり、結界を行ったということは知っているよ。ただ、その時の勇者送還により、次に召喚用の魔力が集まるまではあと10年は必要になる。そして、この西方諸国連合で、勇者召喚術式が言い伝えとして残っているのは、ハーバリオス王国とカマンベール王国、あとはハーバリオス北方にあるクルマルス連邦共和国の3国のみ。次に勇者召喚が可能なのは、カマンベール王国かクルマルス連邦しかないんだねぇ」
つまり、カマンベール王国が魔族の支配下にある以上、北方のクルマルス連邦に事情を説明し、勇者召喚を乞うしかありませんが。
「その件ですが。実は、すでに手を売ってあります」
ペルソナさんがスッ、と小さく手を上げて告げてくれました。
ええ、一体、いつの間にそのようなことができるのでしょうか。
「その手とは?」
「実はですね。ハーバリオス王国の精霊女王の教会にて、当代のアイリーン枢機卿に神託が降りているはずなのですよ。世界の危機であるので、勇者召喚を行うようにと。あとはクリスティナ様がシャーリィさまの教会へ赴き、枢機卿とともに現国王の承認を得ることが出来れば、勇者召喚は行われるでしょう」
「ふぁ、わ、私がですか!」
「はい。これについては、シャーリィさまの加護を持つあなたにしかできないこと。ということで、このあとは、クリスティナ様は私と共に、王都の教会へ向かいましょうか。ここの守りについてはノワール、お願いして構いませんか?」
え、えええ、ペルソナさんと二人っきりで旅に出るのですか!!
それは、私の心が持ちそうにないのですけれど。
「今の状況では、このフェイールの里に魔族がやってくることはないかと思われますが」
「ですが、里を裏切ったエルフはくるかもしれません。世界樹の結界はまだ構築されたばかり、隙間があるかと思われます……ということで、どうでしょうか?」
ペルソナさんがおばあさまに提案しています。
確かに、この方法以外では勇者を召喚することは出来そうにありません。
「そうだねぇ。シャーリィさまの従者であるあなた様がそうおっしゃるのなら。どうか、孫娘をよろしくお願いします」
「ご安心ください。この命に代えましても、必ず守り通して見せます」
はっ、はぃぃぃぃぃぃぃ!!
その話し方ですと、私、ペルソナさんに嫁ぐみたいじゃないですか。
いえ、それも決して悪くはないですし、むしろ大歓迎……って落ち着きなさいクリステイナ、今はそんな浮かれている場合ではないのです。
そのあとの話し合いは淡々と進み、私とペルソナさんは王都バリアブルに向かう事になりました。
〇 〇 〇 〇 〇
――ハーバリオス王国王都・バリアブル
精霊を祀るフェリシア教会では、大司教を始めとした聖職者たち使徒の到来を待っていた。
特に、数十年ぶりにシャーリィの声を聞いた大司教ジョーゼフ・スタンリー・ハンセンとアイリーン枢機卿は、大聖堂の中を右往左往と乙咲かない様子。
特にアイリーン枢機卿は、去年、ヘスティア王国の精霊女王シャーリィを祀る教会の総本山から派遣されて来たばかりであり、此度の勇者召喚については使徒様から指示を受けるようにと神託を得たのである。
「うわぁ……うわぁ……」
大聖堂の中には、すでに多くの聖職者たちが集い、シャーリィを称える聖歌を奏でている。
そんな中。
――ゴーン……ゴーン
正午を告げる金が鳴り響くと同時に、大聖堂の扉がゆっくりと開く。
そしてそこには、一組の男女の姿があった。
………
……
…
「……あの、ペルソナさん。これってどういうことでしょうか?」
「おそらくですが、シャーリィさまの声が届いたため、私たちが到着するまで聖歌を唱えていたのではないかと思われますが」
そうペルソナさんが呟いた時、奥の方から二人の人物がやってきます。
一人は大司教様であるジョーゼフ・スタンリー・ハンセンさま。そしてもう一人の女性は……私は知らない方です。ハンセン大司教さまは、私が幼い時にここでお会いしたことがあります。
「これはこれは、クリスティナ・フェイールさんではないですか。お元気そうですね」
「はい。ハンセン大司教さまもお変わりなく。こちらの方はペルソナさん……とご説明すれば、ご理解いただけますか?」
「ええ、シャーリィさまからお声を頂いております」
ニコニコと優しい笑顔で、私に語り掛けてくれるハンセン大司教さま。
その傍らでは、カチンコチンに固まって直立不動の女性が一人、立っています。
「こっここっこっこ、これは使徒アクターさま。私は精霊女王シャーリィさまから、お声を頂いております。もしもお急ぎでしたら、このあと直接王城に向かいまして、国王陛下に勇者召喚の儀式執り行うように進言いたしますが……」
「はぁ……」
あれ、ペルソナさんが頭を抱えそうになっていますが。
それよりも、この方がアイリーン枢機卿というのは察しましたけれど、今、ペルソナさんのことをアクターと呼びましたよね?
え? それって、私が精霊の祠で出会ったアクターさんですか?
おそるおそるペルソナさんの方を向きますと……。
「クリスティナさん。この件につきましては、後ほどご説明します。とりあえずアイリーン枢機卿、今すぐに王城へ向かいたいと思いますので
ので手配をお願いします」
「ひゃぃ!! 只今準備を行いますので、それまではこちらのお部屋へどうぞ!!」
そのまま私とペルソナさんは、来賓室へと案内されましたが。
私の頭のなかでは、ペルソナさんとアクターさんのことがぐるぐると回っていますよ。
一体、どういうことなのでしょうか……。
魔王国が周辺諸国に対して侵攻を開始したとき、ターゲットとなった国家を中心とした連合国が、古代の秘術である『勇者召喚術式』を用いることで異世界から勇者を召喚します。
初代勇者は剣聖ファーマス・ドラキオン、大魔導師カナン・アーレスト、大剣豪マルメ・グランド、聖女マリリン・アズリエッテ、最強執事ジェームズ・バトラーの5名。
そして彼らに付き従っていたエセリアルナイトである竜王ノワール、幻獣王ブランシュ、巨人王クリムゾン、妖精王シアンと共に、魔王を倒し、永久封印を施しました。
ですが、魔王国そのものは滅んでおらず、精霊の結界により魔王領そのものが世界から隔絶され、世界は塚野魔の平和を取り戻すことが出来ました。
そして時代は進み、精霊結界の力が弱り始めたころ。
魔族は再び立ち上がり、世界を手に入れるために近隣諸国と抗争を開始。
魔王なき魔族は、従来の力を発揮することはできないものの、人間族の数倍以上の潜在能力を持っているため、彼らの侵攻を押さえるのは容易ではありません。
そのため、東西諸王国連合は、魔族の侵攻が始まる旅に、再び勇者召喚を行っていました。
残念なことに、初代勇者たちの召喚以降は、本来必要な精霊と神代の力を集めることができないため魔力のみで勇者召喚を執り行っていました。その結果、従来の力を持つ勇者は召喚できなかったものの、魔族の侵攻をどうにか抑えることが出来たのです。
なお、初代勇者に付き従っていたエセリアルナイトたちは、来るべき魔王復活のためにこの世界から姿を消し、いつか再び、主を得るときが来るまで、力を蓄えていたのでした。
………
……
…
「というのが、私がお母さまから教えて貰った勇者の物語です。初代大賢者であるカナン・アーレストはこの地を去るとき、彼女の弟子に『血の継承』というものを執り行い、その力と知識を後世に伝えるようにと言葉を残したそうです。それを受け継いだのがアーレスト家であり、今は私が、この指輪を通じて大賢者の力が使えるそうですが……」
「クリスティナお嬢様は、その指輪の力により精霊女王シャーリィさまと契約行い、【シャーリィの魔導書】が使えるようになったのです。そして、その魔導書を通じて」
「私たち【型録通販のシャーリィ】が、精霊女王の力を使い、異世界から様々な物品を入手し、クリスティナさんに納めています」
おばあ様の自宅で、私とノワールさん、そしてペルソナさんが自分たちの事をおばあさまに説明しています。やはり、一つ一つ最初から説明した方がいいと思い、ペルソナさんの許可を得てお話をさせて貰いました。
ちなみに今現在は、話が通じやすいようにペルソナさんも『認識阻害』を解除。
この場にいるおばあ様には話が通じるようになっています。
「それで、数年前の勇者召喚でメメント大森林の聖域を守りきり、結界を行ったということは知っているよ。ただ、その時の勇者送還により、次に召喚用の魔力が集まるまではあと10年は必要になる。そして、この西方諸国連合で、勇者召喚術式が言い伝えとして残っているのは、ハーバリオス王国とカマンベール王国、あとはハーバリオス北方にあるクルマルス連邦共和国の3国のみ。次に勇者召喚が可能なのは、カマンベール王国かクルマルス連邦しかないんだねぇ」
つまり、カマンベール王国が魔族の支配下にある以上、北方のクルマルス連邦に事情を説明し、勇者召喚を乞うしかありませんが。
「その件ですが。実は、すでに手を売ってあります」
ペルソナさんがスッ、と小さく手を上げて告げてくれました。
ええ、一体、いつの間にそのようなことができるのでしょうか。
「その手とは?」
「実はですね。ハーバリオス王国の精霊女王の教会にて、当代のアイリーン枢機卿に神託が降りているはずなのですよ。世界の危機であるので、勇者召喚を行うようにと。あとはクリスティナ様がシャーリィさまの教会へ赴き、枢機卿とともに現国王の承認を得ることが出来れば、勇者召喚は行われるでしょう」
「ふぁ、わ、私がですか!」
「はい。これについては、シャーリィさまの加護を持つあなたにしかできないこと。ということで、このあとは、クリスティナ様は私と共に、王都の教会へ向かいましょうか。ここの守りについてはノワール、お願いして構いませんか?」
え、えええ、ペルソナさんと二人っきりで旅に出るのですか!!
それは、私の心が持ちそうにないのですけれど。
「今の状況では、このフェイールの里に魔族がやってくることはないかと思われますが」
「ですが、里を裏切ったエルフはくるかもしれません。世界樹の結界はまだ構築されたばかり、隙間があるかと思われます……ということで、どうでしょうか?」
ペルソナさんがおばあさまに提案しています。
確かに、この方法以外では勇者を召喚することは出来そうにありません。
「そうだねぇ。シャーリィさまの従者であるあなた様がそうおっしゃるのなら。どうか、孫娘をよろしくお願いします」
「ご安心ください。この命に代えましても、必ず守り通して見せます」
はっ、はぃぃぃぃぃぃぃ!!
その話し方ですと、私、ペルソナさんに嫁ぐみたいじゃないですか。
いえ、それも決して悪くはないですし、むしろ大歓迎……って落ち着きなさいクリステイナ、今はそんな浮かれている場合ではないのです。
そのあとの話し合いは淡々と進み、私とペルソナさんは王都バリアブルに向かう事になりました。
〇 〇 〇 〇 〇
――ハーバリオス王国王都・バリアブル
精霊を祀るフェリシア教会では、大司教を始めとした聖職者たち使徒の到来を待っていた。
特に、数十年ぶりにシャーリィの声を聞いた大司教ジョーゼフ・スタンリー・ハンセンとアイリーン枢機卿は、大聖堂の中を右往左往と乙咲かない様子。
特にアイリーン枢機卿は、去年、ヘスティア王国の精霊女王シャーリィを祀る教会の総本山から派遣されて来たばかりであり、此度の勇者召喚については使徒様から指示を受けるようにと神託を得たのである。
「うわぁ……うわぁ……」
大聖堂の中には、すでに多くの聖職者たちが集い、シャーリィを称える聖歌を奏でている。
そんな中。
――ゴーン……ゴーン
正午を告げる金が鳴り響くと同時に、大聖堂の扉がゆっくりと開く。
そしてそこには、一組の男女の姿があった。
………
……
…
「……あの、ペルソナさん。これってどういうことでしょうか?」
「おそらくですが、シャーリィさまの声が届いたため、私たちが到着するまで聖歌を唱えていたのではないかと思われますが」
そうペルソナさんが呟いた時、奥の方から二人の人物がやってきます。
一人は大司教様であるジョーゼフ・スタンリー・ハンセンさま。そしてもう一人の女性は……私は知らない方です。ハンセン大司教さまは、私が幼い時にここでお会いしたことがあります。
「これはこれは、クリスティナ・フェイールさんではないですか。お元気そうですね」
「はい。ハンセン大司教さまもお変わりなく。こちらの方はペルソナさん……とご説明すれば、ご理解いただけますか?」
「ええ、シャーリィさまからお声を頂いております」
ニコニコと優しい笑顔で、私に語り掛けてくれるハンセン大司教さま。
その傍らでは、カチンコチンに固まって直立不動の女性が一人、立っています。
「こっここっこっこ、これは使徒アクターさま。私は精霊女王シャーリィさまから、お声を頂いております。もしもお急ぎでしたら、このあと直接王城に向かいまして、国王陛下に勇者召喚の儀式執り行うように進言いたしますが……」
「はぁ……」
あれ、ペルソナさんが頭を抱えそうになっていますが。
それよりも、この方がアイリーン枢機卿というのは察しましたけれど、今、ペルソナさんのことをアクターと呼びましたよね?
え? それって、私が精霊の祠で出会ったアクターさんですか?
おそるおそるペルソナさんの方を向きますと……。
「クリスティナさん。この件につきましては、後ほどご説明します。とりあえずアイリーン枢機卿、今すぐに王城へ向かいたいと思いますので
ので手配をお願いします」
「ひゃぃ!! 只今準備を行いますので、それまではこちらのお部屋へどうぞ!!」
そのまま私とペルソナさんは、来賓室へと案内されましたが。
私の頭のなかでは、ペルソナさんとアクターさんのことがぐるぐると回っていますよ。
一体、どういうことなのでしょうか……。
232
あなたにおすすめの小説
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい
夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。
彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。
そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。
しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
結婚式後に「爵位を継いだら直ぐに離婚する。お前とは寝室は共にしない!」と宣言されました
山葵
恋愛
結婚式が終わり、披露宴が始まる前に夫になったブランドから「これで父上の命令は守った。だが、これからは俺の好きにさせて貰う。お前とは寝室を共にする事はない。俺には愛する女がいるんだ。父上から早く爵位を譲って貰い、お前とは離婚する。お前もそのつもりでいてくれ」
確かに私達の結婚は政略結婚。
2人の間に恋愛感情は無いけれど、ブランド様に嫁ぐいじょう夫婦として寄り添い共に頑張って行ければと思っていたが…その必要も無い様だ。
ならば私も好きにさせて貰おう!!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。